「なぁ寒くないか?今日」
「あら、ごめんなさい。私はそういうのがわからないの」
たくっ・・・冷たいなー、アリスは。
ここはアリスの家。そして今の季節は冬。そして馬鹿みたいに寒い。私は昼頃遊びに来た。嫌々ながらも家に入れてくれてしばらく談笑をしたり魔法関係の話をしていたら……気がついたら外は暗くなり、そして大雪が降っていた。今から帰るのも危険というわけでアリスが私を家に泊めてくれることにしてくれた。
いま、多分外にはチルノとかレティが喜びそうな寒さなんだろう。人間である私は寒いのがよくわかるが、悲しいことにアリスは有る意味妖怪。寒さや飢えはもう感じないらしい。
……正直羨ましい。
「なー、アリスーまじで寒いんだけどー私死ぬかもー」
「・・・・・」
アリスは聞いてないふりをする。が、私は知っている。こう泣き言を言い続ければ……ウシシ、やっぱり、何か暖房器具を持って来てくれる
ポスン、と音を立てて私のほうに何かが投げ入れる。その時いい匂いがした。こいつ、いい洗剤使ってやがる。と考えてしまうのは少しおかしいのかな……
手に当たるふわりとした感触。それは毛布だった。無地というどこかダサいが、寒さをしのげるならこの際文句は言わない。
……ほう、フワフワしてる。うん。すげー気持ちいい。これなら心地よい眠りにつけそうだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
パチパチと、暖炉の音が静寂に響く。心地いい子守唄。自然とうとうとしてくる。心なしかアリスも、頭を揺らして眠りについ……て、え?眠りについた?
「……すー……すー……」
ありゃ、どうやら寝ちゃったみたいだな。ま、仕方ないか。やはり、眠気には勝てんか。しかし、可愛い寝顔だな……アリスが私の前でこう、無防備になるのって初めてかもしれん……
「・・・すー・・・すー・・・むにゃむにゃ・・・」
何故か足音を立てずに私はアリスに近づく。なぜもっと顔を見たいと思ったか、私にもわからない。
こそりと顔を覗き込む。まるでにんぎょうなようで、触ってしまいたかった。
小さな寝息とともに動く唇。そこを私は見つめていた。その時だった
「……り……魔理沙……」
「!?」
いきなり私の名前を呼んだ事に驚く、なんだ?と返事がないとわかっていながら言いそうになる……
そして私は自分がしようとしたことを思い出し、恥ずかしくなった。
女の子同士といえどもそんな……キスとか……ありえんだろ。てか嫌われるわ。
「おやすみ、アリス」
私はそうアリスにつぶやいた。さぁ、私も寝よう。今日あったのは私がアリスに近づいておやすみを言っただけだ。そう。それだけ。と、自分に言い訳をしながら私は毛布にくるまった。
「……こういうところは本当に奥手なんだから……バーカ…………」
はい。てなわけでマリアリ?の小説です。
こちらが私の処女作となります。どうでしたか?楽しんでくれたら幸いです。
文章に至らぬところが多々ございますので、今更ながら謝ります。すいませんでした。