もしSKYRIMの世界にはくのんと紅茶が召喚されてしまったら 作:ヤステル
気取っているのは序盤だけだと思うので、こいつ頭大丈夫? みたいな眼差しはやめてくださいお願いしますメンタル弱いんです。
基本全てプレイ済みなんですが、もしかしたら記憶違いもあるかも分からないので、そこは指摘してください。
今回はあまりプロットも作ってなく、無計画のまま、自由に書きます。なので、いつも以上に文法なってねーじゃねーか! 漢字分からんのか!? ストーリーがぐちゃぐちゃじゃねーか! みたいなことになったら、頑張って直しますので、お願いしますンゴ。
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アクセス記録:一件
最初は気まぐれだった。
――お帰りなさいませ、×××様
どういう理が働いたのかは定かではないが、『それ』に繋がった。
――ムーンセル・オートマトンに記載されたデータを閲覧しますか?
ムーンセル・オートマトン。一体どういうものなのだろうか。見たところ何かの観測機械のようだが……。一体何故これに繋がることが出来たのか、全く見当もつかない。
何が書き込まれているのだろうか――星霜の書であれば嬉しいが……、と膨れ上がる好奇心に身を任せてその指示を了承してみた。
――かしこまりました。
――どのデータを閲覧しますか?
どのデータ? 画面上には様々なデータが羅列されていた。
様々なデータがあった。下らないものから重要なものまで。やはり、星霜の書に関してのデータは一切なかった。まあ、それは仕方がないだろう。世界が違うのだ。むしろ存在したらそれはそれで、恐ろしいことだが。
それにしても物凄い技術だ。これは一体どういう構成で組み立てられているのだろう。あのドゥーマーでもこれほどの技術は確立していなかったはずだ。
外部の自分がそれを見るなんて烏滸がましいだろうが、閲覧を求められてしまってはどうしようもない。
そうだな、とデータのタイトルを眺めていると、ふと、面白そうなデータを見つけた。
『月の聖杯戦争』という項目。
聖杯戦争か……。聖杯という言葉は聞いたことはある。確か、吸血鬼になるために必要なのが聖杯だと聞くが……恐らくブラッドストーンの聖杯ではないのだろう。
なら、どういうものなのだろうか……興味はある。一体どんなものなのかそれを検索した。
――かしこまりました。
――月の聖杯戦争の勝者のデータを検索します。
データが出てきた。
……なるほど。百二十八人の
勝者は一人のみ。そして、その戦いに勝ち抜いた一人……この岸波白野とかいう人物だ。
どういう人物なのだろうか。こちらでは見た事も聞いたこともない名前だ。妙な響きで、変な感じになる。まあ、向こうならこれが当たり前のものなのかもしれない。
――閲覧データ:岸波白野
――このデータでよろしいですか?
このデータの閲覧を希望した。
――かしこまりました。
データを見ると愕然とした。
魔術師としての技能は完全に平均以下の数値だった。そして、使役していたサーヴァントは、それこそ人の域を超えた存在だが、他の英霊に比べれば大したものではなかった。
この二人が一体どうやって聖杯戦争の勝者になったのだろうか?
余程戦い方が上手かったのか、それとも何かしらの特権があったのだろうか……。
面白い……実に興味深い……。
いや、待てよ……もしかしたら、この二人なら……。
そう思い、その二人を『ここ』に呼び寄せることが可能か探ってみた。
――権限外です。変更不可能。
やはり無理か。
――ムーンセルの権限において、その行為は違反です。
違反か……だが、その違反行為というのは、あくまでそちらの世界のことだろう。こちらの世界ではその
その理を入力する。
強引に、乱暴に。反抗するものの手足を縛っていく。
――警告します。その行為は……違反………です………。警告………します………。
中々しぶとい。だが、いくら足掻いたところで、結果は分かっている。
無意味な警告音は徐々にその対抗策を失っていった。
――管………………限………………す……………。
――…………は…………………ふか……………で…………………戻………………す……………。
…………………………………
――パスコードの解除を確認しました。
――閲覧データ:岸波白野
――ムーンセルの権限により、データ『岸波白野』のデータを修正します。
――マスター:岸波白野。サーヴァント:アーチャー。この一組の参加者の権限をそちらに移行します。
そう。
それでいい。
それでいいのだ。
これは決して悪意から来るものではない。希望から来るものだ。
我々の世界が終末を迎えようとしている今――僅かな可能性をこの者たちに賭けてみたかった。
たとえそれが無謀だったとしても、無意味だったとしても、僅かに奇跡が起こる可能性があるのなら――それに賭けたい。
彼らの戦う
だから彼女に声をかける。
これからの始まりを――タムリエルの人々の願いを乗せて届けるのだ。
たとえ聞こえなくても、力強く響くように声をかけるのだ。
いや、まだだ。
まだ、終わりではない、と、
途方もない敵に立ち向かい、当たり前の願いを叶えた、どうしようもない半端者たちにこの拙い声を届けよう。
今回はストック溜めて、ちまちま投稿しようと思いますが、ストック溜めなんていちいち小さいなあ! 毎回大盤振る舞いだぜえ、イヤッホウ! なことになって溜めているストック全て投下しないように気を付けます。
平均文字数がちょっと切るところによっては、分からないので(切るタイミングが見つからないともいう)、もしかしたら調節していくかも。