名前―神谷京介 (かみや きょうすけ)
種族:人間
二つ名:神様のなり損ない
全能と創造の人間
年齢―16歳
過去―中二の頃に両親を事故で亡くしている。ちなみにMGS4をノ―キルノ―アラ―トクリアした実績を持つ。その為銃火器には少なからず詳しい。
性格―何事にも基本興味はないが、興味が向くとそれを極めたりする。CQCとかが具体例。そして流されるまま人生を送るタイプ。料理は上手い方。しかしごくまれにガチギレすると妖怪相手の場合殺しにかかる。
能力―『創造と破壊を操る程度の能力』
あらゆる物を創り出し、破壊も可能。破壊の場合は霊力に変換する場合と物理的な破壊の2種類がある。霊力消費の比率は創造、破壊する物が大きいほど多くの霊力を消費する。また、生命体を創造、破壊する場合も霊力消費が多い。
『全ての技と能力を扱える程度の能力』
幻想郷の住人の全ての能力とスペルカ―ドを使える能力。霊力消費は能力の場合規模の大きい能力(不老不死とか運命操作とかエトセトラ)の場合は大きく、規模の小さい(失礼だな)能力(空を飛ぶとかエトセトラ)
の場合は少ない。スペルカ―ドの方には特に違いはなくどのスペルカ―ドも一定の霊力を消費する。
霊力について
京介が能力等に消費するMPのようなもの。
また戦闘の際には霊力を細胞組織に注入して戦う
---変わらない、いや、変わって欲しくない日常を謳歌する人々、今日も昨日と同じ、「普通」の日々だと思って…---
「雨か。いや、霧雨だな。」
そう呟いた少年、神谷京介は通っている高校に行く道を歩いていた。傘を持っていなかったのは些細な問題だろう。
いつもと何も変わらない日常、しかしその日常は一瞬にして破られた。
ドスッ
---ふむ、俺の心臓に何か突き刺さったような気がする。見た所刃物ですね、これ。
...そうか、俺は死ぬのか。どうせならもうちょいしてから死んだほうが良かったな・・・
第1章 幻想への旅立ち
「ここは...」
生きてる。何故だ。俺はさっき死んだはずじゃ...
「そう、あなたは死ぬはずだった。しかしここで死ぬ運命(さだめ)ではなかった。それだけのことよ。」
エル◯ャダイか何かっすか。そんな理由で見知らぬ所に連れてこられても困る。目の前にはBBAもとい女性が立っているし。
「初めまして、神谷京介君。私は八雲紫、境界を操る妖怪よ」
「どうも、八雲さん...でいいんですか?」
「紫でいいわ。」
「じゃあ紫さん。唐突ですけどここは...」
「ここは幻想郷、忘れ去られし物の集う場所。」
忘れ去られし物の集う場所、ってことは...
「 そう、あなたは世界から忘れ去られた。いや、消滅した。と言った方が正しいわね。」
「ほう...て言うかさっきから俺の思考を覗かないでください」
思考の境界でも操っていたのだろうか。
「あら、ごめんなさいね。」
「分かればいいんですけど。」
「さて、あなたを幻想郷に送り出す前にあなたに二つ能力を与えます。」
能力って、空中浮遊とか未来視とかのあれですかね。
「その二つの能力は、一つ目は『創造と破壊を操る程度の能力』。二つ目は『全ての技と能力を扱える程度の能力』ね。」
どちらともチ―ト級ですね、それ。
「一つ目の能力は文字通りあらゆるものを創り出したり破壊したりできる能力ね。試しに何か欲しい物を頭の中に描いてみなさい。」
試しに死んだ時に持ってた財布を創造してみる。すると...
「出た」
なんということでしょう、俺が持っていた財布が現れたではありませんか。しかも中身入りで。
「すごいっすね、これ」
「でしょう。さて二つ目の能力の説明だけど、まずこの幻想郷にはあなたと同じような能力を持った人間やら妖怪やらが沢山いるわ。あなたはその能力を自由に使うことができます。」
「具体的にはどんな能力が?」
「例えば...ええい、面倒くさいから全部刷り込むわよ。」
すると、俺の脳の中に膨大な数の能力と、技っぽいもの、幻想郷についてが入ってくる。その情報によると、技っぽいものはスペルカ―ドといい、宣言することで使えるらしい。そしてそのスペルカ―ドを使い、決闘やら異変解決をするらしい。しかし...
「多すぎやしませんかね、これ。」
「それだけ数が多いってことよ。さて最後だけど、あなたはその能力を無制限に使えるわけではありません。」
そりゃそうだ。チ―ト級の能力を二つも与えられたあげく、使い放題では虫が良すぎる。
「それを左右するのは、あなたの中の霊力と呼ばれるものです。まあ外の世界で言う所のMPってところかしら。」
「それで、俺にはどれくらいの霊力が?」
「通常の3倍じゃなくて、通常の1.8倍といったところかしら。」
「わざと間違えましたよね。」
「勘が冴えてるわね。」
それはともかく、1.8倍か、多過ぎず少な過ぎず。まあまあか。
「そうそう、あなたの場合、不老不死の能力を5日続けると霊力切れになるわ。」
へえ。5日間不老不死ですか・・・
「じゃあ、あなたは幻想郷に旅立ってもらいます。」
ようやくですか。幻想郷...一体何があるのだろうか。
「場所はどのへんに...」
「いってらっしゃい。」
ちょ。そりゃないっしょ...
気が付けば、俺は上空10mを絶賛フリ―フォ―ル中だった。ちょ。死ぬって、この短時間で2度も死ぬとかないっしょ。とか思ってる間にあべし。俺の意識はブラックアウト---
第2章 降り立った場所≒森
「破ァッ!」
いや違う。テイク2。
「はっ!」
「この短時間で二度も『ハッ!』どっかおかしいのか、こいつ。」
「いや違う、やり直しただけだ。」
「変な奴。まあいいや、何か食べる物を持ってくるぜ。」
そう言って俺と同じか少し下の歳だと思われる少女は部屋を出て行った。てか見られてたのかよ。テラ恥ずかしいんですけど。まあいいか。とりあえず、あれ言っときますか、あれ。
「知らない天井だ...」
「知らない天井か、お前、うまいこと言うな。」
「そりゃどうも。まあ人のセリフだけどな。」
「なんだよ、つまんない。」
「ごめん、俺が悪かった。」
「分かればよろしい。」
なんか前に見たような光景。
「そういえば自己紹介がまだだったな。俺は神谷京介。京介でいい。」
「私は霧雨魔理沙。普通の魔法使いだ。魔理沙でいいぜ。にしても森の中に倒れてる奴なんぞ初めて見たぞ。何があった?」
「八雲とか言う人に外の世界から連れ込まれた。」
「ずいぶんと乱暴な連れ込み方だな。」
「だろ、いきなり上空10mにドン!死ぬかと思った。」
「そうか、とりあえず食え。私特性のキノコシチュ―だ。」
「いただきます。」
「ごゆっくり。私は他のを取ってくる。」
魔理沙は出て行った。そういや歳聞いてなかったな...まあいいか、女性に対して歳を聞くのは万死に値するって偉い人が言ってた。とりあえず食うか。まず一口。うむむ、ふむ、ふむ。
「美味っ。」
思わず声が漏れる。
「そうかそうか。そんなに美味いか。ならばじゃんじゃん食え。」
戻っていた魔理沙が嬉しそうに顔を綻ばせて言う。
「病人に大量の飯を食わすな。」
「病人は大量に食ってこそ早く治るんだ。ていうかお前病人じゃないだろ」
「ぐ...」
「どうだ、何か言ってみろよ。」
魔理沙が煽る。俺はどっちかと言えば煽る側なんだがな。ならばここはひとつ。
「なんとかぁぁぁぁぁぁ」
「ぷっ、面白いな、お前って」
「どうも、そういや魔理沙は食わないのか?」
「食いつつ話してる。お前みたいに」
「お前みたいには余計だ。」
「そうか、次は気を付けるぜ。」
ふむ、魔理沙は煽りずらい感じの人間だろうと見た。煽る専門ではなく、煽り煽られる兼業をする必要があるらしい。変な考察に浸っていたその時、ふと俺はやんごとなき問題を思い出した。
「そういや、幻想郷に宿泊施設とかはあるのか?」
「ないな、それがどうかしたか?」
「いや、これからどこで暮らそうかとふと思って。」
「けっこう、いや、かなり重大な問題だぜ、それ。お前、身寄りないんだろ?」
「まあ当然だけどな。」
「なら、ここで暮らすか?」
「え?」
俺の思考が停止する。見ず知らずの男を泊めてくれるのか、こいつは。
「何回も言わすな。ここで暮らすかと聞いてるんだ。」
「いいのか?俺は男だぞ?しかも見ず知らずの。」
「見ず知らずではないだろ。おなじテ―ブルで飯を食った間柄だ。性別は融通を利かせればなんとかなるし、それに...」
「それに?」
「身寄りが無いのは、お互い様だ。」
そうか、こいつは、魔理沙は身寄りがないのか。この歳で、となると壮絶な人生を歩んできたことになるな。
「とりあえず飯も食ったし、京介の分の部屋を整備しないとな。」
「部屋空いてるのか?」
「一個どうにも使いようがない部屋が一つあるんだぜ。そこでいいだろ?」
「構わん、むしろそれ以外に選択肢がない。」
「なら決定だな。じゃあ早速。」
魔理沙に連れられてその部屋に行く。二階にあったその部屋は...
「少々埃っぽいな。」
「使わない部屋を掃除するほど私は暇じゃない。」
「面倒くさいだけだったり。」
「う...」
「まあ俺だったとしてもそうしてるし、泊めてくれるだけでもありがたいし、別にいいんだがな。」
「分かればいいんだ。」
またこのやりとり、もはや定番ですね。
「じゃあ始めっか、言い忘れてたが俺には能力がある。突然だがそれを披露したいと思う。」
「本当に突然だな。どんな能力なんだ?」
「『創造と破壊を操る程度の能力』と『全ての技と能力を扱える程度の能力』なんだが、今回は創造と破壊の能力を使いこの部屋のホコリを破壊してみたいと思う。」
「破壊とは物騒な。もっと穏便に済ませられないのか?」
「破壊といっても霊力に姿を変えるだけだ。もちろん物理的な破壊も可能だ。」
「そうか、なら良かった。早速見せてくれ。」
俺はホコリを一つ摘み上げると、適当に念じる。すると部屋のホコリが全てキラキラしたものに変わる。ふむ、これが霊力を可視化したものか。
「すごいな。一瞬じゃんか。」
「最初に使った時は俺でもビビった。まあ今は続けるのが先だ。」
この調子でベッドから何から創り出してゆく。全部終わるのに1時間もかからなかった。創造ってのは楽だ。楽なことこの上ない。
「大分かかると思ったらお前のおかげで速く終わったぜ。ありがとう。」
「 自分の部屋を整備しただけだ。礼には及ばない。」
「そうか、そうかもな。にしてもお前の能力ってすごいな。詳しく聞かせてくれ。」
「了解。」
霊力がどうだとか。そんな感じで適当に説明していくとするか。
青年説明中...
「そうかそうか、無限には使えないと。」
「まあそんな感じ。無限に使えたらここが崩壊するらしい。バランスが崩れるとかで。」
「そこまで可能なのか...まあとりあえず、これでお前は晴れて私の家の居候だ。」
「居候、か。」
「だってほら、同居人だとなんというか、その...あれだろ?」
魔理沙が顔を少し赤くしながら言う。まあ確かに。そういうあれか。
「了解。」
しかし、だが心配のしすぎではないか。いやもういいか。
「時間も遅いし俺はもう寝るとする。」
「風呂はいいのか?」
「いろいろあって疲れまくってる。 とりあえず寝かせれ。」
「そうか、じゃあゆっくり寝るといい。おやすみだぜ。」
「おやすみ。魔理沙。」
そのまま寝床につく。しっかし、今日は人生の中で一番激動の日だった。殺されるわチ―ト級の能力もらうわ別世界に吹っ飛ばされるわ魔法使いの居候になるわ。しかし、赤くなった魔理沙可愛いかったな...
っと、疲れが脳にまで回ってきたかね。さっさと寝よ。
---「神谷京介...悪い奴じゃなかった。私の目に狂いはなかったな。」
私は今日の出来事を思い出していた。しかし創造に全能か。掃除は全部京介に任せればいいか。で全能ということは私の能力も使えるのか、となると二人目の魔砲使いだな。明日からはあいつを一人前の弾幕使いに育てねばな。その前に霊夢とかにも紹介しといて...ああもう、なんであいつのことでこんなに悩まなきゃいけないんだぜ。
...『居候』。京介の前ではそう言ったけど、同居していることに変わりはないし...誰かと一緒に暮らすのって何年ぶりだろ。同じ屋根の下で暮らす奴にそこまでしてやるのが普通...なのか?まあいいや、とりあえず明日からは京介を一人前の弾幕使いにすべく鍛え上げないとな。それに備えて今日はもう寝るとするか。
第三章 日常的な非日常
「起きろ京介、もう朝だぜ。」
「寝すぎたか。もう8時じゃないか。」
「もう8時て、お前の体内時計はおかしい。」
「断定すな。そう言う生活だったんだ。」
「そうか。京介の朝は早い...みたいな感じか?」
「そんなとこ。」
「さっさと着替えて降りてこい。飯が冷めるぞ。」
「了解。」
では着替えるとしますか。そういや昨日学生服のままだったな。この服装が突っ込まれないってことはもっと変わった服装の方がいらっしゃると。
「待たせたな。」
「待ってない。気持ちだけもらっとくぜ。」
ちょっち某蛇さんの真似で登場したが通じなかった。幻想郷にMGSはないらしい。
「お気遣いどうも、では食おうか。魔理沙。」
「そうだな。では。」
「「いただきます。」
「今日は何するんだ?」
「お前に紹介したい奴が何人かいるんだ。そいつらを紹介して、そのあと弾幕ごっこだな。」
「俺がやるのか?」
「当たり前だ。あんだけすごい能力あんだから弾幕の一つや二つぐらいすぐできるだろ。」
「そうか、じゃあ俺もスペルを考えないとな。」
「そうしとけ、じゃあ食い終わったら行こうか。」
朝食終了するまでキングクリムゾン。
「じゃあさっそく行こうか。お前空飛べるよな。」
「ああ、能力を使えば空も飛べるはず。」
「じゃあ出発だ。行くぞ、京介。」
「了解。」
そのまま飛び立つ。しかし空を飛ぶのて案外簡単だな。開始5分で慣れた。
「上手いじゃん。」
「どうも、そういや魔理沙はほうきで飛ぶんだな。」
「いざとなればほうき無しでも飛べるんだが、魔法使いはほうきで飛ぶものだろ?」
「そうか、イメ―ジは大切だもんな。」
「そういうこと。さてもうすぐ着くぜ。あそこが博麗神社だ。」
確かに神社が見える。
「到着。神社なう。」
「霊夢ぅ〜、いるか〜〜。...いないのかな。ちょっと探してくる。待ってろ。」
魔理沙が人探しに行く。さて俺の前には賽銭箱があるわけだが、願い事でもしてみるか。500円投入っと。カランといい音がする。そして後ろから超高速で飛来する人間を約一名確認。
「あんた今賽銭入れた?入れたわよね?久しぶりの収入だわ〜。」
見た感じ魔理沙と同い年ぐらいかね。この年でこの金への執着。この神社は相当貧乏と見た。
「ありがとね。最近収入がなくて困ってたのよ。あ、私は博麗霊夢。ここの巫女をやってるわ。よろしく。」
「俺は神谷京介。今は縁あって魔理沙の居候をしてる。こちらこそよろしく。あ、魔理沙。」
「京介よ。探したんだが霊夢はいないっぽいんで帰るか。」
「いや、今まさにここにいる。」
「本当だ。今まで何やってたんだよ。探したぞ。」
「私だってたまには外出するわよ。」
「どっか行くならそう言えよ。」
「何でいちいちあんたに言ってから外出しなきゃいけないのよ。」
仲のいいことで、親友といったところか。そして取り残されてる俺。
「はいストップ。人の目の前で喧嘩しない。」
「あ、すまん。こいつが博麗霊夢。宴会場博麗神社のオ―ナ―だ。」
「誰がオ―ナ―よ。れっきとした巫女よ、私は。」
「近々行われる京介の歓迎宴会もここでやる予定だ。」
「無視しない。てかまたやるの?」
「当たり前だ。新入りの紹介には宴会が一番、そうだろ?」
「ぐ、まあそうだけど、京介、あんた酒呑めるの?」
酒ですか、未成年の飲酒は法律で規制されているんですが、ここにはそういうのはないらしい。まあ、郷に入っては郷に従えというし。
「わからん、飲むとなったらその時はその時。」
「そうか、なら決定だな。では今夜宴会やるってことで。」
「今夜って、準備はどうするのよ。」
「頑張れ、オ―ナ―さん。」
「はあ?あんたも少しは手伝いなさいよ!」
「人集めぐらいならやるぜ。人が集まってこその宴会だしな。」
「はぁ、これだから宴会は疲れるのよ。誰かさんのせいで。」
「ため息つくなよ。幸せが逃げるぞ?」
「うるさい。」
「じゃあまた今夜。帰るぞ、京介。」
「了解。」
「ちょっと、食材の一つぐらい置いて行きなさいよ!」
「完成品を作って持っていくぜ。」
「あんたが言うと怪しく聞こえるから不思議なのよ。」
「じゃあまた、」
そう言って魔理沙は飛び去っていった。
「あんたって料理上手いの?」
霊夢が聞いてくる。
「魔理沙が作るとは思えないんだ。」
「酒にキノコ料理は合わないでしょ?」
「確かに。」
魔理沙ってキノコ料理しか作れないんかよ。驚き。にしても料理か、まあ数少ない友人や死んだ父さんや母さんによると...
「まあ上手い方なんじゃないかと。」
「そう、なら良かった。」
「あと、ほいこれ。」
「これ...あんたの財布じゃない、いいの?」
「金ないんだろ?今夜の準備もできるかどうか分からないぐらいに。」
「...分かった、遠慮なくもらっとくわ。」
「じゃあまた今夜。」
「あのっ」
「ん?」
「...ありがとう。」
「どうも。」
飛び立つ。家どこかわかるのかって?分かるさ。しっかり覚えといたからな。
「遅いぞ、何やってたんだよ。」
帰ってすぐに魔理沙から文句がこぼれる。
「ごめん。ちょっとな。」
「では京介には一人前の弾幕使いになってもらうべくトレ―ニングをしてもらう。」
「今から!?」
「そう、今から。昼からは宴会の準備があるしな。」
マジか。必然的に相手は...
「内容は簡単。私と弾幕ごっこをするだけ。」
ですよね。しゃあない、やるか。
「...というわけで、外に来たわけだが。」
「じゃあさっそく、魔符『スタ―ダストレヴァリエ』!」
「こちらも、流入圧力50%、戦闘装備を創造。」
割込み解説
装備について
京介の装備は剣が4本と銃が2丁。剣の方は特に特性はないが、銃はどんな銃にも変形でき、(ナイフも可能。)弾も無限。マガジンの交換で弾幕と実弾の切り替えが可能。反動は身体強化で抑え込んでる。
装備が整った瞬間、星が視界を埋め尽くす。
「チッ、」
弾幕を創造し相殺しながら後退する。相殺しきれない分は斬ってゆく。
「やるじゃん京介。でも、まだこれからだぜ!」
「この野郎。」
さっきより密度が高い弾幕が飛んでくる。身体強化があるおかげでかわしやすいが、後手後手になってる。先手を取らないといつまでも魔理沙のタ―ンだ。
「まだまだぁ!」
また飛んでくる。相殺が追いつかないし森の中では行動範囲が狭い。潔く上に行くか。
「よっ」
飛び立った瞬間、下から弾幕が追いかけてくる。ホ―ミングですか、ややこしい。
「『エスク―ド』」
割込み解説2
エスク―ド
防御用スペルで京介の直径100m以内のどこにでも壁を創造できる。
強度や大きさは任意で設定可能。元ネタは某引き金アニメ
俺の下に壁が出現し、ホ―ミング弾を受け止める。
「なっ?」
魔理沙に焦りが見える。ここからだ。
「こっちから行くぞ、爆符『ブレ―ドミサイル」』」
俺の周囲に剣状の弾幕が発生し、地面に向かい降り注ぐ。剣は着弾と同時に爆発し、煙幕を張る。
「とどめだ、」
大弾を複数創造し、レ―ダ―の能力によって位置を確認し、飛ばした瞬間だった。
「恋符『マスタ―スパ―ク』!」
「くっ」
視界を覆い尽くすほどのレ―ザ―が近づいてくる。大弾をすべて破壊し、それでもまだレ―ザ―は止まらない。
「『エスク―ド』最大強度。」
霊力により創られた壁がレ―ザ―を受け止める。エスク―ドに限界が見えたその時レ―ザ―が止む。レ―ダ―に映った魔理沙の位置は俺と同じ高度だった。
「煙幕を張り、大弾で止めを刺す作戦は良かったが、私を出し抜くには一歩足りない。マスパが防がれたのは想定外だったが、もう終わりだ。『ダブルスパ―ク』!」
さっきのレ―ザ―が2つ飛んでくる。潔く負けを認めよう。その前に、
「痛覚破壊、そして、行ってこい、お前ら。」
痛覚を遮断し、魔理沙の背面に命中するように弾幕を飛ばす。このレ―ザ―音で発動がばれてないと信じようか。その瞬間、俺の視界をレ―ザ―が埋め尽くした。
---センスはいいが、経験がものをいう。まだまだだな、京介。明日からも頑張ってもらわないとな。
その瞬間だった、私の背中に弾幕が命中したのは。
「!?」
いつの間に...ダブルスパ―クを撃った時か?くそっ、油断したか。私はそのまま地面に向かい墜落して行く。 しかし、この程度で墜落する私ではない。ギリギリで制御を取り戻し、着陸する。
---目覚めたのは、俺の部屋だった。
「起きたか、京介。」
「最後の奇襲は良かったぜ。お前を甘く見すぎた。これからが楽しみだぜ。」
「当たったのか。良かった。」
時計は1時を指していた。
「さて、宴会の準備だ。私は人集めをやる。お前は料理をやって貰う。」
「昼飯は...」
「寝てたお前が悪い。」
「了解。てか俺に料理任せて大丈夫か?」
「どれほどの料理の腕か試そうと思ってな。いざとなれば創造すればいいだろ?」
「そういう事か。じゃあ楽しみに待っているといい。」
「じゃあ行ってくる。」
「ああ、頑張れよ、召集。」
「頑張るほどの物じゃないぜ、これくらい。」
そう言って魔理沙は飛んでいった。
さて、俺の料理の腕をとくと見るがいい、魔理沙よ。あとキッチンお借りします。同時に2品目くらい作っていこう。宴会だからつまみ中心にオ―ドブル的なものでいいか。
---完成までキングクリムゾン
完成。疲れた。魔理沙が帰るまで寝て待とうか。果報は寝て待てと言うてな。
---「ただいま〜。って寝てるし。」
私の目に倒れるように寝ている京介と大量の料理が飛び込んでくる。これだけの量を一人でやったのか。創造すれば寝込むほど疲れないし、手作りってことになるな。やるな、京介。
---―「くぅ〜よく寝たぁ〜。お、魔理沙おかえり。どれくらい集まった?」
「だいたい30人かそれ以上、たいていが妖怪だがな。『非常召集。先、行くから。』って言ったらたいていの奴は察してOK出してくれたぞ。」
「30人...間に合うか、この量で、」
「充分過ぎるぐらいだ。よくやった、京介。」
「どうも、じゃあ行こうか。」
---博麗神社
「こんばんは、オ―ナ―さん。」
「誰がオ―ナ―か。って、料理持ってきてるじゃん、大量に。」
「ああ、頑張って作ったんだぜ、京介が。」
「京介が、ってあんた、そうなるだろうとは思ったけど、主役に仕事やらせてどうすんのよ。」
「疲れた。宴会途中でぶっ倒れても責任は取らんぞ。」
---開始までキングクリムゾン
「皆に集まってもらったのはほかでもない。幻想郷に新しい仲間が加わることになったからだ。」
「どうも、神谷京介です。能力は『創造と破壊を操る程度の能力』と『全ての技と能力を扱える程度の能力』ですよろしく。」
「それではお待たせしました。乾杯!!だぜ。」
「「「「乾杯!」」」」
乾杯の音頭が取られると同時に宴会はスタ―トする。いろいろいますな。見たところ幽霊が3名、吸血鬼が2名。鬼が2名。ほか妖怪が多数、といったところか。
「美味い。京介、これ美味いな。」
「どうも。自信作だからな。じゃんじゃん食え。」
「そうか、お前はじゃんじゃん飲め。」
「...じゃあいただこうか。」
酒、初めて飲むが、大丈夫だろうか。ん?そう言えば能力に密度操作ってなかったっけ?これを使えばアルコ―ル密度も操作できるはず。
「うん、美味い。」
お世辞です。しっかり操作できました。おかげでほぼ水です。よっしゃ、これでもう何も怖くない。ジンだろうがウォッカだろうがベルモットだろうがシェリ―だろうがドンと来い。
「そうか、口に合って良かったぜ。」
「口に合ってなかったらどうしてた?」
「無理矢理飲ませてた。一斗ぐらい。」
「死ぬ、死ぬって、一斗とか。」
「死んだら死んだで尊い犠牲になってたぜ。」
「殺す気だったのかよ。」
「当たり前だ。幻想郷で酒が飲めないのは万死に値するぜ。」
「マジか...」
「マジ。」
それから3時間---
やべ、眠い。ここで一つ、アインシュタインの名言を紹介しよう。アインシュタインは言った。一瞬の思いつきは重要である。と...
「寝る。部屋貸してくれ、」
「おいおい、まだまだ宵の口だぞ?」
魔理沙が不満の声をあげる。
「言ったろ。途中で寝ても責任は取らんって、」
「そう、それなら部屋なんて使わずに...」
霊夢が言う。使わずにどうしろと?
「ここで寝なさいっ!」
俺の後頭部に酒の空き瓶が直撃する。酔いって恐ろしい。そう思うが早いか、俺は幻想郷に来てから3度目のブラックアウトを経験する...
---「何してんだぜ!?」
京介の頭が床に接するのとほぼ同時に私は霊夢に問い詰める。
「手が滑ったのよ。あんたも手癖悪いでしょ、人のこと言えないわよ。」
「だからって人を殴りはしないぜ、普通。」
しかも、よりによって京介を...だなんて、なおさらありえない。
「で、それはどうでもいいとして、」
「どうでも良くない。」
「あんたは京介のこと、どう思ってるのよ?」
「...まあ、弾幕に関しては申し分ないな、センスもあるし、能力も相まってもう少しで一人前の弾幕使いだぜ。」
「違う違う。私が聞きたいのは、あんたが京介をひとりの男性としてどう思ってるかよ。」
「え?...」
「どうなのよ?」
黙っていても仕方ないし、霊夢になら言っても大丈夫だろう。
「......優しいし、顔もタイプだし、何より私をひとりの少女として接してくれる。いや、霊夢とかがそうでは無いって言いたい訳ではないけど...そのへんもあって、その...別にあいつとならずっと私の側にいても、飽きないだろうな。」
「そう、その言葉が聞きたかったのよ。その想い、実るといいわね。」
---目がさめると、そこは不思議な世界だった。たいていは酔い潰れて寝てる。起きてる連中も酔いまくってる。そんな中。
「幻想郷は慣れた?」
聞き覚えのある声が聞こえてくる。俺を幻想郷に連れ込んだ張本人の声が。
「...2日しか経ってないんで何も言えませんけど、平和ですね。ここは、殺伐としている外とは大違いです。」
「そう、弾幕の方は?」
「まだまだこれからですね。魔理沙に教えてもらってますけど、これからです。」
「そう、頑張りなさい。」
そうして朝---
「やっと起きたか、魔理沙よ。」
「おはよう。京介。」
「じゃあ帰ろうか。」
「他の皆は?」
「紫さんが強制送還した。」
---それから3週間
毎日のように弾幕ごっこをやり続けています。それは今日も同じです。毎日が引き分けですけどね。
「うん、強くなったな。京介。」
「どうも。」
その時、起動しっぱなしだったレ―ダ―が何かを捉えた。
「上かっ!」
弾幕を『何か』に向かって放つ。しかし、
「効かないか。銃なら?」
銃をスパイパ―ライフルに変形させ撃つ。
「効いたか。」
レ―ダ―から反応が消える。
「!?」
「京介、どうした!?」
「いや、大量の敵性生命体が...」
「ここに向かって接近している。」
第4章 dead and alive
「東と西の両方から反応がある。二手に分かれて食い止めるぞ。」
「私は東、京介は西を頼む。」
「了解。死ぬなよ。」
「分かってる。」
「さあ、戦闘開始だ。」
東側---
数こそ少ないものの弾幕が効かない。剣と実弾で殺るしかないか。
「流入圧力60%。さて、やるか。」
しかし不細工っすねこいつら。ゴブリンみたいな顔しやがって。
「スタ―ト。」
前方の群れをグレネ―ドランチャ―で吹っ飛ばす。
その銃をサブマシンガンに変形させ、左手に持つ。片手で撃つには反動がでかいが、なんとかなるだろう。右手は剣を抜き、次なる群れへと突き進む。
---西側
軽い軽い。弾幕効くし、雑魚いし、数が多いのが難点かな。
「恋符『マスタ―スパ―ク』っと。」
あらかた片付いたかな。
「!」
追加ありかよ...まあ、楽勝だし、いいかと言いたいところだが、数が3倍になってる。
「くそっ」
追加を殲滅すべく、私は八卦炉を構える。
---東側
数が少ないといったが一人でさばくには大変だな。三分の一ぐらい霊力を消費したが、何とか殲滅完了。
しかし、新たなる敵が空より8つ、来襲する。
「俺シリ―ズ?...下らん。」
自分と同じ姿の奴と戦わせ戦意を削ぐと。実に下らん。せっかくだし、チャチャっとやっちゃいますか。
「流入圧力80%。痛覚遮断。活動限界まであと300秒。カウントダウン、開始」
その瞬間、1匹目に向かって駆け出し、銃をナイフに変形させ、首をかっ切る。背中にもたれるように倒れてきたまがい物の俺をそのまま持ち上げ、腹を握り潰す。
「エ―ステ。」
(BGM:G線上のアリア)
二匹目に飛びかかりつつ押し倒し、別で創造したナイフで頭を真っ二つ。
三匹目に走り込み、その勢いで右腕を切り落とす。右腕と持っていた諸刃の剣が明後日の方向に飛んでいく。そのまま首にナイフを突き刺す。そのままナイフを押し込んでいた時、上から4匹目が降ってくる。
明後日の方向に飛ばした諸刃の剣の方に避け、俺をぶった斬ろうと剣をふりかざしてきた4匹目の攻撃を3匹目の剣を拾って受け止める。
「チッ」
予想はしていたが反動がデカい上に重い。これを使うのは得策でないと見た。とりあえず攻撃をかわしつつ、隙をうかがう。うかがってきた隙が出来た時、空いた4匹目の腹に対戦車ライフルをゼロ距離で撃つ。4匹目の上半身が見事に吹っ飛ぶ。おお、グロいグロい。5匹目は剣で左足を斬りとばす。その瞬間死角から飛びかってきた6匹目に押し倒される。
「乗っかかんじゃねえよ気持ち悪い!」
顔にニ―ドルガンを複数発射する。その反動で仰け反った6匹目にさらにニ―ドルガンを放ち、刺さっている針の数を倍増させる。キレた。久しぶりにキレた。
「うらぁぁぁっ!」
7匹目の頭を木に押し付け、潰す。そいつを8匹目に投げつけそこに突進する。
「これでラストォォォッ‼」
7匹目のみぞおちを貫通し、8匹目の心臓を肋骨ごと握り締める。
その時、どいつが投げつけたが知らんが剣が飛んでくる。
「来たな、馬鹿が!!」
横に飛び退き、剣を交わす。剣はそのまま2匹に深々と刺さった。
「状況終了。」
---
「『ダブルスパ―ク』っ!」
全部片付いたか。しかしマスパ撃ちすぎたな、森が大分寂しくなった。
しかし、休む間もなく、新たな敵が降りてくる。京介と同じ装備をした妖怪が、
「中々やると思えば、泥棒猫の悪足掻きか。」
「何を...」
「そうか、図星か。自覚はあったんだな。」
「煩い!あれは借りてるだけだ!!」
「そうやって自分を誤魔化してるだけ、そうやって責任から逃げているだけ...そうだろ?」
「黙れ!!『ファイナルスパ―ク』!!!」
増幅された光の束が『それ』に向かって飛ぶ。その光が消えた時、『それ』はそこにいた。無傷で。
「無駄だ。俺に『ごっこ遊び』は通用しない。」
「死ね。泥棒猫。」
私に向かって銃弾が放たれようとしたその時。
「流入圧力、95%!!」
---『それ』に向かって思っ切り回し蹴りをかます。
「死ね。クズが。」
「京介!?」
「ごめん魔理沙、時間がかかった。」
「うらぁぁぁぁっ!」
『それ』を魔理沙から遠ざける。そのまま押し倒し、次なる一手を繰り出すべく左手を上げた瞬間。光がほとばしり、左手の感覚が無くなる。左手をやられたらしい。だがその程度では俺はくたばる訳もなく
さらに奥に持って行き、首を絞める。
「死ねぇぇぇぇっ!」
止めを刺そうとした瞬間。全身から力が抜ける。
「活動限界?」
「残念だったな。俺は死なない。死ぬのはお前だ。」
「ぐはッ!!」
俺の腹部に剣が刺さる。遮断したはずの痛覚が反応し、全身に激痛が走る。
「京介!!」
魔理沙が叫ぶ。ごめん、ツメが甘かった。その思いを口にする前に俺の体が宙に舞う。着地地点は魔理沙の家だった。外壁にもたれかかるように倒れている俺の視界に9本の槍が見える。
「止めだ。」
---『それ』の短い一言と共に、槍が京介の体に刺さり、京介をその場に釘付けにする。京介の生命が終局を迎えようとした時だった。
---俺は、死ぬのか?また、懲りもせずに死を迎えるのか?...いや、まだ俺は死ねない。死ぬにしても、せめて、最期に、あいつを、そう...
「殺してやる!!」
そして、俺は右腕を『それ』に向かって伸ばした。
---その瞬間、京介の瞳の色が紅く変わり、霊力が尽き、使えなくなったはずの能力が働き、槍を破壊し、霊力に変える。
「殺してやる…殺してやる...」
霊力と化した槍は失ったはずの左腕を形成してゆく。
「殺してやる...殺してやる…殺してやる…」
復元された左手の甲に表示された流入圧力は400%を越え、霊力はメ―タ―の限界を超えていた。
「殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる…」
京介が負った傷が全て修復され、彼は全ての呪縛から解き放たれる。
「畜生ッ!殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる...殺してやる!!!」
少年の思考が『それ』への殺意で満たされた時、少年は覚醒を果たした。
「うらあぁぁぁっ!」
京介は『それ』に向かって突き進み、『それ』の左腕を切り落とす。
「何っ!」
『それ』は追撃をかわすため、後退するが、京介の方が速く、『それ』の脇腹をかすめた。
そのまま京介は飛び上がり、スペルを発動する。
「非殺傷属性解除、爆符『ブレ―ドミサイル』。」
「くっ」
非殺傷では無くなり、『ごっこ遊び』ではなくなった剣の爆弾によって、空襲が開始される。『それ』が身構え、爆弾が地面に接しようとしたとき、
「『ホ―ミング』」
その言葉と共に、爆弾の軌道が変わる。全ての爆弾が『それ』に向かって突き進む。大量の爆弾は『それ』の処理能力を上回り、ほぼ全弾が命中する。爆煙が薄れ見えたのは、『それ』の倒れている姿だった。その好機を見逃さず、京介は仕上げに入る。
「終局『過剰殺戮《オーバーキル》』」
その言葉と同時に京介の分身が8つ出現する。京介本体を含めた全員の手には、槍が握られていた。
「序」
槍が京介たちの手から離れ、『それ』に突き刺さる。
「破」
槍が全て爆発し、『それ』の敗北を決定付ける。
「急」
爆発した槍の破片が全て弾幕に姿を変え『それ』に命中し、『それ』に止めを刺す。
京介の分身が全て消え、京介も上空から落下する。堕ち行く京介を地面すれすれで魔理沙が受け止める。
「京介!大丈夫か!!」
「大丈夫だ...問題無い…」
だが、京介の命はもうすぐ終結を迎えることは、誰にでも分かった。自分に刺さった槍で修復したはずの傷が修復前の状態になり、左腕も消えていた。覚醒状態では無くなり、普通の人間に戻った京介の今の損傷状態では、大丈夫な訳が無かった。
「大丈夫な訳ないだろ!この期に及んでまで強がるなよ!!」
「でも...俺は...初めて...『好きだ』と思った人を...守ることが出来た...満足だ...」
「だからって....だからって死ぬことはないだろ!」
「でも...魔理沙が...生きてて...良かった...魔理沙は...俺よりは...幻想郷に...必要だから...」
「確かに私は幻想郷に必要かもしれないけどな、京介は幻想郷に必要ないかもしれないがな、京介はな、何より私に必要なんだよ!!」
そう叫ぶ魔理沙の頬から涙がこぼれ落ちる。
「そう...泣くなよ...泣いてる魔理沙なんて...誰も...少なくとも...俺は...見たくないんだ...」
「これが泣かずにいられるかよっ!好きな人との今生の別れだぞ!!泣かない奴が何処にいるっ!!」
「そうか...まあ、心配するな...また会えるさ...魔理沙。」
「京介?...京介ぇぇぇぇっ!!!!」
---その時、私が見たのは、私が初めて見た、京介の笑顔だった。
第5章 Lost and Reunion with him
---あるところに、一人の魔法使いがいました。魔法使いは、異変を解決したり、親友の巫女と話したりして、幸せに暮らしていました。ある日、魔法使いは家の近くに倒れていた少年を助けました。身寄りの無い少年を、魔法使いは引き取って、一緒に暮らしました。そうして暮らしているうちに、魔法使いは少年に恋をしました。でも、その気持ちを言い出せないまま、いくつも時は過ぎて行きました。そしてある日、魔法使いと少年を殺そうと大量の敵が現れました。魔法使いと少年は二手に分かれて敵を倒していきました。でも、魔法使いのところに妖怪が現れました。その妖怪には魔法使いの技は効きませんでした。魔法使いがピンチになったその時、少年が助けに来ました。少年は一度は追い詰められましたが、何とか妖怪を殺しました。少年がそのまま死へと向かっているとき、魔法使いは自分の気持ちをやっと言えました。そして少年も同じ言葉を言いました、『好きだ』と。でも少年は「また会える」と言って死んでしまいました。でも魔法使いと少年は今も再会を果たしていません---
---京介が、死んだ。私の、好きな人が、死んだ。私が、初めて好きだと感じた人が、死んだ。
あの日のことは、新聞など必要ないくらい、急速に広がって行った。それは、京介が死んだことについても例外ではなかった。
霊夢もアリスも、みんな私に同情し、なぐさめ、励ましてくれた。けど、京介はもういない、部屋に行っても、何回夢から覚めても、京介が戻ってくることはなかった。忘れてしまおうとも思った。でも、忘れられるはずが無かった。だだの楽しかった3か月で済ませることは、できなかった。京介はもう、どこにもいない。だけど、京介は最期に言った。「また会える。」だから...私はずっと待っている。京介が帰ってくるのを---
---森のど真ん中、ぽっかりと空いた空洞。陽気な魔法使いが空けたその空洞は、誰も来ない、来やしない。そんな場所にいる俺とあいつは、どうやらまともではないらしい。
「きょう....すけ....?」
「久しぶり、魔理沙。言ったろ?また会えるって。」
「京介っ!!」
俺に、魔理沙が抱きつくように飛び込んで来た。
THE END
こんな糞みたいな小説を懲りずに見ていただき、ありがとうございました。もしよければ感想お待ちしています。