金属同士がぶつかる音がする。多分ここから300m先の裏道だろう。
ーーえ?なんで聞こえるのか、って?それは……
「ほむらさんや、嘘じゃなかったのかよ」
ホ「ええ。あっちゃんに嘘を吐いて、何になるというの?」
「犯罪者にならなくなる」
ホ「……口を封じる必要がありそうね。後で的になってもらうわ」
「御免被る。まだ生きたいし、全力で抵抗させてもらおうか」
ほむらは本当に盗聴機を仕掛けていたらしく、その受信機から情報を得ている。
警察には付き出さないでおこう。そんなことしたら、この世界が滅んでしまう。
そんなこと考えながらビルからビルへと移動。ものの数分で着いたらしく、ほむらが立ち止まる。
ホ「GPSによるとここねーーっっ!?」
ほむらが目を見開いた。 なんだなんだ?ーーって、あぁ、キュウべえがまどかを誑かしてるのか……納得。
ホ「あっちゃん!行くわよ!」
「えっ?ちょっーー行っちゃった……。こうなりゃ仕方ないか」
まどかのことになると周りが見えなくなるのは、どの世界にいても同じなのかなぁ……?
ま、あっちはほむらに任せて、俺はサポートに回るとしよう。
ーーまどかsideーー
私の目の前で繰り広げられる、さやかちゃんと赤い魔法少女の戦い。
どうして、魔法少女同士で戦わなくちゃいけないの……?
こんなの、あんまりだよ……!
キ「どうしても力ずくでも止めたいのなら、方法がないわけじゃないよ」
キ「君にならその資格がある。本当にそれを望むならね」
キュウべえの言葉が脳を駆け巡る。さやかちゃんたちを止める方法……そうだ……私が……私が契約すれば……!
『終わりだよ!』
赤い魔法少女の子がさやかちゃんを仕留めようとしてる……!この戦いを止められるのは私だけ……!
ま「私……魔法少女に……っ!」
『それには及ばないわ』
私の言葉が、誰かに遮られる。それと共に、さやかちゃんが救出された。
ま「ほむら……ちゃん……?」
そこにいたのは、魔法少女姿のほむらちゃんでした。
ーー敦也sideーー
ホ『それには及ばないわ』
「おっ、ほむらが介入に成功したか。」
一応見える位置に移動して現在待機中。流石に戦場が見えない位置で声だけ聞いてサポートなんて、今の俺にはできっこないからね。
さて、一件落着!ほむらは佐倉の説得に入ったし、俺はこれで撤収ーーーー
さ『邪魔を……するなぁっ!!』
ーーできないな、こりゃ。
さやかがほむらと佐倉に突撃する。ナイスな不意打ちだな、うん。
でも、やらせないよ……ごめん、さやか……。
「想像……リィンフォースII」
さやかと佐倉のぶつかり合いで、水道管のようなものが破裂し、水が盛大に漏れ出してるのを確認した俺は、『ちっちゃい上司』をイメージした。
「捕えよ、凍てつく足枷……凍てつく足枷(フリーレンフェッセルン)!」
漏れ出してる水を操作し、さやかの足元に纏わせ、凍りつかせる。
足元を凍らされたさやかは、若干前のめりにはなっているものの、バランスは崩さなかった。
さ『な……!?転校生!これ、アンタの仕業!?』
ホ『いいえ、違うわ』
さやかはかなり熱くなっているようで、ほむらに強く当たってる。
対してほむらはいつも通りのクールっぷり。
まどかの時もこのくらい冷静でいられたらいいんだろうけど。
佐『……』
あ、佐倉がこっちに気付いたみたいだ。俺を睨んでやがる……なんだ?折角の決闘を邪魔しないでほしいってか?悪いが、今はほむら陣営なんだ。
さてと、戦場もお開きっぽいし、そろそろ御暇するとしましょうかね。ここにいても佐倉に殴られそうだし。
ここで俺は違和感に気付いた。
…………………………1人、足りなくね?
恐る恐る振り返ると、銃口を眉間に当てられた。
巴「さてと、話を聞かせてもらおうかしら?」
さっきまで全く存在を考えてすらいなかった巴 マミが、俺の目の前に立ち塞がった。
to be continued……
今回の想像
リィンフォースII……魔法少女リリカルなのはA's・StrikerSより 八神 はやてによって作られたリィンフォースの名を受け継ぐユニゾンデバイス Iはカッコよく、IIは可愛いです