学院生カルマは特異な人物である。人形使いを育成する機巧学院に在籍しながら、なぜか自身の自動人形を持っていない。気まぐれで講義を休むために単位ギリギリの補修常習者でありながら、時折だが定期考査で好成績を取ることがある。おまけに一目を避けるような態度が彼への不信や疑念を募らせてしまい、それが原因で誰も関わろうとはせずほぼ爪弾きの扱いを受ける始末。しかし、カルマが本当に特異な訳はその体質にあった。彼は精霊、妖精の中でも人間に強い害意をもって接する危険な存在ーー悪魔を引き寄せてしまう「悪魔憑き」と呼ばれる特異体質者。悪魔に愛されし少年カルマは、学院での暮らしの中でやがて己の宿命と向き合うこととなる。
  プロローグ 少女は時に悪魔となる()
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