FAIRY TAIL~全てを包み込む大空の軌跡~   作:綱久

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まずはじめに――――ごめんなさい。

早めに投稿したいと言っておきながら、仕事が忙しかったことや、予定していたこの話の文字数が少なかったゆえに描写を増やしたりとしたため、遅くなりました。もう一度言いますけど、本当にごめんなさい。

後、今回の話は独自解釈の部分もありますので、ご了承ください。

では、どうぞ!





標的8 大空vs妖精女王 後編

 

『はぁ……はぁ……』

 

 疲れがピークに達し、何とか踏ん張っていた足の力が抜けてしまったことにより、綱吉は大の字になって倒れてしまう。

 

 

 

 10年前の過去の世界への帰還と真実を知るため、《ミルフィオーレファミリー》の”晴”の《六弔花》――《軍将》入江正一率いる《メローネ基地》。

  そしてボンゴレ狩りの筆頭で、匣アニマルと機械を融合させた半機獣(ハーフメカニマル)の危険な実験を行う―――《黒焔鬼》ブリガンテス率いる《ミルフィオーレファミリー》の特殊暗殺部隊《ベラドンナ・リリー》。

 

 彼らとの対決に向け、10年前の世界から来た沢田綱吉、獄寺隼人、山本武、リゾーナは―――それぞれ強力な家庭教師と共に鍛錬を行っている。

 

 山本は、綱吉の普段の家庭教師であり殺し屋である”晴”の《アルコバレーノ》―――《最強の殺し屋》リボーン。

 獄寺は、自身の姉にして毒物を得物とする殺し屋―――《毒蠍》ビアンキ。

 リゾーナは、《降霊術》の鍛錬用プログラムという形であるが、この世界の10代目《エヴォカトーレ》のボス―――《霊界師》アルビート。

 

 最初の頃は三人共、10年前とは違う新たな武器と力を上手く操作ができなかったこと、そして家庭教師の強さと無理難題と言っても過言でもない修行法によって行き詰っており、中々進展が見られなかった。

 

 しかし、数日前のある出来事によって明確な目的が定まったおかげなのか、それともボスである綱吉の決意を聞いたからなのか―――三人はみるみるうちに実力が飛躍していった。

 

 それは彼らの友人としてとても喜ばしいし、綱吉は嬉しく思う。

 だが、自分の今の状況から考えると、今は彼らのことを考えている場合ではない。3人には悪いが、自分が行っている修行の方が彼らよりも難易度が遥かに上だと言える。

 

 今自分が行っている修行は、常に全力で全神経を集中させていなければ―――問答無用でこの命が無くなっていてもおかしくない。

 

 なぜなら綱吉の家庭教師は―――

 

 

 

 

 

『―――ま、少しはマシになったかな』

 

 

 ―――《風紀財団》総帥にして、10代目《ボンゴレファミリー》の《守護者》のなかでも”最強”の実力者と言っても過言ではない―――

 

 ―――10代目《ボンゴレファミリー》の”雲”の《守護者》―――《孤雲王》雲雀恭弥。

 

 

 綱吉が元いた時代の雲雀の強さは、敵味方問わず誰よりも群を抜いていた。そして10年後の雲雀の強さもこの時代でも相変わらず―――いや、あまりにも強くなりすぎているのではないかと綱吉は思っている。 

 

 なにせ《ボンゴレファミリー》の至宝であり、この時代ではA以上のランクに分類される"雲"の《ボンゴレリング》を所持していないにも関わらず、10年後の10代目ファミリーでも勝機は薄いとまで言われた―――《ボンゴレリング》と同ランクに位置する《マーレリング》保持者である、《ミルフィオーレファミリー》"雷"の《六弔花》―――《電光》のγを全力を出すことなく圧勝してみせたのだ。

 

 その姿は―――そして、今日までの戦う彼の姿は綱吉から見れば―――10年後の雲雀はまさに、完成された戦士としか映らない。

 だがリボーンから言わせれば、雲雀はまだまだ発展途上中。今の雲雀(・・・・)に近い"戦士"は探せばいくらでもいるし、自分が知る体技最強の男にはまだ及んでいないとのこと。

 それを聞いた綱吉は『裏世界どんだけ修羅!!?』と戦慄したのは言うまでもない。

 

 

 閑話休題。

 

 

 綱吉の雲雀との修行内容は――――訓練という名の殺し合いの死闘。

 

 加え、雲雀は全く加減という慈悲の心など持ち合わせていない。今までの修行という名の殺し合いで雲雀は全力を出してないが、彼は本気で綱吉を殺す気で戦りにきているのだ。

 これは別に綱吉に嫌悪感を抱いているわけでも、個人私情があるわけでもない。

 雲雀はいつ、いかなる時でも誰であろうと本気で咬み殺しにいく。特に群れている草食動物。そして、自分を愉しませる肉食―――小動物相手なら特に。

 

 ゆえに、綱吉は本気の全快で雲雀に喰らいつく。でなければ、自分に待ち受ける未来は―――"死"しかないのだから。

 

 

 

 だが、それこそがリボーンが綱吉の修行相手に雲雀を選んだ目的である。

 強くなる一番の近道は、やはり数多の実戦経験だ。それも、ただの力比べという生温い試合ではない。

 

 殺気が入り混じり、善悪の概念など関係なく―――勝者には生を、敗者に死を与える――本物の戦場と言っても過言ではない死闘。

 

 戦場には戦場の独特な空気があり、それは決して訓練程度で感じられるものではない。例え修行で新たな技を身に着けようが、実力が上がろうが―――生死を分けた殺伐とした本来の戦場で、それが発揮されないなど珍しくないのだ。

 

 そして何より、綱吉は《ボス》だ。

 《ボス》とは、背中に数多の者を背負いながら―――護り、戦う者である。ゆえに彼には、獄寺や山本やリゾーナ――現在療養中のクロームは勿論、この時代の《ボンゴレファミリー》の誰よりも強くなってもらわなければならない。

 

 多少のリスクは伴うが、リスクなしで得られるモノなどたかが知れている。だからこそリボーンは、綱吉の家庭教師に雲雀を選んだのだ。

 

 

 

 

 

 

 基本、一人でいることを好む一匹狼である雲雀恭弥。

 他人と話すときも必要最低限な会話しか行わないし、何よりも人が群れているのを嫌い、その場を立ち去るか咬み殺すを必ず行う。

 それは多少マシになったとはいえ、10年後の世界でも変わらない。

 そんな彼が、何故綱吉の家庭教師を務めることにしたのか。いくら赤ん坊(リボーン)からの頼みとはいえ、自身にメリットがない限りは首を縦に振るじてない。

 

 ゆえにメリットがあったからこそ、雲雀は承諾した。

 

 それは―――――自分が愉しむことだ。

 

 10年経とうが、雲雀の『強者と心ゆくまで戦いたい』という戦闘狂は相変わらずだ。しかし、この時代で自分と対等以上に戦える者は非常に少ないし、現在はそんな暇もない。

 

 《跳ね馬》は別国で《ミルフィオーレ》と戦争の真っ最中で、猿山のボス猿とその集団の一人のカス鮫はイタリアで《ミルフィオーレ》の暗殺真っ最中。沢田家光は妻と共に行方不明で、《エヴォカトーレ》のボスも同様に行方不明。

 

 かく言う自身も、風紀財団や《ミルフィオーレ》のこともあり、自身が満足いく死闘を行えていない。

 つい最近戦った《電光》のγは匣兵器に最近頼りがちのせいで身体能力が鈍ってたのか、それとも力を隠していたからなのか、地力を発揮される前に倒してしまったため、満足度は低い。

 途中、自身と同等以上に殺り合えるであろう特殊暗殺部隊《ベラドンナ・リリー》のリーダーであるブリガンテスと遭遇したが、とある理由から彼は戦わずして去って行った。

 

 以上のことより、表情には出していないが、雲雀の不満とイラつきはかなり溜まっていた。

 

 

 だが、それは見事に発散することができた―――――今倒れ伏している、10年前の沢田綱吉によって。

 

 

 もし綱吉に自身が戦う価値がなければ、本当に雲雀は綱吉を殺していたかもしれない。一応味方側であろうが、相対する以上容赦も欠片もなく雲雀は潰しにかかる。赤ん坊(リボーン)からも好きにして良いとも言われており、遠慮はしない。

 

 だがそんな自分相手に―――沢田綱吉は今日まで、生き残っている。

 

 

 

 歴代ボンゴレのボスの中でも最年少で、ボンゴレボスとなるための試練を乗り越え―――彼は"Xグローブ"を"XグローブVer.VR"へと進化させた。

 

 その後のこの日までの自身との死闘。

 実力は完全に自分が勝っており、勝率は圧倒的に自分が上だ。しかし沢田綱吉は、圧倒的な格上相手でも決して諦めず、自分が予想しない方法で勝ちの道筋を見出し行使してきた。

 

 そして一つの戦闘事に驚くべき速さで着実に力を伸ばしており―――今の沢田綱吉は、初日の彼とは全く見違える程の強さとなったのだ。

 

 

 

『―――確かに、経験も体力も知力も今の俺達よりも遥かに劣る。だがあの時の俺達が、仲間との毎日の中で一番の成長力と意外性を持った―――白蘭を倒せる一番の可能性をもった俺達だ』

 

 

 成程。10年後の彼の言ってた通りかと、雲雀恭弥は内心で笑みを浮かべる。

 

 

 だが、今のままじゃ"まだまだ"だ。

 今の綱吉なら――最強の剣士と名高い《幻霧の剣王》幻騎士を除いた《6弔花》級を相手にも引けは取らない程に成長している。しかし、この程度じゃ《ミルフィオーレファミリー》のボスにして"大空"の《マーレリング》保持者――――《天魔》白蘭には全く及ばない。

 

 そしてこれは雲雀……10年後の綱吉も気づいているだろうが、白蘭は現在公開している組織以外に、何か別の組織を隠している(・・・・・・・・・・)

 勿論それは勘によるもので本来なら宛てにすることは馬鹿らしいが、最悪のケースを考えていて損はない。

 

 自分を除いたボンゴレ側の人間は、メローネ基地襲撃作戦を最後の戦いを思っているだろうが、それは間違いだ。

 メローネ基地に集った《ミルフィオーレファミリー》の戦力をくぐり抜け―――入江正一に辿り着くのはゴールではなく、やっと本当のスタート地点に立てるのだ。

 

 だからこそ綱吉には、自分がよく知るこの時代の沢田綱吉レベルの戦闘力を超えてもらわなくてはならない。

 

 この時代の沢田綱吉と、もう一人の協力者が託した希望のために。

 そして、自分が愉しむためにも。

 

 だからこそ、普段なら決して行わない助言を、雲雀は二つ口にした。

 

 

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「―――心外だな。まさか俺の速さの限界がこの程度だとでも?」

 

 

 ―――その言葉が耳に届いた瞬間、今までしっかり目で追えていた綱吉の姿が消えた。

 

 そして下手をすれば1秒にも満たない瞬間―――エルザは殴打の痛みが奔ると同時に、吹き飛ばされることに気付かされた。

 

「かっ――!」

 

 咄嗟に自身が手に持つ双剣を無理矢理地面に突き刺すことで、これ以上吹き飛ばされることはなかった。しかし、先程受けた拳撃は思っていた以上に重かったのか、今まで余力があったエルザの息が上がっていた。

 

 

(な、何故だ!? なぜ急にツナの動きを見切ることができなくなった……?) 

 

 そう、先程までしっかり目で捉え、その速さと互角に立ち振るえたはずなのに、突然反応しきることが出来なくなった。一瞬、自分が気を緩めてしまったのではないかと思ってしまうが、すぐに要因が分かった。

 

 綱吉の速さが最初の時よりも、遥かに段違いであったことに。

 

 何故急に綱吉の速さが上がった? まさか先程まで手を抜いて―――いや、それを実際に剣を交えたエルザは否定する。彼は間違いなく本気で自分に向かって来ているのは、この戦いを通して分かっている。 

 

 そう、エルザの言う通り確かに綱吉は本気をだしていた――――

 

 

 ―――だが、まだ全力(・・)ではなかった……ただそれだけの話。

 

 

 

 そして思考に悩むエルザに、綱吉は休む暇を与えなかった。

 気配を感じ取るよりも体に次の動きを伝達するよりも速く、エルザの背後へ高速移動した綱吉の裏拳による一撃が襲った。

 

 しかし、エルザとてS級"魔導士"として、伊達に死線を超えていない。

 

 頭よりも速く、自分の身の危険を本能がとっさに反応し、無意識に双剣を交差させた盾によって防御したのだ。五感とは違う、戦士として高みを登っていく者のみが持つことが許される新たな感―――それが、エルザをこの危機から救ったのだ。

 ただ、威力まで上手く殺すことができなかったために、エルザは大きく後退させられる結果となった。しかし反撃のため後退させられる最中、今度は見逃さまいとエルザはしっかり綱吉から眼を離さずにいた。

 そして、《飛翔の鎧》の速さをもって綱吉に剣を振るおうとし―――

 

 

「―――ぐはっ!!」

 

 ―――何もできず樹木に叩きつけられてしまった。 

 

 腹に痛みを感じることから、殴打か蹴りで飛ばされたということが何となく理解したと同時に、綱吉に驚愕を隠せなかった。 

 

 しっかり眼で綱吉を捉えていた。どんな彼の些細な動きに対応できるよう、全神経を集中させていた。

 そのおかげで、彼の初動を見極めることができたが―――――それだけだ。

 

 初速があまりに速すぎて、エルザの今の反射神経では対応が全く追いつかないのだ。

 

 エルザは決して速さを極めた魔導士ではないが、それに近しい速さを誇っている。そして速さを一点に上昇させる《飛翔の鎧》が加わることで、その速さは《妖精の尻尾》の上位に入るナツやグレイでも捉えることは難しい。

 だからこそ、そんな彼女を逆に速さで圧倒する綱吉に彼女は驚嘆………そして僅かに悔しさが湧き出る。

 

(《飛翔の鎧》でも反応できない……ツナのこの速さ―――ラクサスにも決して劣らない!!)

 

 自身が知る《妖精の尻尾》最速の男にも全く劣らない速さにエルザは驚くと同時に、まずいと感じる。この戦いの流れは完全に綱吉の方へと傾いてしまったことを。

 

 

 

 

 かつて10年後の世界―――《ミルフィオーレファミリー》との戦闘に向け、10年後の雲雀恭弥が綱吉の家庭教師であった時、綱吉は彼から二つ助言をしてもらった。

 

 その一つが――――速さだ。

 

『君の速さは目を見張る程度はある。だけど、君のその速さはグローブの炎の噴射による推進力だけによるものだ。そこに君自身の脚力は使われていない。折角恵まれた身体能力を持っているのに、勿体ないと思わないわけ?』

 

 その助言をいただいた時、綱吉は"XグローブVer.V.R"を使いこなし始めた時であった。

 

 ボンゴレの業を引き継ぐ覚悟が試される試練を乗り切ったことで進化した、指に装着した"大空"の《ボンゴレリング》を手の甲に宿した"XグローブVer.V.R"。

 

 "Xグローブ"の時よりも純度が高く爆発的な威力を持つ炎を灯せることは可能だ。

 しかし、通常の"Xグローブ"とは異なり、徐々に炎圧が上がるのではなく、急激に炎圧が跳ね上がる特性があり、それに伴って気力の消耗も通常時よりも激しくなる。

 そのため、最初の頃のそれは格段に制御が難しいじゃじゃ馬だったが、最初と比べ今では完璧とはまだ言えないが、実戦に使える程度にはなった。ゆえに、綱吉の速さは修行開始前よりも段違いに上がった。

 

 しかし、そんな綱吉の速さに―――雲雀は容易く見極め、追いつき―――照準がずれることなく綱吉にトンファーを振るってくるのだ。

 

 ただ純粋に鍛え上げた、自身の身体能力だけで。

 

 

 ゆえに、雲雀の言葉に一理あると綱吉は思ってしまうが、やれといってもそう易々とできる物ではない。

 

 綱吉は高速移動の際、両手に身に着けているグローブによる炎の噴射の推進力によって行っているため、他の"戦士"と比べ全く脚力を使わないというわけではないが、足による負担は格闘技のみ。そのため、腕にかかる負担は大きく、常人ならば炎の噴射の速さに追いつけず、手首は簡単にイかれてしまう。

 綱吉の腕が壊れていないのは、綱吉が鍛え上げた、伸びしろ高い本来の身体能力のおかげでもあり、移動や飛ぶ際に体を上手く動かす技術があってこそ。

 

 だからこそ今の状態でも、高速移動はそう易々行えるものではなく、そこに新たな動きを取り入れるなど綱吉にとって無茶もいいところだったのだ。

 

 しかし雲雀は構うことなく、まず自身の身体能力だけでグローブの炎の推進力の速さと同等程度になり、身体能力の速さと炎の推進力の速さと同時併用ができるようにと、無理難題を押し付けられたのだ。

 

 

『そんな滅茶苦茶な!! というか、仮にそれができたとしても地上だけで、空中じゃそんなこと―――』

 

『―――そんなの簡単さ。足裏に炎を纏っていれば、数秒とはいえ空中を足場にすることができる。その程度の時間があれば移動に脚力を使うのに全く問題ない。現に僕も、10年後の君も容易くやってるけど?』

 

『なに不条理のことやってんの10年後の俺!?』

 

 

 

 

 脚力とグローブの炎の推進力の同時併用――――結果としてそれはできるようになった。と言っても、メローネ基地潜入戦、チョイス戦、最終決戦を経たことによって、10年後の戦いでの白蘭との死闘でやっと可能になったのだ。

 ちなみに余談だが、どうやって出来るようになったのかと仲間が聞いた際、綱吉は―――『え? 気づいたらいつの間にかできるようになったんだ。それにコツをつかんだら、そこまで難しいものじゃないしね』と、仲間達の顔を引きつらせ、獄寺は目をキラキラとさせ尊敬の眼差しを向けたり、リボーンは『これでコイツも人外の仲間入りだな』と、ニヤっと笑みを浮かべていたらしい。

 

 

 閑話休題。

 

 

 綱吉はエルザとの戦闘の際、炎の推進力を利用する技であるXバーストを除いて――――自身の脚力だけで移動していた。

 別にエルザを舐めていたというわけではなく、単純に自分の力がこの世界でどこまで通用するのか、少しばかり力の範囲を限定したのだ。

 だが、エルザの実力は想像以上で、《妖精の尻尾》最強の一人というのは伊達ではなく、本気のままではコチラが敗北していた。だからこそ綱吉は、今の状態(・・・・)で出せる全力で戦うことにしたのだ。

 

 

 

 

 樹木に叩きつけられたエルザは、そのまま反撃に出ることなく、冷静に綱吉を分析していく。

 

 自分の剣技と綱吉の格闘技は五分五分と言っていいだろう。頭の回転も応用力も恐らく互いに負けていない。

 だが速さに関しては――――悔しいが綱吉の方が遥かに上だろう。難しいが、視る回数と時間さえあれば、見極めることはできなくはないかもしれない。……が、目の前の少年がそれを許すとは思えない。 

 

 理解している。一度向き始めた勝利の追い風は、確実に勢いを増して――――覆すことが決してできなくなることを。ましてや、綱吉のような強者ならなおの事。

 

 

 ならばどうすればいいか……答えは簡単だと言わんばかりにエルザは笑みを深くする。

 敵に向いた風よりも、こちらに大きな勝利の風を呼び込めばいい!!

 

 先程の異常な速さのように、綱吉にはまだ何かを隠していると自身の戦士としての"勘"が告げている。だけどそれはこちらも同じこと!!

 

 だからこそ、もう出し惜しみはしない!!

 

 

「―――換装、《煉獄の鎧》!!」

 

 エルザが呼び出したのは、黒く禍々しい形状の鎧。

 今までの一点に強化されたものではなく、効撃力、防御力、速さなどといったあらゆる全ての能力がバランスよく強力な万能型の鎧だ。

 そのため、この鎧はエルザが持つ鎧の中でも最強クラスの鎧といっても過言ではない。

 

 綱吉もまた、エルザが呼び出した鎧はは今までと違うことを肌で感じ取った。そして――――この戦いの決着が間もなくであることを。

 

 

 

「いくぞツナ!! 私の全力をもって、この勝負―――勝たせてもらう!!」

 

「なら俺も、全力をもって答えるだけだ」

 

 二人は同時に互いの標的に駆け出す。

 《飛翔の鎧》程ではないものも、《煉獄の鎧》を身に着けたエルザの速さはS級を除いた《妖精の尻尾》上位メンバーを超える程。だがそれでも、綱吉の全力には及ばない。

 

 綱吉は真っ直ぐな突進と見せかけ、自身の速さをもってエルザの後ろへと回り込み、彼女の首に手刀を振り下ろす。綱吉の全速は今だエルザに見極められていない。

 だからこそ、これでエルザの意識を刈り取れる――――はずだった。

 

「っ!」

 

 綱吉がこの世界に来て、初めて驚愕な表情を表に出してしまった。なにせエルザの後ろ首を狙い振り下ろした手刀が―――彼女が右手に持っていた巨大な大剣によって防がれたのだ。それも、エルザは後ろを振り向かずに。

 

「驚くことじゃないさ。確かにお前の速さは私が知る中でも最速に等しい、正直まだ眼が追いつかない程にな。だが、移動ルートを逆算し軌道を読めば、眼で追えずとも防ぐことはできる。と言っても本当にギリギリだったがな」

 

 常人なら決して実行することが出来ないやり方を難なく行ったエルザは瞬く間に大剣を利用し、防いだ拳ごと綱吉を空中へ弾き飛ばす。

 

 そしてエルザは両手で、決して大剣では振えるはずがない速い剣速で、一瞬にして空中で身動きができないはずの綱吉がいる方角に五振り。

 

 ただそれだけで―――――剣を振るった先の、大地も樹木が粉々に消しとんだ。

 

 人間が当たりでもすれば、それこそ命が無くなっても可笑しくない。

 勿論エルザは力の調節しているため、そのような事態に起こることはまずあり得ないが、それでも当たればただで済まないのは明白。

 

 だが、それは当たればの話だ。

 

 Xグローブの炎の推進力を利用すれば、空中を移動することなど造作もない。ゆえに綱吉は斬撃が当たらない範囲をとっさに見極め、炎の推進力と自身の速さをもって、大剣の斬撃を安易に躱す。そしてエルザが武器を振り下ろした後の僅かな隙を見逃さず、音速を超えた自身の速さを利用した飛び蹴りがエルザの無防備の腹を襲った。

 

「――――ぐぅっ!!」

 

 いくら《煉獄の鎧》で防御力が上がっているとはいえ、エルザでさえ今だ視切れない速さを利用した蹴りの重さは尋常ではない。現に彼女は大きなダメージを受け、一瞬足元がふらついてしまった。

 だが、そんな状況の中で、エルザは笑った。

 

「―――捕まえたぞ!!」

 

「―――なにっ!?」

 

 『肉を切らせて骨を断つ』―――その諺の通り、エルザは綱吉の一撃を受けながらも―――その痛みに耐えながら、綱吉の右足を強く掴み捕まえたのだ。これでもう、先程のように彼の異常な速さにやる高速移動を行うことはできないだろう。

 

 しかし、《煉獄の鎧》で握力が高くなっているとはいえ、綱吉程の実力者ならこの程度の拘束を解くことなど少しの時間があれば造作もないだろう。

 

 だからこそ、エルザは瞬く間に次の一手に入る。

 

「換装―――《巨人の鎧》!!」

 

 《煉獄の鎧》から、肥大化した右腕の手甲の鎧―――《巨人の鎧》へと変換させる。

 総合力は《煉獄の鎧》が圧倒的に上だ。しかし、《巨人の鎧》は一点にのみ《煉獄の鎧》を超える能力があり、それが今エルザが求めている力である。

 

 

 

 それは――――投擲力。

 

 

「―――飛んでいけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

 

 《巨人の鎧》の強すぎる投擲力を利用し、まるで人間の人体や重さなど関係ないと言わんばかりに空の遥か彼方へ―――綱吉を投げ飛ばしたのだ。

 

「っ!」

 

 飛ばされる中でも炎を身体強化にあてたためか、綱吉の体内にそこまでのダメージはない。

 しかし、投げられた際に発生した重い空気抵抗と重力が綱吉を襲っていた。普通ならば人体にそこまで影響を及ばすものではないが、投擲力が大幅に強化された《巨人の鎧》によって投げ飛ばされたため、体を襲う空気抵抗と重力は尋常ではなく、いくら綱吉でも容易く身動きができないのだ。

 

 だがそれも時間の問題。時間が経てば次第に威力は無くなっていき、その瞬間に綱吉は即座に動き出すだろう。

 

 ゆえにエルザは――――勝利のための最後の一手を間髪入れずに打つ!

 

「来い――――《破邪の槍》!!」

 

 エルザの右手に、突きに特化した槍がに握られていた。

 それもただの槍ではない。闇を退け、切り裂くと言われる《破邪の槍》―――まさに"魔槍"と呼ぶに相応しい得物。

 

 エルザは"魔槍"と鎧に多くの魔力を注ぎ込み、狙いを現在進行形で飛ばされている綱吉に定め―――いつでも投擲可能とした。

 

 

 

 これこそが、エルザが綱吉に勝つための策。

 

 いくら攻撃力を高くとも、綱吉のような異常な速さを誇る相手には当てることは至難の業。そしてエルザ自身、この戦いで綱吉の速さを見極めることは不可能と即座に判断した。

 

 故に、方法を問わずどんな形でも構わない。綱吉の動きを封じつつ、自身の持てる最大の一撃を。

 

 

 それが、今この状況を生み出したのだ。正直この策が頭に浮かんだのはつい先程で、上手くいく保証はどこにもなかった――――が、エルザのずば抜けた魔法と武術、そして状況を自分の思い描き行使する程の頭脳で、見事に果たすことができたのだ。

 

 綱吉は今投げ飛ばされている最中で身動きができず、自身の速さをいかすことは叶わない―――つまり今の彼は無防備といっても過言ではない。

 ゆえに、魔力を注ぎ込んだこの魔槍を《巨人の鎧》で投擲すれば勝てる!!とエルザは確信する。

 

 確かにこのままいけば、エルザの勝利は確実といってもいいだろう。もし観客に《妖精の尻尾》の仲間達がこの状況を見ても、そう言えるであろう。だけどそれは――――

 

 

 

 

 

「――――オペレーションX」

 

 ―――常識の外にいる、異世界から来た綱吉でなければの話だ。

 

 

「なっ!!?」

 

 攻撃に集中していたにも関わらず、エルザは驚愕の声を上げてしまう。

 

 何せ飛ばされていた綱吉の後ろから―――壮大な炎が噴射しているのだ。そしてその炎の噴射によって、飛ばされていた力を空中で無理矢理を止めることとなった。

 

 それにより、綱吉は身動きがとれるようになったが、炎を噴射したまま綱吉は動かない。

 

 ―――エルザが放とうとしている全力の一撃を、自身の全力の一撃で迎え撃つため。

 

 

 

 

『―――君はまだ、武器を使っていないよ』 

 

 雲雀から教えてもらったもう一つの助言――――それは、進化したXグローブの性能を、全力で発揮させていないことを。

 

 その言葉を聞き、綱吉は"XグローブVerV"でしか使用できない剛の炎を生かす技の開発につとめた。が、当初は剛の炎の爆発的な威力に悩まされ、中々進展しなかった。

 

 しかし、笹川京子とと三浦ハルの何気ない助言で技の構想が浮かび、実践で使用できるようになり。

 

 スパナが開発した『X BURNER専用のコンタクトディスプレイ』によって技が真の意味で完成した。

 

 そして数々の戦いを経て、この技は自身の奥の手の技の一つへと昇華したのだ。

 

 

 

 綱吉が一体何をするのか一瞬理解できなかったが――――今ここで攻撃の手を止めてはいけないという直感が頭に響いた。ゆえにエルザは躊躇うことなく―――

 

 

「―――貫け、破邪の槍!!」

 

 《巨人の鎧》で極限まで強化された投擲力によって放たれた"魔槍"。更に投げる際、"魔槍"に可能な限りの回転を加え、威力を倍増させた。

 例え強固な障害物があろうと構わず粉砕しながら劣らえることなく標的に向かう威力で、腕が立つ魔導士ですら眼で全く追えない程の速度で、空中に待ち構える綱吉に向かう。

 

 

 だが綱吉は恐れることは全くなく、眼で追えないはずの魔槍をしっかり見定め――――数秒にも満たない一瞬で、自身の奥義の一つを放つ。

 

 

「―――X BURNER(バーナー) AIR(エアー)

 

 エネルギーが常に発する"柔"の炎を支えとし、"柔"の炎とは比べ物にならない、爆発的な威力を発揮する"剛"の炎のエネルギー砲が放たれる。

 

 触れる物全てを飲み込み、圧倒的な力をもって破壊する。

 真っ直ぐに放たれたそれは、全てを貫く一本の巨大な槍と言っても過言ではないほどに。

 

 本来、X BURNERは"柔"の炎と"剛"の炎のFVの数値が同等でない限り、安定した状態で撃つことができないため、当初この技を使うために時間をかなりかけなければならなかった。

 しかし数々の戦いを経て、綱吉はX BURNERを僅か数秒で最大に近しい威力を放てるまでの領域に至ったのだ。だからこそ、この状況は必然である。

 

 

 炎のエネルギー砲と"魔槍"が激突する。

 

 

 二つの技のぶつかり合いの余波は今までの比ではなく、離れているにも関わらず森林と地盤は勿論、空中と地上にそれぞれいる綱吉とエルザですら、下手をすれば吹き飛ばされても可笑しくない程。

 

 時間にして数秒、数十秒……いや、時の流れを感じる暇もない程、矛同士の激突は拮抗していた。

 

 技の威力は互いに同等。

 ゆえに、このまま決着がつかず、そのまま互いに空気に溶けるように消えてしまってもおかしくないと言えるかもしれない。

 

 

 だが、今回の勝負の勝敗は決することとなる。

 

 

 ミシミシと、ひび割れる音が響いた。

 

 最初は小さかったが、やがて音は大きくなっていき、そして―――

 

 

 ―――《破邪の槍》は粉々に砕け散ったのであった。

 

 

 武器には強度というものが存在し、限界を越えれば壊れてしまうのは道理。

 

 しかし《破邪の槍》は上位に入る魔装武器。強度もそれに見合う程に頑丈で、げんにエルザがこの武器を数年使っても、キレも強度も全く劣ることはなかった。

 

 じゃあ何故今、砕け散ったのか―――それは至極単純。

 

 それ程にまでX BURNERの威力は桁違いであり、《破邪の槍》ではそれに耐えきることができなかった……ただそれだけだ。

 

「………」

 

 《破邪の槍》を飲み込みながら、炎のエネルギー砲が自身に向かってくるにも関わらず、エルザはその場を動かなかった。様々な鎧の換装に加え、魔槍に多大な魔力を使用したため、体を動かすのが安易で無くなったのだ。

 もしこれが生死を分けた戦いであるのであれば、次の勝利の一手を思案しながら体を無理矢理動かしていただろう。現に彼女はそれぐらい可能な余力はあった。

 

 だが、それでもエルザは動かない。

 今この状態でX BURNERを受ければ自身の敗北は必至である関わらず、彼女の表情はどこか満足気だ。

 

 互いに全力を出して剣と拳を交えたからなのか……

 それとも最大の技同士の激突の結果が、そのまま自身の勝敗になると悟ったからなのか……

 

 だからこそエルザは、なんの躊躇いもなく口にする――――

 

 

「――――私の負けだな」

 

 自身の敗北を認めた瞬間、彼女は炎に飲み込まれていくのであった。

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

 

「大丈夫か、エルザ?」

 

「……あぁ、大丈夫だ。心配をかけて済まないな」

 

 

 勝負は綱吉の勝ちとなった、

 悔しいという気持ちがないと言えば嘘になるが、それでもエルザは満足している。

 

 新たな仲間になる綱吉の実力を知ることができたこと。

 この戦いで、自分は更に強くなっていけることを。

 

 ―――何よりも戦いを通して、綱吉の人柄を理解できたことが。

 

「ありがとうツナ。今日君とここで戦えて、本当に良かった。だが、次の勝負は私が勝つ!」

 

「……できればもう遠慮したいんだが」

 

 やっぱり受けるべきじゃなかったか、と若干後悔気味の綱吉。そんな綱吉にフフと笑みを零しながらエルザは立ち上がろうとするが、全力の激闘を行った後なのか、力があまり入らなかった。

 

「っ! ここまでの状態になるまで戦ったのは久しぶりだな。仕方ないが、少し休んで―――」

 

「――いや、それには及ばないさ」

 

「? なにを――――――――ってなぁっ!!?」

 

 突如として浮遊感を感じるエルザ……が、すぐに状況を理解した瞬間、彼女の顔が真っ赤に染まったのである。もし《妖精の尻尾》のメンバーがいれば、『レアだ……』と思わず呟き目を丸くするのは目に見える。

 

 なにせ今エルザは綱吉によって背中と足に手を回され―――――所謂”お姫様抱っこ”で抱えられているのだ

 

「ま、まままままままま待て待て待て!! こ、これは一体どういうことだ!!?」

 

「お前がこうなってしまったのは俺の責任だ。だから俺がギルドまでエルザを連れていく」

 

「な、ならせめてこの抱え方はやめてくれ!! そ、その………恥ずかしすぎる!!」

 

「? 何を恥ずかしがる。お前が俺を連れて来た時と同じ抱え方をしているだけだが」

 

「なっ!!?」

 

 "超直感"―――歴代ボンゴレボスの血を引く者だけが持つ、常人の域を遥かに超えた直感力。人の感情を感じ取ることは勿論、相手の些細な筋肉の動きや思考を視ることで相手の次の行動を読み取るなど、予知に近い直感を感じ取ることができる―――いくら観察眼を鍛えても決して辿り着くことはない、ある意味"異能"に近いものと言っていいだろう。 

 

 しかし、"超直感"をもってしても読み取ることができない感情がある。

 

 

 それは―――――自分に向けられる異性に対する感情。

 

 

 そういう方面に関しては、"超直感"は全く働かない。そう、全く! 

 だから綱吉は、何故エルザが顔を赤くし恥ずかしがっているのか全く理解できず、首を傾げている。

 

 抱えられているエルザはというと、これ以上ないぐらい顔を真っ赤にさせており、アワアワと焦りまくっている。自分がするならまだしも、相手側から―――しかも異性からなど、彼女は平常ではいられない。だがそれは仕方ない。

 

 ある意味で、彼女はまだ"生娘"であるのだから。

 

「さて、これ以上は《妖精の尻尾》のみんなにいらぬ心配をかけてしまうかもしれないから、そろそろ行こう。少し飛んでいくから、俺の首にしっかり腕を回していてくれ」

 

「ま、待ってくれツナ!! わ、私は大丈夫だから―――」

 

「それじゃ――――行くぞ」

 

「―――やめてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

 その後、その光景を目にし大笑いしたナツとグレイはエルザの拳によって沈められ、あのエルザに恐れることなく”お姫様抱っこ”した綱吉にギルドメンバーの多くは尊敬な眼差しを向けるようになったり、『可愛いわよエルザ~♡』とミラに写真を取られたり、『わ、私の先輩としての威厳が……』とエルザが落ちこんだり、『なんでこんな状況になってんのー!!?』と鈍感な綱吉が慌てたりと、色々な意味でカオスになったとさ。

 

 

 




 はーい。今読者の皆さんが今思っていることを当てましょうか。


―――――なにこのツッコミどころがありすぎる話は!!? でしょ。

 なので皆さんが思っている疑問を、答えられる範囲でお答えしましょう!



 Q.原作やアニメで見たことないキャラがいるんだけど、まさかオリキャラ?

 A.オリキャラですけど、これは天野先生が考えたゲームオリジナルキャラです、ハイ! この小説では、リボーンのゲームオリジナルキャラが出てきますので、よろしくお願いします! 今回名前が出たのはアルビート、リゾーナ、ブリガンテスの3人です。


 Q.なんかキャラにそれぞれ見た事ない異名があるんだけど!?

 A.はい。それは自分が考えてつけました! ま、色々な作品に影響されて、リボーンキャラに異名つけよう!ということになりました。と言っても、自分ネーミングセンスはあまりよろしくないので、誰かが考えて下さるとありがたいなーと思ってます。もし良かったら、そのまま採用しますので!


 Q.今回の綱吉vsエルザの戦いって、一応手合わせレベルのはずだよネ? 明らかにそれじゃ済まない戦闘になってると思うんですけど!!?

 A.だって~、エルザは熱が入ったらいつもやり過ぎちゃうし~、綱吉もそれに応えるためにも本気で応じなきゃいけなくなるし~――――そもそも頭によぎって勢いのまま書いちゃったんだから、是非もないよネ!!


 Q.最後の描写―――まさかエルザはヒロインの一人に!!?

 A.入ってませんよ!! まだ投票結果でてないんだし!!


 以上でQ&Aは終了でーす。これ以上の質問は個人的にお願いします!

 次回後1話をやった後、遂に原作突入―――つまりルーシィが登場です! それと同時にヒロイン投票も終了ですのでお忘れなく。

 それではまた次回お会いしましょう!

 後、感想があればぜひお願いします! たくさん来ると、自分超ハッピーになりますので!!
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