家賃1万円風呂共用幽霊付き駅まで縮地2回   作:ウサギとくま

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エピローグ(真)

 

 

■とある姉妹の1日■

 

 

 

「フフフ………フフフッ……」

 

 

 

 闇より暗い闇の中、深い深淵を形にしたような声が響く。

 

 

 声は蠱惑的で、妖しく、虚ろな亡者の囁きを想起させた。

 

 

 

「フフ、フフフ……ウフフ……」

 

 

 

 闇の中に突然、怪しげな光が灯った。

 

 

 突然現れた光体を中心として、闇が薄らいでいく。

 

 

 そこはどこかの部屋の1室だった。

 

 

 しかしただの部屋ではない。

 

 

 今もなお闇に覆われ、独特な臭気を放つ煙が漂っている。

 

 

 そう、ここは――邪教の館。

 

 

 闇に魂を売り、死後地獄へと導かれることを自ら良しとした者の領域。

 

 

 正真正銘、心の欠片から体の全てまでを悪魔に売り渡した外法の住処。

 

 

 

「我が呼びかけに応えよ……我は深淵を歩む者……闇を身に宿し、その瞳で闇を見つめるモノ……」

 

 

 

 そんな闇の領域に少女がいた。

 

 

 黒いローブを纏った少女だ。

 

 

 少女は蠱惑的で、妖しく、虚ろな亡者の囁きのような声で呪文を唱えていた。

 

 

 少女は熱に浮かされたような声で、冒涜的な言葉をひたすら紡ぐ。

 

 

 少女が唱えた呪文が狭い一室に響き渡る。

 

 

 

「…………」

 

 

 

 暫しの静寂。

 

 

 

 少女は胸元から量販店で売っているどこにでもあるようなメモ帳を取り出した。

 

 

 表紙には『ヤミヨム』と糞汚い文字で書いてある。

 

 

 

「……えっと、次なんだっけ。あー、えっと、そうそう、これだ。ふぅ……」

 

 

 

 深く息を吸う。

 

 

 室内に満ちた空気を肺に取り込む。

 

 

 

「――げほっ! えほっ! げほげほっ!」

 

 

 

 独特な臭気を放つ煙を吸い込み、咽せてしまった。

 

 

 

「けほっ、けほっ……うぅ、ちょっと調子に乗ってお香炊きすぎたかなぁ……」

 

 

 

 立ち上がり、少しだけ窓を開ける。

 

 

 清浄な空気が入ってくると同時に、室内の濁った空気が排出された。

 

 

 少女は部屋の中心に描かれた魔法陣の前に座り、改めて呪文を紡ぐ。

 

 

 

「うん。えー……はい。我は求め訴えたり……エ……えぇ……えろ……えろえろ……んんっ! 何とかエッサイム、何とかエッサイム……」

 

 

 

 続き呪文を唱える。

 

 

 途中、ちょっと言ってて恥ずかしくなってしまう呪文があったが、そこは飛ばす。

 

 

 

「……」

 

 

 

 暫しの静寂。

 

 

 

「……よ、よし」 

 

 

 

 そして準備は出来たとばかりに気合を入れ、右手を光源に伸ばす。

 

 

 アルコール中毒の患者が書いたと思われる魔法陣の中心、そこに光源はあった。

 

 

 光源は今か今かと、その瞬間を待っている。呪文を唱えた主が自らを手に取るその瞬間を。世界を変革せしめるその瞬間を――。

 

 

 

「いざ――」

 

 

 

 少女が光源に手を伸ばし、触れる――瞬間に手を止めた。

 

 

 

「……も、もう一回確認しとこうかな?」

 

 

 

 溜息を吐きながら、光源――スマートフォンを手に取る。つい最近創造主――パパにねだって買い替えたそれは、傷一つなかった。発売したばかりの最新型で色は黒、よく風呂に持ち込むから防水性のものだ。見た目もイケメンだ。最近部長である自分が考えた同好会(闇探求せし慟哭)のマスコットキャラ『慟哭ちゃん』のシールが貼ってて非常にキューティクル。

 

 

 

 最近通話することが多くなって少し通話料金が嵩んだが、両親ともに苦言を言うこともなく何故か嬉しそうだった。

 

 

 

「へ、変なところないかなぁ……」 

 

 

 

 スマートフォンのアプリであるLINE上に記載されている、自分が打ち込んだ文章を改めて確認する。

 

 

 一般人が見れば少し、いやかなり長文と思う文章を上から下までじっくり確認する。

 

 

 

「うん、うん……大丈夫……だよね? 変な所ないよね? 顔文字も闇系の物ばっかりだし……変に思われないよね?」

 

 

 

 虚空に向かって問いただすが、この部屋に少女以外の人間はいない。

 

 

 ここはとあるマンションにある、とある少女の1人部屋。他に誰も存在はしない。

 

 

 

 だが瞬間、まるで少女の問いかけに返事をするように――部屋の扉が大きな音を立てて開いた。

 

 

 

「お姉ちゃーん! たっだいまー!」

 

 

 

「きゃぁ!?」

 

 

 

 突然の来訪者に部屋の主である黒いローブを着た少女は、可愛らしい悲鳴をあげて持っていたスマートフォンを放り投げた。

 

 

 一瞬宙に浮いたスマートフォンが重力に従って床に落下する――その直前に来訪者である少女がギリギリのところでキャッチした。

 

 

 

「わわっ、危なかったぁ。もー駄目だよお姉ちゃん? これパパに買ってもらったばっかりでしょ? 気を付けないと。うっかり落ちて壊れちゃうところだったよ?」

 

 

 

 来訪者――ジャージを着た少女がかいてもない額の汗を拭いながら笑顔を浮かべる。

 

 

 その笑顔は闇と怪しげな煙に満ち、鬱蒼としたこの部屋には似つかない、眩しく輝いた爽やかな笑顔だった。

 

 

 

 そんな笑顔を向けられたローブ服の少女は、ローブから見える口元に怪しげな笑みを浮かべる。

 

 

 

「……クク、感謝する、と言っておきましょうか、現世にて我が血を分けし同胞よ――んんっ! ……じゃ、じゃなかった美咲ちゃん。ありがと。でもね、美咲ちゃんが急に入ってくるからね? お姉ちゃんびっくりしちゃったの。びっくりして、ポーンって、投げちゃったの」

 

 

 

 芝居がかった言葉の途中でスイッチを切り替えたのように穏やかな口調に切り替わるローブの少女。

 

 

 黒いローブを着た少女。そして先ほど入室したジャージを着た少女。

 

 

 彼女たちは姉妹である。

 

 

 

 ジャージを着た少女がムッと眉を寄せた。

 

 

 

「あー、お姉ちゃん! また部屋こんなに暗くしてー! 前もこんな感じで思いっきり壁に頭ぶつけてたんこぶ作ってお母さんに怒られたじゃん! それから、そのゴミ袋みたいな変な服、部屋で着るの禁止だって言ったじゃん! 何か怖いし! キモいし! 怖キモいし! ゴキブ〇みたいだし!」

 

 

 

「ご、ごめんね。いや、でも美咲ちゃんが急に入ってきたからびっくりして。ほら、ちゃんとノックしてくれたら私だって空気読んでこの服隠すし。……ていうか、ゴミ袋って……この服1着作るのに2週間くらいかかるのにゴミ袋って、しかもゴキ……えぇ……」

 

 

 

 妹の発言にショックを受ける姉。

 

 

 その発言を放った妹はショックを受けている姉を一瞥もせず、部屋にズカズカ入り込み、そのまま部屋のカーテンを全開にした。

 

 

 

「カーテン開けるねー! うーん、お日様ピカピカいい天気!」

 

 

 

「ぎゃー!? 溶ける! 溶けちゃうから! お姉ちゃん闇だから! 闇属性に日属性は特攻だからぁ! 1.5倍だからっ! ひぃぃぃ!?」

 

 

 

 太陽の光によって室内の闇は晴らされた。

 

 

 残るはカーテンを開けたジャージの少女と、辛うじて残った室内の隅にある影にゴキ〇リのようにシャカシャカと逃げ込んだローブの少女。

 

 

 

「はぁ……お姉ちゃん、もっとお日様に当たらないと。保健体育の先生が『人間は日の光に当たらないと、体調が悪くなるぞ!』って言ってたよ?」

 

 

 

「わ、ワタシにその常識は当てはまりません……闇に生きるワタシにはね、フフフ……あ、太陽の光きっつい」

 

 

 

「もー! そうやってまたわけわかんないこと言うー! ね、もう筋肉痛治ったでしょ? 明日からまた一緒に走ろーよ! 朝からお日様浴びて汗かくのって気持ちいいいよー!? さっぱり汗もかいてダイエットにもなるし、ごはんもおいしー! 最高じゃん!」

 

 

 

「うっ……遠慮します……ていうか、あのほんと無理、ごめん……ああいうしんどいの、お姉ちゃんの人生にほんと不要だから……あんなしんどい思いするくらいだったら、ちょっとくらいお肉ついてもいいし」

 

 

 

 つい最近味わった地獄を思い出すローブの少女。妹の甘言に騙され伴ったジョギングだが、想像以上にハードで汗や涙、その体液色々をぶち撒ける非常に苦い思い出となった。

 

 

 

「……それに一ノ瀬君、何かちょっとぽっちゃりしてる方が好きかもしれないという可能性がちょこちょこと……んんっ」

 

 

 

「何か言ったお姉ちゃん? ま、いいや。まだ暗いなぁ……電気オン!」

 

 

 

 先ほどまで部屋に満ちていた闇は隅まで取り払われ、現れたのはどこから見ても普通の少女の部屋だった。

 

 

 多少普通とは言い難い部分――壁に掛けられた怪しげな動物の頭蓋骨や『君〇届け』『ママレード〇ーイ』といった漫画本に混ざって『月刊ムー』やら『本当にあった怖い話』などの異彩を放つ本が混じる本棚が存在するが……概ね普通の少女の部屋だ。

 

 

 

「あうぅ……眩しいよぉ……はぁ……」

 

 

 

 溜息を吐きながら、ゴミ袋……黒いローブを脱ぐ少女。

 

 

 現れたその顔は、快活さ溢れる幼さが残る妹と比べどこか落ち着いた大人びた少女のものだった。

 

 

 しかし姉妹だけあって、お互いどこか似た面影を感じさせる顔だ。

 

 

 

 妹が明るくなった部屋を見渡し、鼻をひくつかせる。

 

 

 

「スンスン……何か、この部屋変な臭いしない? あ、お祖母ちゃんの家みたい!」

 

 

 

「臭い? ああ、はい。さっきまでちょっと霊験あらたかなお香を……え? お祖母ちゃんの家? Am〇zonで買った闇魔術儀式用のお香……えぇ……5980円の……ぐうぅ……」

 

 

 

 失われた貴重なお小遣いを無為にされ、悔し気な表情を浮かべる。

 

 

 そして少し眉を寄せて、妹に話しかける。

 

 

 

「……あのね美咲ちゃん。そこに座って。ちょっとお姉ちゃん、説教するから」

 

 

 

「えぇ……? う、うん分かった。えっと、ここ……よくドラマとかで殺人事件が起こった時に書かれる白いラクガキのものすっごい下手なバージョンのやつの上に座ればいいの?」

 

 

 

「ああ、あの現場保蔵の……え? それの凄い下手なバージョン……えぇ……それ魔法陣なんだけど……書くの2時間かかったんだけど……」

 

 

 

「でなぁに?」

 

 

 

 素直に魔法陣の上に座る妹。

 

 

 そんな妹の正面に座り、姉らしくどこか威厳のあるキリッとした表情を浮かべる姉。

 

 

 

「美咲ちゃん!」

 

 

 

「どしたのお姉ちゃん? 虫歯が痛いの?」

 

 

 

「いや、怒ってるの。お姉ちゃんちょっと怒ってるの。虫歯じゃないから。お姉ちゃんこう見えても女子大学生だから口臭とか気にしてすっごい歯磨いてるから。部活の前とか特に。シュシュッってスプレーのやつもしてるから、グレープ味の。……あ、あのね、もう何回も何回も言ってるけどね。部屋に入る時の約束。ちゃんと覚えてる?」

 

 

 

 半ば諦めたような表情を妹に向ける姉。

 

 

 

「お姉ちゃんの部屋に入る時は――足で蹴り開けない、でしょ? 覚えてるし、今日もちゃんと手で開けたよ? この前、足が蹴り開けたらすっごい怒られたもん」

 

 

 

 対する不満顔の妹。

 

 

 

「そうだね、ちゃんと守れて偉いね。あの時はね、いきなり部屋の扉に足が生えてきて、お姉ちゃん超びっくりしたからね。持ってた飲み物ひっくり返して、ノートパソコンがダメになっちゃったからね」

 

 

 

「うんめっちゃ怒られた、えへへ」

 

 

 

 2人して部屋の扉を見る。

 

 

 そこには妹が扉を蹴り開けた際に出来た穴に、ダンボールで蓋がしてある。

 

 

 やんちゃな妹が起こした過去の思い出だ。

 

 

 既に過ぎ去った過去を思い出し、2人でクスクス笑い合う。

 

 

 

 『で』と姉が続ける。

 

 

 

「うん。でね、もう一つ。もう一つ約束したよね、あの時」

 

 

 

「うーん……無いかな」

 

 

 

 考えるそぶりする見せずに即答する妹。

 

 

 

「あるの! 何で即答なの!? ちょっとは思い出す感じとかして!?」

 

 

 

「ご、ごめんお姉ちゃん」

 

 

 

「……うん。お姉ちゃんもいきなり怒ってごめんね? でもほら大切な約束だから。美咲ちゃんが将来に出ても忘れちゃいけないタイプの約束だから、ほんとに」

 

 

 

 諭すような姉の口調に、これはマジのやつだ……と察して取り合えず考え込む妹。

 

 

 頭の中にある記憶をひっくり返し、該当するであろう記憶を探し出す。

 

 

 そう昔の話ではないはずだ、と最近の記憶を洗いだす。

 

 

 

「うーん、うーん……ふへへ」

 

 

 

 最近の記憶を洗い出すと、一緒に朝のトレーニングをしている初めての男友達の記憶がポンポン出てきて、楽しい気持ちになった。

 

 

 

「え、何で笑ってるの?」

 

 

 

「ふへへ……あ。ごめんそれっぽいの忘れちゃった」

 

 

 

 あまり記憶力のいいタイプでない妹は、限りある記憶スペースを楽しい記憶だけで埋めてしまっている為、姉が言っている記憶はとっくの昔に消去してしまっていた。

 

 

 それを告げられた姉は、大きく一度溜息を吐いた。

 

 

 

「……うん、まあ……忘れちゃったならしょうがないね。美咲ちゃんだし」

 

 

 

 いつもの事だと、妹の頭を優しく撫でる。

 

 

 

「じゃあ、今度こそ覚えてね?」

 

 

 

「ウッス!」

 

 

 

 撫でられたまま、頷く妹。

 

 

 撫でていた手をそのまま、頬に添える。

 

 

 

「――お姉ちゃんの部屋に入る時は、絶対にノックをしてね」

 

 

 

「ノックする。お姉ちゃんの部屋に入る時はノック……うん、覚えた!」

 

 

 

「ほんとお願いね?」

 

 

 

 コクコク頷く妹の頭を優しく撫でる姉。

 

 

 

「でも何でノックしないといけないの?」

 

 

 

「いや、何でって……」

 

 

 

 本心からの疑問を浮かべる妹に困ったような表情を浮かべる姉。

 

 

 

「それは……ほら。ワタシ……んんっ、私も大学生でしょ? 美咲ちゃんも高校生になったんだし、こう……部屋の中でアレやコレや……いきなり入って来て目撃されたら困る、あんな事やこんな事が……ね? 分かるでしょ?」

 

 

 

「え? 何が?」

 

 

 

 察してほしい……そんな言外の言葉を完全に無視された姉はうなだれた。

 

 

 

「あのね、だから……」

 

 

 

「え、なになに? お姉ちゃん部屋で何かしてるの? あたしに見られたら困る何かって!? 気になる! すっごい気になる! ずーるーいー! あたしに内緒で何してるの!? 楽しいこと!?」

 

 

 

「いや、まあ楽しい……うん、楽しいっていうか……」

 

 

 

 姉は困った。

 

 

 もしここで自分が1人部屋の中でしているアレコレを告げてしまえば……きっと、今まで築き上げてきた姉の威厳は崩れ去ってしまうだろう。

 

 

 いや、だが……妹もいい歳なんだし、年頃の女の子が1人部屋でするアレやコレを知ってもいいのでは……。

 

 

 幼い頃から武道に打ち込み、女子中、女子高と通ってきた妹に、そういった足りていない知識を与えるのも、姉である自分の役目では……

 

 

 

「うむ、うむむぅ……どうしよぅ……」

 

 

 

 未だ『どうして?』『教えて?』とハナちゃん(しまじ〇うの妹)のように繰り返してくる妹。

 

 

 そんな妹に対して、姉は遂に決意した。

 

 

 意を決して妹に向かって言葉を叩きつける!

 

 

 

「あのね美咲ちゃん――察して下さい……」

 

 

 

 放った言葉は逃げの言葉だ。

 

 

 幼い頃から姉に対して多種多様な質問疑問を放ってきた妹だが、その全てを姉が応えられるわけではない。

 

 

 そうして生まれたのがこのワード『察して』だ。

 

 

 姉がこの言葉を放つとき、それはマジで勘弁してくださいといった意味。

 

 

 これが出たときはそれ以上追及しない――この姉妹に存在するローカルルールだ。

 

 

 

「あー……うん、分かった。お姉ちゃんが部屋で何してるか聞かないし調べない。すっごい気になるけど」

 

 

 

「うん、助かる」

 

 

 

「ルールに助けられたね、お姉ちゃん」

 

 

 

「う、うん、そうだね」

 

 

 

 ボクシングみたいな発言だな、と姉は思った。

 

 

 

「あ、そだそだ。携帯返さなきゃ……って、そもそも真っ暗な部屋で携帯使って何してたの?」

 

 

 

「あっ、ちょ――」

 

 

 

 姉の静止は間に合わず、妹が携帯の画面を見る。

 

 

 そこに表示されていたのは、姉は黒魔術的な儀式を用いてまで作成したラインの文章だ。

 

 

 

「んー『夏休みの間の我がサークルの活動について、今度の集まりで語ります。もし出来たら夏休み中の一ノ瀬後輩の予定を把握しておきたいので、そこのところお願いします』……と。なにこれ?」

 

 

 

「え、だから……ほら、もうすぐ夏休みに入るでしょ? だからその前に色々予定とか決めちゃわないとって。夏休みになって講義が無くなったら学校来なくなるし、えっと……なかなか会う機会が無くなるし、その……ごにょごにょ」

 

 

 

「……むー」

 

 

 

 照れくさそうにモジモジと俯く姉を見て、頬を膨らませる妹。

 

 

 

「夏休みにも会うの?」

 

 

 

「会うっていうか会いたいっていうか……ほ、ほら! 同じサークル仲間だし! 別に変なことじゃないし!」 

 

 

 

「……むむー」

 

 

 

 取り繕う姉の態度が見ていて面白くない妹。

 

 

 

「ほら、せっかく会えた同志だから! 一ノ瀬君とお喋りするのすっごい楽しいし、他の友達と話す時とは違う面、本当のワタシ見せられてるっていうか……」

 

 

 

「むむむぅ……最近、お姉ちゃんそいつの話ばっかりだよ」

 

 

 

 膨らんだ頬を更に大きくする妹。

 

 

 妹の言う通り、姉は最近、同じサークルの後輩の話ばかりしていた。

 

 

 やれ一ノ瀬君が、一ノ瀬君とこういう話をした、自分の話に一ノ瀬君がこんなリアクションをした……そんな話ばかりだ。

 

 

 最初こそ、ちょっと変わってる姉に初めて異性の友達が出来た……と喜んでいたが、流石にその男の話ばかりされると妹として少しだが姉をとられたという嫉妬心を持ってしまう。

 

 

 そのうえ例の件だ。携帯から聞こえてきた姉と例の男の怪しげな行為。

 

 

 アレがあってから、妹――美咲は例の男は姉を害している敵にしか思えなかった。

 

 

 今すぐにでも姉を正気に戻したい。

 

 

 だが、それは今ではない。今は信頼できる初めての異性の友人である彼の言葉に従い、水面下で活動する時期なのだ。

 

 

 水面下で色々な嫌がらせをして、例の男の方が自発的に姉から距離を置く、そういった作戦なのだ。

 

 

 

「ぐぬぬ……我慢我慢」

 

 

 

 拳を握りしめる妹。そして嬉しそうに例の男について訥々語る姉。

 

 

 

「でね、一ノ瀬君ってば私が顔を近づけたら顔を真っ赤にして……あ、ごめん。何の話だっけ?」

 

 

 

「……別に。お姉ちゃん、最近そいつの話ばっかりだって。別にどうでもいいんだけど」 

 

 

 

 明らかにどうでもよくない表情で、プイとそっぽを向く。

 

 

 

「あ、あはは、ごめんごめん。ほ、ほらお姉ちゃん、男の子の友達初めてだから、ちょっと舞い上がっちゃって……えへへ。で、でも美咲ちゃんにもいつか分かるよ! 大学生になったら男の子の友達も出来るし! ね?」

 

 

 

「む」

 

 

 

 ここぞとばかりに年上風を吹かせる姉に対し、妹の叛逆心がムクムク沸いた。

 

 

 姉は最近、初めて異性の友人が出来たことで、自分に対してマウントを取ってくる。その行為自体に不快感はないが、それが敵対心を持っている例の男の件が関係しているなら……話が違う。素直にイラっとするのだ。

 

 

 

 故に思ってもいない言葉が自分の口から出た。

 

 

 

「――別に、あたしだって男の子の友達いるし!」

 

 

 

 そして言った。言ってしまった。

 

 

 異性の友達が出来てちょっと距離が開いてしまった姉に対し、少しでも距離を詰めたいと思って出てしまった言葉だ。

 

 

 

「え? 男の子って……で、でも美咲ちゃん女子高だし……」

 

 

 

「……朝のジョギングで仲良くなったの。それで、最近一緒に走ってる、その……年上の」

 

 

 

「トシウエ!? え、え! それって本当のやつ!? 見栄とか張ってるわけじゃなくて!? 架空の友人とかじゃ……イマフレ!?」

 

 

 

「本当のやつだし! 年上の! 大学生の! あ、あとマフラーの!」

 

 

 

 今まで姉には秘密にしていたが、とうとう言ってしまった。

 

 

 若干の後悔はしつつも、一度言ってしまったんだからしゃーねーべ、と腹をくくった。

 

 

 

「え、なになに? ど、どんな!? どんな男の子!? 芸能人で言ったら誰似!?」

 

 

 

 妹に初めての異性の友達が出来た。それも年上、大学生の。

 

 

 その事実に興奮が抑えきれず、闇とか深淵とか完全に忘れて妹に詰め寄る。

 

 

 

「えー、美咲ちゃんに男の子の友達かー、ふふっ。ねーねー教えてー。どんな子ー? 名前はー? あ、属性で言ったら何系? 氷? 雷? も、もしかしてレアな重力属性とか?」

 

 

 

 やはり完全には忘れていなかった。

 

 

 対する妹。

 

 

 勢いに任せて言ってしまったが、姉の質問に対しては口を噤んでしまった。

 

 

 

「ねーねーってばぁ。お姉ちゃんに教えてよぉ。ママには内緒にするからね! 絶対!」

 

 

 

 俯く妹に抱き着き、頬を擦りつけながら心底楽しそうに問いかける姉。

 

 

 妹は俯いた顔を真っ赤にしていた。

 

 

 

(うぅ……どうしよ。辰巳のこと説明して、もしお姉ちゃんが辰巳に興味とか持っちゃったら……それでお姉ちゃんが辰巳に会ったりしたら、きっと辰巳、お姉ちゃんの事好きになっちゃう……だってお姉ちゃん可愛いし)

 

 

 

 そんな事を考える妹。

 

 

 そして苦し紛れに出た言葉。

 

 

 

「……な、ないしょ」

 

 

 

「えぇー! ちょっとだけでいいからお姉ちゃんに教えてよー!」

 

 

 

「ないしょ! ないしょだってばぁ!」

 

 

 

 ぐいぐい詰め寄ってくる姉を押し返す。

 

 

 

「ちょっとだけ! ちょっとだけでいいから! ね? 誰にも言わないから、ほら永劫の闇に誓うから!」

 

 

 

「だから内緒! も、もー! うざい! お姉ちゃんうざいよ!」

 

 

 

 言葉ではそう言いつつも、どこか嬉しそうな妹。

 

 

 そんな妹の内心が分かっているのか、なおもにやにやしながら詰め寄る姉。

 

 

 

「えー? うざくないよー、ね? どんな子なの? カッコいい? それともカワイイ系? あ、でも美咲ちゃんの友達だから……世紀末系? ねぇねぇ、お姉ちゃんに教えてよー。ほらほらー。あ、お姉ちゃんアレだよ? 美咲ちゃんの先輩だよ? 男の子の友達のことだったら、お姉ちゃんに聞けばいいよ! ほらほら、アドバイス求めて! 先輩であるお姉ちゃんに! 姉輩に! げほっ……う、しゃ、喋りすぎた……」

 

 

 

「うっ……」

 

 

 

 嫉妬心からちょっと姉にマウントを取り返したかった故の発言が、まさか姉の興味をこんなに引くとは思わなかった。

 

 

 後悔をするも、1度発してしまった言葉は無かったことにできないのだった。

 

 

 そう、弾丸と言葉は1度打ち出してしまえば、2度と戻すことができない。

 

 

 できないのだ……。

 

 

 

■肉屋のオッサンの話■

 

 

 

 

工事中です。

 

 

 

 

■エリザと俺の話■

 

 

 

 

「んふふー、えへへー……」

 

 

 

 雪菜ちゃんと電話で話してから、どれくらい経っただろうか。

 

 

 気が付けば窓から差し込んでくる光が、淡い赤色になっていた。

 

 

 どうやらエリザに抱き着かれて、のんのんびよりしてたらいつの間にか夕方になっていたらしい。これもまた結び。

 

 

 

「ふふふ、幸せぇ……辰巳君、だいすき……これからもいっぱいいっぱいお世話するね、美味しいご飯いっぱい作って、お洗濯して、一緒にお風呂に入って……にへへ」

 

 

 

 俺の胸に時々頭を擦りつけながら紡がれるエリザの言葉。

 

 

 それはまるで俺の心臓を直接くすぐるような、何ともいえない心地だった。

 

 

 幸せという概念の視覚化。俺の目の前で蕩けている少女を例えるなら、それが相応しいと思った。

 

 

 

「はふぅ……へ!? 何か眩しい!? あれ!? もう夕方!?」

 

 

 

 唐突に、夢から覚めたようなエリザが、驚いた顔で部屋を見渡した。

 

 

 

「そうだな、イブニングだね」

 

 

 

「た、大変! ご飯の用意しなくちゃ!」

 

 

 

 慌てた様子でエリザが立ち上がる。

 

 

 先ほどまで体を包んでいたエリザの体温が失われる。

 

 

 

「あ、あわわ……今日は辰巳君のダイエットお祝いで、いつもより頑張ってご飯作ろうと思ってたのにぃ……い、急がないと!」

 

 

 

「いや、無理しなくていいよ。いつも通りで」

 

 

 

「だーめ! 辰巳君頑張ったんだから! 頑張った人にはちゃーんとご褒美あげないと!」

 

 

 

 腕まくりをしながらそんな事を言うエリザ。

 

 

 その言葉、ブラック企業に勤めてる社畜が聞いたら泣いてしまうな。

 

 

 もしくは浄化され輪廻の輪に組み込まれるか、最近はやりのオッサン転生の輪に組み込まれるか……どちらにせよ、それもまた結び。

 

 

 

「えっと、えっとまずはお肉を解凍して……それからそれから……」

 

 

 

 わたわたとエプロンを装着するエリザ。

 

 

 うーん、エリザが本気モードだ。こりゃ、俺が中途半端に手伝いを申し出ていい雰囲気じゃねーな。大人しくテレビでプ〇ネットウィズでも見とくか。

 

 

 テレビの前に陣取る。

 

 

 

「あ、えっと、その前に……た、辰巳君?」

 

 

 

 エリザが声をかけてきたので、リモコンを持ったまま振り返る。

 

 

 

「えいっ」

 

 

 

 ポスンという柔らかい衝撃と共に、エリザがさっきと同じく胸に収まっていた。

 

 

 い、いつの間に……全く動きが見えなかった、これはまさか――縮地か。

 

 

 

「えへー、もいっかい、幸せほじゅー」

 

 

 

 グリグリと胸に頭を擦りつけてくる。どうやらエリザはこうやって頭を擦りつけるのが好きなようだ。

 

 

 だったら俺も同じくエリザの頭に自分の頭をぶち当てるダリフラ的コミニュケーションを取るべきだろうか。え、最終回? うん、まあ……あれはあれでいいんじゃないですかね。ゾロミクが尊かったし。

 

 

 俺が行動に移す前に、エリザはピョンと立ち上がり「じゅーでん完了!」と両拳をグッと握りながら言った。

 

 

 

「じゃ、ごはん作ってくるねー。ちょっと時間かかるけど、辰巳君はゆっくり待っててね? 今日は辰巳君のダイエットおめでとう記念日だから腕によりをかけてご飯作るから!」

 

 

 

「ん、じゃあ楽しみにしとくよ」

 

 

 

 ヒラヒラと手を振る。

 

 

 

「えへへっ。辰巳君の大好物ばっかり用意してるから! デザートにお祝いのケーキも……あっ、これ内緒だった。忘れてね!」

 

 

 

 オーケー、忘れましょう。ついでに発売日にガンブレ新作を買ってしまった記憶もついでに忘れよう。あ、だったら幻水4を発売日に買った記憶もついでに……あ、でも特典のソウルイーターのストラップは嬉しかったし……この記憶は残しとこう。

 

 

 

「ふんふーんふふーん♪」

 

 

 

 鼻歌を歌いながら廊下に消えていくエリザ。

 

 

 

「……ふぅ」

 

 

 

 俺はテレビの前に陣取りながら、体の力を抜いた。

 

 

 本当に……よかった。ダイエットがうまく行ってよかった。

 

 

 雪菜ちゃんは発言こそヤベーヤツだが、実際の行動も――それに違わないヤベー妹だ。つまり真性のヤベー妹ってこと。

 

 

 言ったことは絶対にするし、それを撤回することは絶対にない。それがどんな荒唐無稽な言動だとうと、発してしまえば実際に実践する。そういう子だ。

 

 

 

 昔、雪菜ちゃんが中学生の頃にふざけて『次の期末考査で全科目満点とったら何でも言うこと聞いてあげる。ちなみに神龍みたく自分の力を超える願いは~みたいな制限も無しなwww』って事を調子こいて言ったら、マジで全科目100点取って『ではこれから1か月、兄さんは犬です』という命令のもと、犬として過ごすことになってしまった。無論、家だけでなく、外でも、だ。アレはきつい思い出だ。何がキツイって、家で雪菜ちゃんに犬扱いされるのよりも、学校で犬として全く人語を使わなくても問題なく過ごせる事に気づいてしまったことだ。

 

 

 

 話は逸れたが、今回ダイエットを失敗していたら、問答無用で雪菜ちゃんは俺を連れ帰っていたはずだ。それこそ俺の言い分や待ったも聞かずに。

 

 

 逆に言えば、成功させてしまえば雪菜ちゃんの干渉は一切ない。これでようやく肩の力を抜けるってわけだ。

 

 

 

「……ふぅぅ」

 

 

 

 今の心地よいこの生活が失われるのは辛い。そして何よりも、エリザを1人にしてしまうのが……もっと辛い。

 

 

 一緒に生活をすることで、思っていた以上にエリザの事を好きになってしまったらしい。認めよう。

 

 

 彼女を1人にしてしまうのは心が痛むし、もし彼女が俺の生活から失われてしまうことを想像すると……苦しい。

 

 

 そう、苦しいのだ。想像するだけで金魚鉢の外に放り投げられた金魚のように息苦しくなる。

 

 

 金魚にとって失われてはいけない大切なもの、酸素。俺にとってエリザはその酸素と等しい。

 

 

 大切な物が目の前で失われる、その経験を1度してしまっている俺だからこそ、その苦しさが分かる。

 

 

 もう2度とあの辛い思いをしたくない。だからこの生活は……続かないといけないのだ。

 

 

 続かないといけないって……まるで強迫観念だな。

 

 

 

 

「……ん? 何か静かですね」

 

 

 

 

 先ほどまで聞こえていたエリザが奏でる包丁の音や鍋をコンロに置く音、そしてエリザの鼻歌が聞こえない。

 

 

 

「エリザー? どうかしたのか?」

 

 

 

 廊下と居間を隔てる襖に声をかけるが、返答はない。

 

 

 今までなかったことだ。いつもは声をかければ、調理中であっても襖をあけてピョコっと顔を出していた。

 

 

 

「……」

 

 

 

 妙な胸騒ぎを覚え立ち上がる。

 

 

 襖の前に立ち、もう1度声をかける。

 

 

 

「……エリザ?」

 

 

 

 ……返事はない。

 

 

 返事が出来ない状況かもしれない。例えば凄く調理に集中している状態とか。極限集中状態に入っているのかも。

 

 

 襖をノックしてみる。

 

 

 

「……」

 

 

 

 やはり返事はない。

 

 

 代わりに何かが崩れる音がした。襖の向こうからではない。それは俺の中から聞こえた。

 

 

 久しぶりに聞いた音だ。中学生だったあの頃に効いた音。初めて好きになった彼女を前に、生まれて初めて聞いた音。2度と聞きたくなかった音。

 

 

 

 

 

「エリザ!」

 

 

 

 

 

 勢いよく襖を開く。

 

 

 

『え!? 急にどうしたの辰巳君!? お腹減ったの? もうちょっとでご飯できるから、大人しく待っててね?』

 

 

 

 期待していた言葉は……返ってこない。

 

 

 そりゃ当然だ。

 

 

 だってそこには誰もいない。誰もいなかった。

 

 

 

「……エリザ? おい、エリザ」

 

 

 

 誰もいない。

 

 

 火にかけたままの鍋。切りかけの野菜。落ちた包丁。

 

 

 

「……」

 

 

 

 蠟燭を立てたケーキ。

 

 

 誕生日でもないのに、馬鹿みたいにたくさん刺さっている蠟燭。

 

 

 

『おめでとう辰巳君! これからも一緒だよ!』

 

 

 

 何度か失敗してやり直したのか、拭ったホワイトチョコソースが残ったチョコ板。

 

 

 

 ついさっきまでそこに誰かが存在していた痕跡がそこにあった。

 

 

 だがその誰かはどこにもいない。

 

 

 

 鍋の火を消す。

 

 

 

 何度声をかけても、目視をしても、そこには……誰もいなかった。

 

 

 

「エリザ」

 

 

 

 俺が発した声は反射することなく消えてしまう。

 

 

 それはつまりただの独り言。

 

 

 

「…………」

 

 

 

 喉が焼けつくように痛い。

 

 

 胸がズキズキする。

 

 

 目の奥が熱い。

 

 

 走ったわけでもないのに、息が荒くなる。

 

 

 

「……エリザ!」

 

 

 

 居間に戻る。誰もいない。

 

 

 エリザの私室である障子を開く。俺の写真が天井に貼られていた。そして敷かれていた布団。

 

 

 やはり誰もいなかった。奥まで確認するも、日記を一冊だけ見つけただけだった。

 

 

 誰もいない。

 

 

 布団には体温も感じない。

 

 

 

「……」

 

 

 

 トイレも探した。

 

 

 出られないと知っていたが、玄関を開き、そしてアパートの中を探したが、大家さんは見つけたもののエリザはいない。

 

 

 アパートを出て周囲を捜索したが、蝉の死骸を集めていた麦わら少女を見つけただけでエリザは見つからなかった。

 

 

 

 部屋に戻る。

 

 

 

 いつも迎えてくれる、エリザの言葉はない。

 

 

 無言と静寂。

 

 

 

「……ただいま」

 

 

 

 発する声が返ってくる前に溶けて消えた。

 

 

 いつまでも待っても返事は返ってこない。

 

 

 俺がいくら玄関で立ち尽くしても、誰も来ない。返事もない。

 

 

 

「ただいま!」

 

 

 

 返事はない。

 

 

 

「ただいま! ……エリザ」

 

 

 

 返事はない。

 

 

 

 返事はない。

 

 

 

 返事はない。

 

 

 

 

 

■■■

 

 

 

 

 

 そしてこの日。

 

 

 エリザは俺の前から消えてしまった。

 

 

 唐突に、何の脈絡もなく、その存在を消し去ってしまった。

 

 

 

 残されたのは俺だけだ。ただの男子大学生が1人。

 

 

 静かな部屋で俺は立ち尽くす。

 

 

 

 蝉の声が五月蠅い。

 

 

 夏は長い。まだまだ続きそうだった。

 

 

 

 

 

 1人で過ごす夏がこんなに寒いとは思わなかった。

 

 

 

 

 




これにて完結です!
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