ディメンションW 荊の回収屋   作:ユーベル

1 / 4
1/10にアニメ開始なので楽しみにしながら書きました。
お気に入りの近未来アクション系なので期待です。
2016.1/12一部原作との差異が有ったため削除。


原作前の一波乱

……あの時

 

 

……私は

 

 

……13歳だった

 

 

百合崎士堂博士が組織した超人部隊『グレンデル』。

 

 

その最後の作戦『アドラスティア強襲作戦』。

 

 

イースター島北部にある研究施設への電撃強襲制圧作戦であった。

 

 

最も、生き残ったのは私を含めた《獣》の称号を持つ3人だけだったけど。

 

 

《烏(レイブン)》の称号を持つ私、リア・カークライト。

 

 

《山猫(リンクス)》の称号を持つアルベルト・シューマン。

 

 

そして、《狼(ウルフ)》の称号を持つマブチ・キョーマ。

 

 

キョーマはこの時の事を覚えていな…………

 

 

違う……

 

 

覚えていないんじゃない…

 

 

記憶の奥底に封じ込めたに過ぎない。

 

 

……その記憶が必要になる日が来ないことを祈る事しか出来ない。

 

 

私としては、せっかく心血注いで造った特殊ボディがお役御免になったのが一番のショックだったね。

 

 

いや、キョーマの方がダメージ大きいか。

 

 

何せ、奥さんの頭部がイースター島崩壊と同時刻にコ(・)イ(・)ル(・)ご(・)と(・)消失したのだから………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから半年。

 

 

キョーマはあの事件以来極度のコイル嫌いになった。

 

 

アルベルトはニューテスラエナジーの次元管理局DAB(ダブ)に入った。

 

 

私、転生者リア・カークライトは現在…………

 

 

 

「ちょ、おい!リア!離せ!」

 

 

 

引きこもってたキョーマの首根っこを引っ付かんで…………

 

 

 

「本当に使えるんだろうね?コイツ」

 

 

 

セントラル47の魔女マリーと共に…………

 

 

 

「使えなきゃこんなところまで引きずって来ませんって」

 

 

 

中国にまで来ていた。

 

 

 

sidマリー

アタシはマリー。

セントラル47のコイル回収屋の斡旋とカフェテリアを営んでいる。

今回は大きな仕事が入ってきたんだがねぇ…………。

はあ。

2周間程前に大量の違法コイルを持って尋ねてきたリアって小娘と共に中国汲んだりまで来たわけだが…………その途中で何を考えてかみすぼらしい男を拉致して来たんだよ。

何でもかつて同じ特殊部隊にいた同僚らしいけど……本当に使えるんだろうねぇ?

何せ、今回の相手は雀上将が金にモノを言わせて作らせた最凶最悪の軍用アンドロイド『銅雀台の悪夢』。

何でも宝物庫を守っており、現在までに軍人48名、一般人6名、ロボット11体が犠牲になっているそうだ。

かなりの強敵だよ。

大丈夫なのかい?

 

「100体のシールド持ちが守っている訳じゃないから楽な仕事よ。グレンデルの獣なめんな」

「おい、そろそろ離せよ。首絞まりかけてるんだが…」

「あ、ゴメンゴメン」

 

緊張感無いわね……。

所で時間はどれぐらいかしら?

 

「性能にもよるけど……5分位?」

「俺たち二人がかりならそれが妥当だろ」

 

頼もしいわね。

 

「はい、キョーマの武器」

「サンキュ。…………これ、串に見えるんだが………」

 

確かに金串はないでしょうに。

 

「高密度プラズマと硬化金属による特殊表面処理を施したレアメタル合金製の試作品。基本投擲と体術を駆使するあんたにゃそれで十分でしょ?狼サン」

「確かに理にかなってはいるが……他に無いのか?」

「スピンダーツ使う?被害拡大するけど」

「却下だ」

「なら大人しくそれ使え」

 

話は纏まったわね。

この先の宝物庫に対象はいるわ。

仕事を始めてちょうだい。

アタシは此所で待ってるから。

 

「了解。サクッと終わらせよう」

「終わったら、酒飲みに行くぞ」

「待てゴラ、私未成年」

 

sid out

 

銅雀台。

 

それは裏のビジネスで大成功をおさめた中国の幹部、雀上将が作り上げた城である。

 

しかし、クーデターにより追われた雀上将の最後の砦となったが、火を放たれ上将は一酸化炭素中毒によりあっさりと死亡してしまった。

 

これで終れば良かったのだがそう上手く行かないのが世の常だ。

 

偏執的な少年趣味の雀上将のお気に入りにして、大金を積むに積み上げて作られた軍用スペックのアンドロイド“四(スー)”。

 

少年の姿をしたそれは最後の命令を実行し続けていた。

 

その命令とは則ち〔私と私の宝物を守れ〕である。

 

これにより誰も宝物庫に近付く事が出来ずにいた。

 

だが、その快進撃は続く事は無くなった。

 

何故ならば…………

 

「足引っ張っんじゃねえぞ」

「そりゃこっちの台詞」

 

最強の超人部隊の生き残り2名が相手なのだから。

 

この4分後、四はコイルを奪われ機能停止したのであった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。