元々書こうとしてたものですが、戦闘描写の難しさと語彙のなさと実力不足と時間のなさで断念し、短編でパパっと書いてみた作品です。
残念教師の主人公とはまた別の九鬼優亜です。

今更ですが、ゼオライマーがスパロボに入ったときはどうしたことかと思いましたね。OVAのほうで本当に良かった。
漫画だと氷柱がげふんげふん

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いやぁ、ロマンですよねぇ。巨大ロボ。ISっていうパワードスーツなアイディアもマジ素晴らしいと思います。そして巨大ロボとかモビルスーツとかを人間サイズにするIS二次って素晴らしいと思います。

さて、このお話はBGMに「覚醒、ゼオライマー」を流しながら読むといいかもしれません


天のストラトス

「なに・・・これ・・・」

 

電子機器に囲まれた寒々しい部屋で、篠ノ之束がつぶやいた。

彼女の視線の先にはモニター。そこには彼女の作り出した無人IS『ゴーレム』を含めた4機の機体が映し出されている。

ゴーレムと対峙する第4世代型IS『白式』と第3世代型IS『甲龍』。これらについては彼女もよく知っている。ISの開発者たる束が知らぬはずもない。なにせ白式においては自分の親友の弟の駆る専用機なのだから。

そしてもう一機。3機の頭上に突如出現した《全身装甲》の鉄神。

 

「こんなの私知らない・・こんな子・・私作ってない!!」

 

 

 

 

 

クラス対抗戦。『白式』を駆る織斑一夏と『甲龍』を操る鳳鈴音 の戦いは、乱入したイレギュラーによって中止となった。

落下し砂煙を巻き起こした謎の存在。砂埃から現れたソレは、前触れもなく両者に襲いかかる。事態を把握することもままならない教師たちを織斑千冬がまとめているあいだにも、

一夏と鳳のシールドエネルギーは削られていく。

やられっぱなしというわけにも行かない。

観客席の皆を逃がさなければならない。一夏は千冬に己の意思を告げ、『謎のIS』と向き合う。

 

「行くぞ、鈴」

「偉そうに仕切ってんじゃないわよ!」

 

二人が応戦を決めたその時のことだった。

 

 

 

「少しからかってやるとしよう」

 

 

アリーナの中央、ちょうど三機の頭上に現れたもうひとつのイレギュラー。

 

それは。

その声は。

かつて織斑一夏が守ろうとした女性だった。

ある日突然行方を晦まし、先日になってIS学園で再会した幼馴染だった。

見たこともない機体から聞こえた声は、紛れもなく《九鬼優亜》のものだった。

 

 

 

『ゴーレム』は突如現れたイレギュラーを最大の危険と判断し、邪魔者としてそれを排除しようとした。

それは計算によるものなのか、ISコアの未知なる部分に存在する《本能》によるものなのかはわからない。

ただその判断は正しく、その行動は間違っていた。

逃げるべきであった。もしくは、篠ノ之束に判断を仰ぐべきだった。

 

「その程度の手で、『天のゼオライマー』に挑むか。愚かな」

 

『ゴーレム』の腕の砲口から放たれたビームは寸分の狂いもなく”イレギュラー”へと向かう。

 

 

「無駄無駄無駄ァッ!」

 

そして直撃の瞬間に、甲高い音が炸裂し、そのビームは弾け飛んだ。まるで”なにか”に阻まれたかのように。しかし、その”なにか”はどこにも見当たらない。

一体何が起きたのか。ゴーレムのAIが答えを導き出す前に、九鬼優亜が叫ぶ。

 

「これが天の力だ!これが”次元連結システム”の力だ!これが『ゼオライマー』の力だ!」

 

爆ぜた。そう表現していいほどの速度で、『ゴーレム』は動いた。

次元連結システム。それが何なのかを思考するより先に、『ゴーレム』は『ゼオライマー』へと肉薄した。

ビームが効かないのなら、直接叩く。きっと『ゴーレム』はそう考えたのだろう。

しかし。

 

「近寄ればなんとかなるとでも思ったか?笑わせる。この私を誰だと思っているのだ、ガラクタ」

 

消えた。正しい意味で、『ゼオライマー』は消えた。『ゴーレム』の視界から、完全に消えた。鈍重そうなあの機体が、どこに消えたというのか。

 

「この『ゼオライマー』に当てられるはずがなかろう。貴様に勝機などあるものか!『ガラクタ』!そして篠ノ之束!」

 

その声は、まさしく『天』から届いたものだった。学園の遮断シールドを超え、さらに天。

 

 

「そんなところにいていいのか、一夏。私が貴様らに気を使って火力を抑えるような善人に見えるか?逃げるなら遮断シールドの機能していない今だぞ、もっともそれもあと20秒の話だが」

 

「!!…鈴、逃げろ、今すぐだ!」

「え、ちょ、一夏!?」

 

慌ててアリーナからの脱出をはかる二人に、追いすがるように『ゴーレム』はブースターに火をつける。

元々のターゲットを逃がすまいとの行動か、はたまた『ゼオライマー』から逃げるためか。

しかし、そんな行動を《冥王》が赦すはずもなく。

 

「茶番は終わりだ」

 

『ゼオライマー』の掲げた腕が瞬き、それと同時に甲高い音と共に『ゴーレム』の手足が吹き飛ぶ。

何が起きたのか、AIが判断する間もなく、ゴッ!という鈍い音が響く。

それは、『ゴーレム』のボディが地面に叩きつけられた音だった。

”次元連結砲”による一撃は、完全に『ゴーレム』の退路を絶っていた。

 

 

「チリ一つ残さず、消滅させてやる」

 

九鬼優亜の言葉に追従するように、ゼオライマーの胸部と両腕に輝きが灯る。

 

 

「次元連結システム、最大出力」

 

両腕を、胸部の前で力強く構え、『ゼオライマー』は叫びをあげる。

 

”メイ!オウ!”

 

『天』の一文字とともに、荒れ狂う輝きがアリーナごと『ゴーレム』を飲み込み、触れるもの全てを蒸発させていく。

 

「消え失せろ!『天』の力の前になぁ!!」

 

 

 

死者はいなかった。

ゼオライマーによる一撃は、『綺麗』にアリーナの部分のみを消滅させていた。

しかし、九鬼優亜のしでかしたことは無罪放免というわけには行かない。

それを承知しているが故か、九鬼優亜は学園から姿を消した。

千冬や束をはじめとする多くの人間が彼女を探したが、その行方は決して知れることはなかった。

 

 

しばらくして、『福音』と呼ばれるISが暴走した戦場にて、謎の機体が乱入したが、それはまた別の話




勇者王とか伊達じゃない新しいガンダムとかやりたい放題の青い翼のガンダムとか凶鳥たるゆえんとかグランゾンとかGN電池とか弾けろブリタニア!とかも書きたいなぁ・・・いっそディケイドのようにライドゥさせちまおうと考えたのは一度や二度ではないw
オリジナルで重装無頼!的な何かを書こうと思った時期もありました・・・。

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