これは元冒険者の2人がお店を経営する物語
注意 読み切り作品です。
いやぁー連載中のダンジョンで幸せを掴むのは間違っているだろうかの方が思い付かなくて何故かこっちの方はかなり思い付くってどいう事?
迷宮都市オラリオの朝の商店街は忙しい
美味しそうな野菜やフルーツが並ぶ八百屋
新鮮な魚が並ぶ魚屋
大きなブロック肉を捌き並べる肉屋
焼き立てのパンの匂いがするパン屋さん
元気な笑顔で接客する女神が居るジャガ丸君の屋台
色々なお店が並ぶ中
私が働くお店の前に着く
お店のドアにはcloseと書かれた看板がぶら下っている。
お店のドアの鍵を開け扉を開ける。
カランカラン
ドアに付いているお客さんが来た事を知らせるベルが響く
中に居る青年に声をかける
「おはようございます。店長」
さぁ今日も笑顔で頑張ろう
エルフの女性は心の中で思う
お店でぽけ〜と天井を眺めていたらお店のドアが開く
「おはようございます。店長」
エルフの女性が元気よく挨拶してくる。
「ああ〜おはよ〜」
気の抜けた挨拶で返すとエルフの女性は溜息をつく
「はぁ、店長もうお店を開ける時間ですよ。お客さんの前でも気が抜けた態度で接客しないで下さいね。」
エルフの女性はジト目で店長を睨む
「わーてるよ、大体客なんて近所のガキが菓子を買いに来るか冷やかしの神達しかこねーだろ。」
「店長のそう言う考えの所為でお客さんが来ないんです。大体いつもいつもダラダラしてたまに売れる商品作ってもすぐそのお金でくだらない物を作るからお店は火だるまなんですよ。どうするんですか?潰れちゃいますよお店、大体店長はー」
本当こいつグチグチ、ネチネチとうるせぇ
はぁ
「わーてる、わーてるよ だから少し落ち着けフィール」
エルフの女性、フィール・エバンスに落ち着くよう声をかける。
「本当にわかってます?」
「大丈夫だ、それに新商品も昨日徹夜して完成したしな」
ニヤリと笑みを浮かべフィールに伝える。
「え?え?新商品?どうせくだらない物でしょ?」
うぜぇ
しかし、今回はくだらない物ではなく勿論俺が作り上げた物は1つもくだらない物なんて存在しない。
だが、今回はマジでバカ売れ商品を作った。
フィールが驚くのが目に見えるぜ、ククク
コトン
俺はそんな事を考えながら新商品をカウンターに置く
カウンターの上に置かれた透明の瓶ボトルをフィールはまじまじと見る。
あれ、思ったよりまともな物みたいですね。
フィールはそう思いながら瓶ボトルを手に取る。
ボトルの蓋を開けると薔薇の香りが漂う
「どうだ?いい香りだろ?」
ドヤ顔を向けてくる店長を無視してボトルの中液体を手に付ける。
確かにいい香りがする。
だが、香水にしては量が多くないか?
フィールはそんな事を考えていると
「それは香り付きボディーソープだ」
「はぁ、店長、香り付きボディーソープなんて普通に売ってますよね」
溜息を吐きながらフィールは落胆する。
また、いつものくだらない物だったと
だが、次の言葉でフィールは驚愕させられる。
「そのボディーソープはな俺の神秘のアビリティを使用した美容効果、保湿効果がかなり高いボディーソープなんだ」
「美の女神フレイヤも大絶賛した品だぜ」
「え?美の女神?」
フィールは目を見開いている。
「ああ、美の女神だ」
「え?でも徹夜で作ったんですよね?」
フィールは首を傾げ聞いてくる
「物は直ぐに出来てな、量産するのに徹夜したんだ。」
「更にだそのボディーソープは浴槽に入れても効果は変わらない。」
「ててて、店長‼︎どうやって美の女神に渡したんですか?それに大絶賛って」
「あぁん?そんなんフレイヤファミリアのホームに行ってフレイヤにこれの感想を聞かせろって言って来ただけだぞ」
俺は簡単にフィールに説明した。
しかしフィールは
「あわわわわ、な、な、な、何してるんですか?アホじゃあないんですか?何で当たり前のようにフレイヤファミリアのホームに行ってるんですか?報復されたらどうするんですか?あーもーほっっんと店長はー」
またかよ
こいつどんだけヒステリックになってるんだ?
「そんな話はもういいだろ?さっさと店開けてこい」
「あ、はーい」
フィールも店の看板をcloseのままな事を思い出し慌てて店を出る
はぁ
本日何度目の溜息を吐いたかわからない
フィールは店の中に戻り新商品を棚に並べ看板を外に出す。
【新発売、薔薇の香りボディーソープ美容効果、保湿効果は美の女神フレイヤも大絶賛 1本5000ヴァリス】
看板にはそう書かれていた。
まぁフレイヤファミリアの主神のフレイヤ様の名前を無断だったらあの人が直ぐに来るだろうそのため嘘ではない事が証明できる
こういう変なとこはしっかりしてるなぁ店長は
そんな事を思うフィールであった。
開店からしばらくして
店には行列が出来ていた。
「すいませーん、皆さん列を乱さないで並んで下さい。」
冒険者、女神達による大行列になっていた。
あはは、お客さん沢山だけどこれはこれで困る
引き攣った笑みをフィールは浮かべる。
これが美の女神フレイヤの力かぁ凄すぎて何も言えない
店長もこの事態は予測出来なかったのか珍しくひーひー言っている
何とかお客さんを捌き
美の女神ソープは昼前には完売した。
*お昼休憩ですの*
「はぁやっと落ち着きましたね〜」
フィールは椅子に座り魂が抜けるように話す
店長から返事がない
フィールはカウンターに居る店長を見る
店長はカウンターに顔を伏せビクンビクン痙攣していた。
その姿は普段どれ程接客をフィールにやらせているのかが伺える姿に見える
本当に疲れました。
ご飯はもう少し後にでも…
フィールも客用テーブルに顔を伏せてしまった。
2人は息絶えた
*ロキいっきまーす*
太陽が沈み出す頃フィールは意識を取り戻す
「ふへぇ」
少し寝ぼけて居るフィールの姿はエルフの美しさも感じるが顔に涎の跡があるため残念美人になっている
店長は?
とフィールはカウンターを見るとそこに店長の姿は見えない
あれ?
起き上がるとフィールの身体にタオルケットが掛けてあった
あ、これ店長が
フィールは身体に掛けてあったタオルケットを手に取りタオルケットを抱きしめる
「うへへへ♡」
顔をにやけながら嬉しい気持ちが口から漏れていた
「なんや自分嬉しい事でもあったんか?」
ん?あれ?
今私1人しか居ないはず
フィールはギギギと聞こえそうな感じで首を声の主に向ける
そこにはロキファミリアの主神ロキが居た
「自分相変わらずギルにぞっこんやなぁ」
ギルという名前は店長の名前だ
ギル・エルファス その名こそ店長の名前である
「いやいやいやいやいや、そんな事ないですよ、ロキ様 店長にそんな感情ももも持ってるわけないじゃあないですか」
フィールは顔を赤く染め慌てながら否定する
「嘘はあかんで嘘はウチらには嘘が見抜けるんやから」
「かぁーギルは羨ましいなあ こんな別嬪のフィーたんを射止めて」
ニヤニヤしながらロキは話す
そこに
「なぁーにやってんだロキ?」
店長が戻って来た
「別に何もないでぇ、ただフィーたんとお話ししてただけや」
なぁ?とロキはフィールに話しかける
「あ、はい」
まだ慌てながらフィールは返事を返す
「まぁいいが ほれロキ頼まれもんだ」
店長はロキに小包を投げ渡す
「いつもすまんなぁ じゃあウチは帰るなぁ」
そう言うとロキは店を出て行く
「ありがとうございました」
フィールは慌てて店を出るロキに頭を下げる
「店長タオルケットありがとうございます」
「おう、気にすんな」
「もう、今日はあがっていいぞー」
「あ、はい 店長お疲れ様です 」
「おーおつかれー」
店長に挨拶をし店を出ようとする
「あーフィール、口から涎垂れた跡が付いてるぞ」
ニヤニヤしながら店長はフィールに指摘する
「え?」
慌ててハンカチで口を吹く
そしてフィールは顔をまた赤く染めプルプル身体を震えさす
羞恥が限界値を超え爆発する
「なーんでー店長はもっと早く教えてくれないんですか?いつもいつも感じな事を言わずにー」
はぁまた長い長いフィールさんのありがたいお説教か
店長は溜息を吐き天井を見上げる
「大体って店長ちゃんと私の話を聞いてますか?そうやっていつもいつもー」
フィールの説教いや愚痴は続く
そんなフィールの声はいつもお店の外まで聞こえており商店街の人たちは皆フィールの怒りの声に微笑ましく思い笑いながら店を見る
そんな迷宮都市オラリオの商店街は太陽と共に1日の終わりを迎える
1つの騒がしいお店を除いて
元冒険者の2人がお店を経営するのは間違っているだろうか
「いや、間違ってねーなぁ」
「ってまた聞いてないでしょ、店長今日という今日はー」
2人の経営物語はまだまだ続く
「何でロキの奴は出たのにボクの出番はないんだぁー」
「わぁー神様神様落ち着いて下さい」
同じオラリオにある廃教会も騒がしいかった。
おしまい
今回読み切り作品
元冒険者の2人がお店を経営するのは間違っているだろうかをお読み頂きありがとうございます。
いやぁーもっとギル、フィールに付いて詳しく書きたかったのですが読み切り作品なので割合します。
正直この作品の1日の店の様子、雰囲気をもっと伝えたいのと原作キャラをもっと絡ませたかった。
(短時間でかなりのエピソードを考えてしまった(笑))
今後もし2人の経営物語は連載中のダンジョンで幸せを掴むのは間違っているだろうかの方で番外編ショートストーリーで出したい気持ちとこっちはこっちで連載したい気持ちが…ありますが皆さんの評価やコメントで決めたいなぁーと(笑)
まぁ連載中の方は感想、評価なしなので今のとこはこっちの物語は保留ですかね。
現在連載中のダンジョンで幸せを掴むのは間違っているだろうか もよろしくお願いします。
感想、評価、色々ご指摘等よろしくお願いします。