ある日のμ’sのお話。
短い話を気が向いたら書いていく形です。

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それは女神達の日常。

「え?彼氏が出来たら何をしたいか?」

 

部室で雑談していた放課後。ことりちゃんがそんなことを言い出した。

 

「ア、アイドルに彼氏は厳禁です!!」

「え〜。想像する位はいいと思うけどな〜」

 

やはりと言うか、花陽ちゃんは否定の言葉を言うが、ことりちゃんはあくまでもしもの話しだからいいと言う。

 

「いいんじゃないの?想像位は」

「にこちゃん?」

「にこちゃんは肯定するなんて槍でも降ってきそうにゃ」

「り〜ん〜?」

「いふぁいいふぁい!」

 

にこちゃんが肯定を示したら凛ちゃんが煽り、抓られていた。

 

「ええんやない?今時の高校生っぽくて」

「そうね。たまにはこういった話しをしてもいいんじゃないかしら」

 

希ちゃんと絵里ちゃんも賛成みたい。

 

「興味ないわね」

「か、彼氏なんてそんな…」

 

興味ないスタンスの真姫ちゃんと狼狽える海未ちゃん。

 

「穂乃果ちゃんは?」

「うーん、楽しそうだよね。考えるだけで実際に出来たとかじゃないならいいと思うよ」

 

私も考えるだけならいいと思う。それに、私達はスクールアイドル。暗黙の了解みたいな所はあるけど、彼氏を作ってはいけない決まりはない。

 

「決まりやね。穂乃果ちゃんもこう言っとるし話すだけなら問題ないやろ」

「じゃあ誰から話す?」

「はーい!ことりから話す!」

 

と言うかことりちゃん話したいからこの話題出したよね…。明らかに目が輝いてるし。

 

「やっぱりお買い物デートが一番だよね!腕を組んで、服を見て…お昼ご飯は食べさせあったりして…」

 

ことりちゃんは完全に自分の世界に入ってしまった。

 

「凛は…遊園地でいーっぱい遊びたいにゃ!コーヒーカップとか、ジェットコースターとか!」

「凛らしいわね。私は映画館とかかしら。恋愛映画とかを一緒に見て、終わったら喫茶店でお茶しながら感想を言い合ったりしてみたいわ」

「私もエリーと似た感じね。美術館とか静かな所で過ごしたいわ」

「あれ〜?真姫ちゃん興味ないんじゃなかったのー?」

「そう言うにこちゃんはどうなのよ?」

「そんなの高級レストランでディナーの後に夜景を見て、綺麗…。にこの方が綺麗さ。って言われて〜熱いキスを…きゃー!!」

 

にこちゃん…ドラマの見過ぎじゃないかな?

 

「海未ちゃんは?さっきから話してないけど」

「子供は3人で一姫二太郎…。お仕事から帰ってきたら、お風呂にします?ご飯にします?それとも……だ、ダメです!はわわわ…」

「海未ちゃん気が早すぎるにゃ…」

「彼氏じゃなくて夫婦のやりとりよね、それ…」

 

海未ちゃんは1人で暴走していた。相変わらずその手の話しは苦手みたいだね…

 

「うちは海を見に行きたいな。浜辺で寄り添いながら波を見つめてゆっくり過ごす…素敵やん?」

「希ちゃんロマンチックにゃ。かよちんは?」

「わ、私?私は…ピクニックにいきたい、かな?お弁当作って、電車で少し遠くまで行って…のんびり過ごしたいな」

 

花陽ちゃんらしい過ごし方だね。穂乃果は…もし彼氏がいたら、か…。

 

「穂乃果ちゃんは?何したいのかにゃ?」

「何もしない、かな?」

「何もしない?どういう事よ?」

「だって、好きな人と一緒にいればそれだけで十分幸せだと思うんだ。デートしたり、一緒にたのしい事したり、そう言うのもいいけど。二人でいられるって言うのが一番大事な事だよ」

「なんて言うか…」

「乙女やね。穂乃果ちゃん」

「まあ、恋とかした事無いし、良くわからないんだけどね…」

「そんなの皆一緒じゃないの?恋愛経験ある人なんて中々いなさそうだし」

「そうやね。まあえりちはあるらしいけどな〜。幼稚園の頃の先生に好き好きアピールしてたらしいやん?」

「の、希!どこでそれを…」

「亜里沙ちゃんからや」

「へぇ〜。絵里が、ねぇ…」

「エリチカ、せんせーのお嫁さんになるー!とか言ってたのかにゃ〜?」

「私、気になります!」

「ことりちゃんそのネタは違う作品だよ…」

 

絵里ちゃんは顔を真っ赤にして目に涙を浮かべると…

 

「エリチカ、おうちかえるー!」

 

そのまま走り去って行ってしまった。

 

「ちょっとからかい過ぎやったかな?」

「全く、その通りよ」

 

これは、ある日の私達μ’sの日常。


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