死んだ世界戦線に所属する少女を救うべく見た目はタコ、最高速度マッハ20の教師が舞い降りる
細かい設定丸っきり無視した話になってます
死後の世界
この世に未練を残した者達が集う学校が有った。
理不尽な死を迎えた後に来た世界で強いられたのは学業。
其処で真面目に勉強していれば消えてしまうらしい。
私達は其処では『死んだ世界戦戦』として、この世界に抗っていた。
私、『岩沢まさみ』はバンドグループ『Girls Dead Monster』のボーカルをしていた。
このバンドは死んだ世界戦戦の陽動部隊の役割を果たす重要な物だ。
私としては実働部隊だろうが陽動部隊だろうが歌えればそれで良かった。
NPC相手でも私の歌で盛り上がってくれて嬉しかった。
そんな日々が続くと思っていた。
あの教師が現れるまでは。
「今日からこの学校の教師としてきました。気軽に『殺せんせー』と呼んで下さい」
私達、死んだ世界戦戦メンバーの前に現れたのは背が高くタコみたいな姿をした超生物の教師だった。
殺せんせーが来てから私達の生活は激変した。
授業に参加するようにマッハ20で迫られたり、天使を狙っていればどこからともなく現れて守ったり。銃で撃っても効かず、刀で斬っても当たらず。
ギルドの連中が新作で小型ミサイルを撃ったら、簡単に避けた上に後日破片を回収して復元してギルドに送り届けていた
「ヌルフフフ……この程度では私は殺せませんよ」
緑の縞々になって笑う殺せんせー。私達、死んだ世界戦戦は全員がナメられていた。
殺せんせーがこの世界に来てから暫く経った後。
死んだ世界戦線実働部隊が『天使エリア侵入』をすると決めた。
私達、陽動部隊は体育館を使っての陽動をする事になった。
作戦がスタートし、私は何時もの様に歌った。
しかし客の集まりが悪い。
盛り上がりに何故か欠けていた。
もっとだ。
もっと盛り上がってくれ。
そんな思いを胸に歌っていたが教師達が体育館に入ってきて私達を拘束した。
「彼女達を止めないで!」
「俺達の生き甲斐なんだ!」
NPCの生徒達が口々に叫ぶが教師達は聞く耳を持たなかった。
「なにがゲリラライブだ!」
「今までは大目に見ていただけだ、調子に乗るな!」
教師達は私達を強く拘束する。ひさ子や他のメンバーも腕を組み付され痛がっていた。
「お前達がプロになれる訳がない。くだらない夢を持つな!」
教師の一人がそんな事を私達に叫ぶ。その言葉は私の胸にナイフの様に突き刺さる。
私は……
私は………っ!
私がその言葉に苦しんでると教師の一人が私のギターに手を触れようとしていた。
私の大切なギターが……それに触るな!
そう叫ぼうとした矢先、教師達は私達の背後から来た何かに吹き飛ばされた様に宙に舞っていた。
いったい何が!?私がそう思って振り返ると其処には顔を真っ黒にして怒る殺せんせーが居た。
どうやら私達を助けてくれたのは殺せんせーらしい。
「大丈夫でしたか岩沢さん。ガルデモの皆さんも」
殺せんせーは触手を使って私達を起こす。
「何をするんです!我々は今、指導を行って……」
「私の目には指導ではなく単なる暴力にみえましたがねぇ」
殺せんせーに講義する教師達だが殺せんせーはいつもの笑みを浮かべながら教師達と対峙する。
「確かに彼女達は体育館や学食の使用許可を取らずにライブを行っていました。これは駄目でしょう」
殺せんせーの顔には×が浮かぶ。
それを見たひさ子達は悔しそうにしているが私はそんなに悔しくなかった
「しかし彼女達の歌は素晴らしい。でなければ他の生徒達がこんなにもファンにはならないですよ。それに何よりも……」
私達の歌を褒めてくれた殺せんせーの触手はガルデモメンバー全員の頭を撫でてくれた。
殺せんせーの顔を見れば○マークが浮かんでいた。
「彼女達の歌に対する気持ちは本物です。それをくだらないと言うアナタには彼女達を卑下にする資格は有りません。教師とは教え導く者、その教師であるアナタ方が生徒の未来を信じずして何が教師ですか」
殺せんせーの言葉に反論出来なくなったのか教師達は悔しそうに体育館を出て行った。
殺せんせーは他のどの教師とも違った。
殺せんせーはちゃんと私達に向き合ってくれてたんだ。
「殺せんせー……もう一曲だけ歌ってもいい?」
「ヌルフフフ。構いませんよ」
私の言葉に殺せんせーはいつもの笑い方で応えてくれた。
私は歌った。陽動には向かないと没にした曲『my song』
ねぇ、殺せんせー
なんですか?
私が生きてるときに会いたかった
ヌルフフフ。嬉しい一言ですね
殺せんせーが私の担任だったら私、もっと違う道を歩いてたかも
岩沢さん、先生は確かに道を標す存在ですがそれが全てではありません。アナタはアナタの道を歩みなさい
また会えるかな、殺せんせー?
ヌルフフフ、次に会う時はまた歌を聴かせて下さいね
─────ありがとう、殺せんせー──────
岩沢まさみさん、卒業おめでとうございます!
私が最後に聞いたのは殺せんせーからの祝辞だった。
◇◆某学校◆◇
「また会えたね、殺せんせー」
「ヌルフフフ、会えましたね。岩沢さん」
短編に付き此処で終了です
思い付いたは良いけど上手く纏められずグタグダに
angel beatsも暗殺教室も好きなので書いたらこんな結果に……
最後に自分の小説を読んでくれた方々に心からの感謝を込めて後書きの締めとさせていただきます。