「よし、それじゃやりますか!」
ホ「……で、肝心のやり方は?」
「そうだなーーっ!?」
作戦を伝えようとするも、それをさやかーー魔女が阻止してくる。
あと9回なのに……仕方あるまい。
「想像……フェイト・テスタロッサ……」
黄菜粉の姿から、黒をベースとした服ーーバリアジャケットを纏い、金髪のツインテールへと変化する。
「続いて……具現……バルディッシュ」
フェイト・テスタロッサの愛機、バルディッシュを具現する。
これで準備は完了。まずは……飛び回る!
「(みんな、聞こえてるか?)」
巴「これって……念話!?」
マミさんが驚いてるな……聞こえてるわけだ。
「(時間的に1回しか言えないので……。まずはまどかとマミさん、2人はそのまま待機。マミさんは結界や銃撃でまどかを守ってて下さい。)」
巴・ま「(わかったわ)(うん……)」
「(次にほむらは合図を送ったら爆弾を使って煙幕を。佐倉はそれに合わせて後ろから突撃、気を取られた隙にさやかを元に戻す、って作戦だ……OK?)」
ホ・佐「(……了解)(ああ!)」
よし、作戦は伝えられた。
次にするべきは魔女の体力を消耗させること。反応を少しでも鈍くさせるのがこの作戦の鍵の1つ。
「バルディッシュ、行くよ……フォトンランサー!」
ポツリと呟き、術を唱える。
それにバルディッシュが呼応し、魔法陣が展開される。
「撃ち抜け、ファイア!」
スフィアから光の矢が1本放たれ……命中。それじゃ、どんどん行こうか!
「ソニックムーブからの、フォトンランサー!」
高速移動で狙いを絞らせず、頭上、周囲にスフィアを設置。
流石フェイトの魔力だ、20個くらいなら普通に出せるし安定してるわ。
「よし、このくらいか……撃ち抜け、ファイア!」
魔女を囲む光の矢は一斉に魔女へと向かう。
「さてと、仕上げかな……アルカス・クルカス・エイギアス。疾風なる天神……ってうぉっ!?」
仕上げの『フォトンランサー・ファランクスシフト』の詠唱を車輪のようなものによって邪魔される。
魔「………………」
声は聞こえないし、表情はよく分からないけど、明らかに怒ってるな。
「まだまだ……具現解除、想像……ヤムチャ……」
車輪の数は……5。遠距離でチマチマやろうものなら撃ち落とす、って考えかな……?
だったら……
「狼牙風風拳!」
直接ダメージを与えに行くまで!
魔「…………」
それを読んでいたかのように振り下ろされる剣。そこから分かるのは、俺に集中していること。
俺は剣を足場に跳躍。
「作戦、スタート!」
魔女の頭を越えたあたりで、手を振りかざす。
それを合図にほむらと佐倉が動く。流石歴戦の戦士と言ったところか、行動の速さ・正確さがある。
ホ「(……こんな感じ?!)」
ほむらが念話で聞いてくる。ま、俺は念話が出来る人を想像していない限り返事はできないんだけどな。
「(上出来だよ、ほむら……)」
心の中でだけ、そう言ってみる。
後で直接伝えればいいしな。
佐倉が交戦し始めたし、俺も準備しなきゃ……。
「想像……日向ネジ……白眼!」
終演の道のり、まずは白眼でさやかのソウルジェムを捜索。……いや、今はソウルジェムじゃなくグリーフシードか。
佐「敦也!まだか!?」
「見つけた!もう少し頼む!」
佐「早くしてくれよ!」
さて、どこにあるかは分かったが……体内にあるとなると……
「想像……ベラミー……」
大ジャンプからの頭から幻想殺しで消すしかないっ!
今、魔女は佐倉の方を向いて迎撃してるようだ。チャンスはこの一瞬だね。
俺は両足をバネに変化させジャンプし、再び魔女の頭上へ。
「想像……上条当麻……これで、終わりだ……!」
右手に幻想殺しを宿し、突撃ーー自由落下に入……!?
「ぐおっ!?嘘っ!?」
ホ「あっちゃん!?」
佐「敦也!?」
ま「あっちゃん!?」
巴「八神君!?」
あと少しで届くーーその直前で俺は背後から6枚目の車輪に飛ばされたのであった。
今回の想像&具現
フェイト・テスタロッサ……魔法少女リリカルなのはより。 主人公、高町 なのは のライバル的存在、後に親友に。SLBの最初の被害者。
バルディッシュ……フェイトの愛機。レイジングハートと負けず劣らず無茶します。
ヤムチャ……ドラゴンボールより。初期は敵キャラ、のちに不憫なキャラに。とはいえ、外伝があったりするなど出番は多い。
日向ネジ……NARUTOより。ヒナタほどではないがよく臨死体験をする。最終的にはそれで済まされなくなった天才。
ベラミー……ONE PIECEより。常に誰かに倒されてる印象が強いバネ人間。
上条当麻……紹介割愛。困ったときはとりあえず「そげぶ」する。