佐「さあ、楽しませてくれよな!」
槍を持って突っ込んでくる。想像はまだ使いたくないし……でも抵抗しないと殺されるかもしれないし……一か八か、やってみるか
「具現(リアライズ)……出でよ、俺の武器!」
手に魔力を込めて武器を創り出す
佐「っちっ!なんだってんだ!?」
激しい光を突如放ちだした俺を警戒し、佐倉は動きを止める。想像しろ……集中しろ……佐倉のような長めで鋭利な槍を―――
ポンッ!(デッキブラシ出現)
「………………」
佐「………………………は?」
まだまだ魔力が足りなかったようだ。単純に魔力不足である
佐「ちっ……あーあ、警戒して損した。こんなことなら突っ込んでさっさと終わらせておけばよかった。それじゃ、今度こそ………終わりだ!」
「こうなりゃ仕方ない!デッキブラシを舐めるなあああ!」
槍とデッキブラシがぶつかり、先端だけの鍔迫り合いになる。どうやらデッキブラシは魔力でコーティングされているらしく、槍で貫かれなかった
佐倉はそのことに驚き僅かに力が抜けた。俺はその一瞬を見逃さず、槍をはじいて彼女を突き飛ばしブラシ側を持って柄の部分で追撃するも避けられて距離を取られた
佐「へぇ~……アンタ、なかなかやるじゃない。気に入ったよ……だからこそ、アンタの魂……頂くよ!」
「お前は死神じゃないだろ!?」
佐「問答無用!アタシが倒れるかアンタが倒れるかのデスマッチだ!これがアタシの、全力全開!」
そう言ってまたも突っ込んでくる佐倉。さきほどより魔力を込めているらしく、さきほどよりも鋭利に見える。こうなった以上は……
「想像……上条 当麻……」
佐「貫けえええっ!!」
佐倉は槍を突き出す。俺はその槍を右手でつかんだ
佐「へっ……一体何をしようって(キューン!)―――嘘だろ!?」
そして、槍を消した
「……幻想殺し(イマジンブレイカー)」
佐「舐めんじゃねえよ!」
佐倉は槍が消えてもひるまず、殴ろうとしてきた。俺はその突きを片手で止め、デッキブラシを背後から突きつける
「チェックメイトだ」
その言葉を発した直後、佐倉の変身が解けた。
「……参った、アタシの(キューン!)負け……だ……?」
佐倉が降参宣言をする―――のはよかったのだが、あれ?なんか嫌な予感しかしない。恐る恐る佐倉を解放すると
佐「ぎゃあああああっ!?み、見るなああああ!!!」
「ぶべらぁっ!?」
数秒だけであったが、魔法少女のコスチュームが破れあられもない姿になっていた。殴られた瞬間に私服姿に戻ってはいたが……。
幻想殺し……それは異能の力であればどんなものでも打ち消すことが出来る。それは時として大惨事を起こすこともある。俺はそう思いながら気絶したのだった
佐「……あっ、やりすぎたかな……?ま、まあこれで一勝一敗のイーブンだな。…………仕方ない、アタシが原因だし起きるまで待つか」
to be continued