ウルトラマンネクサス『IF』 ~光と闇の適能者~ 作:金欠生首
先に謝罪しておきます。
だいたい、2週間に一回の投稿です。
「あのビーストは復讐の手がかりになる・・・だから、邪魔をしないでもらいたい」
副隊長が言ったその言葉に僕は訳が分からず呆然としていた。
近くからはビーストといつの間にか到着していた別部隊の戦闘が聞こえている。
「復讐? あのビーストが何故、復讐に繋がる?」
隊長も同じ疑問を持ったのか副隊長に質問していた。
―何か考えての復讐だろう…だから、副隊長は人々に危険が及ばないようにしてくれる!―
「あいつの近くに石掘の気配を感じた…つまり、あいつを追えば石掘に通じるはずだ」
―ほら、副隊長はこの現況である石掘を倒す為に動いていたんだ! きっと…―
「この復讐は必ず果たす。その為ならば、いくら犠牲が出ても構わない」
―きっと、もう一度一緒に戦っt・・・え?―
「副隊長…今、なんて」
―そんな…まさか、副隊長がそんな事を言うはずがない―
そう思いながら副隊長に近づいた僕は見えない何かに体を弾き飛ばされた。
「下がれ。二度も言う気は無い」
そう言いながら右手をこちらに向ける副隊長の手には姫矢さんや憐が持っていたあの銃の様なものが見えた。
つまり、さっきのはあの銃の様なものから出た衝撃波なのだろう。
「凪…今の犠牲が出ても構わないと言うのは本当か」
やっぱり、僕の聞き間違いじゃなかったのか。まさか、副隊長がそんな事を言うなんて…僕にはまだ信じられない。
「本当だ。あいつは私から多くの大切なものを奪った。あいつを倒せるのなら、どれほど被害が出ても構わない」
「凪・・・少し、かんg」
「そんな…副隊長はその為に人々を犠牲にするつもりですか!!」
僕は隊長が何かを言おうとしているのに構わず再び叫びながら副隊長に迫った。
その時、再び衝撃波で弾き飛ばされたけど僕は起き上がって副隊長に詰め寄った。
「副隊長はビーストを憎んでいても人々を守ろうとしていたのに…なのになんで!」
そう叫んで副隊長の肩を掴んだ瞬間、副隊長は僕の手を払って腹部に蹴りを放った。
「っぐ。副…隊長」
「私は人々を守ろうとしていたわけではない。憎きビーストを倒したかっただけだ。そして、全ての原因である石掘を倒せるならいくら犠牲が出ようと構わない!」
そう言い切ると副隊長はコートのポケットから適合者<デュナミスト>のアイテムを取り出した。
それは今まで僕が見たものと違って、少し黒くなっていた
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
そう叫びながら副隊長は黒くなった適合者<デュナミスト>のアイテムを水平に引き抜いた。
そうすると、辺りはSection0の時の様な黒と白の混ざった光に包まれた。
光が収まると立っていたのは何時ものウルトラマンではなかった。
「・・・・・・」
確かに、顔は何時ものウルトラマンだけど目は黒く、心なしか全体的に暗い色をしていた。
「ジェアッ!」
いつもより低い声とともにウルトラマンは溝呂木の変身した巨人の様に右腕にクロー状の武器を出した。
そして、黒い目のウルトラマンはゆっくりとビーストの方へ向きを変えると…
「ジェァァァァァァァァッ!!」
雄叫びとともにビーストに走り出し、組み合った。
ウルトラマンから繰り出される攻撃の数々に、僕は副隊長の抱く憎悪が籠もっている様に感じた。
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その頃、フォートレス・フリーダムでは…
「あのウルトラマンからは闇の巨人達と同じ反応も感じられる…何故なんだ」
イラストレーターがモニターに映し出されているネクサスとビーストの戦いを見て、呟いていた。
「ザ・フォース…貴方はどちらになるのでしょう」
そう呟くイラストレーターの声には少しばかりの焦りと不安が混ざっていた。
―To be continued―
・ウルトラマンネクサス(ディアブル)
・第四の適合者<デュナミスト>である西条 凪が変身するネクサスで初期形態であるアンファンスを介さずに変身する。
・目は黒く、腕にはダークメフィストの様なクローを装備することが可能で体のラインも全体的に黒くなっている。
・攻撃方法は荒々しく。まるで憎悪を含んでいるかのよう。
画像は現在、所持していませんがYouTubeやニコニコに投稿した『ウルトラマンネクサスIF 予告編』で見ることが出来ます。
完成次第、挿絵にします。