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にじファンより移転して参りました。
こちらでも頑張りたいと思います。
プロローグ
こちらでも頑張りたいと思います。
【幻想郷《げんそうきょう》】
それは、人と人外が暮らす場所。
その場所は現代で言うファンタジーが集まる場所でもある。
有り得ない存在の〝妖怪〟〝妖精〟〝魔法〟などが当たり前に存在し、飛行機などに頼ることもなく空を飛び、妖怪に人が喰われ、人が妖怪を退治するなんてこともある。
かつては同じ世界に存在し、古き時代では〝東の国にある人里離れた辺境の地〟という認識だった幻想郷だが、現代では見ることはない。
【博麗大結界《はくれいだいけっかい》】
そう呼ばれる結界によって幻想郷は現代の世から隔離され、いつしか現代の人間達もその名を忘れた。
だが、隔離された後も幻想郷は外の世界とは異なる精神・魔法中心の独自の文明を築き上げていった。
その中で、いつからかとある決闘方ができていた。
【スペルカードルール】
決闘そのものは安全とは言い切れないが、問題が後に尾を引かない恨みっこなしの問題解決方法。
決められたルールの下に行われる勝負によって人間と妖怪のバランスが良くなり、昔に比べれば妖怪が人間を喰う頻度は目に見えて低くなり、今では妖怪が人里に遊びに来たり、人間が妖怪の家にお呼ばれするようになった。
それでも、妖怪が人間を襲い、人間が妖怪を退治するといった関係が未だに残り続けているのは両種族の悲しいところだろう。
さて、長々と話してしまったが、これは外の世界から人間が紛れ込んだり、一度死んだ人間が別の存在となって幻想郷に転生する……などという話ではない。
これは、とある一匹の子狐の妖怪が幻想郷に住む者たちと時に和やかに、時に慌ただしく日々を過ごす。
ただ……それだけのお話。