大本営第二特務課の日常   作:zero-45

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 以前より登場人物まとめを冒頭にという事を受け、追加人物を加えた改訂版を設置する事になりました

【※ご注意】

・内容は話の筋で更新、変化、追記する事になると思います
・各員の所属や基礎データは随時更新予定ですが、ストーリーに追い付かない場合もあります
・確定情報しか上げないので、憶測や諸々の物は記載致しません
・ストーリーに関わる人員が膨大な為、現状は西蘭泊地所属の物しかありません


 どうか宜しくお願い致します

2018/10/23
 内容更新

2018/10/30
 誤字脱字修正反映致しました。
 ご指摘頂きました京勇樹様、リア10爆発46様、Jason様、じゃーまん様、MWKURAYUKI様、K2様、坂下郁様、源治様、rigu様、有難う御座います、大変助かりました。


この話に出てくる人とか色々
この話に出てくる人物まとめ(西蘭泊地)


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西蘭泊地

─────────

 

●吉野三郎(よしの さぶろう)

西蘭泊地府司令長官、海軍少将

元特務課工作員

第二特務課課長

 

 ツッコミモブ、ヒョロ助、文官という形で周りから認知されているが最近は良く判らないという評価を受ける

 毒飲料と諜報のエキスパート、何気に狙撃はそれなり

 とある理由で体の七割程は艦娘由来の細胞に置き換わっており、更にそれを定着させる為に深海棲艦由来の細胞も取り込んだ"モザイク"

 そのせいで健康面では不安定な部分が多く、深海棲艦からも人間扱いされないという一面も持つ、通称髭眼帯

 

 

【秘書艦ズ】

●時雨

単冠湾泊地建造、西蘭泊地秘書課筆頭

海軍内では一度登録を抹消後、同鎮守府「深海棲艦艦隊所属」として再登録される

 

 艦娘と深海棲艦とのハイブリッドな存在、故に「白露型」の銘は現在公式的に喪失しているというややこしい状態になっている

 自称提督LOVE勢筆頭、そしてコーラの横を駆け抜ける冒険活劇飲料をこよなく愛するテイスター

 短時間ではあるが深海化しての戦闘は可能だが、継戦力が無く、時間経過と共に行動不能に陥るという弱点を持っている

 陸上限定ではあるが同鎮守府最強と言われている、サバイバルテクニックとジビエ料理に秀でたサバイバー

 

 

●暁型二番艦 響

呉鎮守府建造、西蘭泊地秘書課所属

第二次改装が施されている為登録上はВерный(ヴェールヌイ)なのだが、本人は頑なに響と言い張る為同鎮守府では響と呼称される

 

 吉野がまだ丁稚時代に呉で同じ作業班に居た内の一人、毒舌&フリーダム

 ペナン基地時代は対潜の任に就いており、実はそれなりにエキスパート

 提督LOVE勢を自認、事務能力に秀で、悪巧みに秀でる、またその手のテクニックは加賀譲りという恐ろしい一面を持つ

 酒はザルと呼ばれる程強いが、吉野が飲まない為最近は自粛しているらしく、その反動か毒飲料に興味を持ち始めているらしい

 

 

●陽炎型四番艦 親潮

大本営建造、西蘭泊地秘書課所属

嘗て大坂鎮守府の人員増員計画時に負担が増えるだろうという事で、大本営から引き抜かれてきた

 

 元大本営総務課課長、能力はoh淀仕込みですこぶる高く、家事全般もエキスパートである為主に秘書艦業務の補佐全般を担う

 主任務は一応司令長官の身の回りの世話という事になっている、地味と言われているが、黒の下着を愛着するなど割とアグレッシブ

 戦闘もそれなりにこなすという妙高が駆逐艦になった様な存在、ドジっ子属性でもあるが地味な為に目立っていない

 一応提督LOVE勢だが地味な為目立っていない、元ワーカーホリッカーでエナドリ愛飲者であるが地味な為目立っていない

 

 

●陽炎型 二番艦 不知火

ラバウル基地建造、西蘭泊地秘書課所属

元ラバウル基地第四艦隊所属

 

 先天性の視力喪失というハンデを背負い、本人は解体を希望していたが、司令長官の説得と姉妹や同僚の支えによりそのビハインドを克服する

 直視の戦闘は行えないが電探やソナーでの雷撃・対潜戦闘は可能であり、索敵能力に秀でる事から大坂鎮守府では母艦での支援任務を担っている

 夕張謹製の超々視力矯正眼鏡を使用する事で軽度の近眼並みの視力を得る事が出来た為、ウキウキと吉野の執務補助に就く事もしばしば

 提督LOVE勢であり匂いフェチというダメな面も持つが、丸文字を駆使したり可愛い物収拾が趣味という乙女な部分も併せ持つ

 

 

【戦艦ズ】※航空戦艦含む

●長門型一番艦 長門

大本営建造、西蘭泊地艦隊総旗艦

史上初の建造戦艦であり、元大本営第一艦隊二代目旗艦

 

 通称人修羅(ひとしゅら)、数々の伝説と逸話を持つが、一時期表舞台から消え去り単冠湾泊地にて隠遁生活を送っていた

 最近第二次改装が実施されナガモンに磨きが掛かったと言われている、一応提督LOVE勢だがくちくかんLOVEの色の方が濃い

 大本営第一艦隊旗艦を努めた大和、武蔵の実質的な教育者、そして時雨の師匠でもある、長門流極限空手開祖

 米づくりまろやか仕込み愛飲者、遠・近どちらもこなす老眼鏡の如き戦上手、スプー壱号機パイロット

 

 

●金剛型三番艦 榛名

大本営建造、西蘭泊地特務課所属

各地を転々とし勇猛を馳せ、"改金剛型"とまでいわしめた存在

 

 通称武蔵殺し(むさしごろし)、大本営第一艦隊旗艦の武蔵を二度に渡り下し、その勇猛さ故に51連装砲を武蔵本人より贈られる

 一時期戦闘依存症を患い第二特務課へ送られたが病状は奇跡的に回復、後に独自の戦闘スタイルを確立し、現在に至る

 近接戦闘に特化し、姫級相手でも単艦で相手が出来ると言われているが、防御面に難がある為実はそれなりに脆い面も併せ持つ

 提督LOVEを自認し、それを表に出すも何故か力づくが多いという残念な一面も、ひやしあめを愛飲する天然素材

 

 

●大和型一番艦 大和

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

史上初の大和型として建造される、元大本営三代目旗艦

 

 通称鉄壁(てっぺき)、大本営時代は異名の通り守りに秀で、淡々と敵を駆逐するスタイルで一時代を築く

 坂田元帥大将が一線を退くと共に秘書艦として隠遁していたが、吉野が大坂鎮守府へ異動する際自ら志願し同鎮守府所属となる

 守りだけに限定すれば同鎮守府の一番とされ、榛名が前線に出る際は必ず一緒に抜錨するのが現在のスタイルとなっている

 一応提督LOVE勢だが周りの好き好きオーラに押されて一歩退いている、スプー弐号機パイロット

 

 

●金剛型一番艦 金剛

大本営建造、西蘭泊地防衛隊総括

元横須賀鎮守府艦隊総旗艦、史上初の金剛型戦艦として建造された

 

 20年以上横須賀鎮守府艦隊総旗艦を勤め、大本営艦隊と同じ程にネームバリューを持つある意味有名人

 戦上手であり、拠点を背負っての防衛に関しては比類なき力を発揮する、国内でもそうだが国外での評価が実は高い

 絵に描いた"金剛"という人物で、提督の"髭"LOVE勢筆頭、何気に昔大和とのガチンコ勝負に引き分けたという実績もある

 ティータイムに拘るという英国面を持ち、得意料理もウナギのゼリー寄せというデータもあるが、それはまだ炸裂していない

 

 

●大和型二番艦 武蔵

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元大本営第一艦隊四代目旗艦

 

 吹雪達を除き恐らく一番吉野との付き合いが長い艦娘、妙に異名を付けたがる艦娘界に於いて珍しく二つ名を持たない存在

 しかしそれは歴代第一艦隊旗艦中、最も完成されバランスが取れた存在であった為であり、"武蔵と言えば大本営旗艦"と言われていた為である

 戦働(いくさばたらき)き以外の部分では世間知らずの面が顕著で、ネット通販にハマって吹雪に給料を差し押さえられたり、吉野に踊らされる一面を持つ

 また榛名と同じく51連装砲を扱う大艦巨砲主義の権化、何気に長門譲りの格闘術は時雨とは違った意味で一つの極みに至っているらしい

 

 

●伊勢型二番艦 日向

舞鶴鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

元大本営第一艦隊所属、史上初の航空戦艦

 

 航空戦艦という新たな存在となった為に大本営に召還され第一艦隊所属となる、北辰一刀流のガチでの皆伝を持つ

 瑞雲という存在と邂逅し、新たなる戦術を開眼、以後北辰一刀流と瑞雲の同時運用による独特の戦闘スタイルで瑞雲教の教祖となる

 他者に対しての認知度は瑞雲かそれ以外かという極端な物しか無く、一応相手が誰かは理解しているが、名前までは覚えていない

 瑞雲を利用しての瞬間移動を駆使し、鎮守府のどこにでも生えてくる、また瑞雲を利用して宇宙の真理にも辿り着いたらしい

 

 

●金剛型二番艦 比叡

大本営建造、西蘭泊地防衛隊所属

元横須賀鎮守府第一艦隊副艦

 

 金剛の片腕として長らく横須賀鎮守府の第一艦隊の副艦を勤める、金剛型姉妹の中では一番地味であるが、実はそれなりの猛者

 経歴故か拠点防衛の任に就けられる事が多いが、大本営の予備戦力の筆頭であった彼女はどちらかと言うと攻撃面で能力を発揮する

 幾度か手が回らない大本営第一艦隊の代わりに定期清掃の任へ就いており、上位個体との戦闘経験はかなり積んでいる

 料理の腕はテンプレ通りヒエーだが、何故か洋菓子の腕前だけはプロのパティシエ並という、ティータイムに命を懸ける乙女である

 

 

●金剛型四番艦 霧島

大本営建造、西蘭泊地防衛隊所属

元横須賀鎮守府防衛隊所属

 

 横須賀では金剛を筆頭に"攻めの比叡、守りの霧島"と謳われ、金剛並みに拠点防衛の能力が高いと評価を受けていた

 ただスマートな戦い方を好む金剛に比べ、彼女は敵を駆逐する事で守るという"攻撃は最大の防御"思想の持ち主で脳筋

 本人は前に出る事を好まないが、金剛型を逸脱したタフさを持つ為、比叡と組むとそら恐ろしいデストロイが展開されるという

 横須賀時代は"大本営眼鏡序列三位"と呼ばれ、全ての眼鏡のヒエラルキー上位に君臨していた、一応頭脳派というか、考えはする、一応

 

 

●Bismarck級 一番艦 Bismarck drei

Blohm + Voss(ブローム・ウント・フォス)ドイツ連邦軍海軍大工廠建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元ドイツ連邦海軍NATO派遣艦隊所属

 

 ドイツ連邦共和国主導で行われた大坂鎮守府へ譲渡された艦娘の一人、生粋のドイツ艦娘でありNATO派遣艦隊ではエースと言われていた

 元々潔癖症のきらいがあり、更に箱入り娘という一面も持つという色んな意味で属性が盛られたゲルマン娘である

 大きな暁と称される性格はそのままに、世間知らずが相まってしまい流されるまま「青のドナウ」所属となってしまっている

 ゲルマン娘の割に実は下戸、飲むと性格が変わり甘えん坊になるという、マジで属性盛り過ぎ艦娘

 

 

●Queen Elizabeth級 二番艦 Warspite

英国海軍デヴォンポート海軍工廠建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元英国海軍本国艦隊第二戦隊旗艦

 

 英国貴族院を中心とした派閥が主導する大坂鎮守府との取り引きにより譲渡された艦娘、本国では前世とは違い割りと武闘派で通っていた

 海に出ると性格が一変するという二重人格的な面を有しており、静かな佇まいではあるが好戦的という生粋の戦闘狂の面を見せる

 平時は逆に大人しい性格で周りに流されがちというダメダメな一面を持つ、また他人と同じ事をしていないと落ち着かないらしい

 意外にも金剛程ティーに関するこだわりは無いが、アルコールには並々ならぬ造詣を持つ、スコッチ以外は認めないウーマン

 

 

●Iowa級 一番艦 Iowa

ニューヨーク海軍造船所建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元米国大西洋艦隊所属

 

 EUと大坂鎮守府が深く結び付くのを嫌った米国海軍主導の下譲渡された艦娘、本国では主に沿岸警備の任に就いていた

 実艦が存在しつつも艦娘化した初の存在であり、それまでの艦娘に対する仮説の一部を否定する結果を齎す存在となる

 海へ沈むという前世を持たない故か性格は穏やかで、誰にでもフレンドリー、そして意外にも成熟した考えを持つ

 政治的差配で送られてきたという事を納得済みであり、どうせならと吉野の嫁としてのポジションを狙っているらしい

 

 

●Гангут級 一番艦 Гангут

プティロフ造船所建造、西蘭泊地防衛隊所属

元大洋艦隊北方艦隊所属

 

 ロシアが初めて邂逅した艦娘、吉野達が北方棲姫との邂逅を果たす為北極海を目指す途上、ロシアからの刺客として投入される

 本来は大量の通常艦隊をバックアップに運用する筈であったが、ロシア北方艦隊は北方棲姫の猛襲を受け壊滅状態にあった為、ほぼ単艦による作戦投入をされ大破、その後米国領海に置き去りになった為鹵獲される

 その後政治取り引きによりハワイの仁科元海軍大佐に譲渡され、更に彼女の希望により大坂鎮守府へ渡る結果となる

 性格は豪胆かつ直情的、色々と変化球しか投げてこない大坂鎮守府の面々に揉まれつつ、嘗ての所属が同じだった響と行動を共にする事が多く、また影響された為髭眼帯には割りと好意的であったりする

 

 

●Richelieu級 一番艦 Richelieu

ブルターニュ、ラ・ド・ブレスト工廠建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元フランス海軍海峡海軍所属

 

 フランスがEU内での発言力を得る為、独自に政治取り引きを行い着任させた艦、製造はブレスト工廠とあるが、この個体は大坂鎮守府が欧州救援作戦へ参加した際ドロップした艦であり、正確にはフランスの麾下に属した事は一度も無いが、書類上の処理の都合上フランス海軍からの譲渡艦という事になっている

 性格は物静かであり、読書や絵画鑑賞等文学的に趣味を持ち、潜水艦隊所属の伊8と良い関係にあるようである

 また料理に長け、暇になると金剛達のお茶会に菓子片手に参加する事もしばしば、明石セレクションのメイドシリーズが大好きというアレな面も実はあったりする

 

 

●伊勢型 一番艦 伊勢

大坂鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

前歴なし

 

 鎮守府人員拡充計画の下、大本営所属吹雪の選定により大坂鎮守府で建造された、第四次鎮守府建造艦の一人

 本人自身はテンプレ通りの伊勢ではあるが、片割れと言われる日向が元大本営第一艦隊所属の日向とあり、ネームバリューと性格の特異性に振り回され、それに悩むという不憫な日々を送っていたが、第二次改装を施されたのを期に悩みが払拭されたとか

 例の大坂鎮守府初期育成プログラム戦艦部門の被験者でもあり、即成状態で航空戦艦、そして二次改装へと成った

 初春と妙にウマが合い甘味処間宮を根城としているらしく、また生来の性格故ツッコミポジに回る事が多い

 

 

●V.Veneto級 二番艦 Italia

OTO社リヴォルノ工廠建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元イタリア王立海軍外洋部隊司令部所属

 

 吉野達が大坂鎮守府から西蘭泊地へ異動してきた際、イタリア王立海軍の差配によって政治取り引きとして譲渡された艦

 一応実戦配備はされていたが、建造間も無く戦闘経験も乏しい

 性格的には実直で責任感が強く、また人当たりも良いという頼られ系お姉さんという評価がされている

 ただそれらが過ぎ何かあればストレスが胃に直撃するという弱点もあり、常備薬として胃薬を常に携帯してるとかなんとか

 

 

【正規空母ズ】

●加賀型一番艦 加賀

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元大本営第一艦隊所属

 

 吉野が丁稚時代からの付き合いであり、同期と言う事で昔から組んで色々と良からぬ事を繰り広げていたらしい

 "大本営一番ドックの不思議艦"の一人であり、建造時は改装前の初期型三段甲板空母として生まれてきた、その為砲撃戦もこなす

 何かに付けてマイペース、吉野をハメたり悶絶させたりするのがある意味ライフワーク、響とはズットモの関係であるらしい

 フィンランドのダークマター(サルミアッキ)を常食する味覚破綻者であり、暴食の女王という一面も持つ

 

 

●大鳳型 一番艦 装甲空母 大鳳

タウイタウイ泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元リンガ泊地第三艦隊所属

 

 タウイタウイ大鳳四姉妹の三女、元々第二特務課に着任する筈であったが、戦局の急変に伴いリンガ泊地所属として同泊地へ異動する

 その後第二特務課主導のアンダマン沖海戦時に同課へと仮編入され、作戦後はそのまま第二特務課所属となる

 生真面目かつ努力家、割と提督LOVE勢なのだが周りに遠慮してソロ活動は控えている、航空母艦の筈なのに瑞雲がメインウエポン

 日向とは瑞雲的なずっ友であるが、立場的にはライバルという関係であるため孤高の瑞雲活動に勤しんでいる、フラットフェニックス

 

 

●Graf Zeppelin級 一番艦 Graf Zeppelin

Blohm + Voss(ブローム・ウント・フォス)ドイツ連邦軍海軍大工廠建造、西蘭泊地特務課所属

元ドイツ連邦海軍国境警備群特殊任務部隊所属

 

 ドイツの艦娘運用の暗部と言われる対テロ部隊に従事していたが、対人戦闘が常であった為精神に異常を来し直属の上司を手に掛ける

 当時のドイツ国内情勢と軍の内情が絡みそのまま解体されず、日本へ譲渡と言う形で追い遣られ大本営預かりとして舞鶴に所属していた

 第二特務課が大阪へ居を構える際、当て付け人事として舞鶴より異動してきたが、深海化した時雨との対決に負け吉野の軍門に降る

 後に吉野の内面的狂気と人とは違った精神構造に触れ、同族的親愛と絶対的服従心が芽生え、提督LOVE勢の一角となった、天然マイペース

 

 

●翔鶴型 二番艦 装甲空母 瑞鶴

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元ラバウル基地第一艦隊所属

 

 元々大本営第三艦隊所属であったが、第二特務課が引き起こした一連の騒動に巻き込まれ戦力再配置としてラバウル基地へと送られる

 同基地第一艦隊の所属となるも結局基地に馴染む前に大坂鎮守府へと異動する事になり、神通とは顔見知り程度の付き合いでしか無い

 そして陽炎と不知火とは入れ替わりで配置された為に、大坂鎮守府で初めて邂逅するという色んな意味で複雑な着任経緯を辿る

 呉の演習にて大坂鎮守府に対した大本営艦隊所属の翔鶴は実姉に当たり、今も何かと連絡を取り合っている、フラットクレイン

 

 

●Lexington級 二番艦 Saratoga

ニューヨーク海軍造船所建造、西蘭泊地防衛隊所属

元米国大西洋艦隊所属

 

 EUと大坂鎮守府が深く結び付くのを嫌った米国海軍主導の下譲渡された艦娘、本国では主に沿岸警備の任に就いていた

 平時は理知的であり、個性派揃いの大坂鎮守府内でも常識的な立ち位置に居るという希少な存在であるが実はアニオタ

 稀に"夢見るアリスちゃんスイッチ"が入ってしまうと性格が急変し、メルヘン思考へとシフトしてしまうという悪癖を持つ

 また吉野に対し王子様的依存を持つ為、メルヘン状態だとヤンデレ的行動を起こしたりする、一応提督LOVE勢であり、隠れ腐女子

 

 

●雲龍型 三番艦 葛城

単冠湾泊地建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 航空戦体フラット5構成員、フラットグリーン

 本人はまっとうな感性の持ち主であるが、何故かいつも巻き込まれる系の不幸体質である

 他の葛城と同じく瑞鶴へのリスペクト力が強い艦娘ではあるが、それが災いしてフラット5構成員というポジに馴染んでしまった悲しい存在でもある

 陽炎型航空母艦というワードが地雷であり、その言葉を口にした者にはそれ相応の報復がなされるという噂も

 

 

●飛龍型 一番艦 飛龍

舞鶴鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

元舞鶴鎮守府第二艦隊所属

 

 舞鶴司令長官輪島博隆(わじま ひろたか)中将と吉野の間に交わされたトレードにより着任した艦

 本人曰く冒険してみたかった、そんな理由でトレードに名乗りを上げたのはいいが当時の大坂鎮守府という魔境に飲み込まれ没個性という不可避の壁によって悲しいポジに収まってしまった彼女

 それになりに熟達した戦いのできる艦なのだが、何故か目立たない、寧ろ裏では哨戒に大活躍しているのだが壊滅的に目立たないという悲しいポジに収まっている

 

 

●飛龍型 二番艦 蒼龍

舞鶴鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

元舞鶴鎮守府第二艦隊所属

 

 舞鶴司令長官輪島博隆(わじま ひろたか)中将と吉野の間に交わされたトレードにより着任した艦

 "飛龍が行くって言うなら当然私もでしょ"とトレードに立候補した彼女であったが、先に手を挙げた飛龍がご覧の有様となっている現状、寧ろ飛龍以上に目立たないポジとして今日も一生懸命哨戒の任に励んでいる悲しい空母

 一時は私服Modeで復権を果たしたが、悲しいかなポテト勢からの一部残念な声に押されポテトビレッジの民へと逆戻りしてしまう

 基本事なかれ主義であるが、その実恋に恋する乙女を内包するウーマンらしく、いつかそれがどこかで暴発するかも知れない

 

 

●赤城型一番艦 赤城

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元大本営第一艦隊所属

 

 日本海軍が初めて建造に成功した正規空母であり、長門、武蔵の代と編成が異なる大本営第一艦隊に所属していた唯一の艦であり、嘗ては叢雲と共に教導艦隊として軍の拠点を巡っていた

 後に軍部のレンドリースを利用した戦力再配置を機に大坂鎮守府へ異動を希望して(・・・・・・・)着任を果たす

 ネームバリューで言えば長門達二つ名持ちに引けは取らず、また加賀の教導艦という事もあり軍では知らぬ者の方が少ない

 ただ大本営第一艦隊に所属していたというイメージが強くあり、実績の割りには二つ名を持たない珍しい艦とも言える

 

 

●Ark Royal級 一番艦 Ark Royal

英国海軍デヴォンポート海軍工廠建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元英国海軍本国艦隊第一戦隊所属

 

 吉野達が大坂鎮守府から西蘭泊地へ異動してきた際、英国貴族院の差配によって政治取り引きとして譲渡された艦

 先任であるウォースパイトとは既知の仲であり、英国に居た頃はプライベートでもそれなりに付き合いもあった模様

 割と直情型であり、後先考えずに行動する部分もあるが、基本的に裏表のない性格故周りから生暖かい目で見られてるとか

 教導過程で仕込まれた騎士道を拗らせてしまい、結果として正しくクッころ騎士としての地位を確立した

 

 

●Aquila級 一番艦 Aquila

Ansaldo造船所建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元イタリア王立海軍第二フリゲート戦隊司令部所属

 

 吉野達が大坂鎮守府から西蘭泊地へ異動してきた際、イタリア王立海軍の差配によって政治取り引きとして譲渡された艦

 イタリア王立海軍にて実戦配備されていた生え抜きの一人、本来ならレンドリースによって大本営へ所属する事になっていた

 割と自由奔放な性格であり、余り細かい事には囚われない性質というか一言でいうと適当をそのまま形にした性格だとか

 また物凄くポジティブな面も顕著で、ある意味ムードメーカーである事は確かなのだが、言い換えればKYな艦といえたりするかも知れない

 

 

●Essex級 5番艦 Intrepid

ニューヨーク海軍造船所建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元米国大西洋艦隊所属

 

 吉野達が大坂鎮守府から西蘭泊地へ異動してきた際、米国海軍の差配によって政治取り引きとして譲渡された艦

 データ上の基本性能は既存の正規空母中上位とされ、艦種が極めて少ない米国のある意味切り札的扱いであったという

 取り敢えず欧州連合に足並みを揃え西蘭へ送られて来た形になっているが、この差配には以前吉野と直接作戦で関わった米国海軍の上級将校の強い意向が関わっているという

 性格は温和と言われ、妙に一航戦や特型駆逐艦達とウマが合うという噂が囁かれている、そしてポテト料理が大好物という事実も確認されている

 

 

【軽空母ズ】

●龍鳳型 一番艦 龍鳳

リンガ泊地建造、西蘭泊地主計課居酒屋鳳翔所属

元リンガ泊地第二艦隊所属

 

 リンガ泊地司令長官斉藤信也(さいとう しんや)少将との取り引きにより第二特務課へと異動してきた艦娘、元同課のコック長

 豆腐メンタルの持ち主でありながら、一度メンタルが折れた後に第二形態が存在するらしく、その時は無類の強さを発揮するらしい

 精神のバロメーターが目のハイライトとして確認出来る親切設計であり、また何かととばっちりを食う被害者ポジである

 大物食い的な派手な戦いを好み、一撃必殺を旨とした戦い方をする武闘派でもあるが、戦場を離れると豆腐メンタルに戻ってしまう

 

 

●龍驤型 一番艦 龍驤

岩国基地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元岩国基地艦隊総旗艦

 

 岩国基地司令長官染谷文吾(そめや ぶんご)少将の退任後に於ける内紛の処理の為自身を犠牲とし、解体される予定であった

 しかし妙高と染谷の嘆願を受けた吉野が政治取り引きにより身柄を引き受け、大坂鎮守府へと異動する事になり現在に至る

 所属は防衛隊となっているが、実質大坂鎮守府に所属している艦娘のプライベート面での取り纏め役であり、相談役とも呼ばれている

 同泊地平たい胸族族長であり、航空戦隊フラット5旗艦でもある、また彼女の前では決してまな板というワードを口にしてはいけない。

 

 

●鳳翔型 一番艦 鳳翔

岩国基地建造、西蘭泊地主計課居酒屋鳳翔店主

元岩国基地主計課総括

 

 岩国基地での騒動を受け、自身が残った際の基地への影響を考慮し龍驤と共に大坂鎮守府へと自ら異動してきた艦娘、通称オカン

 吉野の良き理解者であり、また苦言を呈する数少ない存在、そして日々鎮守府の者達へ癒しを提供する居酒屋の店主でもある

 実は提督隠れLOVE勢であるが、どちらかと言うと正妻よりも愛人ポジに憧れるという少し特殊な性癖を持っている

 性能面では他の者に劣るが、実は龍驤に戦いを仕込んだのは彼女であり、嘗ての日本海奪還作戦では鬼人(きじん)の二つ名で恐れられていた

 

 

●飛鷹型 一番艦 飛鷹

ブルネイ泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元ショートランド泊地第二艦隊所属

 

 嘗てのインドネシア海戦にて捨て艦作戦に投入されたが、当時作戦に従事していた長門の暴走とも言うべき行動により生還を果す

 軍部に対する不信感は今尚残っているが、長門への信頼と、そして吉野の独特な鎮守府運営に興味を持ち、同鎮守府に骨を埋める事を決める

 隼鷹と行動を共にする事が多く、その世話を焼く為目立っては居ないがかなりの酒豪であり、飲んでもシラフを保つという鉄の肝臓を持つ

 付き合いで嫌々ながら着用したバニーメイド服にハマってしまい、今は明石セレクションの熱狂的なファンとなってしまっているという

 

 

●飛鷹型 二番艦 隼鷹

ブルネイ泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元ショートランド泊地第二艦隊所属

 

 飛鷹と同じくインドネシア海戦での生き残り、飛鷹以上に長門へ傾倒し、また自由な気風の大坂鎮守府を気に入っている

 居酒屋鳳翔の常連であり、酒好きではあるが飲む量はそれ程では無く、酒量は飛鷹の方が遙かに多いが酒癖の悪さから悪目立ちしている

 ノリが服を着て歩いていると言われる程軽い性格をしているが、一度戦場へ出ると烈火の如く立ち回り、周りを驚かせることも珍しくない

 嘗て死地を経験したせいか、彼女の死生観は独特の物を含んでおり、"何時沈んでもいいように生きる"が彼女の座右の銘であるという

 

 

●祥鳳型 二番艦 瑞鳳

舞鶴鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

元舞鶴鎮守府第三艦隊所属

 

 舞鶴司令長官輪島博隆(わじま ひろたか)中将と吉野の間に交わされたトレードにより着任した艦

 嘗ては可もなく不可もなくという評価の元、それなりの評価であった艦であったが第二次改装時の不具合を鳳翔に矯正されて以降、艦隊の一翼を担うまでに成長を果たす

 また元々料理好きという属性があってか、軍務の合間には居酒屋鳳翔に足を運ぶようになり、現在は非常勤スタッフと化しているという

 フラット厚焼き玉子

 

 

●祥鳳型 一番艦 祥鳳

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元大本営第三艦隊所属

 

 艦娘が出現して以降初期の頃から生き残り、長門や大和と同じく"最初の五人"から二つ名を引き継いだ古強者

 生きる為に見出した戦い方は嘗ての漣を連想させ、また軽空母でありながら大本営麾下の艦隊に常駐し続けた処から"千里眼"と呼ばれている

 他の個体とは違い内面的な面で称すれば一航戦の赤城に近いと言われるが、本人曰く目指したのは嘗て日本海沖海戦で勇猛を馳せた鳳翔だったという

 ある意味近寄りがたい空気を纏う彼女であるが、実は人には言えないとある趣味を持つという噂が囁かれているとか

 

 

●Casablanca級 19番艦 Gambier Bay

ニューヨーク海軍造船所建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元米国大西洋艦隊所属

 

 吉野達が大坂鎮守府から西蘭泊地へ異動してきた際、米国海軍の差配によって政治取り引きとして譲渡された艦

 アイオワやサラトガが大坂へ着任してから後に邂逅した艦である関係で、二人とは一面識もないが、何故か着任した日からアイオワファーム(仮称)に取り込まれアニモーの飼育係として使われるハメに

 そしてやはり属性としては迷子、偵察として艦載機を出せばきっちりと仕事をこなすのに、何故か本人は自身の位置を見失う

 故にアイオワファームでは敷地で遭難する事が多く、牧羊犬に救助されるのが日常と化しているらしい

 

 

【重巡洋艦ズ】※航空巡洋艦含む

●妙高型 一番艦 妙高

岩国基地建造、西蘭泊地特務課所属

元岩国基地筆頭秘書艦

 

 第二特務課立ち上げの際岩国基地より移動してきた艦娘、当時の岩国司令長官染谷(そめや)少将の抱える問題を受けて無理矢理異動させられた過去を持つ

 紆余曲折を経て第二特務課所属となるが、その際吉野を半殺しにするという恐ろしい一面を見せた

 また愛飲する飲料は毒飲料界でもレジェンドと言われるギャラクシードリンクであり、見た目より内面は極めてデンジャーである

 明石酒保謹製の戦闘文房具と無銘のドスで深海棲艦を沈める事も出来る戦闘事務員、自他共に認める提督LOVE勢

 

 

●高雄型 三番艦 摩耶

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元大本営第二艦隊旗艦

 

 大本営では一番矢面に立つと言われていた第二艦隊旗艦を長年勤め、何でも屋の異名で呼ばれていた、じゃんけんがすこぶる弱い

 その艦歴は凄まじく、第二艦隊所属時代10年程の間の損耗率は八割を越えるという、大本営の運営方針に振り回された精鋭部隊にはあるまじき記録を残している

 その間殆どの僚艦を失ったせいか性格が荒み、南海への執念のみで生きていた為危険視され、前線をたらい回しにされる

 後のアンダマン海戦を経て吉野達と邂逅、仇敵を討つと共に影ながら吉野が自身を大本営から庇い立てていた事を知り、恭順の意を示す

 

 

●妙高型 三番艦 足柄

呉鎮守府建造、西蘭泊地職場環境保全課室長

元呉鎮守府職場環境保全課室長

 

 呉海域での大坂鎮守府と大本営艦隊との演習を目の当たりにし、吉野の艦娘主体とも取れる鎮守府運営に理想を求め、大坂鎮守府へ異動してきた

 性格はサバサバしているが相手を思い過ぎる面もありしばしば自分を追い込む癖がある、妙高とは馬が合ったのか実の姉妹の様な関係を築いている

 シルクの純白ランジェリーが勝負下着であり、理想の男性を求める行動も見せるが、いつも芳しくない結果になると言うのが常となっている

 司令長官に対してLOVE的な感情を向けるのは安易だという拘りがあり、吉野に対しては恋愛感情を持たないという意思表示を見せている

 

 

●古鷹型 一番艦 古鷹

呉鎮守府建造、西蘭泊地総務課所属

元大本営管轄施設依佐美送信所所属

 

 吉野の呉時代の同僚、当時加賀、響、能代、吉野という濃いメンツに囲まれ日々スカートめくり等の被害に遭っていた苦労人

 後に戦闘力を喪失したが艤装の機能を通信・サポート系の物へ置き換え、軍の通信拠点のオペレーターとして長年従事する

 大坂鎮守府人員増員の為召還され、平時は事務方勤務、母艦を伴っての出撃の際はオペレーターとして出撃するのがデフォになっている

 裏も表も無くただただ癒し系、でも不幸を呼び寄せる体質なのかいつも何かに巻き込まれる苦労人、隠れ提督LOVE勢、一応パンツは履いている

 

 

●Admiral Hipper級 三番艦 Prinz Eugen

Blohm + Voss(ブローム・ウント・フォス)ドイツ連邦軍海軍大工廠建造、西蘭泊地特務課所属

元ドイツ連邦軍海軍NATO派遣艦隊所属

 

 ドイツ連邦評議会の圧力により同国海軍から大坂鎮守府へと送られた艦娘、政治的事情が絡み上官の企みを携えて吉野と邂逅を果す

 結果としてそれは彼女と彼女を心配した元上官の理想とする形の結果となり、それを受けて彼女は吉野への恭順を示す事となる

 グラーフに巻き込まれた形で提督親衛隊という秘密結社に身を置く事になるが、それでも吉野に対する純粋な尊敬の念から納得はしている模様

 本当は情報課への転属を希望したいが海外艦という見た目の為軍内での活動が難しく、現在内務的に従事する為の方法を模索中という

 

 

●青葉型 一番艦 青葉

大本営建造、西蘭泊地特務課所属

元呉情報課所属

 

 嘗て大本営の広報課時代、軍部も関わったスキャンダルを単独で追うも陸軍特殊部隊の作戦に巻き込まれ拘束され、あわや解体の危機に陥る

 しかし当時特務で同隊の作戦に従事していた吉野が青葉を尋問し、その縁で軍事法廷での証人弁護をしたお陰で事無きを得る

 その後呉にて数年情報関係に従事するが、大坂鎮守府立ち上げ後の漣が諜報関係の枝葉を広げている最中に知り合い、当時の情報を知るに至る

 大坂鎮守府の諜報に対する力の入れ方と、吉野に対する強い憧れがありほぼ無理矢理という形で呉から転任、以後情報室の実務に就く

 

 

●最上型 四番艦 航空巡洋艦 熊野

呉鎮守府建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元呉第三艦隊所属

 

 大坂鎮守府の人員拡大の支援として大隅の依頼で呉が輩出した人員、足柄達と共に転任してきた為当初は艦娘お助け課へという話もあった

 しかし艦娘お助け課のハードワークを呉時代から知っており、本人の強い希望で教導隊所属となる

 着任直後第二改装が実装されウキウキ状態であったが、結果胸部装甲の増量は据え置き、密かに龍驤との友情を深める事となった

 実は瑞雲教の信者であり、北辰一刀流(瑞雲)の皆伝持ち、更にはフラット5構成員というマルチキャラな一面も併せ持つ、フラットベアー

 

 

●高雄型 二番艦 愛宕

大本営建造、西蘭泊地職場環境保全課所属

元呉鎮守府職場環境保全課所属

 

 職場環境保全課が呉から大坂鎮守府へと移管された為足柄達と共に異動してきた艦娘、人当たりが良く主に相談員として活躍する

 同時に同課の人員に対しての健康管理も自発的に行い、癒しの愛宕と呼ばれ日々オッパイに顔を埋めてモフモフされるという日々も送っている

 普段はポワポワとした天然系の空気を醸し出しているが、元は呉第一艦隊に所属していた事もあり戦闘もそれなりにこなす才女

 元々は大本営所属であったが寺田中将が呉の司令長官として着任するのに随伴して呉所属となる、実は摩耶の実姉

 

 

●Zara級 三番艦 Pola

OTO社リヴォルノ工廠建造、西蘭泊地防衛隊所属

元イタリア王立海軍特殊作戦群所属

 

 イタリア王立海軍と大坂鎮守府の折衝により譲渡された艦娘、史実ではザラ級重巡洋艦三女に当たるが現在次女のフィーメが発見されておらず次女ポジ

 個体の性格かお国柄なのかとにかく陽気な性格で、そして生粋の飲兵衛、ヒャッハーとは飲み友であり良く廊下で酔い潰れているのを見掛けるとか

 イタリア本国では過酷な実験任務に身を置き、擬似的な轟沈や無理な特殊兵装の開発実験等多岐に渡り酷使された末取り引き材料として利用された

 その為アルコールが入っている間は陽気だが、素面での戦闘時は苛烈な戦いを展開する程の変貌を見せ、本国では"物言わぬ恐怖"と呼ばれ恐れられていた

 

 

●高雄型 一番艦 高雄

単冠湾泊地建造、西蘭泊地事務方所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 前所属泊地では事務方総括にあった為、大坂鎮守府でも事務方へ所属する事となる

 単冠湾泊地立ち上げ時の生え抜きであったが、まだ北方が猛威に晒されていた時期の過酷な戦線に投入され続けたせいで戦闘力を喪失、事務関係専任という形で軍務に就いている

 雷とは別ベクトルで世話好きであり、それは事務方に留まらず各所へ猛威を奮っているのだという

 髭眼帯へ対してもそういう行動を起こす素振りを見せているが、既に秘書課の手厚い世話包囲網が敷かれている現状、虎視眈々とその機会を伺う毎日なのだという

 

 

●青葉型 二番艦 衣笠

大坂鎮守府建造、西蘭泊地特務課所属

前歴なし

 

 鎮守府人員拡充計画の下、大本営所属吹雪の選定により大坂鎮守府で建造された、第四次鎮守府建造艦の一人

 大坂鎮守府初期教練プログラム重巡枠の被験者、即成によって改二に至っている

 所属は特務課となっているが、主に青葉の暴走ストッパーとしてのポジと、後は課内での雑務がメインの状態にある

 仕事全般をそつなくこなし、また能力も低くはないが、周りが濃いメンツの為器用貧乏的な面が顕著になってしまい、ある意味苦労人という状態の悲しい艦娘である

 

 

●最上型 三番艦 航空巡洋艦 鈴谷

大坂鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

前歴なし

 

 鎮守府人員拡充計画の下、大本営所属吹雪の選定により大坂鎮守府で建造された、第四次鎮守府建造艦の一人

 俗称「執務室の座敷鈴谷」、執務室の利便性と髭眼帯が放任主義という環境下に居心地がいいという事で、軍務以外の時間は殆どそこに居付いてしまったダメな航空巡洋艦である

 大坂鎮守府では軽空母の枠がそれなりに埋まっている為、熊野と鈴谷は航空巡洋艦以上の改装はされない方針らしい

 結構だらけてはいるが頭脳派の面も持ち、また執務を横で覗き見るのが常である為、防衛隊所属ではあるが特務課的な立ち位置という特殊な艦娘でもある

 

 

●妙高型 二番艦 那智

呉鎮守府建造、西蘭泊地艦隊総副艦

元呉鎮守府特務課所属

 

 軍部の戦力再配置の煽りを受け、呉鎮守府より自ら進んで大坂鎮守府に着任してきた艦娘

 戦闘面では相当な手錬(てだれ)であり、また本人も自身は武官という認識にあるが、鎮守府艦隊の副艦という立場に就いてしまった関係上、内務関係を現在勉強中にある

 また艦娘お助け課総括の足柄とは実の姉妹の関係にあり、酒の席やプライベートでは彼女をいじり倒すというのが常であったりする

 

 

●Zara級 一番艦 Zara due

OTO社リヴォルノ工廠建造、西蘭泊地防衛隊所属

元イタリア王立海軍掃海部隊司令部所属

 

 吉野達が大坂鎮守府から西蘭泊地へ異動してきた際、イタリア王立海軍の差配によって政治取り引きとして譲渡された艦

 妹のポーラとは違う意味で実験的な運用をされてきた過去を持つ

 ポーラが無茶を詰め込まれたと言うなら、ザラは徹底した効率化と管理の下運用され、それが功を奏したのかイタリア艦で初の第二次改装を可能としたのがこのザラであった

 性格としてはイタリア艦全般に見られるポジティブさも持つが、妙に特定方面へ好奇心が強いと言うかぶっちゃけ惚れっぽい性格であるとかないとか

 

 

【軽巡洋艦ズ】※重雷装巡洋艦・練習巡洋艦含む

●大淀型 一番艦 大淀

大本営建造、西蘭泊地事務方総括

元大本営事務方総括

 

 大本営時代は執務棟の主やらヒエラルキーの頂点として恐れられたという艦娘、また大本営眼鏡序列の頂点に君臨していた存在でもある

 第二特務課がまだ大本営に居を構えていた頃から事務手続きに携わっていたが、その独特の運営や、吉野の裏で行っていた行動を見る機会も多かった

 その提督としてはどうかという行動と、艦娘主体の部隊運営に惹かれていき、第二特務課が大阪へ移動する際明石に誘われて異動する決意を固める

 元々の能力の高さと、発言力の大きさから初期の大坂鎮守府の運営、果ては政治的圧力に対する盾となった立役者、隠れ提督LOVE勢でもある

 

 

●球磨型 一番艦 球磨

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元横須賀鎮守府水雷戦隊総括

 

 第二特務課の水雷戦隊発足の為当時横須賀鎮守府より引き抜いてきた艦娘、何気に南洋海域開放作戦時代前線を転戦してきた武勲艦である

 大本営の防衛拠点の側面を持つ横須賀鎮守府の水雷戦隊を任されていた事もあり、金剛も一目置く程の古強者

 本人の性能はそれ程でも無いが戦場を広く見る視野と、判断能力はズバ抜けた物もあり、個としてではなく司令塔としての能力が買われている

 曲者揃いの大坂鎮守府内では希少な常識人で突っ込みキャラ、しかし諦め易いという性格をしており、しばしば吉野に無駄な足掻きはするなと忠告する

 

 

●川内型 二番艦 神通

舞鶴鎮守府建造、西蘭泊地特務課所属

元ラバウル基地水雷戦隊総括

 

 元々の指揮能力と戦闘能力を買われ長年ラバウル水雷戦隊の長として努めたが、南洋海域での作戦で大敗を喫したのを境に独特な戦いをする艦となる

 元々は第二特務課の初期人員として名を連ねていたが、本人が召還に対し拒否したのと、当時のラバウルの戦力事情からその話は流れる

 しかし戦局が更に変化し、本人の特異な戦い方が同基地では扱い切れなくなった為に大坂鎮守府とのトレード人事を経て着任を果す

 実直な性格、格闘系に秀でた立ち回り、そして提督LOVE勢を隠す事無く公言する様は榛名と被る部分もあり、しばしば暴走したりもする

 

 

●球磨型 五番艦 木曾

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元大本営第一艦隊副官

 

 史上初の重雷装巡洋艦として改装され、大本営第一艦隊へ編成される、球磨の実妹であり、吉野とは大本営時代マヴダチだった

 性格は至って冷静、第一艦隊時代は武蔵の暴走を諌めたり艦隊の代理指揮を任されたりと、実は頭脳派の一面を併せ持つ

 戦い方は立ち回り重視でヒットアンドウェイを好むが、一度腰の剣を抜けば敵に張り付いての猛攻も見せる等、多彩な戦い方を見せる

 "眼帯の会"という集団に属し、厨二病を患うというプライベートも持つが、それは公然の秘密とされている

 

 

●長良型 二番艦 五十鈴

ラバウル基地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元ラバウル第三艦隊旗艦

 

 度重なる戦力再配置に翻弄され、大本営からの指示で運営変更を余儀なくされた同基地の人員再配置の末大坂鎮守府へ送られてきた艦娘

 対潜能力と対空能力に秀でるという能力を併せ持ち、吉野からは一粒で二度美味しいという評価を得ているツンデレンコパイパイ

 長良型姉妹の系譜を色濃く引く為に努力家と言うより訓練フェチの気があり、吉野を引きずり出しては射撃訓練を行うというのが最近のトレンド

 意外にも隠れ提督LOVE勢だが、現在ツンしか発動しておらず、デレの気配は微塵も見せていないという慎重派、大鳳とはトレーニング仲間だったりする

 

 

●長良型 六番艦 阿武隈

ブイン基地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元ブイン第二艦隊旗艦

 

 嘗て榛名とは同じ釜の飯を食った関係ではあるが、何故か覚えられていないという不幸な艦娘、物凄く協調性を気に掛ける苦労人

 個人の能力は高く前任地でも水雷のエースを張っていたが、キワモノ揃いの大坂鎮守府という魔境に放り込まれた為、今一輝けない苦労人

 料理洗濯家事全般もかなりのレベルでこなす女子力の高さも併せ持つが、他にその手のエキスパートが存在する大坂鎮守府では今一目立たない

 親潮と妙に馬が合いプライベートでは良く行動を共にするが、親潮も目立たない勢筆頭である為二人で行動しても悲しいかな華が無いと言われている

 

 

●阿賀野型 二番艦 能代

呉鎮守府建造、西蘭泊地職場環境保全課主任

元リンガ泊地情報部所属

 

 嘗て吉野が呉で丁稚奉公していた頃、同じ作業班に属していた艦娘、元々は大隅の下特務課へ従事する為教育を施されていた

 大隅が大本営へ戻る際同班は解体となるが、当時リンガ泊地再編の為大隅の差配により斉藤の下へと送られ、以降同泊地の諜報任務に就いていた

 そして吉野が司令長官となり、その元へ嘗ての呉愚連隊のメンツが集結しつつあるというのを耳にし、疎外感故か数々の企みを擁して着任を果す

 足柄と出会い、その業務に興味を持った為職場環境保全課に属し、能力の高さ故に同課のNo.2である主任となる、凄く腹黒い

 

 

●川内型 一番艦 川内

ラバウル基地建造、西蘭泊地特務課所属

元ラハウル基地第一艦隊所属

 

 前任地では第一艦隊の固定メンバーとして軍務に就いていた、夜戦を好むという性質は他の個体と変らないが、神通の件があって以降そのナリは潜めた

 戦闘時に於いては極めて冷徹で、更に理詰めタイプの思考で行動する、妹の神通とセットで「技の川内、力の神通」と称される事もある

 割と交友関係が広く、艦娘界隈の事情通という一面も持つ、実は艦娘裏掲示板のラバウル基地スレの管理人もしていたりした

 戦闘時に頭を使うせいか、平時は無意味な行動や、何も考えずその辺りを探検する事に喜びを感じる、廃墟マニア

 

 

●香取型 一番艦 香取

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部付け教導担当教官

元艦隊本部付け訓練教官

 

 艦娘育成の為と言う事で艦隊本部に所属していた練習巡洋艦、しかし戦闘力が低い為に何かと不遇な扱いを受けていた

 当時の艦隊本部主流派は即成教育を押しており、彼女の教導プランは殆ど通らなかった為、ある意味艦隊本部には失望していた

 輪島が吉野に接近する為の餌として利用するという話を持ち掛けられた際は、大坂鎮守府の実情を調べ上げ、逆に歓喜したという

 実直であり慎重派、吉野の独特な艦娘運用に新たな可能性を見出しており、ある意味傾倒している面もある、カトリーヌ

 

 

●香取型 二番艦 鹿島

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部付け教導担当教官

元艦隊本部付け訓練教官

 

 姉の香取と共に在る意味艦隊本部に飼い殺しされていた艦娘、香取よりも艦隊本部の事を嫌っており、大坂鎮守府への着任の話には諸手を挙げて喜んだという

 乗り物に乗ると性格が変る一面があり、やや危ないという性格ではあるが、仕事の時はその辺りは弁えている

 無類のバイク好き、車好きの為実は吉野とその辺りの話が出来るとワクテカしていた、愛車は初代HONDAインテグラ

 その見た目故提督諸氏からのアレなアプローチも度々受けたらしいが、その辺りは全スルーという徹底振り、童○コロスウーマン、なんとなく提督LOVE勢

 

 

●長良型 四番艦 由良

大坂鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

前歴なし

 

 鎮守府人員拡充計画の下、大本営所属吹雪の選定により大坂鎮守府で建造された、第四次鎮守府建造艦の一人

 大本営から移設されたプロトタイプ建造ドックから稀に生まれるという「幼体」という状態を経て、鎮守府に着任する

 幼体時の世話を主に髭眼帯がしていた為、刷り込み的に数々の常識的な部分におかしい物を持つ、ぶっちゃけナチュラル提督LOVE勢という特殊な状態にある

 現在は電や時雨監修の元矯正中という状態であるが、その成果は芳しく無いらしい

 

 

●阿賀野型 三番艦 矢矧

大本営建造、西蘭泊地特務課所属

元大隅麾下特務課所属

 

 吉野達が西蘭泊地に異動後大本営から送られて来た艦の一人

 嘗て吉野へ特務課の工作員として教育を施した教官の一人であり、大隅の麾下であった頃は搦め手ではなく、表の調整に就く情報士官の役割を担っていた

 各国の軍部筋や外交に絡む人脈に太いパイプを持つ為、西蘭でも引き続き情報面に於ける表の顔として動く事となった。

 因みに西蘭泊地艦娘お助け課主任の能代は"矢矧より後に生まれた実姉"というややこしい関係にある

 

 

【くちくかんズ】

●白露型 四番艦 夕立

大坂鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府初の建造艦、生まれた時から周りがアレな環境であった為、少々常識面にぶっ飛んだ部分を持っている、通称ポイヌ(夕立)

 提督LOVE勢であり何かとアプローチはするが、その常識は大坂鎮守府に染まっている為にとても残念な物になっている

 艦としての性能は元々高かったがそれを育て上げたのはあの武蔵殺し、当然戦い方もそれに準拠した物となり、駆逐艦としては異質な立ち回りをする

 一時期実戦経験を積む為リンガへ出向していたが、司令官の斉藤をして「ソロモンの悪夢が再来した」と言わしめた程の戦いを繰り広げていたという

 

 

●陽炎型 一番艦 陽炎

ラバウル基地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元ラバウル基地第二艦隊所属

 

 嘗て神通の代わりとして第二特務課へ送られてきた艦娘、ぬいぬいの実姉、身体能力に長け大坂鎮守府水雷戦隊では万能艦としての立ち回りを見せる

 同鎮守府では毒飲料界の尖兵、お茶会テロリストと呼ばれ、ジョーンズソーダ信者としての無差別爆撃を敢行、数々の逸話を残している

 ラバウルに所属していた頃は神通の僚艦を勤めており、師弟の関係ではあるがその戦いのフォローに回る事が多かったのが今の身軽さへと通じている

 第二改装を経た現在以前とは違い艦隊を率いる事もしばしばであり、それで自身が付いたのかめでたく提督LOVE勢を公言する事となった

 

 

●陽炎型 十番艦 時津風

大坂鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第一次建造組、教導を大和が施した為守りに秀でた立ち回りを得意とする、その為平時では暁型が使用する盾を両手に抜錨する事が多い

 ポワポワしつつも妙に感が鋭く、要所要所ではいつの間にか騒動の輪に加わっている事が多い、提督パパ好き勢筆頭

 愛称子犬(時津風)、以前は夕立と組む事が多かったがLOVE的価値観の違いからユニットを解散、現在は島風、天津風と共に風トリオを結成している

 戦闘では矢面に立つ事が多く大破率が高いが、その防御テクニックはそれなり以上の物があり、何気に球磨との演習で引き分けた事もある

 

 

●朝潮型 一番艦朝潮

大坂鎮守府建造、西蘭泊地艦隊本部所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第一次建造組、教導を大鳳が担当した為と、元々の性格から手堅い立ち回りと艦隊支援に特化した戦いを見せる

 くちくかんの真面目枠、提督LOVE勢であるが、生真面目が過ぎる為に色々と損をしているくちくかんでもある

 現在は球磨の指導を熱心に受け、大坂鎮守府では珍しくスタンダードな戦いをする艦であり、水雷戦隊の縁の下の力持ち的存在となっている

 明石セレクションのアニマルメイドシリーズが大のお気に入りで部屋着は全てそっち系という徹底振り、給料の殆どはそっち系へと消えてしまうとか

 

 

●神風型 三番艦 春風

大坂鎮守府建造、西蘭泊地主計課"元祖間宮"所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第一次建造組、一応限界練度には達しているが、本人の希望により間宮の元で給糧任務に就く傍ら、甘味修行をしている

 おっとりとした性格で、気遣いの出来る立ち振る舞い故皆に愛される存在である、通称"大正ドリル"提督LOVE勢を公言している

 史実での性能はそれ程でも無いとされている割には運動能力が高く、かつポイヌ(夕立)の背後すら簡単に取るという駆逐艦

 たまに見掛ける"和装チャイナメイド服"姿ではその能力が更に発揮され、物理的法則も捻じ曲げるという噂も囁かれている

 

 

●陽炎型 九番艦 天津風

大坂鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第二次建造組、一応錬度は限界迄達したもののまだ実戦経験が浅くカッコカリは予約状態でヤキモキしているガール

 立ち回りは陽炎に似たスタイルだが、連装砲君を展開し島風、時津風と組むと攻撃面に寄った立ち回りを見せる、割と攻撃的

 元々は提督パパ好き勢であったが、吉野が鎧甲冑スーツに身を包みハードボーラー(ハンドガン)で射撃調整をしている様を見てLOVE勢へ転向

 以後色々とこじらせてしまい現在に至るが、基本的にツンデレタイプなのでそれ程壊滅的行動には及んでいない、しかし煙突の煙でモロバレであったりする

 

 

●島風型 一番艦 島風

大坂鎮守府建造、西蘭泊地工廠課"夕張重工"所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第二次建造組、提督パパ好き勢、天津風と同じく限界練度に達しているが実戦経験が少なく限界練度に未だ達していないが、カッコカリをすれば速くなれると聞きワクテカしているのは変わらない

 連装砲ちゃんのメンテをしてくれる夕張とは仲良しで、兵装実験にも良く付き合っている事からしばしばトンデモ装備で哨戒に出る事もあるという経験を経て、めでたく工廠課に身を置く事となった

 更にロボが大好きな為現在夕張と共に良からぬ計画を立て、日々夕張と共に怪しい開発に携わっているのも相変わらずである

 また自由気ままな性格であるが、構ってくれる吉野ダイスキ的な性格が災いし、暇な時はペッタリとくっ付き子泣き爺と化するのがオキニだという

 

 

●朝潮型 十番艦 霞

大坂鎮守府建造、西蘭泊地職場環境保全課所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第二次建造組、朝潮とは実の姉妹関係、教導中に足柄の指名を受け第二次改装を施した時点で同課の所属となる

 生粋のツンデレであるが、フロントとしての能力が高く、相談員としては無くてはならない存在だという、ワーカーホリッカー、眠眠打破愛飲者

 基本とてもクールビューティー、実務面で吉野の差配を直に受けるポジである為その能力の高さは認めており、クズとは呼ばない

 プライベートでは朝潮と大の仲良しさんであり、共に明石セレクション好きの同士だったりする、尚部屋着はもうお察しである事は言うまでも無い

 

 

●吹雪型 三番艦 初雪

大本営建造、西蘭泊地特務課所属

元横須賀鎮守府所属、登録抹消艦

 

 横須賀鎮守府時代は漣のメル友であり、プライベートも良くつるんでいた関係で、大坂鎮守府が整備された時点で漣と共に同鎮守府へ着任を果す

 それに伴い元々所属であった横須賀鎮守府関係の縛りを漣が色々しちゃうついでに、情報室へ就く関係上彼女の軍籍は消去した形になっている

 実働関係はてんでダメダメだが、内務関係は漣も頼りにする程の凄腕である、が、生粋のニートである為色々と台無しの評価を受けている

 一年365日中部屋の外に出るのは10日程と言われており、彼女の姿を見ればその日は何かいい事が起こるという都市伝説も存在する

 

 

●白露型 八番艦 山風

大坂鎮守府建造、西蘭泊地工廠課"夕張重工"所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第二次建造組、人に構われるのを嫌う自由人、何時の間にか傍に出現し、一方的に攻撃した後掻き消えるという不思議戦術の使い手

 艦娘お助け課要員として教育されていたがが本人は余り興味が無く、結局は工廠課に所属する事となった

 吉野の鎧甲冑スタイルにビビってしまい実は苦手意識を持っているが、扱う銃器には興味津々な為差し引きゼロという微妙な印象を持っているとか

 以前夕張が吉野の銃を地面に置き、棒で支えたザルを設置して暫し放置していたら、その罠に彼女が掛かっていたという形容のし難い事件があったという

 

 

 

●Maestrale級 三番艦 Libeccio

リヴァ・トリゴソ工廠建造、西蘭泊地防衛隊所属

元イタリア王立海軍地中海防衛戦隊所属

 

 イタリア王立海軍と大坂鎮守府の折衝により譲渡された艦娘、現時点でイタリアが有する唯一の駆逐艦級艦娘でもある

 対潜能力に秀で前任地ではそれなりに活躍したが、地中海は元々深海棲艦の脅威がそれ程無く、彼女自身も余り戦いに関して積極的では無い

 大坂鎮守府の件で譲渡艦の選定時にポーラと知り合うが、酔った彼女の世話を主に彼女がしていたせいで、互いの間に奇妙な友情が芽生える

 と言うかリベが保護者的立場という笑えない関係であったりする、唯一の駆逐艦という環境にあった為見た目に反ししっかり者、でも見た目コ○ックLO艦風味

 

 

●神風型 五番艦 旗風

西蘭泊地給糧課居酒屋鳳翔所属

前歴なし

 

 大坂鎮守府が欧州救援作戦展開中に邂逅した艦娘

 姉の強い影響を受け戦闘職より給糧関係に強い興味を示し、結果居酒屋鳳翔に先任として着任する事になる

 また好事等も姉の春風に強い影響を受けている為、行動もそれに近い物になる事が多く、鳳翔所属ではあるが間宮所属の姉と一緒にあれこれしている時が多い

 また髭眼帯をラストサムライ的な誤解を抱いたまま姉の提督LOVE勢という部分に感化され、致命的な偏愛行動を取る困った艦になってしまっている

 

 

●綾波型 六番艦 狭霧

西蘭泊地防衛隊所属

前歴なし

 

 大坂鎮守府が欧州救援作戦展開中に邂逅した艦娘

 大坂鎮守府の者達には「いつのまにかそこに居た」と称される程に影と幸の薄い艦、それ以外は割りと優秀な艦である

 同じ影の薄い勢である親潮、あぶぅとはズットモの仲であり、親潮の影響を受けて提督LOVE勢になった後色々とモーションを掛けているつもりではあるが、悲しいかな存在感が薄過ぎてインパクトが今一となってしまっている

 現在鎮守府の駆逐艦の中でも珍しくスタンダード的な真っ直ぐな戦い方をし、屈指の戦上手に育ったのだが、悲しいかな影が薄い為に余り出番が回ってこないという報われない生活を送っている

 

 

●陽炎型 十一番艦 浦風

大坂鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

前歴なし

 

 大坂鎮守府第三期建造艦の内の一人、業務拡張計画の為に建造された内の一人

 ムチムチ同盟に駆逐艦の戦士枠と目されていたが、金剛に見出されフレンチクルーラー派に招致される

 類似の艦にはぱい風も居る為住み分けが必要ではという言い掛かり的な事を周りから言われ、通称おっぱい風という不名誉なあだ名がつけられる

 本人は給糧課鳳翔所属を希望しているが、戦闘人員の不足にある鎮守府の事情により現在それは保留となっている

 

 

●朝潮型 九番艦 霰

大坂鎮守府建造、西蘭泊地工廠課所属

前歴なし

 

 大坂鎮守府第三期建造艦の内の一人、業務拡張計画の為に建造された内の一人

 同課の山風と同属性故か行動を共にする事が多く、その縁で誘われ工廠課に所属する事になった

 一度手を付けた物はとことん完成度を求める傾向にあり、工廠課では「匠」と呼ばれる程の凝り性である事が発覚してしまう

 また無口なだけで内面は頑固一徹なきらいがあり、納得いかない仕事は絶対受け付けない、正に匠の名のまんまな艦娘でもある

 

 

●秋月型 一番艦 秋月

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元大本営第一艦隊所属

 

 武蔵が大本営第一艦隊旗艦であった頃に防空の任を一手に引き受けていた艦

 大本営の方針でレンドリース艦を中核とした艦隊の再編成の煽りを受けて大坂鎮守府へ異動となる

 艦娘としての防空駆逐艦としては最古参となる彼女は、建造されて以降ほぼ戦いの中に身を置くという特異な人生を歩んできた

 つまり軍務に就いてないと落ち着かないワーカーホリッカーである、加えて質素倹約に美徳を感じる艦というか所謂貧乏性という悲しい属性を持つ艦であるらしい

 

 

●白露型 九番艦 江風

単冠湾泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 戦力の偏った運用と冷や飯食いと言われる北方戦線の拠点に所属していた為、軍部に不信感を抱き大坂鎮守府に送られて来た当時は反抗的な面も見せていた

 その後大坂鎮守府教導システム(初期教練プログラム)の全力による地獄のしごきに耐え、僅か一ヶ月で改二にまで至る

 現在は夕立と組んで前線へ出る機会が多く、また実際の戦場へ出る事になった現在は着任当初の劣等感が消え失せた様で、現在はのびのびと泊地ライフを送っている模様

 

 

●白露型 七番艦 海風

単冠湾泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 江風の保護者、兎に角心配性

 潜在能力は夕立に迫る物を持ってはいるが、その力は戦場では無く主に鎮守府生活内で発揮されるという残念な仕様になっている為、周りからは才能の無駄遣いと揶揄されている

 現在はその不名誉な評価を払拭する為長門に師事し、長門流極限空手を学ぶ毎日という、またしても間違ったベクトルで努力を積んでしまう状態になっているという

 

 

●夕雲型 四番艦 長波

単冠湾泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 高い戦闘能力と、高い調理能力と、そして時雨に感化されてしまった為高いジビエ料理能力を身に着けてしまった艦娘

 大坂鎮守府初期教練プログラムの被験者となってしまった為、短期間で江風と同じく改二へ至る事になる

 最近は何故か髭眼帯の微妙料理に興味を持ちそれを身に着けようと奮闘する毎日、お陰で変なベクトルで提督LOVE勢になってしまう事になり、調理する際は頭にタオルを巻き、Tシャツにエプロンとラーメン屋オヤジスタイルという、独特の格好をする様になってしまったという

 

 

●綾波型 一番艦 綾波

単冠湾泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元単冠湾泊地所属

 

 

 大坂鎮守府初期教練プログラムの被験者組、当然改二に至っているが教練を担当したのが球磨とあり、割とまとも枠に分類される

 実力は夕立と互角と言われているが、戦い方のベクトルが違う為に双方に衝突は無く、また本人の性格故か協調性が高い為、どの戦場に於いても駆逐艦枠には彼女が編入される事が多い状態の様である

 ジョーンズソーダ愛飲者

 

 

●暁型 三番艦 雷

単冠湾泊地建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘、謂わずと知れたロリオカンである

 元単冠湾泊地筆頭秘書艦であったが、仕えていた提督が中央へ召還された事に伴い、自身の能力を鑑みた結果随伴する事を辞し、大坂鎮守府へ着任する者達を気遣い共に着任してきた、マジオカンである

 掃除料理洗濯はオカンレベルでこなし、バブみ成分100%という恐ろしい能力を有する

 平時は提督私室に棲み部屋の管理を独自に行っているが、髭眼帯が部屋に居る時は他の者が大抵随伴している為遠慮して他の者の世話焼きへ回るという気遣いを見せる、どこまでオカンなんだという艦

 

 

●陽炎型 十二番艦 磯風

単冠湾泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 この者も他の移籍組と同じく大坂鎮守府初期教練プログラムの被験者組である

 本人は強く給糧課への所属を希望しているが、マミーヤも鳳翔も拒否状態にあり、日々自力で料理の研鑽に励むというテロの準備に余念が無いという生活を送っている

 秋刀魚に病的な拘りを持ち、鎮守府では彼女が出現した際は「ヤツ(秋刀魚)が来た」と称される程秋刀魚然としている

 艦娘を表現するのに秋刀魚然としているという言い方はどうかと思うが、実際そうなのだから仕方ない

 そして秋刀魚活動を認知してくれた(実際はスルーされているだけ)髭眼帯に対し、敬意の念を抱く→LOVE勢へ変化という、間違った経緯で現在に至る

 

 

●初春型一番艦 初春

単冠湾泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 この者も他の移籍組と同じく大坂鎮守府初期教練プログラムの被験者組である

 のじゃロリ筆頭、軍務は忠実にこなすがそれ以外は間宮に常駐するという変わり者

 甘味に対する舌は相当なレベルにあるらしく、間宮の新作は大抵初春の意見を取り入れているという事実から、周りからは軍部の間宮基準は実は初春にあるとまで言われている

 

 

●陽炎型 八番艦 雪風

大本営建造、西蘭泊地防衛隊所属

登録抹消の後技術本部へ披検体として従事

 

 嘗ての艦娘運用実装計画に披検体として投入され、後に大坂・舞鶴鎮守府合同による作戦によって鹵獲され現在に至る

 その所属経緯は複雑な物になっており、前歴が表に出せない関係上、建造は大坂鎮守府の艦という偽装が施されている

 運用状態が特殊かつ壮絶であった為、本来艦娘本人に備わる筈の精神的リミッターという部分が消滅した状態にある、その為肉体が保持不可能な上位武装の幾つかが使用可能という特殊な状態にある

 また他者に対する意思疎通が極めて苦手である為無口、かつ会話に於いても要点しか口にしない為色々誤解されがちという不憫な状態にある

 

 

●秋月型 三番艦 涼月

ドロップ艦、西蘭泊地府防衛隊所属

前歴なし

 

 大本営主導で行われた作戦時に邂逅した艦娘、初期教練が艦政本部にて行われるという経緯を経て大坂鎮守府へ着任してきた

 対立派閥の麾下にあった事で髭眼帯に対しては当初ネガティブな印象しか持ってなかったが、着任後姉の秋月と行動を共にし鎮守府の実態に触れ、その部分は無くなりつつある

 全てが姉基準で行動してしまった為やたらと質素な面が顕著となってしまったという不憫な一面も持つ、また影がやや薄い為最近は親潮達と行動を共にする機会が増えているという

 

 

●白露型 五番艦 春雨

呉鎮守府建造、西蘭泊地防衛隊所属

元呉鎮守府第三艦隊所属

 

 那智の大坂異動に伴って自ら大坂へ異動してきた艦娘

 元々は呉の水雷戦隊に常在していた要であったが、ある時を境に思い悩む事になり戦場から遠ざかる事になってしまう

 大坂へ異動してきた当初も戦えない状態であったが、雪風と行動を共にする事で精神的な不安が取り除かれる事になり、正式に大坂鎮守府の艦隊員として活動を再開する事になる

 現在は白露型メイド隊というコミュに所属し、日々メイドとは何かという事に打ち込むのが最近のトレンド

 

 

●Ташкент級 一番艦 Ташкент

ドロップ艦、西蘭泊地艦隊本部所属

前歴無し

 

 吉野達が北方領土にて作戦中に邂逅した駆逐艦、未確認ではあるが恐らく世界で初じめて邂逅したソビエト駆逐艦級の艦娘

 邂逅時の吉野がキレノン、そしてドロップさせたのがナガモン化した長門であった事が影響してか、独特の精神構造をしていると言うかぶっちゃけ唯我独尊

 自重しないキレノンが色々やらかしてしまった為に吉野を運命の人と勘違いしているという、吉野自身も知らない地雷を抱えている

 また早い段階でガングートと邂逅し、自重しない響に誘導され正確は恐ロシアというか歪んだ共産主義に系統しているという

 

 

●J級 一番艦 Jervis

英国海軍デヴォンポート海軍工廠建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元英国海軍本国艦隊第二戦隊所属

 

 吉野達が大坂鎮守府から西蘭泊地へ異動してきた際、英国貴族院の差配によって政治取り引きとして譲渡された艦

 艦種が整い戦力再配置の為に英国が追加建造した艦であり、本来ならレンドリースにより大本営に所属する筈だった

 建造され戦闘経験もないまま英国から西蘭へ送られた為、帰属意識は薄く、また英国で建造されつつも吉野が初めての提督という特殊性を持つ

 性格は天真爛漫だが聡い部分も併せ持ち、移籍組の中では最も早く西蘭内部の人間関係を看破し、外国勢よりも泊地古参の者達寄りの物の考えで動くという処世術に長ける一面を持つ

 

 

●朝潮型 四番艦 荒潮

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元パラオ泊地第四艦隊所属

 

 吉野達が西蘭泊地に異動後大本営から送られて来た艦の一人

 既に第二次改装を施された状態で送られて来た艦で実力は折り紙つきと言われているが、パラオでは何かしらの問題を起こし「懲罰人事」として西蘭に送られて来たという経緯を持つ

 兎に角奔放な性格で気分屋、気に入った物にはとことん固執するが、その逆も然りというか気に入らない物にはとことん辛辣だという

 

●陽炎型 十三番艦 浜風

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元呉鎮守府艦隊本部所属

 

 現呉鎮守府司令長官寺田是清(てらだ これきよ)中将の初期艦であり、秘書艦として長く勤めた陽炎型おっぱい枠の代表格

 軍のレンドリース施策に伴って不和が広がっていた呉鎮守府の内規粛清の為、敢えて自身を見せしめに仕立て懲罰人事として西蘭へ流れてきた

 長らく呉の事務方に身を置いていた事から運営方面の能力が高く、また大本営にも顔が効くというおっぱい

 また吉野の丁稚時代を知る者の一人であり、人間関係で言うなら矢矧や加賀ですら頭が上がらないおっぱいだという

 

 

●暁型 一番艦 暁

西蘭泊地建造、同泊地艦隊本部所属

前歴なし

 

 西蘭泊地第一期建造組の一人であり、泊地非公認組織『お世話し隊』の一人

 全ての艦娘を配備するという泊地の方針により建造され、既に着任していた雷が教導を受け持つ事になった為に何故か戦闘技能より家事全般から仕込まれる事となった哀れなレディ

 性格は言わずと知れたレディであるが、お世話活動の一環として医局の手伝いをしていた時、苦しむ時雨の様を目の当たりにし以降電(最初の一人)の活動に感化される事となる

 だがしかし残念ながら彼女はレディ(仮)であり、この先も恐らくレディ(意訳)なのはは変わらないだろう

 

 

●暁型 四番艦 電

西蘭泊地建造、同泊地艦隊本部所属

前歴なし

 

 西蘭泊地第一期建造組の一人であり、泊地非公認組織『お世話し隊』の一人

 暁と共に雷に初期教練を託されたすでのな、元祖ハワワ枠の一人である

 西蘭には同じ名の、そして違う存在の電が居るが、対外的に彼女は(でん)と呼ばれ、この電は正しく(いなづま)と呼称される

 (でん)に対しては成長しない自身の未来を強く感じ、多大な影響を受けるが何故か暁とはベクトルが違い、主に果樹園関係のスキルを伝授されていく事になる。

 

 

●朝潮型 三番艦 満潮

西蘭泊地建造、同泊地艦隊本部所属

前歴なし

 

 "全ての艦娘を配備する"という方針を打ち出した吉野の差配により建造された艦、西蘭泊地二期建造組の一人

 性格は正しくご褒美ありがとうございます艦であり、またお迎えに霞が出張った事もあって西蘭泊地艦にしては珍しくテンプレな性格をしている

 寧ろどうしてご褒美有難う艦に限ってテンプレなんだと吉野は密かに嘆いたと言うがそこはそれ、ちゃんと育てていけばデレるからという荒潮の甘言により、初期教練は朝潮が担う筈だった

 が、翌日には例のフレンチクルーラ族の長(金剛)に取り込まれてしまい、様々な色々を仕込まれてしまう運命にあった

 

 

【海防艦ズ】

●択捉型 七番艦 対馬

大本営建造、西蘭泊地艦隊本部所属

元横須賀鎮守府第四艦隊予備戦力

 

 吉野達が西蘭泊地に異動後大本営から送られて来た艦の一人

 日本の軍としては久々になる新たな艦種である海防艦、そのテストヘッドとして性能試験的に横須賀鎮守府で運用されていた内の一人

 軍部からは内地で活用するには性能が尖り過ぎていると言う事で、積極的に前線へ送られる事になった為、この艦も西蘭へ送られて来たという体となっている

 性格は兎に角特徴的、見た目園児にも関わらず中身がアレと言うか、海防艦の如月とか荒潮とか、兎に角そういうポジらしくクズロリをして「愛でるという行為に多分なリスクが伴う艦」と言わしめたりする

 

 

【潜水艦ズ】

●巡潜乙型改二 三番艦 伊58

大本営建造、西蘭泊地潜水艦隊旗艦

元大本営潜水艦隊旗艦

 

 三代目大本営潜水艦隊旗艦として歴代最長の旗艦暦を努め上げた艦娘、大本営時代は吉野、明石、加賀、ゴーヤでつるんで色々とやっていたらしい

 強行偵察というある意味尖兵として立ち回る機会が多く、また部隊損耗率もそれなりであった為に、割と悲惨な戦場を目の当たりにする事が多かった

 提督LOVE勢、大坂鎮守府ムチムチ同盟の発起人の一人、またこれまでの経歴から割りと古参連中からは一目置かれているムチムチである

 潜水艦娘と言えばスク水というイメージが先に立つが、ゴーヤに関して言えば普段着は割とオシャレさんであり、それなりの衣装持ちであったりする

 

 

●UボートIXC型 U-511改・さつき一号(ゆーちゃん)

Reiherstiegwerft(ライアースティーグヴェルフト)工廠建造、西蘭泊地潜水艦隊所属

元ドイツ連邦海軍本土防衛隊所属

 

 ドイツ連邦共和国主導で行われた大坂鎮守府へ譲渡された艦娘の一人、未改装状態であるが錬度は限界値まで達している

 譲渡時の条件として未改装状態での深海棲艦上位個体との戦闘データ収集するという縛りがあり、基本呂号への改装は想定されていない

 でっちダイスキ勢、そして提督パパ好き勢、そのホワホワした雰囲気から(潜水棲姫)、山風と並ぶ不思議ちゃん三強の一角と称される

 西蘭泊地奉行所(執務棟)内の池か寮の露天風呂を根城とし、でち公か髭眼帯が呼べばそこから現れるという性質を持つが、基本人に懐かない生態であると言われている

 

 

●巡潜乙型 七番艦 伊26

ドロップ艦、西蘭泊地潜水艦隊所属

前歴無し

 

 ゴーヤがゆーちゃんを連れて慣熟航海という名の暴れ道中にドロップした艦娘、一応レア艦であったがゴーヤの強い希望で大坂鎮守府所属となる

 元々は明るく天真爛漫な性格であった筈が、破天荒な大坂鎮守府の色々に触れメンタルが時々ポッキリ折れたりする

 "潜水艦の龍鳳"とも呼ばれ、ポッキリした際は目のハイライトでポッキリ度が推し量れる仕様になっている

 しかし甘味がダイスキで、彼女がポッキリしていても甘い物を与えると即モチベが回復するという部分は、元鯨の上位互換とも言える

 

 

●巡潜乙型 三番艦 伊19

ドロップ艦、西蘭泊地潜水艦隊所属

前歴無し

 

 ゴーヤがゆーちゃんを連れて慣熟航海という名の暴れ道中に(以下略、ムチムチ属性でありながらオッパイ勢というハイブリットな存在である

 テンプレでは"泳ぐ18禁"だの"艦これがDMMゲームなのを思い出させる存在"だのと散々な評価を受けているが、この個体は周りがカオスな為逆に常識艦となってしまった

 任務以外の時は常にジャージか私服を着用し、ピンク的な行動は殆どしない、というかはにかみ行動という萌え行動すらしてしまう

 ちなみに提督LOVE勢という部分はテンプレを引き継いでいるが、「いくいくの~」とか言ってピンク行動には走らない、常識艦である

 

 

●巡潜甲型改二 二番艦 伊14

ドロップ艦、西蘭泊地府潜水艦隊所属

前歴無し、但しレ級であった前世の自覚あり

 

 ゴーヤがゆーちゃんを連れて慣熟航海という名の暴れ道中に(以下略、但しその存在は特殊で現在は大坂鎮守府所属として経歴は秘匿とされている

 上位個体として沈めば黄泉還らない筈の日本近海で沈んだ、嘗ての(空母棲鬼)が連れていた僚艦であるレ級の生まれ変わり

 現在その辺りの事情は調査中だが、まだそのプロセスの手掛かりは掴めていない、また朧気ながら吉野が(空母棲鬼)を仕留めたという前世の記憶も有している

 その強い印象と、深海棲艦の強い者に惹かれるという生態に引き摺られた為提督LOVE勢になったという、大酒飲みであり、ヒャッハーやポーラの盟友でもある

 

 

●三式潜航輸送艇 まるゆ

大坂鎮守府建造、西蘭泊地潜水艦隊所属

前歴無し

 

 大坂鎮守府第二次建造組、駆逐艦レシピで建造されてしまったという夕張重工特有の事情の末着任となる

 元々は陸軍の独自技術由来の輸送艇(海軍の関与も実は幾らかある)という事で、潜水艦と言うより潜航艇という性能しか有していない

 しかしそこはそれ大坂鎮守府、現在は夕張が色々とその辺りの改善策を練っており、工廠主導の"まるゆ超改二プラン"に漸く目処が立ったという

 吉野の事を"隊長"と呼ぶのはどのまるゆにも見られる特徴だが、その声を聞くと癒されるという不思議な効能があるという

 

 

●伊400型潜水艦 伊401

大本営建造、西蘭泊地潜水艦隊旗艦

元大本営潜水艦隊所属

 

 吉野達が西蘭泊地に異動後大本営から送られて来た艦の一人

 軍の中にあって絶対数が少ない潜水艦、その中でも特に希少と言われている艦であった伊401だが、たまたま大本営大工廠で同種艦が建造されたという事で、以前より吉野が希望していた異動人事に応える形で着任となる

 勿論それらは色々が絡む裏の都合があっての結果であり、大本営が西蘭へ"貸し"となるよう仕向けた人事と言う方が正確である

 また伊58に建造されてからずっと行動を共にしており、本人が大坂鎮守府へ異動を強く希望していたという事もこの人事に関係していると思われる

 

 

●巡潜甲型改二 一番艦 伊13

大本営建造(ドロップ)、西蘭泊地潜水艦隊旗艦

元大本営潜水艦隊所属

 

 吉野達が西蘭泊地に異動後大本営から送られて来た艦の一人

 現在建造不可と言われている艦の内の一人であり、大本営技術本部で性能試験運用されていた艦でもある

 旧鷹派の粛清の一環として技本の一部施設が解体され、性能試験と称して囲われていた艦も大本営に接収される事となった

 本来ならこのヒトミもそうなる筈だったが、大本営潜水艦隊には既に同型艦が存在した為、伊401の異動と同じく"貸し"としての取引材料として異動する事となった

 

 

【水上機母艦ズ】

●秋津洲型 一番艦 秋津洲

ペナン基地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元クルイ基地防衛隊補給艦隊所属

 

 クルイ警備府を再編し、基地として運営するに当たり人員の再配置を進めた際、諸般の事情により同基地より大坂鎮守府へ送られた艦娘

 前線でありながらも後方任務という特殊な立ち位置で任に就いていた為、戦闘能力はそれなりだが、広域索敵能力には目を見張る物がある

 しかし出撃時に要する燃料はコストが重く、常用するには小規模拠点では難があるという面も含め、色々と不遇であった艦でもある

 現在は、また西蘭泊地の哨戒任務の中核として運用され、哨戒分野の要として頼られる存在に成長したという

 

 

●神威型 一番艦 神威

ドロップ艦、西蘭泊地防衛隊所属

前歴無し

 

 軍内の派閥闘争を受け独断行動を取った鷹派が作戦時に拾ってきた艦、派閥間の絡みで他艦数隻と共に大坂鎮守府へと送られる

 他艦は其々クェゼリン・クルイ其々の運用に適していた為着任が決定したが、秋津洲と同じ艦種という理由で彼女は大坂鎮守府に着任となった

 大坂鎮守府ムチムチ同盟のニューフェイスとして期待され、盟主の叢雲直々のスカウトを受けるムチムチ界の新星ムチムチ水上機母艦である

 そして毒飲料、毒食品の知識は吉野に匹敵し、あろう事かそれらをテイストしてもダメージを受けない"毒食品のマエストラーレ"として君臨する

 

 

●C.Teste級 一番艦 Commandant Teste

ブルターニュ、ラ・ド・ブレスト工廠建造、西蘭泊地防衛隊所属

元海峡海軍所属

 

 フランスがEU内での発言力を得る為、独自に政治取り引きを行い着任させた艦、製造はブレスト工廠とあるが、この個体は大坂鎮守府が欧州救援作戦へ参加した際ドロップした艦であり、正確にはフランスの麾下に属した事は一度も無いが、書類上の処理の都合上フランス海軍からの譲渡艦という事になっている

 大坂鎮守府では珍しく普通にお洒落さんである、着ぐるみパジャマでもメイド服でも無く普通に流行の服に興味を持っている。

 ただそういう方面でしかストレスのハケ口が無いのか、給料の殆どを服で散財するという悪癖も持つ

 戦闘職より事務職に強い関心を持ち事務方所属を強く希望しているが、着任経緯と所属暦が浅い為、今は防衛艦隊所属となっている

 

 

●瑞穂型 一番艦 瑞穂

単冠湾泊地建造、西蘭泊地防衛隊所属

元単冠湾泊地所属

 

 軍の戦力再配置計画によって単冠湾より大坂鎮守府所属となった艦娘

 所属は一応防衛隊となっているが、霊的能力の高さを買われ現在は航空母艦施設群の管理を主に任されている

 その為自室も同施設群の中にあり、大坂鎮守府の頃と同じく中々他所で姿を見る機会が無いという

 その様な現状の為またしてもあだ名は「赤蜻蛉神社神主」で定着してしまうのであった

 

 

【特殊艦】

●特種船丙型 揚陸艦 あきつ丸

大坂鎮守府建造、西蘭泊地特務課総括

前歴無し

 

 大坂鎮守府第一次建造組、元々の能力的な傾向を買われ、吉野自身が短期で仕込んだ諜報特化艦娘、また漣の(つて)も引き継いだ割と凄い艦

 最近は職務の傍ら、川内等と戦闘訓練に励み、実働面の活躍にも磨きがかかってきたという

 その能力の高さ故"大坂鎮守府の影法師"と呼ばれる事もあり、現場では大隅配下の特務課を出し抜く等活躍も目覚しい、が、その度吉野の毛根にはダメージが入る

 なんのかんのと自分の持つ技術や(つて)を惜しみなく与えてくれる吉野に対しては、尊敬の念とそれ以上の親愛の情を抱いているという

 

 

【非戦闘員ズ】

●給糧艦 間宮

大本営建造、西蘭泊地主計課"元祖間宮"店主

元大本営間宮本店店主

 

 間宮界のドン、史上初の給糧艦、大淀が大坂鎮守府へ異動する際誘って引き抜いてきた人員、鎮守府の食を支える一人であり甘味の女王である

 異動の理由を色々と口にしているが、摩耶を巡る大本営のやり方にそれまでの不満が爆発、吉野の艦娘運用方針を大淀から聞かされ今までと違う可能性を感じ着任する

 その意図する処は己がある意味特別と知っているからこその、大坂鎮守府の政治的盾という存在としての着任であったという

 キレると京言葉に変化し(潜水棲姫)がチビる程の殺気を放つ、隠れ提督LOVE勢だが最近はある意味オープンになりつつある

 

 

●給糧艦 伊良湖

大本営建造、西蘭泊地主計課"元祖間宮"主任

元大本営間宮本店主任

 

 間宮と並ぶ給糧艦、この伊良湖も史上初という厄介な存在、間宮程自己主張をしないが彼女の作る最中には熱狂的信者が存在する為、発言力は大きい

 間宮に誘われて大坂鎮守府へ異動してきた、能力的には間宮と遜色ないと言われているが、本人は間宮を師として行動している

 色々と大物染みた存在ではあるがやや影が薄い、何故か間宮と行動する事に固執し、カッコカリ時の理由も"間宮に誘われたから"であった

 甘味系に定評があるが、当然料理の腕も相当な物であったりする、デコ出しヘアーがチャーミングという一部提督らのファンクラブも存在する

 

 

●夕張型 一番艦 "工作艦" 夕張

大本営建造、西蘭泊地工廠課"夕張重工"総責任者

元大本営第二艦隊所属

 

 嘗て大本営麾下艦隊に所属し、現代に続く対潜の礎を築いたという"対潜のエース"、その名は教練書にも刻まれある意味長門や大和と同じ程のネームバリューを持つ

 作戦行動中艤装の戦闘能力の殆どを喪失してしまい前線を去るが、その後自力で艤装を改装、工作艦として軍務に就く事になる

 興味がある事に対する探究心は相当な物で、妖精さんと組んでは謎テクノロジーを駆使した数々の装備を世に送り出している

 手段の為なら目的は選ばず、ロマンを追い求め過ぎる為に吉野の私物はいつも夕張の手でロボに改造されてしまうという、メロン子、ユウバリンコ

 

 

●暁型 四番艦 電

自然発生体、"最初の五人"、西蘭泊地医療部門、研究ラボ責任者

初代大本営第一艦隊所属

 

 人類が初めて邂逅した艦娘という存在の内の一人、どこで生まれ、どうやって日本へ来たのかの記憶は本人達には無いという

 嘗ては"対潜の電"と謳われ、たった一人で二桁を越す深海棲艦を相手にするのも珍しくは無く、今の艦娘よりも高性能、そして低燃費だったという

 彼女達のメンテナンス及び研究責任者だった吉野の母に母性を強く感じ、そして当時幼かった吉野とは身内として接していた

 戦闘能力の喪失後は吉野の母が携わっていた研究を継ぎ、今は吉野と時雨の主治医をする傍ら、今も研究を続けている

 

 

●吹雪型 五番艦 叢雲

自然発生体、"最初の五人"、西蘭泊地艦隊本部所属

初代大本営第一艦隊副官

 

 電達と共に現れた五人の内の一人、当時は"人修羅叢雲"と呼ばれ、戦闘面では一番苛烈な戦いを繰り広げていた

 戦闘力と頑丈さに特化した造りであった為に戦闘能力は喪失しないでいたが、時間経過と共に艤装に引き摺られ精神をすり減らしていった為一時機能を封印される

 それからは教導隊を率いて各拠点を転々とするが、大坂鎮守府が再整備されたと聞き教導隊の総括として着任を果すが、後に自分の在り様に思う処があり、封印していた機能を開放する

 その際五月雨の協力の下自壊という形で戦闘能力を喪失するも、同鎮守府で建造された母艦に艤装を通じて繋がる事によって再び海へ出る事となる

 

 

●綾波型 九番艦 漣

自然発生体、"最初の五人"、西蘭泊地特務課主任

初代大本営第一艦隊所属

 

 電達と共に現れた五人の内の一人、"千里眼漣"と言われ敵感知の精度、範囲は大型電探を搭載した戦艦をも凌ぐ能力を有していた

 当時の者達をして現在の艦娘は劣化量産型と言わしめるほどの性能を誇り、漣自身も戦闘力で言えば雷撃が可能な大和型クラスの艦娘であったという

 その短い前線生活から退いた後、元々諜報関係に疎い日本の体質を受け継いだ当時の軍内に本格的な諜報機関を作り上げ、防諜面で軍に尽くした

 しかしその組織が軍内の派閥闘争の道具と成り果てた為見限り、大坂鎮守府が整備される迄隠遁生活を送っていた、また情報収集能力が高いが吉野の様に実務の知識は持ち合わせていない

 

 

●天草早苗 深海棲艦研究学者

西蘭泊地生態研究部門総括

元艦娘研究会主任技師

 

 嘗て吉野の母と共に最初の五人を交え艦娘研究の礎を築いた研究者、高速修復剤や艤装を利用しての能力改修等の研究結果を残す

 研究が一定の成果を挙げ、場を大本営所管の施設に移動する際、軍部と自分の考える研究の方向性の違い故在野に下る

 吉野の整復術の協力をしたり、軍が検体として引き上げるという事を耳にした時は、吉野家へ渡りを付けたりと割と吉野との縁は深い

 研究と言う物に没頭し、全てを捧げる余り予算の獲得に苦心した末、己の体を実験台に使う等狂気的な思考も持つ

 

 

【深海棲艦艦隊ズ】

●防空棲姫 朔夜(さくや)

西蘭泊地深海棲艦艦隊旗艦

元艦娘"初月"だったという深海棲艦上位個体

 

 最初の五人、五月雨との縁に導かれ吉野と邂逅した深海棲艦上位個体、第二特務課の全てを変える切っ掛けになった存在

 深海棲艦故の凶暴性も持つが、吉野達との付き合いが進む内に理知的な部分が勝つ様になり、現在はかなり温和な性格になっているという

 深海棲艦側の情報に明るく、また顔が広い、そして自身は大和型の攻撃力に戦艦棲姫以上の防御力を有するという破格の戦闘力を持つ

 現在は深海勢を取り纏める役割をしている為余り外へ出る機会が無いが、一度戦場に出れば屍の山が連なる地獄が展開される、提督LOVE勢

 

 

●空母棲鬼 空(そら)

西蘭泊地深海棲艦艦隊副艦

元艦娘"鳳翔"だったという深海棲艦上位個体

 

 まだ深海棲艦との戦争が始まって間もない頃、捨て艦として沈んでいった鳳翔が黄泉還った存在

 元々は朔夜(防空棲姫)と吉野の邂逅を阻止し、朔夜(防空棲姫)を亡き者にする為戦いを挑んできたが、それに敗れた為に朔夜(防空棲姫)の指揮下に入る

 前世の最後の経験からか、力でねじ伏せる事にある種のステータスを感じる深海棲艦にあって、どんな形でも勝てば良いという独特の思考を持つ

 当初は第二特務課関係者に敵意を以って接していたが、吉野との本音トークで渇望していた心が満たされ、恭順する事になった、提督LOVE勢

 

 

●戦艦棲姫 扶桑

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"扶桑"だったという深海棲艦上位個体

 

 深海棲艦として黄泉還り安寧の地を求め海を転々としていた、アンダマン海域ではそこのテリトリーを支配していた"金色のヲ級"と密約を交わし、仮初の宿を得ていた

 その後第二特務課主導で行われた作戦によって鹵獲され、なし崩し的に朔夜(防空棲姫)の軍門に下るが、それも本人にしてみれば仮初のつもりであった

 しかし後に変異した為に苦しむ時雨と接し、また艦娘達と行動を共にする事で扶桑としての自我を強く意識する様になり、吉野へ恭順の意を示す事となった

 戦艦棲姫の扇情的な姿に扶桑の淑女感が内包されるというある意味反則的な存在であるが、平時のやる気の無さがそれをダメにさせている、提督LOVE勢

 

 

●戦艦棲姫 山城

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"山城"だったという深海棲艦上位個体

 

 扶桑と同じ経緯を辿り大坂鎮守府の一員となった、戦艦棲姫姉妹の妹、扶桑に比べリアリスト的な面もあるが、深海棲艦勢の中で実は一番常識人である

 テンションのアップダウンの差が激しく、一度マイナスゲインに突入するとそのオーラは滲み出すだけでなく周りをも侵食するという

 色々な事があったが現在は時雨と仲良し、間宮で羊羹を食しまったりと過ごす時間に至上の喜びを感じているという

 尚扶桑よりも実は戦闘能力が高いのだが、即精神が折れてしまう為にいつも残念な結果に終わっている、割と提督LOVE勢

 

 

●潜水棲姫 碧(あおい)

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"マックス・シュルツ"だったという深海棲艦上位個体

 

 嘗ての作戦でインド洋に沈み、沈み逝く時に見た光景に囚われ潜水棲姫として黄泉還る、そして望郷の念に囚われ海を彷徨う

 しかし日本で建造された前世の為彷徨った挙句日本の領海に迷い込み、そこで演習をしていた吉野達に鹵獲される事となる

 前世の記憶を幾らか持つが、それはあくまで記憶という情報と割り切っている為、彼女自身自分は潜水棲姫の碧だという個の認識を強く持っている

 行動を良く共にした時雨と仲が良く、また吉野に強い父性を感じる為朔夜(防空棲姫)の配下では無く、吉野の直下の者として直接の麾下に属している

 

 

●重巡棲姫 静海(しずか)

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

 

 キリバスエリアの主海湊(泊地棲姫)の名代として大坂鎮守府へ詰めていたが、髭眼帯と海湊(泊地棲姫)の関係が改まったのを期に正式に大坂鎮守府へ譲渡されるに至る

 その関係上朔夜(防空棲姫)の麾下では無く髭眼帯への直接譲渡となり、彼女の現状は(潜水棲姫)と同じ状態なのだという

 性格は実直かつ冷静であり、無能に対してはとことん辛辣という様を見せる反面、一度恭順を示すとことん没頭してしまうという困った性格をしている、その為現在髭眼帯麾下にある彼女がどういう状態かというのは色々お察しである

 

 

●空母水鬼 水晶(みずき)

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"飛龍"だったという深海棲艦上位個体

 

 元々は南洋で活動していたものの、追われる日々が嫌になり北方棲姫のテリトリーへ逃亡、後に大坂鎮守府の存在を知る事になり、自ら着任を希望し着任を果たす

 北方棲姫の麾下から外れた彼女は、現在朔夜(防空棲姫)の麾下という形では無く髭眼帯に直接恭順した状態にある為、(潜水棲姫)と同じ立ち位置の深海棲艦上位個体にある

 楽観的な性格と刹那的な部分という相反する性格を内包する為、平時と戦場に居る彼女は別人の如くの様を見せるという

 

 

●軽巡棲鬼

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"名取"だったという深海棲艦上位個体

 

 元々は南洋で活動していたものの、追われる日々が嫌になり北方棲姫のテリトリーへ逃亡、後に大坂鎮守府の存在を知る事になり、自ら着任を希望し着任を果たす

 前世が名取という艦娘であった事と、同じ大坂鎮守府に所属する五十鈴とは実の姉妹関係にあった事実と微かな自覚があるが、その殆どの記憶を消失した状態である為事実認定は不可能な状態にある

 陸上では艤装をパージする関係上足を生成して二足歩行状態にあり、また北方棲姫経由での着任にある為髭眼帯の直接麾下という立ち位置での着任となっている

 

 

●飛行場姫

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"初春"だったという深海棲艦上位個体

 

 北方棲姫から吉野へ送られて来た深海棲艦上位個体

 深海勢で唯一吉野の事を(あるじ)殿と呼ぶ姫であり、口調も艦娘であった頃の色が濃く出ている

 元はマレーシアを根城として活動していたが、軍部の台頭によりテリトリーを追われ北方棲姫の元に身を寄せていた

 "黄泉還り"した艦にしては珍しく前世の記憶をそれなりに持つらしいが、その事実は伏せているらしい

 

 

●離島棲姫

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"熊野"だったという深海棲艦上位個体

 

 北方棲姫から吉野へ送られて来た深海棲艦上位個体

 飛行場姫と共にマレーシアを根城にしていた過去を持つが、北極圏からの異動には否定的だった。

 上位個体となって以降人類側の動きに辟易としており、また"黄泉還り"した存在にあって純粋な深海棲艦としての色が濃いという特徴を持つ

 飛行場姫曰く、前世での出来事が原因だろうと語られてはいるが、その出来事は本人すら感知していないという

 

 

●装甲空母姫

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"蒼龍"だったという深海棲艦上位個体

 

 北方棲姫から吉野へ送られて来た深海棲艦上位個体

 吉野麾下の深海勢の内最も前世の影響を受けていない存在、故に感性は深海棲艦そのものと言えたりする、が、基本脳筋

 空母系なのに殴りにいく、そして後先考えないという直情型でグラップラー

 吉野との初邂逅時はキレノンだったという救えない状況かつ色々吹き込まれてしまった経緯があり、なんと提督LOVE勢という近接格闘空母である

 

 

●駆逐棲姫

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属、大坂鎮守府出向組筆頭

元艦娘"弥生"だったという深海棲艦上位個体

 

 北方棲姫から吉野へ送られて来た深海棲艦上位個体

 吉野達が内地に居ない代わりに日本近海の深海棲艦を押さえるべく大坂鎮守府に常駐する任に就く

 深海勢の自由人と言うか自他共に認めるコミュ障である。

 孤高を好む為大坂ではゆーちゃんが去った現在中央運河の主となっているが、一応くちくかんである事から日々九頭よりのアプローチに悩む毎日を送っているという

 

 

●リコリス棲姫

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"葛城"だったという深海棲艦上位個体

 

 北方棲姫から吉野へ送られて来た深海棲艦上位個体

 姫級としてはかなり初期の頃から生き延びてきた"黄泉還り"した上位個体であり、朔夜(防空棲姫)程ではないがあちこちの海を渡り歩いたという事情通

 実際の処戦闘力はそれなりなのだが、行く先々で揉め事や争いに巻き込まれ割を食うという不幸体質の持ち主だという

 そういった過去が原因で深海棲艦としての闘争本能がとても折れ易く、物凄く周りに流されてしまうという苦労人でもある

 

 

●水母棲姫

西蘭泊地深海棲艦艦隊所属

元艦娘"瑞穂"だったという深海棲艦上位個体

 

 リコリス棲姫と共に北方棲姫から吉野へ送られて来た深海棲艦上位個体

 他の者と違い、実は彼女は元々北方棲姫配下の姫であったが、内に秘めた前世の想いが強く人への敵意が皆無という事情を鑑み西蘭へ送られる事になった

 元々の性格も温和で、前線へ出るよりも後方支援に回る事を希望し、現在は間宮の元で料理修行に勤しむという変わり者でもある

 ただ性格が大人しいから弱いかと言えばそうではなく、寧ろ覚悟を決めて戦う事になった際は相当な戦闘力を発揮するという

 

 

 


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