文字通り絵に描いたような、あくまでドラゴンメインの高校生活   作:ぐにょり

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六十四話 放課後に京都を思う

真横に流れていく景色を眺めながら、ふと、ある雑学を思い出した。

いや、知識に貴賎はないと誰かも言っていたし、俺自身、この知識を「雑」学なんて呼び方はしたくない。

小猫ちゃんや読手の奴を見ていてつくづく思うけど、知識というのは力だ。

 

ちょっと前に少しだけ手合わせをして貰ったサイラオーグさんなんかは、力を突き詰めた形の分かり易い力だった。

俺も、たぶん分類するとそっちの方が近くなる。

ドライグの力、ヴァーリの野郎から掠め取った力、俺自身のドラゴンとしての力。

鍛えれば鍛えるだけ強くなるだけの素質は間違いなくあると、いろんな人からお墨付きを貰っている。

でも、単純に力を鍛えるだけじゃない、知識を得る事で、考えを巡らせる事で手に入る力は決してバカにしたり蔑ろにしていいものじゃあない。

 

小猫ちゃんは魔術だけでなく仙術を鍛え始めてから、俺が悪魔に成り立てだった頃の様に、簡単には勝てなくなってしまった。

前に軽くでいいからと読手に手合わせを頼んだら、言葉通り合気道のお手本の様に軽く投げられてまともに組み合うことも打つかる事もさせて貰えなかった。

どっちも技術、つまり知識の蓄積だ。

体力、腕力で勝っていても、それを動かす為の知識で負けていれば、戦って勝つのはとても難しくなってしまう。

 

これから悪魔として生きていく上で、力だけではやっていけない。

柔よく剛を制すし、剛よく柔を断つ。

昔の人はいいことを言ったもんだなと感心する。

だからこそ、俺は、純粋に知識を探求する一人の人間……間違えた、一人の悪魔として……いや、学問を学んでいる最中の学徒として、この疑問に立ち向かわなければならない。

 

時速六十キロで感じる風圧は、Dカップのおっぱいと同じ感触であるらしい。

なら、新幹線の移動速度で感じられる風圧は、いったい何カップになってしまうのか……!

幸いにして、一度死んで悪魔として生き返ってからDカップおっぱいの感触を確かめる機会は何度となくあった。

なるほど、確かにそれくらいの速度で走ったり飛んだりした時の風圧はおっぱいの感触にとても良く似ている。

なら、今この新幹線の外では、どれくらいのサイズの疑似おっぱいが存在しているというのか……!?

……勿論、新幹線の外に出る事はできないし、窓も開かないので確認なんてできない。

確認したい気持ちは山々だけれど。

確認したい気持ちは山々だけれど。

でも考えても見て欲しい。

風の感触がおっぱいであるとすれば。

この新幹線はおっぱいの中を移動しているのと変わらないのでは?

更に言えば、この新幹線は京都に行ったら行きっぱなしじゃあない。

行ったら戻っていく……、つまり、行ったり来たりを繰り返している。

風という名のおっぱいの中を!

新幹線という名の固くて長いアレが!

激しく前後している!

 

「リスペクトだな……」

 

俺も、間違いなくおっぱいが大好きだと断言できる。

それでも、新幹線程に常日頃から公衆の面前でおっぱいと堂々と触れ合っている訳ではないし、触れ合えるとも思えない。

そして、新幹線先輩はとても硬いし長い。

ものすごく早いけれど、終点までに停車する駅はそれなりにある。

つまり、発車回数はかなりのもの。

速度が早ければ早いほどカップ数が上がるとすれば、まさに風という名のおっぱいは新幹線先輩専用……!

神風という言葉が日本には古くから存在していると考えれば風は神のおっぱいと言い換えても問題はない。

人工物である新幹線と神の化身の、合体。

日本が生み出したベストカップルと言っても過言ではない。

つまり……、ええと。

ええと……おっぱいは、素晴らしいなぁ……って。

 

これを知識と言っていいかはわからないけど。

おっぱいは、いい。それが誰のものでもだ。

小猫ちゃんは仙術をおっぱいの大きいお姉さんから学んでいる。

そして読手のやつもおっぱいの大きい彼女が居る。

つまり、知識=おっぱい。という式が成立するのでは?

 

……えっ! 頭の中におっぱいが?!

 

「どうしたイッセー、難しい顔をして」

 

考え事をしている内に、通路を挟んだ反対側の席からゼノヴィアが近づき、空いている隣の席に座っていた。

 

「読手も小猫ちゃんも、テクニックタイプってのは凄いなぁって」

 

おれにはとてもできない(思考放棄)。

何しろ、こうして新幹線の座椅子に座りながらですら、おっぱい雑学の一つもまともに頭の中で処理できない。

流石に学校という壁に守られていない場所で普段通りにエロ話をすると本格的に人間社会での立場がなくなってしまうので何故そう思ったのかは口に出来ず、ゼノヴィアは俺の言葉に首を傾げ、直ぐに気を取り直して真剣な顔で口を開いた。

 

「一つ、聞いておきたい事がある。アスカロンはまだ出せるか?」

 

「うん? 出せない事もないけど……でもデュランダルは戻ってきたんだろ?」

 

ディオドラとのレーティングゲームの後、バラバラに砕け散ったデュランダルを読手に頼んで直してもらっていたんじゃなかったか。

元通りどころか、前と同じ感覚で使えて、更に火力が向上しているとかどうとか言ってた気がする。

……まぁ、そう言っていたのは読手だし、実際にどうなのかは俺もわからないんだけど。

 

「ああ、正教会に送ってもここまでなるか、というくらい、使い易いし、火力も向上しているんだが」

 

「だが?」

 

「仮にも、他所の神話世界の庭で、気安く振れる程やわな剣じゃあ無いんだ。制御が上手くいっているとしてもな、万が一という事もある」

 

「そうなのか」

 

「デュランダルとはそういうものだ。……と、私は解釈している。これまでの所有者がどう考えていたかは知らないが」

 

「ふーん。まぁ要するにいざとなったらアスカロンを貸してくれって話だろ? 」

 

「ああ。修学旅行中にそういう荒事が起きないのが一番いいんだが、万が一という事で、覚えておいてくれ」

 

ではな、と、ゼノヴィアは元の席に戻っていった。

凄いな。

ゼノヴィアがむずしいはなししてた……。

まるで人間の現役エクソシストとして働いていた頃みたいだ。

ちょっと裏切られた気分でショック……。

でも、真面目に仕事の話をしているゼノヴィアに『もっと何時もみたいに猥談しようぜ!』なんて言えないしなぁ。ゼノヴィアと猥談なんてしたこと無いけど。

しかも最近は読手の方に行く猥談メールの割合も減ってるらしい。

路線変更かな?

 

いや、俺も京都に付いたらもうちょっと真面目にしないといけないんだった。

幾らフリーパスがあるからって、相手は神様とかを祀っている勢力なんだし。

しかも、俺達悪魔……というか、聖書勢力は他の勢力に余り信用されていないらしい。

思えば、今回は修学旅行という事でフリーパスを使って自由に神社仏閣に行けるけれど、普段の生活ではそうはいかないんじゃないだろうか。

別に神社に少しお参りに行くくらいならいいかも、とは、少し思うけど。

逆の立場で考えればそうはいかない。

 

例えば身近なところで言えば駒王学園……の中の、生徒会室とかオカ研のある旧校舎とかに、日本神話とかに出てくる神の使いとかが何食わぬ顔で立ち入ってきたら。

警戒する。間違いなく警戒する。

正確に言えば日本神話の神々が天使とかと同じ側に居る訳ではない事は部長とかにも説明されたけれど、いきなり神性なオーラとかを纏った存在がやってきたらビビるし警戒する。

だからたぶん、大晦日に除夜の鐘を突きに行ったり、正月に初詣に行くにも何らかの許可証を持ち歩くか、事前にアポを取る必要が出てくるのかもしれない。

 

挙句の果てに、俺は悪魔な上にドラゴン、しかも伝説のドラゴンの魂を宿している神器まで持っている。

変な真似をしたらそれこそ騒ぎになるし、俺が騒ぎを起こせば俺の王である部長にも、同じ眷属仲間であるみんなにも迷惑を掛ける事になっちまう。

フリーパスはあるけど、それでも、日本神話側に悪い印象を持たれないように、ちゃんとマナーを守っていかないとな。

 

「なんだか、お悩みみたいだね」

 

「木場?」

 

窓の外を眺めながら気を引き締めていると、前の車両に居た筈の木場が黄色い声を背に浴びながら近づいてきていた。

黄色い声の内容には詳しく触れたくない。

何で女子はイケメンが同性と近づくだけで変な話を始めるんだろう……実際コワイ。

聖書の朗読会よりも心を削る女子たちの恐るべき妄想をBGMにしながら、木場が隣の席に座り込んだ。

 

「どうした? あっちでのスケジュールなら散々確認したし、メモにも取ってあるだろ?」

 

「それはそうなんだけどね」

 

京都に謎の忍者集団(クランとか流派とか言うらしい)が居るかもしれないという事で、俺達は事前にある程度の対策を済ませている。

変に仰々しく警戒したり武装を忍ばせたりすれば、それが逆に忍者の気を引く可能性もあるって事で、いざという時に合流しやすくする為に互いのスケジュールを把握してある程度だけど。

だから、さっきのゼノヴィアみたいな念の為の確認を除けば、改めて確認するような事は無い、と、思う。

俺はオカ研の中では比較的頭脳労働担当ではない部類に入るので断言はできないんだけど。

 

「事前に打ち合わせていた事とは、また話が違ってしまうんだけどね。……ここだけの話、本当に襲撃か何かが起きたとして、余裕が無さそうな時は、合流しない、というのも手なんじゃないかなと僕は思ってる」

 

「いやいやいや、そりゃ無茶だろ。相手には忍者が居るかもしれないんだぜ?」

 

俺達の知る忍者は一人だけだけど、それでも忍者がヤバイ、というのは察しがつく。

いや、察しがつくというのは嘘だ。魔王様に教えてもらった。

悪魔、天使、堕天使。

少なくとも聖書勢力の持つ忍者の情報は明らかに少ない。

そりゃ、忍者だから情報を隠すのは当たり前って話なんだけど、そこに忍者の能力の高さが加わると恐ろしい事になる。

並の人間では太刀打ちできない様な悪魔が忍者と遭遇し撃退されたと思われる事件は幾つもあるが、当事者である悪魔達は皆一様に記憶を奪われ、その悪魔の身内や仲間が報復に乗り出して返り討ちにされる事件が後を立たなかったらしい。

そもそも聖書勢力はつい最近まで悪魔、天使、堕天使で三つ巴で睨み合っていたから、余計な争い事には力を割けず、最終的には一部上層部で忍者の情報を隠蔽するという形になってしまっているんだとか。

結果的に、自分達の手を使わず自分達の情報を隠す事に成功したってんだから、やっぱり忍者ってのは恐ろしい。

 

「勿論、戦わずに済むのが一番だよ。基本的に忍者は何をするにも隠れて行う筈だから、余程運が悪くなければそうならないだろうけど……。今の僕達が集まって戦うと不味い」

 

「でも、連携を取って戦う方が安全だろ」

 

「周囲の被害を考えなければね。考えてもみてよ。修学旅行で京都に来ているオカ研メンバー、いや、部長の眷属は、僕、イッセーくん、ゼノヴィアさん、そしてアーシアさん……周囲に気を配って戦う為に指示を出せるリーダーも、場を整えるための支援を行えるサポーターも居ないんだ」

 

「あ……」

 

「紫藤さんはバランスは取れているだろうけどそれでも前線で戦うタイプだし、ロスヴァイセさんに至っては加入してからそれほど経ってないから連携を取れていない。というか、そも僕らの火力が過剰だから、生半な方法では被害を抑えられない。加えて、恐らく僕らは下手に連携をしない方が戦いやすい」

 

チームとして考えたら不味いんだけど、こればっかりはね……。

そう苦々しい顔で木場が呟く。

……言われてみればそうだ。

俺の赤龍帝としての、あるいはドラゴンとしての力は制御とかいう言葉とはそれほど縁の無い力だし、ゼノヴィアのデュランダルはさっき本人が言った通りなら似たようなもの。

そして木場。

ん?

 

「いや、少なくともお前は連携得意だろ」

 

「魔剣創造を駆使して戦うならそれなりだけど、今の僕のベストな戦い方だと二人と大差ないんじゃないかな」

 

「……それもそうか」

 

伝説のエクスカリバー(極太ビーム発射装置)だもんな……。乱戦なんてしたら巻き込まれる気しかしない。

これがまだレーティングゲームとかなら大丈夫なんだろうけど、実戦でエクスカリバービームなんか浴びたらどうなるかわかったもんじゃない。

 

「難しいもんだな、力をつけるってのは」

 

「強くなるだけで考えたら、イッセーくんほどシンプルに行ける悪魔もそうそう居ないけど、少なくとも今の僕らは部長の眷属で、チームプレイも考えなきゃいけない。うちのオフェンス担当全員が抱えている問題でもある。……贅沢な話だけど、ただ強くなるんじゃなくて、その強さを自在に制御できないと」

 

「制御かあ……帰ったらトレーニングの再開だな」

 

「無事に帰れたら、だけどね」

 

「怖いこと言うなよ……」

 

「ははは、ごめんごめん。さて、僕はそろそろ戻るけど、お土産を買う時になったら連絡してくれないか」

 

「どうして?」

 

「同じ鉱石置物……剣に竜が巻き付いたキーホルダー……地域限定ゆるキャラグッズ……じゃない、同じお土産が被ったら面白くないだろう?」

 

「お前の暫定お土産チョイスが既にある意味面白いから大丈夫そうだけど、わかった。そっちも買う前に連絡しろよ。本当に」

 

「なに、いざとなれば読手くんにも確認を取るから大丈夫さ」

 

「うん、それは多分駄目なやつだから、俺に、さもなきゃイリナにでもいいから連絡な」

 

「それじゃ、あっちでも気をつけて」

 

「あれ、聞いてる? おーい」

 

俺の呼びかけに爽やかな笑顔だけを返し、木場は自分のクラスの車両へと歩いて行った。

本当に大丈夫なんだろうか。

まぁ、俺が渡すお土産じゃないし、まともなお土産を買ってくれるだろうメンバーは他にも居るから、大丈夫かな。

 

さて、来客が居なくなり、周囲を見渡して見れば、すっかりやることがなくなっていた。

アーシアは楽しく談笑中だし、松田と元浜ははしゃぎ疲れていびきをかいて寝ていやがる。

座席に座ったまま背を伸ばし、瞑目する。

眠るよりも自然に意識を落とし、俺の意識は滑り落ちるように神器の中へと入り込んでいった。

 

意識するまでもなく行われる神器への没入。

ほんの少しの時間だけでも落ちてしまうそこへ。

歴代の先輩方や、ドライグに会いに行こう。

 

―――――――――――――――――――

 

先輩らは今頃京都か。

羨ましい様な気もするが、此方は体質的に京都の雅な雰囲気を万全に味わえないので、来年の修学旅行の事を考えると少しだけ寂しくも思う。

数々の風光明媚な神社仏閣をゆっくりと時間を忘れて眺めるという贅沢が味わえないというのは、はっきりとした損失ではないか。

 

いや、見ようと思えば見れるんだけど。

結界張られた山に行って、放置すれば地球ぐらい吸い込みかねない疑似ブラックホール的な物を2つ作って衝突させた上で、地面に向けて撃ったが最後人類の歴史が完全に途絶えるようなエネルギー波を叩き込めば、崩壊した世界の殻の外に出れるから、そこから更に物理法則があやふやな空間を通過して、その果てに文字媒体でない世界に辿り着けば見れる。

うん、ちゃんと穏便な手段で他の世界に行ける手段を構築した方が無難だな。

この世界の中の異界程度なら次元刀でどうにかなるけど、あの次元の殻はなぁ。

前にバスケ対決したドラゴンも次元移動はできるようだけど、あれはあくまでこの世界の中の次元の境界でしかないし。

帰り道なんかは、いろんな協力者さんと各々の世界の法則とかを組み合わせた血盟忍法みたいなもんだったし。

でも、なじ……輪ゴムさんが前に意図的に来てたから、彼女の中ではもう移動方法は確立している可能性はあるか。

でも輪ゴムさんに頼むのもなぁ。

……ワンチャン、京都でお泊りデートしようぜって言えば連れてってくれそうだけど……。

 

「なんだか不純で不誠実な事を考えてませんか」

 

「そう見える? ……いや、不純で不誠実ではあったかもしれない」

 

そういう関係でもない相手をデートに誘う、しかも観光をするための出汁にする為にデートに誘うというのは不純だし不誠実だろう。

表情に出した覚えはないのに感づかれるとか、やはり女性特有の直感というのはあなどれない。

 

「ほらもう……書主さんの番ですよ」

 

呆れた様な口調で小猫さんが示した先には、うず高く積まれたジェンガ。

既に元の高さの倍程の高さになっており、骨組みはかなりスカスカだ。

参加者が全員常人でない為、或いは何らかの技術的な自負があるため堅実な真ん中抜きはせずにほぼ端から抜いている為、非情にバランスが悪い。

辛うじてバランスを保っている為か、ようく観察してみれば一定のリズムでぐらぐらと揺れているのが見て取れるだろう。

 

因みに当然此方はその塔そのものは見ていないが、こういう不安定な建築物を観察する場合、視覚よりも聴覚と肌で振動を感じる方が正確に状況を把握できるので問題はない。

一つ問題があるとすれば、此方の手番になった途端、小猫さんの方からちょっとお菓子の甘い香りの混じった微風が吹いている事くらいだろうか。

やはり悪魔って信用ならないのでは?(憤怒)

 

「じゃあこれで」

 

まぁ機械もびっくりな精密動作性能を誇る此方にとって、このジェンガはまだまだ伸ばし足りないくらいなのだが。

無造作に一本引き抜き、わざと塔が揺れる様に強めに置く。

 

「あ、あ、ぁ……はひぅぅ」

 

録音しておけばその手の趣味がある人に高値で売れそうな喘ぎ声を上げるギャスパー。

だが、この一見して如何にもうっかり塔を崩してしまいそうなドジっ子属性を持っていそうなギャスパーも、ジェンガにおいては所謂『此方側の存在』というやつだ。

使い魔を制御しきるタイプの吸血鬼は自らの肉体を操る能力が非常に優れているという統計結果も存在している。

形状の異なる蝙蝠、百足、犬、霞などに変化した肉体を自在に操るにはそれなり以上の身体操縦技術が必要になるのだ。

此方の母さんの知り合いである現ハリウッド女優の吸血鬼さんはその辺アレらしいが、どの業界にも物理で殴るパワータイプは少なからず存在するので気にしてはいけない。

 

「じゃ、じゃあ、日影さん、どうぞぉ……」

 

危うげも見どころも無い、吸血鬼としての性能をフルに発揮した堅実で地味なプレイでタワーの高さを増したギャスパーが、日影さんに順番を回す。

 

「ん、これな」

 

ヒョイ、と、無造作に一本抜き取り塔の上に放り投げる。

誰かが倒壊の予感から息を飲みながらジェンガタワーから身を離し、何故かゆらゆらと揺れながらも倒れない様子に何か大きくリアクションを取ろうとして、止まる。

当然と言えば当然だが、日影さんもまた忍者として一流の身体操作術を持ち合わせている為、この程度はチャメシ・インシデント。

そも此方の忍術……カラテは半分か三分の一程日影さん仕込みなのだ。

弱いはずがない。

 

「ほれ、小猫さんの番やで」

 

「……ま、まぁ、まぁ、オカ研のテクニック担当ですからね、私。行けます行けます」

 

未だギリギリのラインでその身を揺らしているジェンガタワーに対して攻めあぐねる小猫さん。

こういう時は意識を切り替えて潔く引き抜くと案外崩れないのだ。

勿論揺らぎの法則性とかを見極めた上で引き抜く必要はあるけど……まぁ小猫さんならそこら辺は大丈夫だろう。

テクニックタイプと言っても身体操縦術は一学期序盤から然程成長していないような気もするが、之ほど自身に満ち溢れているのなら何かしらの成長はあるに違いない。

つまり大丈夫そうだからちょっとちょっかいかけてもいいよね。

 

「どこからともなく風が吹く系のテクニックを使うのも技術力高い証拠なんだろうけど、あれ、異性にやられると割とドキドキするから相手は選んでやった方がいいよ。ややキス顔にもなっちゃうし」

 

「へあぇっ?!」

 

ここで声を出したのは小猫さんでなく何故かギャスパー。

小猫さんは表面上はノーリアクションだ。

まぁ、無言のままでなく息を詰まらせ、ジェンガタワーに反射的に猫パンチをかましたので、厳密にはノーリアクションではないのだが……。

 

―――――――――――――――――――

 

「盤外戦術とか卑劣過ぎませんか」

 

「忍者だからね」

 

「忍者やし」

 

「あの、ふーふーしたのは盤外戦術じゃ……ひぇ、な、何でも無いですぅぅ!」

 

汚いな、忍者きたない……。

……まぁ、負けてしまった以上は何を言っても言い訳。

 

「わかりました、ここは私の奢りです」

 

「負けたら皆に奢るって罰ゲームで迷いなく駄菓子屋に突入する金銭感覚、嫌いじゃないけど好きでもないよ」

 

「じゃあ他に何処に行けば良かったんですか」

 

「ホームセンターとかええんやないか。色々あるし。ちょうバーベキューで使う炭が切れててなぁ」

 

「家が焼けて金欠なんですが?」

 

「せやな」

 

凄い、返答からまるで感情が感じられない。

人間ってここまで適当に相槌が打てるんですね。

 

「あ、僕もちょっと適当な座椅子が欲しく、いたっ、痛いですぅっ! 耳はやめ、やぁぁ!」

 

「背もたれが欲しいならソファに座ってればいいでしょう……!」

 

ギャーくんの耳を引っ張りながら棒カステラに口を付ける。

噛むともさもさとした水分の足りない食感がし、制服にカスが零れそうになるので、歯でこそげ取るように円盤状のカステラを丸々口の中に招き入れるのがコツだ。

 

「いや、せっかくだからあそこで何か注文してれば良かったのになーってね?」

 

「いい加減あそこで粘るのは無理がありましたし……」

 

確かにファミレスで勉強道具なり仕事道具なりを持ち込んで作業している人はいるけれど、フードコートでドリンクとポテトだけ頼んで持ち込んだジェンガで遊んでいれば、どうしても衆目を集めてしまう。

……行けると思ったんですけどね、ほら、ドリンクバーのみで十五時間ファミレスで粘る人も居るって聞きますし。

 

「店員さんの目、凄かったです……」

 

怯えるように身を竦ませて手に持ったきなこ棒の粉をぽろぽろ零すギャーくん。

こんなことを言っているけれど、彼もジェンガ中に何か別のものを注文する素振りは一切無かった事を忘れてはいけない。

 

「せやな。……せやな」

 

と、口に咥えた棒ゼリーをぴょこぴょこと動かす日影さんの無機質な黄色い瞳も何処か遠くを見ている。

 

「感情篭ってますね」

 

「いや、篭っとらんで。感情も無いで。……いや、あるわ。うん、ある」

 

「稀に出るその感情無い芸と実はある芸なんなんですか」

 

「癖や」

 

そっかー。

 

「まぁ、せめてポテトなりなんなり皆で摘めるものでも頼んでればあの視線は無かったかもね」

 

「でも書主さんも頼みませんでしたよね?」

 

「ジェンガ中に手の汚れる食べ物はちょっと……そう考えると、やっぱりああいう場所でジェンガは無理があったかなぁ」

 

「部室でやれれば良かったんやろけど」

 

「あー、それは、すみません。部長が……」

 

さて、放課後の貴重な自由時間に、何時もとは違うメンバーで何時もとは違う場所で遊んでいるのには、当然ながら理由があります。

少し前に話に上がった通り、契約先での襲撃を避けるために暫く悪魔の仕事は出来ず、実質開店休業状態となってしまっています。

そんな訳で、できることと言えば意味があるか無いかイマイチ分からないビラ配りのみとなってしまった私は、護衛である書主さんと共に部室で適当に時間を潰そうとしていたのですが……。

 

―――――――――――――――――――

 

「そいじゃ、わしは座禅を組んどくわ」

 

「はい、日影さんに徳もう一つ」

 

「さっきから日影さん徳溜めすぎじゃないですか?」

 

「小猫ちゃん、庭造りには無限の可能性があるんだよ。……あ、書主さん、この苔要ります?」

 

「貰って……ううむ、いや、やっぱいらない」

 

「そ、そうですか……」

 

ギャーくんは少しだけ悲しそうだけれど、その表情は何時もよりも引き締まっている。

これは自分の気遣いが受け入れられなかった悲しみではなく、カード譲渡による徳取得ができなかったからか。

まぁ仕方がないでしょう。あのカードだとギャーくんの庭の波紋が乱れてしまうし、順調に作庭できている書主さんのところにも必要が無い。

私の庭も名庭園ボーナスが見えている……。

が、作庭家カード次第で十分にひっくり返るレベルの点差でしかない。

……もう少し苔があっても良かったかもしれませんね、或いは円とまではいきませんがせめて半円を……。

 

「貴方達、ここで何をしているの?」

 

呆れよりも困惑の方が大きい声で部長が聞いてくるのに対し、全員がそれぞれの盤面から視線を話さずに答えた。

 

「庭を作ってます」

 

「知らないんですか? 最近では(此方が遠隔で密かに布教したお陰で)生徒会でも流行っている話題のボードゲームですよ?」

 

「つまり徳を高めとるんや」

 

「座禅してカード融通して徳高めて、高めた徳で砂や苔を分捕ったりする……。あ、へ、変なゲームじゃないですよぅ?」

 

誰一人まともに答えていない……。いや、ギャーくんの説明はある意味まともな説明よりも真に迫った説明になってはいるんですが。

なんかギャーくん妙に詳しいんですよね。

あれですかね、オンライン版とかが出ていたりするんでしょうか。

VR枯山水とか外国人とか庭マニアに絶対需要あると思うんですが何処か作ったりしませんか。

私の家にPCもオンライン環境も無いですけど。

まぁそもそも今の私には家すら無いんですけど。

HAHAHA!

 

「……小猫の目がいきなり死んでいるのだけど、ホントに危険なゲームじゃないのよね?」

 

「ジュマンジもザスーラも持ってきていませんよ」

 

「お義母さんが『研究の為に、封印こそしていませんが、これは危険物なので絶対に持ち出してはいけませんよ。……良いですか? フリではありませんよ? 絶対に持ち出してはいけないという事は、つまり絶対に持ち出してはいけないという事です。わかりますね?』って言うてたな」

 

「解読が難しくてね、出して良いのか悪いのか、或いは調整中なのか」

 

「せやな、駄目やけどええっちゅう事なんかもしれんし」

 

「……朱乃、朱乃! これはどう言えば彼等のお母上の言うとおりにして貰えるのかしら?!」

 

「ふふ、リアス? 時に逃げる勇気が王には必要なんじゃないかなって思うの」

 

何やら部長も副部長も好き勝手言ってくれていますけど、別に私の目は死んでいませんし、このボードゲームも中々悪くないものだと思います。

が、部長はどうも部室をたまり場にされている事自体が喜ばしくないのか、額に指先を当てて溜息を吐いた。

 

「別に、遊んでいる事自体は悪くないのだけど……そうね、放課後が全て自由時間になる、って事も、余り無いものね。こうなるのも分からないのではないのだけど……、うん、読手君」

 

「はいはい」

 

「気の抜けた返事ね……。でも、その気の抜け具合が大事だわ。うちの小猫に、学生らしい放課後の余暇の過ごし方を教えてくれないかしら」

 

「はぁ、別に小猫さんも遊び方を知らない訳ではないでしょうし、此方もそれほど学生らしい遊びに詳しい訳でもありませんよ?」

 

「部屋で四人でボドゲしてるよりはマシになるでしょうし。別に構わないわ。なんだか、こう、一般的な学生が放課後に立ち寄りそうな場所で生産性の無い楽しみだけを追い求める感じのをお願いね!」

 

部長は一般学生に過度な恨みか妬みかコンプレックスか偏見でもあるんでしょうか……。

割と生徒会長と甘味屋とか蕎麦屋に行った話を聞くんですが。

その他の交友関係?

プライベートにあまり踏み込むのもデリカシーに欠けますので。

 

―――――――――――――――――――

 

そんな訳で、部室を追い出されて、放課後にやることのない学生よろしく、護衛でもある書主さん、書主さんと一緒に帰っている日影さん、何故か書主さんにひっついてきたギャー君と共に、家にも帰らずブラブラと街を散策したりしている訳です。

……ギャー君、最終的に部室に戻るので送っていく手間が発生するから、居残り組で遊ぶなら部室の方が都合が良かったんですけどね……。

最悪、転移陣使えばその手間は省けるんですが、余計な手間である事は間違いないですし。

 

「そんで、あと何処案内する?」

 

日影さんの問に、書主さんが顎に手を当てて首を捻る。

 

「そうだなぁ……、放課後って部活でも無ければそう遅くまで遊び歩いたりはしないから、これって言う程案内する場所も無いんだよね」

 

「いえ、別に無理にどこかしらに案内して貰わなくても」

 

「い、意外と、フードコートで時間潰せたし……解散する?」

 

少しだけ名残惜しそうなギャー君。

これから一人で部室に戻る事を考えると少し可愛そうかなとも思うけれど、彼の言う事も最もだ。

寄りたい場所が無いなら、まっすぐ家に帰るのも、放課後の自由な時間の使い方として正しい。

部長は私が余り遊び方を知らないみたいに言うけれど、この時間帯に無理に遊ぶ必要だって無いのだ。

そもそも、私は禍の団に狙われているのだから、人混みの多い場所を長時間彷徨きまわるのも問題がありそうだし。

 

「そうだなぁ、今日はここいらでお開きにして、明日辺りにちょっと脚を伸ばして穴場に行ってみようか。高校生のたまり場って訳じゃないけど、珍しくはあるし」

 

「穴場、ですか?」

 

「そう。ほら、先輩らが神社仏閣のフリーパスを貰ってたでしょ? 実は京都には、パスが無くても悪魔も自由に出入りできる神社があるんだよ。その系列神社が隣町にあって、パワースポットでもあるから……あ、パワースポット巡りは女子力高いから寄り道としてありだね」

 

「女子力」

 

四名中二名男子なんですが。

というか、多分女子力を本格的に気にし始めるのは加齢で女子でなくなりかけてる人とか、若くして女子力枯渇してる人なのでは?

別に何処の王様が女子力削れてきてるとは言いませんが……。

それはともかく。

 

「そういう場所があるなら、悪魔の間で話題になりそうなものですけど」

 

「普通には入れんからな。忍者御用達ってヤツや」

 

「忍者御用達……」

 

日影さんの補足を聞きながら、ギャー君が視線を上に向けて何かを考え込んでいる。

いや、私にも解る。

想像しちゃいますよね……もう、忍者御用達とかいうパワーワードがズルい。

絶対なんか、忍者感を試されてる感じしますもん。

 

「では、今日はこのへんでお開きに」

 

「あの、パッと見で普通の神社と違うとことかあります?」

 

別に、私が聞きたい訳ではないのだ。

私はこの後書主さんと日影さんの家に帰る訳だから後で幾らでも聞けるから、これはあくまでここで解散となった場合明日まで焦らしプレイをさせられるギャーくんを慮っての質問。

タイミングを逃すと帰ってからも聞けなさそうだからとか、そういうヘタレた理由ではなく。

 

「見た目でそれと解るほどおかしな箇所は無いよ。せいぜい……」

 

―――――――――――――――――――

 

「おー、ファンタスティック」

 

ゼノヴィアでもないのに、思わず外国語で驚いてしまった。

桐生の薀蓄を聞きながらゆっくり観光しているみんなを置いて、修行で培われた本能のまま山を登りきった俺の目の前には、古ぼけた、しかし、妙に存在感のある一つの神社があった。

古ぼけた、しかし丁寧に手入れされた社。

周囲は鬱蒼と生い茂る木々に囲まれて、ここに至る道は一応の階段こそあるけれど、獣道と言われても納得してしまう程に険しい。

周囲に満ちる空気は濃密でエネルギーに満ち溢れている。

ここだけ世界が違うというか……。

それによくよく見てみれば、普通の神社では見られない不思議な石像が、社を中心とした空間を区切るようにして並べられている。

 

「龍に、鷲、は解るけど、こっちはゴリラに、タコ?」

 

ラインナップが滅茶苦茶で、とてもお社の雰囲気にマッチするとは思えない。

……だっていうのに、この4つの石像は不思議な程にこの空間と噛み合っている。

まるでこうある事こそ正しいのだ、と、言わんばかり。

もしかしたら、神社とこの四匹の動物には一般には知られざる繋がりがあるのかもしれない。

後で桐生にでも聞いてみるか?

 

まぁ、それはさておき、せっかく天辺にあるっぽい神社を見つけれたんだから、お参りの一つもしていこう。

お社に向けてパンパンと力強く手を合わせ、拝む。

 

(おっぱい……おっぱいおっぱい。おっぱい)

 

こういうのは気持ちがなにより大事だからな。

これが俺の、今も昔も変わらない偽らざる願いだ。

これだけ強く願っているんだから、きっとおっぱいの神様とかに伝わってくれるに違いない。

自分でも何を願ったのかイマイチわからないけど、神様なら俺の願いを理解してくれるって信じてるからな!

 

「どーも」

 

────!

突然の声、周囲の気を探る。

どうやら、いつの間にか俺は囲まれていたらしい。

それほど強い気配ではないけれど、馴染みのない変なオーラ、人間とも悪魔とも違うこのおっぱいの気配……。

妖怪(複乳)ってやつか。

囲まれる(挟まれる)まで気づかないなんて、やっぱり修学旅行中だからって油断(禁欲)しすぎだな。

それに……。

 

「……女の子(ちっぱい)?」

 

「誰が貧乳じゃ! まだ成長期なだけなのじゃ!」

 

キラキラと光る金髪に金色の瞳、見た感じは小学校低学年くらいの小さな女の子。

明らかに人間ではない気配に加え、頭部から生える尖った獣耳が彼女の異常性をこれでもかと主張している。

ふさふさとした尻尾は、犬っぽくもあるけれど、ここは伏見稲荷の近くだから狐かもしれない。

 

『もうっ』と、不満を声に出しながら頬を膨らませ、しかし、小さく咳払いして俺に向き直る。

幼い顔に似合わない真面目そうな表情をした女の子から、そして周囲の気配から感じるのは明確な敵意。

今、この地域を縄張りにしている連中には悪魔が参拝しに行く事は伝わっている筈だから、もしかしたらここはおっぱいに関する願い事を禁じた……つまり、お尻のお社なのかもしれない。

そう考えれば敵意を向けられるのも納得だ。

頑固親父のラーメン屋に行って、メニューにないカレーライスを注文するようなものだしな。

どう謝ろうか、そんな事を考えていると、少女は両手を合わせ、俺に顔を向けながら腰を折り曲げ、お辞儀をした。

 

「どーも、余所者さん。京都妖怪連合です」

 

「ど、どうも……って、その挨拶」

 

殺気を放ちながらもしっかりと行われる自己紹介、手を合わせ、ビジネスマンばりに角度の決まったお辞儀。

 

「母上は返してもらうぞ! かかれ!」

 

周囲から飛び出してくる、烏頭の山伏に、神主の格好をした狐面の連中。

まさか、この子、それに周りの連中も……。

 

「妖怪の……ニンジャ?!」

 

 

 

 

 

 

 




※違います

そんな訳で京都編導入と日常回でした

☆イッセーくん
下手に強化されているもんだからそれ程サイラオーグさんの事も印象に残らなかった
おっぱい大好きだけどとある理由によりそれを公共の場でおおっぴらに出すことは少なくなったかもしれない
表に発散しない分脳内に滞留するので脳味噌は無事ではない

☆ゼノヴィア&木場
ども! ナイト&騎士王のパワーアップした聖剣が強すぎてまともに京都で戦えない方、ゼノヴィアです!
ハァイ! ナイト&騎士王のまともに戦おうと思えば戦えるけど弱体化は免れない方、木場です!
京都編はボスユニットに直撃しない限りは専用武器なして十分戦えるから問題はない

☆小猫さん
別に居候し始めたからって常時ラブコメしてる訳ではない
フードコートやファミレスで店側に地味に迷惑をかけながら遊ぶ迷惑行為を覚えた

☆日影さん
付き添い兼護衛その2
物怖じしないタイプなので小猫さんやギャー君とはまぁまぁ馴染めてる

☆ギャー君
実際オンライン環境下でボードゲームを行うサイトは存在する
枯山水があるかは知らない

☆部長
なんで放課後の遊び方を主人公に教えさせてしまったのか
実際は部室に篭ってるより外に出たほうが何かしら発展があるでしょ、みたいな判断だった
二人きりになるように細工をする、みたいな事を思いついたりはしないのが彼女の善良さなのかもしれない
時に恋愛において善良さは敗因となりうるのである

☆狐耳少女
とある理由により忍者っぽい振る舞いに非常に憧れている
ただ、小学校低学年とか地の文にあるけど挿絵見るとむっりちしすぎてませんか……?



あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいします
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