すいません
シエルが血の力に目覚めてからの話です。
シエル目線で書きます。
副隊長が私のために独房に入れられて、最近釈放されました。
副隊長が独房にいる間、ナナさんや、ギルやロミオ、ジュリウスなどが、よく話しかけてくれましたが何故か副隊長と話をしているときとは違う感じがします。
そこでレア博士に相談してみることにしました。
シ「………ということなんです。私がおかしいのでしょう か?」
レ「そうね、シエルにとってブラッドの皆は仲間なんだよね?」
レア博士は微笑みながら質問に答える。
シ「はい!ですが、何故でしょう?副隊長と独房で話をしたときから副隊長はブラッドの皆より少し特別なくすぐったい感情が湧いてくるんです…。
もしかして、私は副隊長のことが嫌いなのでしょうか?」
レ「フフっ、シエルも年頃かしら。もし、そうなら副隊長さんと他のブラッドの皆がどう違うのか調べて見ましょう」
シ「どのようにして調べるのでしょうか?」
レ「少し古風だけど交換日記はどう?」
シ「交換日記…交換日記とはどのようなものですか?」
レ「皆で同じノートにその日の日記を書くのよ。そうね今はすることもないから、皆日記に書くことも悩むと思うし
ラケルの意見で極東へ行くからそれから、始めるのはどうかしら?」
シ「そう…ですね。試してみます。」
しばらく日が過ぎて極東に着きました。
そのときには交換日記の順番を決めていて
ギル→ロミオ→ナナさん→私(シエル)→副隊長という感じです。日記を交換するにあたって次の人が前の人の日記にコメントを書くルールです。皆さん優しくて、やってくれると約束してくれました。ジュリウスは資料ばかりで書く暇がないらしいです。
まぁ、いいです。
極東についてついに交換日記のスタートです!
我ながらとても楽しみにしてました。本当は副隊長とブラッドの皆の違いを見つけるためでしたが…。
交換日記初日
ギルの日記
久々にハルさんに会った。グラスコー支部以来で嬉しかった。副隊長にも明日紹介しようと思う。
コメント(ロミオ)
ハルさんて女好きの人だよね!?気が合いそうだなー。
ロミオの日記
やっぱ極東美人さん多い!いっぱい知り合いつくってハーレムにするぞ!
コメント(ナナ)
ロミオ先輩ったら極東に着いた瞬間から鼻の下のびてるよー、ちょっと見損なっちゃったかも…。
ナナの日記
[らうんじ]って所でちっちゃな女の子が美味しそうな料理作ってたー!!今度料理教えてもらおっと(^^)
コメント(シエル)
名前はムツミさんらしいですよ。私は極東の風土料理に興味があります。
シエルの日記
流石は極東支部ですね。個々の能力は高く皆さん堂々としてました。私もあんな風に胸を張っていきたいです。
コメント(副隊長)
風土料理か、俺も興味あるから今度一緒に食べない?
副隊長の日記
第一部隊の人達と会った。エミールは前から知っていたけどやっぱ暑苦しい。コウタは俺より知識は多いと思う。
エリナって子は何か、嫌われたのかな?ツンツンしてる。
コメント(ギル)
このアラガミの巣みたいな所でここを守り続けている連中だ。参考すべき点は多々ある。俺たちも負けてられないな。
ギルがコメントを書き終えて私の所に帰ってきた。
副隊長が、私のナナさんへのコメントを見てくれていて嬉しかったです。当たり前のことなのでしょうか?
副隊長と料理…。何かドキドキしてきました。
あと、副隊長に対するエリナさんという人の態度にイラっときました。
交換日記を始めて数日目
ギルの日記
ケイトさんの仇をとれた。副隊長あんたのおかげだ。これからも宜しく頼む。ハルさんが、副隊長と話したがっていた。面倒な人だが、仲良くやってくれ。
コメント(ロミオ)
ギルも血の力に目覚めたんだろ!くっそぉ俺もはやく上達してやるぜ!
ロミオの日記
副隊長が、ギルの血の力を目覚めさせた。俺も副隊長と一緒に居れば血の力に目覚めたんだろかな?
コメント(ナナ)
あれロミオ先輩、元気がない。おでんパン食べて元気だそうよー。
ナナの日記
やっぱ副隊長流石だね!ギルも血の力に目覚めたんでしょ!ちょっと副隊長カッコよく見えたかも…なんてね!
コメント(シエル)
………………………………………特にありません!!
シエルの日記
ギルおめでとうございます。ちょっと気持ちが落ち着かないのでこの辺にしときます。
コメント(副隊長)
どうした?悩み事なら聞くぞ、無理するなよ。
副隊長の日記
ギルのおかげで助かった。ギルは俺のおかげだと思っているらしいけど、あれはギル自身が過去と決別したからだと思う。これからもがんばろう。
コメント(ギル)
あぁ!これからもがんばろう。
その日の夜は胸の辺りがモヤモヤして上手く寝付けませんでした。ナナさんの日記を見て何故か何かがこみ上げてきて頭が爆発しそうでした。けど副隊長のコメントが、また嬉しくてちょっと気が落ち着きました。
ナナが血の力に目覚めた日
ギルの日記
ナナの行動には驚いた。お前のこと少し見くびっていた気がする。お前の気持ちはわかった。けど俺たちも頼れ。
コメント(ロミオ)
ブラッドの生還率を考えると、もう敵無しって感じ⤴︎?
ロミオの日記
皆俺よりすごいよ…けど、俺だってまだまだこれから!!
待ってろよお前ら!!!
コメント(ナナ)
ロミオ先輩、きっとだいじょうぶだよー!
ナナの日記
その…皆ありがとう。副隊長ありがと!私副隊長のこと最近考えちゃうんだよねー。お母さんに聞いたんだ。一緒に居たいと思ったりその人のために何かしたいと思ったらそれは[恋]なんだって。まだ副隊長に対する気持ちはわからないけど副隊長は罪な人だなー。最近シエルちゃんがコメント書いてくれないちょっと寂しいな。
コメント(シエル)
恋ですか…
シエルの日記
ナナさんおめでとうございます。ナナさんの日記を見てたら私もその恋をしているんだと思います。らしくないですけど
負けたくありません!
コメント(副隊長)
お前ら誰に恋してるんだ?まぁ、俺もそんな人なら…
副隊長の日記
ナナ、ギルも書いてたけど皆を頼れ。ブラッドは家族みたいなもんだから。支え合って生きていこう。
あ、あとエリナに先輩って呼ばれたちょっとムズムズした。
コメント(ギル)
副隊長…選択は近いぞ。
気付いた私は恋をしてるんだ…。私にとって副隊長はもう初めての友達ではなく、友達以上なにかなんだって。
そう思うと、彼はいつだって皆を支えてくれていましたね。きっとあの時独房で手を重ね合ったときからこの気持ちは始まっていたんだと思います。
次の日、この日はブラッドの今後についてジュリウスが留守の今、私と副隊長の2人でミーティングをする予定でした。私はもう副隊長と顔を合わせるのが、ただでさえドキドキしてて彼のことを考えるだけで頭が赤いんじゃないかと…。私は先にミーティングする部屋にいたのでドキドキしながら副隊長を待っていました。そうするとドアの向こうから声が聞こえてきました。
エ「先輩!私もミーティング行ってもいいですか!?」
私はえっ!?って取り乱しそうになりました。
けどすぐに副隊長が
副「ごめんエリナ、これはシエルと2人でやりたいから、また今度な」
そう言ってくれて私は、「シエルと2人」っていう言葉に心を揺さぶられて、顔が真っ赤になりました。今度は確実に真っ赤です!他人に見られたら心配されるぐらい!
副隊長が部屋に入ってきて、やっぱり私の顔に気付いて
副「シエル、どうした!?熱でもあるのか!?」
そう言って自分の額を私の額に当てて熱を測ってくれました。私は何がなんだか!もう全身が熱くなってもう、立っていられないんじゃないか、本当に熱を出したのではないか、もうそう考えるのもいっぱいいっぱいになって………
目を開けると副隊長におんぶされていました。
副「ごめんな、シエル俺がもっとしっかりしてれば皆を守るって言ったのにな…」
私が目を覚ましたことには気付いてはいないらしい。
けど、副隊長の背中なんていうか、あったかくてずっとこのままで居たい。だからちょっと黙って寝ているフリをしました。病室まで連れていってくれました。それにベッドに横たわらせてくれて、やっぱ好きなんだな副隊長のこと。
副隊長がベッドの付き添いでいてくれて10分くらいしてから目を開けました。
私が口を開く前に副隊長が
副「大丈夫か!?」
と言ってくれて私も
シ「はい、おかげさまでありがとうございます。」
副「無理してたんじゃないか?けど、ヤエさんの話を聞くと熱はないらしい。けど、とりあえず安静な。」
病室には私と副隊長しかいない。
今なら、高鳴る鼓動を胸に抑えて、気持ちを伝える前に、いわゆる告白をする前に。
そう思っている矢先副隊長が
副「日記やめない?」
思ってもいない言葉にびっくりした。
副「最近さ、コメント見てると何かあったんじゃないかって……恋とかさ」
言いたいことと、副隊長が私に聞きたいこと、周波数が一致して思い切ってきいてみました。
シ「そういう副隊長は誰に恋しているんですか?」
副「俺か!?……そうだな…。名前は今言うのはまだ覚悟してないからやめとくけど、その子はキッチリしてて尊敬しているんだけど、ときどき見せるおっちょこちょいなところが可愛いんだ」
シ「もしかしてエリナさんですか?」
副「なわけないだろ、あいつは違う意味で可愛いからな恋愛まではいかないかな。シエルは誰が好きなんだ?ごめん、正直聞きたくてさ今すぐに。」
副隊長が何故か凄い目をして聞いてきた。私が副隊長に来たときの少し恐がった目をして。
シ「そうですね…。その人は皆を第一に考えていて、それに私の最初の友達になってくれて、そんな彼が好きなんです。」
遠回しになってしまったが私なりに気持ちを伝えた。
副隊長も何かを察したみたいで。
顔をほんの少し赤くして
副「そ、そうか…」
そういって私に鏡を見せました。
鏡には色白の肌がまるでなかったかのようなダルマのような赤い色になっていました。
その後2人で病室を出て、ミッションに行きました。
いつもより、副隊長が近くにいてくれたと思います。
今すぐじゃない、もう少し近くになったら、気持ちをしっかり伝える