よう、俺ヤムチャ。
1日が経過したが、修行は順調である。心優しいネイルが嫌がる素振りもなく組み手に付き合ってくれてるおかげで、身体を相当仕上げることができてる。この優しさを是非ともピッコロには見習って欲しいものだ。
ついでに助け出したナメック星人達との交流もかなり進んでおり、かなり親交を深めることができたと思う。元々天津飯が試練をクリアした村なだけあってかなり友好的だからな。天津飯様様だぜ!(n回目)
悟飯とデンデなんてもう親友同士だし、コミュ力お化けのクリリンなんてもうあちらこちらで引っ張りだこだ。今後ナメック星人にはお世話になるからその橋渡し役として活躍してもらいたいな。
一方、俺は最長老様と界王様の三人で色々と計画を練っていた。最長老様は俺の原作知識を知り得ているので的確にフォローしてくれる。
最長老様の先が長くないことは知っているからな、そのあたりもあって記憶の開示に踏み込むことができたわけだ。まあ別に他のみんなに知られてもそこまで支障はないと思うんだが、万が一狂人扱いでもされたら心が折れちまうぜ。
スケジュールを組む段階で俺が一番気になっていたのはギニュー特戦隊の到着日である。原作だと到着に1週間?くらいかかってたから今回もそのくらいの猶予があると見込んでの行動だったわけだが、やっぱり確実に現状を把握しておかないと怖いからな。界王様に頼んでギニュー特戦隊の居場所を随時教えてもらっているわけだ。
最長老様から「お前よく界王様に向かってそんな口きけるな」みたいな雰囲気を感じるけど、尊敬はしてるのよこれでも。ただそれよりも親しみが勝ってしまうだけなんだ。
「それで、今日はどんな感じですか」
『うむ……今日も変わりなしじゃ。ヤードラット星に留まったまま動けておらん。やはりヤードラット星人の抵抗に思いの外手を焼いておるようじゃな』
どうも俺の心配は杞憂に終わったようだ。
なんとギニュー特戦隊、中途半端にヤードラット星の制圧を進めていたせいで離脱に手こずっているらしい。フリーザ来襲のタイミングが変わった事によるズレがまた一つ目に見える形となって現れた。
勿論このズレを最大限利用すべく、界王様はヤードラット星人に抵抗を呼び掛けてギニュー特戦隊を一分一秒でも長く拘束するよう働きかけてくれている。
驚いたのがあの瞬間移動一発屋だと思ってたヤードラット星人はかなり特殊な種族なようで、その他にも色々不思議な術が使えるんだとか。例えば、なんて言ったかな……確か『スピリット分離』だっけか? よう分からんが兎に角凄い技らしいな。
兎に角、ヤードラット星人の思わぬ活躍によって俺達は余裕を得たようだ。
「いやーありがとうございます界王様。これで安心してドラゴンボール集めに取り組む事ができます。何から何まで申し訳ない」
『何度も言うが! 本来ならワシはこの一件に一切関わりたくないんじゃからな! ピッコロの奴も散々手を焼かせるし……まったく』
「心中お察ししますよ。取り敢えずドラゴンボールが揃ったらいの一番にピッコロを生き返らせますので、あともう少しの辛抱でお願いします」
なんかテレパシー越しにピッコロの怒鳴り声が聞こえたような気がするが無視だ。あいつと一日中一緒とか罰ゲームかなんかだよなぁ(ヤムチャ並の感想)
取り敢えず現状の確認も終わったし、そろそろ行動を開始しようか。
ネイルさんとの組み手を終えた面々が戻ってきたのを見計らい、最長老様の前で話し始める。
「みんな身体の調子はどうだ? 俺の見立てでは結構仕上がってるかと思うんだが」
「絶好調ですよ! ところでヤムチャさんは修行しなくてよかったんですか? だいぶ力も増してるでしょう」
「まあこのあたりの領域は界王拳で何度か踏み入れてるからな。界王拳を発動したら爆発するのもいつも通りだろうし、大丈夫だろ」
「当然のことのように言うな」
確かに。
「それで今日やることの提案なんだが、そろそろドラゴンボール集めを完了させないか? 上手くいけば今日にでもピッコロと悟空を生き返らせることができる」
「そ、それってつまり……」
「ベジータ達と決着をつける!」
俺の言葉にクリリンは唾を飲み込み、悟飯は緊張で顔をこわばらせる。その一方で天津飯と餃子は「やっとか」って感じで闘気を漲らせていた。
俺もようやくって気持ちが強いな。Z戦士の中核であるあの2人が帰ってきてくれれば光明は必ず見出せるはずだ。
みんな異論はないようなので早速出発しようかね。ナメック星、引いては宇宙の命運を賭けた一線になるだろう。気を引き締めなきゃな。
ちなみに最長老様からネイルを同伴させようかとの提案を貰っているが辞退させてもらった。強力な助っ人にはなるだろうが、それでは最長老様があまりにも手薄になってしまう。なんたって今のベジータにはナッパがいるからな。なんで今の今まで生き残ってるのかよく分からんが、ベジータに手駒がいるのは原作と違った怖さがある。
備えておくに越したことはない。
「うし! それじゃ行くか!」
威勢よく声を上げ、扉を開け放つ。
「こんにちは」
フリーザ様が居た。
「「「「「ギニュー特戦隊参上ッ!!!」」」」」
なんかいっぱい居た。
どゆこと?
凍り付くような笑みを浮かべるフリーザ様。奇天烈なポーズでこちらを威圧する特戦隊の皆様。呆然と立ち尽くすZ戦士。テレパシーで何やら叫んでいる界王様。駆け付けるネイル。ナメック星人達のどよめき。
そして呆気に取られる俺。
洪水のように浴びせかけられた情報が堂々巡りを繰り返し、賢将ブレインの焼き切れる音がする。俺の許容量を遥かに超えた現実だった。
昔なら動揺を吹き飛ばすべく泣き叫ぶなり現実逃避するなりしていただろうが、今は違う。最前手を手繰り寄せんと思考をリセットする。
ふぅ……と、軽く一息つく。稽古後の昼下がり、木陰の下で仙豆を食べた時のような軽い溜息だ。
肩をすくめながら背後のみんなを流し見る。笑いしか出ねえよな。
そして前を向き直った俺は奴らに挨拶を返すのだ。
「くたばれ太陽拳ッ!!!!」
「「「「「ぬわぁぁぁぁ!?!!?」」」」」
俺は即座に発光し連中の目を奪いにかかり、ナメック星人含めた全員が退避の準備を開始する。不測の事態に備えた避難訓練が功を奏したな!
原因解明は後だ後! 今は取り敢えず逃げて態勢を整えるんだ!
だがやはり、フリーザ様が上手だった。
俺の胸を高密度のエネルギーが突き抜ける。
「ぐぁ……くそっ……」
「もう逃しませんよ。──一つ忠告しておきましょう、その場から動いた者は殺します」
その言葉に全員が足を止め、恐怖に呑まれてしまう。俺はのたうち回りながら場を見守ることしかできねぇ……! めちゃ痛え……!
「私をコケにしてボールを奪った際アナタは閃光で私の目を眩まし、逃げる事に徹していた。当然のことですが、このフリーザに対して有効な手立てがそれしかなかったからでしょう。ならば一番に警戒すべきは何なのか、明白ですよねぇ……」
ち、ちくしょう……フリーザ様の野郎、俺が太陽拳を使うことを見越してやがった! 想定していた通りの行動を取ったのだから、冷静に目を瞑り駆除を徹底しただけの話ってわけか……!
格上相手にも頗る有効な太陽拳だが、それは初見もしくは油断している時という前提条件がある。完全にしてやられたぜ……!
「ぬぅぅ……おのれぃ味な真似をしてくれる! しかし流石はフリーザ様でございますな! こやつらの猪口才な狙いを看破するとは!」
「ムシケラの考える事などたかが知れてますからねぇ。さて……それではドラゴンボールを回収しましょう。リクームさん、バータさん。そこの邪魔な方々に退いてもらいましょうか」
フリーザの命令を受けた二人が、最長老様の下に続く道を塞ぐクリリン達へと歩みを進める。そこを突破してしまえば最長老様まであっという間だ。
リクームとバータは完全に油断していた。フリーザからの威圧がある以上、抵抗らしい抵抗などできる筈がないと高を括っていたのだろう。
奴らは地球戦士の覚悟を見誤ったのだ。
二人が射程範囲に入った途端に、場の全員が気を解放する。めぐるましく数値を変え爆散するスカウター。特戦隊の困惑は瞬時に危機感へと変貌する。
クリリンと天津飯の蹴り上げをモロに受けた巨漢コンビは後方へと吹っ飛び、即カバーに入ろうとしたジースをネイルが伸縮する腕による鞭打で払い飛ばした。
フリーザは確かに恐ろしい。しかし、それ以上に奴は許すことのできない巨悪であり、何より友の命を奪った仇なんだ。臆す奴なんて一人もいない。
「ぐぬ……味な真似を!」
「おやおや地球人というのはどうしようもないほど死にたがりな種族のようだ。面倒だけどお灸を据えてあげないといけませんね」
フリーザの敵意がみんなの方に集中した。
この時を待っていたッ! 歯に仕込んだ仙豆を噛み砕いて受けた致命傷を回復。狼牙風風斬で背後から切り掛かった。
いくら宇宙の帝王といえど奴には斬撃耐性がない。原作クリリンの気円斬でいけるなら、俺のだって奴の命に指を掛けるに足る筈だ!
しかし不意を突いた絶好のチャンスは絡み取られた。身体が硬直し動かなくなったのだ。これは……! 似たような体験を覚えているぞ!
「フ、フリーザ様ぁ! こいつ生きてやがりますぜ!」
「何ッ? 胸を貫いた筈ですが……どうやらザーボンの件といい不思議な術を使うようですね。まったく、よく浅知恵が働くようで」
「へへ、アンタみたいに驕り高ぶった人生は送ってないんでな」
グルドの金縛りにより数秒だけ動きを封じられてしまったのだ。
異変に気付いた餃子が念動波で超能力を掻き消してくれたから反撃を喰らう前に離脱できたものの、千載一遇の機会をこの場で最も脆弱な者によるファインプレーで潰されてしまった失意は大きい。これで万に一つの勝ちの目は消えたと見ていい。
6vs6……数の上ではイーブン。つまり俺達の一番の強みである『数の利』が完全に失われてしまっている状況。あまりに絶望的だ。
『界王様、一体全体どうなっているんです? ギニュー特戦隊はヤードラット星に釘付けになっている筈でしょう。それにアイツら俺達の気の感知網に引っ掛からず突然現れやがった』
『ぬぅぅ……想定外じゃった。あやつら、ヤードラット星人秘伝の技『瞬間移動』を習得しおったに違いない! そうとしか考えられん!』
そうか瞬間移動! 悟空でさえ一年かけて習得したあの技をラーニングしやがったのか!? ありえない……だがグルドのようなタイプの戦士とは相性が良さげにも思える。あの5人の中で一番可能性がありそうなのはやっぱグルドだよな。
兎に角、有利に動いていると思っていた原作とのズレが思わぬ形で俺達に牙を剥いた。
こんなの予見しろなんて無理な話だ。あまりにもあんまりすぎるぜ……!
だがこの絶望感こそフリーザ編だ。不条理などドラゴンワールドではしょっちゅうだし、破茶滅茶が押し寄せて来るのは当然だ! 泣いてる場合じゃないぜ!
「さあ殺してあげるよ。忌々しい地球人ども」
「地球を……無礼るなよ……!」
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「ったく……ベジータの野郎、人使いが荒いぜ。ガキの頃から何も変わりゃしねえ」
気を抑える必要が無くなったので全開スピードでナメック星の空を飛び回る男が一人。久々の単独行動を言い渡されたナッパだったが、ついに不満が爆発していた。開放感によるものもあるだろう。
だがいま自分に課せられた命令がどれだけの重大性を含んでいるのかは、流石のナッパにも見当がついた。もし仕事をしくじればドラゴンボールを手にできないどころか自分達の命まで危うくなるのだ。
自らに言い聞かせるように命令の内容を脳内で反芻させる。
いつもと変わらず様子を窺っていた時だった。突如として五つの戦闘力が現れフリーザと合流し、消えたかと思えば今度は遥か遠くで地球人達とぶつかり始めたのだ。あまりにイレギュラーな事態にナッパはひっくり返るほどにおったまげたものだ。
一方でベジータの判断は早かった。状況の急転を悟ったのだろう、自分達も行動を開始することを伝え支度を始めた。
『いいかナッパ。お前は残るボールを何としても探し出せ。そして確保できたらここにある2個と一緒に土の中にでも埋めておけ』
『わ、わかった。お前はどうするんだ?』
『フリーザの場所に行く。超サイヤ人となった今のオレならフリーザとも互角に戦えるだろう。戦闘のどさくさに紛れて地球人やナメック星人共のドラゴンボールを一気に奪い取ってやる』
自信満々にそう言い放ったベジータ。
確かに思い返しても戦闘力の増加率は凄まじいものがあった。ベジータはもはやサイヤ人の域など容易く突破してしまっているのだ。
しかし……。
(ホントにあれが伝説の超サイヤ人でよかったのか? まああれだけ強くなったベジータなら例えフリーザ相手でも負けることはねェだろうが……)
超サイヤ人など所詮伝説上の存在。
ベジータがそれに成れた裏付けなど何もない。
しかしあれだけ自信に溢れているのだ。恐らくそうなのだろうと言い聞かせた。
兎に角、今は余計な事を考えずボール探しに専念した方が良さそうだ。もし見つからないなどという結果に終われば最悪粛清されてしまう。しくじって殺された同胞が二人居る。三人目にはなりたくないものだ。
サイヤ人二人が相対する。
かつてのベジータの部下という袂を分かったラディッツとナッパは互いの姿を確認した瞬間に、相手を敵だと認識し臨戦態勢をとった。
「ラディッツ……!」
「ナッパか。わざわざ一人でここに来るとはな。大方ドラゴンボールを奪いに来たのだろう? これはオレのものだ、貴様には決して渡さんぞ」
そう言うラディッツもまだドラゴンボールを受け取れていないのだが、そこらへんはご愛嬌。
ナッパは苦々しく顔を顰めると、戦闘力をコントロールし始める。思わぬナッパの成長にラディッツは「ほう……」と感心の声を漏らした。
「破壊するしか能のないお前がまさか戦闘力をコントロールするとはな。正直驚いたぞ」
「へっ、弱虫が少し強くなったくらいでごちゃごちゃ粋がってんじゃねえよ! 地球で戦った頃のオレと同じだと思ったら、大間違いだぜ!」
「ふん、それはオレもだ!」
戦闘準備完了。これ以上の言葉は不要だ。
ナッパは地を蹴り拳を振り上げる。それと同時にラディッツは受けからのカウンターを狙う。
今、二人の拳が交錯し────
「おいおい、猿どもが争ってやがるぜ? こりゃ楽しい猿回しの見せ物だな!」
「「ッ!?」」
横からかけられた声に行動を静止した。
周りにはラディッツとナッパを除いて生命体はいなかった。ナメック星人たちも今は遠方に避難している。
つまり……新手。
二人がそちらに目を向けると、両生類のような風貌の男に、緑の体色をした筋骨隆々の男、そして容姿端麗な顔にニヒルな笑みを浮かべる男が崖上で佇んでいた。
戦闘ジャケットには、少数精鋭部隊ギニュー特戦隊のマークに似たものが刻まれている。フリーザ軍に所属していた二人もその存在は噂に聞いていた。
「ありゃあ……まさかクウラ機甲戦隊か!? 実在していたとは……」
「何故そんな奴らが? いや、狙いは十中八九ドラゴンボールか」
ラディッツは苦々しく呟いた。このタイミングでそんな連中が訪れる理由などドラゴンボール以外にはあるまい。
クウラ機甲戦隊の三人は余裕の笑みを浮かべながら歩みを進める。その姿がサイヤ人二人など自分たちにとっては取るに足らない存在でしかないことを、無言のうちに告げていた。
「よう猿ども。一つ聞きたいんだが……ドラゴンボールとかいうやつを知らねえか? この村のどこかにあるみたいなんだがよぉ」
「……知らん」
両生類型宇宙人のネイズが手頃な位置にいたラディッツへと問いかけるが、それをバッサリと切り捨てる。ちなみにドラゴンボールはナメック星人が一緒に避難させていることをラディッツは知っている。
「ふーんそうかい。そこのハゲは?」
「し、知らねえよ!」
少々どもりながらもナッパは答えた。
ネイズはそんな二人の回答にうんざりした様子で「そうかい」とだけ言う。
──ビュンッ
何の前触れもなくナッパの胸を指からのレーザービームで貫いた。
「ぐっ!? ゴハァッ!!」
「な、ナッパッ。貴様ら……殺り合う気か?」
「悪いが、オレたちの任務は極秘なんでなぁ。この場に居合わせちまったお前たちが邪魔なんだよ。恨むんなら己の不運を恨むんだな」
ベッパー星人のドーレが悪びれた様子もなく言い放つ。その傍らに立っていたリーダーのサウザーもそれに応えるかのように腕へブレードを展開した。
ラディッツは倒れたナッパを尻目に戦闘態勢を構えるが──正直勝ち筋は細いように思えた。
ザッと気の総量を探ってみたが、戦闘力に換算すると全員が15万を凌駕する。
この一週間で悟空とともに大きく実力を底上げしたラディッツであるが、流石に悟空ほどの伸びはなかった。だが簡単な界王拳なら使えるようになっており、戦闘力も最大まで開放すれば24万は硬いだろう。
しかし相手は三人、しかも戦隊というだけあってかなりの連携を取ってくることが予想される。ラディッツ一人では荷が重かった。
つまり、ラディッツに残された選択肢は一つしかなかったのだ。それは敵の敵を復活させる事。何度目になるか分からないナッパへの慈悲だった。
腰の袋から取り出した仙豆をナッパへと投げ付ける。仙豆の効能をこの数日で嫌というほど思い知っていたナッパは這う這うの体で仙豆を掴み、口に放り込む。
「ちくしょう……またテメェに助けられるとはな」
「折角生かしてやったんだ、せいぜい役に立ってくれ。一応お前もこの場限りでは戦力と計算していいんだろう?」
ナッパはしばらく考えた後に渋々頷いた。一人で切り抜けれる状況でもなさそうだ。プライドが傷つくが一時共闘せねばなるまい。やはりこの感覚にはどうにも慣れないらしく、貫かれた部分をさすっている。
「おいおいあのハゲ立ちやがったぞ。どうなってんだネイズさんよぉ」
「チッどうやら手加減し過ぎたみてぇだな。なに今度こそ確実に仕留めてやるぜ」
「いくぞ! 我らクウラ機甲戦隊ッ!」
サウザーの掛け声とともに三人が一斉に飛びかかる。
合計戦闘力、人数共に不利。かなり厳しい戦いになる事を予見したラディッツは苦々しく弱気を吐き捨てた。
+αが強すぎるんですが……?
なお地味に超要素が追加されています。本編ヤードラット星人を見るとギニュー特戦隊でこいつらに勝てるんか?となりましたが、恐らく純粋な戦闘力では特戦隊側が勝ってるので泥試合になるのが良い塩梅かなと。