マミさんとの(ほぼ一方的な)銃撃戦から数日後……
ホ「美樹 さやかが魔女になったわ」
「そうですかい」
ホ「驚かないのね」
ほむらがいつもより低いトーンでそう告げた。
だが、俺は空返事をする。そりゃ……ねぇ。
「ほむらさんや、なんかこの光景、数日前に見たことがあるんだが?」
今、俺は前回同様、十字架に貼り付けられている。
ホ「そうでもしないと、聞かないでしょ?なんならこのまま火炙りにでもしようかしら?」
「やめろ。今のお前を見る限り、本気でやりかねない」
流石に焼かれるのはなぁ……って、ああ。ナツを想像して食えばいいのか。ま、使わないことに越したことはないし。
……で、だ。
「それで、今回の依頼は?」
ホ「……佐倉杏子の消失を止め……魔女になった美樹 さやかを……討伐すること」
少し躊躇った後、重々しく依頼について語った。
……やっぱり、対立してはいたけど、助けたい、助けたかったんだろうな。
「……了解した。場所は分かるのか?」
ホ「……ええ。まだGPSは外されてないわ」
「ほむら……シリアスムードが台無しだ」
十字架から解放され、俺とほむらは魔女の居場所……さやか達がいるところへと向かった。
ーー少年少女移動中ーー
俺たちはまどかに付いているGPSを頼りにとある駅のホーム……恐らくさやかが生み出した結界に辿り着いた。
俺たちは躊躇うことなく、結界に入っていった。
向かった先で待ち受けていたのは……
佐『独りぼっちは、寂しいもんな……。いいよ、一緒にいてやるよ……さやか……』
今にも特攻しそうな佐倉。
巴『佐倉さん!!』
魔力の糸か何かで宙吊りにされながらも、声を張り上げているマミさん。
ま『杏子ちゃん!!』
同じく声を上げるまどか。彼女はマミさん共々、魔力の壁……格子によって守られている。
普段なら感動的な場面、ってだけで終わらせるんだけど……!
「佐倉ぁ!早まるんじゃねぇ!(想像……菜花黄名子……)」
俺の髪が茶色に染まり、カチューシャが装着され、目も茶色に変化する。
ホ「あっちゃん!?」
そうか、ほむら……いや、ここに居る全員目の前って意味ではほぼ初見か。まぁここまで隠し通せたんだ、充分だろう。
「想像、完了……!続いて……お願い、暁の巫女アマテラス!」
ホ「……!?あっちゃん、まさか、魔女を使役してるの!?」
おっと、魔女と勘違いされたか。これは化身だとーーいや、この際は後回しだ。
「どうなるかわからないが、多分命に別状はないから避けるなよ!光輪の矢!」
アマテラスが弓を穿つ。俺は矢に合わせ飛び蹴りを放つ。矢はまどかたちを守る格子をすり抜け……
佐「なっ……!?」
佐倉の前に命中し衝撃波を放つ。衝撃波によって佐倉は後ろに吹き飛び格子にぶつかった。
よし、これで特攻は止められた。
『ーーー!』
だが、好機と見たのか、魔女が剣を振りかざす。
……さやか、甘いよ。
「暁の巫女アマテラス、アームド!」
ホ「……魔女を纏った……!?」
ほむらの驚きにツッコミを入れてる場合じゃないな、うん。
「もちもち黄粉餅!」
どこからともなく取り出した餅を盾代わりに使う。受け止めた反動でバックステップし距離を取る。
「……あの剣、かなり鋭いやんね」
あの粘着力が凄い黄粉餅をこうも簡単に真っ二つにされるとは思わなかったな、うん。
佐「おい、ほむら。こいつはあの時のやつか?」
ホ「え、ええ。八神 敦也、通称あっちゃんよ。」
佐「そ、そうか……語尾がこの前と違うのは……?」
ホ「さ、さぁ……?」
語尾が違う……?あ、思わず黄名粉のノリでやっちゃったか。
「そんなことより、さやかを助けるぞ」
巴「……敦也君、そんなこと、できるの……?鹿目さんが呼びかけても反応はなかったわよ」
いつの間にか抜け出していたマミさんが聞いてくる。というか、この人、珍しく正気保ってるな。
それは置いといて……
「ああ、できる。だが、チャンスは1回、それも制限時間は3分だ。失敗したら最期、さやかを葬らなきゃいけない」
実際はもう少し延ばせるけど、俺自身が動けなくなるだろうし、最悪全滅もあり得るだろうしな。
みんなが黙り込む。そんな沈黙を破ったのは……
佐「……敦也、頼む」
佐倉だった。
佐「アタシは、アイツを……さやかを助けたい。けど、そんな力はない。敦也にその力があるなら、それに賭けたい」
佐倉のその言葉に、まどか、ほむら、マミさんも頷く。
「よし、それじゃやりますか!」
今回の想像
菜花黄名粉……イナズマイレブンGOクロノストーンより 突如現れた謎のヒロイン その正体は……