だがこれ位熱い漢が艦これの世界にいたら!!と思い作成しました……暖かく見守って下さい…
199X年、世界は核の炎に包まれた!海は枯れ、地は裂け、全ての生物が死滅したかのように見えた。だが、人類は死滅していなかった!
男達は地獄の荒野の中で戦った…己の覇道を成す為に、愛する者の為、誓いを果たす為にそして伝承者としての道を歩む為。
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北斗練気闘座……歴代の伝承者争いの決着の行われてきたこの神聖なる場所で今、永き闘いが……全てが終わろうとしていた。
「見事だ、弟よ…」
「…兄さん」
天を目指した覇者ラオウ……かつての絶望しか与えた事のない狂気に満ちた眼光であった瞳は既に変わり果て、誰よりも優しく澄んだ瞳で生涯二人目となる
「さらばだケンシロウ
俺もまた天へ!…トキの下へ帰ろう……」
「このラオウ天へ帰るに人の手は借りぬ…」
天を掴む筈であった拳はケンシロウとの死闘により封じられ力を無くしてしまっていた、だが最後の力を振り絞り高く…天へと掲げた。
「はああ!!」
「あ…ああこれは……ラ…ラオウの体が白く!」
やがて神々しくラオウの体は光り、地獄と化した荒野を猛々しく照らし始めた。
その姿を誰よりも愛した女であるユリア、これからの時代を築くであろうリンとバットそして…最大の
そして
ドカッ!!
世紀末の覇者は最後の秘孔を己自身の胸に突き刺し体内に残る全ての闘気を雄々しく天に
突き放った。
「わが生涯に一片の悔いなし!!」
天へと放たれた闘気は闇を閉ざす様に厚く覆われていた雲を突き抜け光の柱と化し、見る見る内に青く澄んだ青空へと変わって行き、男は天へと還って逝った。
その姿は正に世紀末覇者拳王の名に相応しい最期であった。
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「ラオウよ、俺にはあなたが最大の
光が甦った世界……世紀末覇者の亡骸は両親と最愛の実弟であるトキの横に丁重に葬られた、…あの日全てが初まった誓いの場で。
「…………この暴力の荒野は恐怖によって統治するより術はなかった。しかし恐怖による統治に真の安らぎはありません」
ユリアは静かに涙を零した。
「統一を果たしたラオウは自分が愛を持つ者に倒され、とって変わられる事を願っていたのでは……私はそんな気がしてなりません」
その答えを知る者はもはや存在しない、唯一知るべき者は天に還った為に。
「ラオウよ、トキと共に眠れ…俺は貴方の生き様を胸に北斗神拳伝承者として生きよう!!」
ケンシロウは静かにユリアを抱え、最大の強敵に別れを告げた。
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かつて男達は戦い……この世に一時の平安を残し天に地に散っていった。
だがその男達の戦いの歴史も砂の中に埋もれ…人々の記憶から忘れ去られていった。