大本営第二特務課の日常   作:zero-45

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 人が其々違う趣味嗜好を持つ以上に深海棲艦と人とは色々な趣味嗜好が違う生き物である、そして肉体と言う枷に縛られているが故に違う部分が大きくなるが、繋がった心は何ら変わる事の無い物であり、強い絆で結ばれている、そんな関係性は肉体と言う壁を乗り越え、どこまで一つと成り得るのだろうか。


 それでは何かご意見ご質問があればお気軽にどうぞ。


2019/02/20
 誤字脱字修正反映致しました。
 ご指摘頂きましたじゃーまん様、黒25様、リア10爆発46様、雀怜様、有難う御座います、大変助かりました。


大坂鎮守府お泊り会 -お・も・て・な・死-

 時間もとっぷりと経過した深夜、既に時計の針は23:00(フタサンマルマル)を過ぎた頃。

 

 流石にまだ肌寒い外、丁度艦娘寮の大広間を出た庭先ではポツンとテーブルが一つ据えられ、そこには寒さでカタカタ震える髭眼帯と、大坂鎮守府所属の深海勢がそれを取り囲むという場が設けられていた。

 

 何故に外なのかと言う謎に怪訝な表情で吉野が寮の方を見ると、ガラスのサッシの向こうから『入室する際はお風呂の後で!』と力強い毛筆で書かれた紙が張ってあり、その向こうでは何故か静海(重巡棲姫)がコーヒーのマグカップ片手に正座してこちらを見学している。

 

 そして前を向けば扶桑(戦艦棲姫)山城(戦艦棲姫)(空母棲鬼)(潜水棲姫)、そして朔夜(防空棲姫)というある意味オールスターズがドヤ顔でこちらを見下ろす形で立っている。

 

 さっきまでは海外艦達と色々な、それはもぉ色々な話で頭を悩ませていたが、その話もこじれ掛けた時に戦艦棲姫姉妹に両脇を抱えられ、世○の車窓からのテーマに乗って外へドナドナされるという状態で髭眼帯は屋外の特等席に引き摺り出されていた。

 

 そして静海(重巡棲姫)とすれ違う瞬間、ボソリと聞こえた『御武運を』という一言。

 

 そんな結果の今と言う事で嫌が応にも吉野に内蔵されている嫌な予感メーターはグングンと上昇している状態にあった。

 

 

「えっと君達……こんな時間にお外でどうしたのかなぁ?」

 

 

 プルプル震えつつ至極真っ当な質問をする髭眼帯、それに対し深海勢を代表して朔夜(防空棲姫)がスイッと進み出る。

 

 

「私達はこっちに来て以来テイトクに日々色々とお世話になっているわ」

 

「あーうん? それ言うなら自分こそ君達には色々以上に力を借りている状態だと思うんだけど……」

 

「テイトクならまぁそう言うとは思ってたけど、私達の言う世話になってるというのは生活がどうとかって実情じゃ無いのよ……ねぇ?」

 

「そうですわね、面倒を見て頂いているというのも勿論ありますが、私達はテイトクに精神的に助けて貰っているという部分が大きいのです」

 

 

 朔夜(防空棲姫)に水を向けられた扶桑(戦艦棲姫)は静かに微笑んで髭眼帯に述懐する。

 

 深海棲艦としての生活は上位個体としての彼女達にとっては不自由する物ではなかった、それでも今思えば心の中に僅かながら隙間があった状態だったと気付いたという。

 

 そしてそれは海に在っては決して埋まらない、気付かないが確実に心の一部が欠けた、そんな状態だったのだと言葉を続ける。

 

 

「そんな色々な、埋まる筈の無い隙間を埋めてくれたテイトクに、私達は私達なりの礼をほんの僅かながらではありますけど……返したいと、思いまして」

 

「あー……なる程、うんまぁ君達の言いたい事は理解したよ、で? どうしてそれが屋外と言う事になるのかな?」

 

 

 彼女達の初めて見たかもしれない人間臭い部分(・・・・・・)を垣間見た吉野は居住まいを正し、話をちゃんと聞く体勢に入る。

 

 そんな背中をバシンと叩いて(空母棲鬼)がニヤリと笑いを浮かべた。

 

 

「そんなに小難しい事じゃないわ、今日はテートクに私達深海流の手料理を振舞おうと思っただけよ、そんなに手の込んだ物は作れないし、材料に限りがあったから、こんな時間だけど外に出て貰った、まぁそんな感じかしら」

 

 

 畏まった彼女達が整列する丸テーブルには椅子が一脚、深夜の食事会に招待されたのは自分だけという今は、彼女達なりに吉野への気持ちを返す為に催した小さな宴だという。

 

 そんな場で其々に微笑む彼女達の姿を見て吉野は思った。

 

 

 

 今『深海流手料理』と言った気がするのは気のせいだろうかと、『深海流手料理』とは一体何なのだろうと。

 

 そして髭眼帯の中には何故か彼女達が言った感謝の言葉と共に、静海(重巡棲姫)の言った『御武運を』という単語がリフレインしていた。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

「じゃあ最初はこのムッシュ(空母棲鬼)様が作った手料理から食べて貰うわ、さあどうぞ」

 

 

 ムッシュと言うのはフランス語で男性に対する敬称の筈なのだが、このドヤ顔を決めた空母棲鬼はもしやシェフとムッシュを間違えて言っているのだろうかと、いつもの黒い鎧とブラウスに、何故かやたらと高さがあるコック帽を被った彼女を見ながら髭眼帯は首を捻ったが、折角ノリノリと言うか善意で一席設けた上で手料理まで作ってくれたのだからと"ありがとう"と礼を言いつつ差し出された料理の皿に視線を落す。

 

 そこには何やら魚の開きっぽい何かが切り揃えられた、それも恐ろしい程に悪臭が漂う何かが並べられていた。

 

 ビジュアル的には魚の開きっぽい物体なのだろう事は想像が付くが、それは切られている為何の魚かまでは判別が付かない。

 

 

「今日送られて来た新鮮なくさやの刺身よ、しょっつるに漬けて食べて」

 

「新鮮なぁ? くさやの刺身ぃ?」

 

 

 くさやとはトビウオやアジを開いて作られる干物の一種で、主に伊豆諸島辺りで作られる保存食品の一種である。

 

 それは魚の干物を作る工程で漬け込む時に使用する塩水液が最大の特徴とされ、魚の頭や内臓を海水に入れて発酵させて作る所謂"くさや液"に漬け込んだ魚は、その液が身に浸透し腐敗を防ぐ他、魚自体に独特の旨みと風味が生まれるとされる。

 

 一般的には焼いて食すのが普通であるが、剛の者は生でもいっちゃうという食べ方も実はあるというその干物は、ガスクロマトグラフィー式臭気測定で匂いを数値化すると447AU、焼くと更にそれが増し怒涛の1267AUという数値を叩き出すというかぶっちゃけ臭い、それも半端無く。

 

 そして生食の場合確かに臭気は少ない傾向にあるが、匂いの質が何と言うか焼いた時には発生しない、正直腐敗臭のそれという別な問題を引き起こす。

 

 ジっと髭眼帯を見る(空母棲鬼)、その目は彼女にしてはちょっと不安気な色が見える物であり、普段とは違うそんな表情を見た髭眼帯は食べれませんという一言は言えず、プルプルと震える箸でブツを摘み、それを口に放り込んで咀嚼する。

 

 口中にネットリとへばり付く独特の感触、そして半生独特の匂いとくさや液が染み込んだ風味。

 

 吉野は思った、流石新鮮なくさやだ匂いが違うゼと、そして深海流手料理ってくさやとかもあるのか、それなら火が起こせない環境が多い深海棲艦の食糧事情を考慮すれば確かに生食も在り得るのか、と言うか気を紛らわそうとして色々な事を考えるがそれらは全て臭気に上書きされていく。

 

 

「どう?……味は」

 

 

 正直味なんて判別不能な状態であるが、それを表に出さないのが流儀と涙と鼻水を垂らしつつ髭眼帯は無言でサムズアップで応えた。

 

 それに満足したのか(空母棲鬼)は小さく『ヨシッ』と呟きつつガッツポーズを取った、そしてその横から今度は扶桑(戦艦棲姫)山城(戦艦棲姫)姉妹がしずしずと進み出て何かをコトリとテーブルに置いた。

 

 それは小さな手の平サイズの壷であり、一見すると調理器具か何かだろうかと口も開けれずプルプルする髭眼帯は首を傾げる。

 

 

「これは(空母棲鬼)さんの新鮮さがウリの料理とは対極にある調理法で作られた物です、テイトクのお口に合えば良いのですが……」

 

 

 くさやという時点で新鮮とは程遠い食品なのではと吉野は思ったが、戦艦棲姫姉妹の置いた小さな壷の何と言うか予想外のインパクツと言うか、只ならぬ雰囲気に目を奪われ言葉が口から出なかったと言うかぶっちゃけくさやが飲み込めない。

 

 壷と戦艦棲姫姉妹を交互に見る。

 

 にこやかにどうぞと薦められ、心底"結構です"という言葉が出掛かるのを押さえ込み、プルプルと震える手で蓋を開けてみる。

 

 

 くさやとはまた違った刺激臭、それも何と言うか発酵した類の食べ物の匂いと言うかぶっちゃけ臭い。

 

 そしてビジュアルは何だかおかゆっぽい白いドロドロとした何か、それを見た吉野はこれは何かという意味を込め戦艦棲姫の顔を見る。

 

 

「それは鮒寿司です」

 

「ふ……鮒寿司ぃ?」

 

 

 鮒寿司

 

 それは琵琶湖等で獲れる鮒の内臓を取り除いて開き、ワンシーズン程塩漬けした後少量の塩を混ぜた飯と共に握り込み、更に発酵させた()(すし)の一種であり、滋賀県の郷土料理として有名なブツである。

 

 調理法は地域で少しづつ違う形であるが、概ね半年程漬け込んだ物が供されるが、愛好家の中では食べ頃はニ・三年発酵させた物だと言う意見もある高級品である。

 

 その匂いはガスクロマトグラフィー式臭気測定では生のくさや以上の486AUの数値が発生し、長期熟成すればする程味はまろやかに、そして匂いも熟成された物に変化していくというというかぶっちゃけ臭い。

 

 そんな鮒寿司、扶桑(戦艦棲姫)姉妹が差し出したブツは何故か原型が留められておらず、もはやドロドロとした何か、そんな半液体のブツをして扶桑(戦艦棲姫)はその物体の正体を口にする。

 

 

「それは某鮒鮨店で門外不出とされていた長期熟成の逸品、鮒寿司の30年物を頼み込んで分けて頂いた物です」

 

 

 鮒寿司30年

 

 どこぞのウイスキーのラベルになりそうな名前のそれは、30年もの間発酵を止めずに熟成させ、カビない様に丁寧に管理された幻の鮒寿司であるのだという。

 

 なる程壷の中のそれはまるで淡雪が積もったかの如く白い色合いが綺麗な見た目をしていると言うか臭い、むっちゃ臭い。

 

 しかしそんな門外不出と言われる物を外に出れない戦艦棲姫姉妹が入手しようとすれば、誰かに頼るとしてもそれなり以上の苦労はしたのだろうという予想は容易に付いてしまう、そんな気持ちの篭った物を"食えません"と言う事はできず、髭眼帯は箸にネットリをそれを掬ってプルプルと口に差し込んだ。

 

 

 腐ったおかゆ、それもすっぱしょっぱいと言うかマジ臭い。

 

 

「どうでしょうかテイトク……お口に合いましたでしょうか?」

 

 

 不安気にこちらを見る戦艦棲姫姉妹にゲロマズという訳にはいかず、ただ精一杯感謝の気持ちを込めて微笑み返す。

 

 そんな髭眼帯を見て姉妹は手を取り合い喜びを分かち合う。

 

 深海流手料理とは魚という部分だけは納得いくブツではあるが、何故にこうも発酵したブツばかりなのだろうと涙を堪える髭眼帯に新たな刺客が姿を現した。

 

 

「おやびん、これ」

 

 

 不思議ちゃんが差し出す皿には綺麗に賽の目状に刻まれた白っぽい何か的なブツが乗っている。

 

 コトリとそれを置いた瞬間今まで食した二種に負けない程に強烈な、それも発酵系とはまた違う強烈な臭気が漂い思わず髭眼帯は仰け反ってしまった。

 

 プルプルと震えそれを凝視するが、なまじ原型を留めていない為に恐怖が増幅されていく。

 

 もしこのブツが巷のゲテモノグルメを扱う店なんかで供される罰ゲーム的な品物であろうとも、少なくとも食品という"食っても死なない"という安全性は最低限保障されている、しかし彼女達は深海棲艦である、そして目の前に出されているのは『深海流手料理』という人類が未だ邂逅した事も無い未知との遭遇なのである。

 

 (空母棲鬼)に戦艦棲姫姉妹はたまたま人が加工したブツを出してきたが、(潜水棲姫)がそんな物を出すと言う保障はどこにも無い。

 

 そんな危険物を出す可能性は(潜水棲姫)に限って無いと平時の髭眼帯なら考えが及んだであろうが、度重なる匂いの暴力に翻弄され続けてしまった為に正常な思考が働かず、ただただプルプルとその皿のブツと(潜水棲姫)を交互に見るしか出来なかった。

 

 

「……ん」

 

「ああいや(潜水棲姫)君……これは、ナニかな?」

 

「……んと、ハウカットル」

 

「ハウカットルぅ? なぁにそれぇ?」

 

 

 ハウカットル

 

 アイスランド共和国に古くから伝わる伝統的な保存食である。

 

 原材料とされているのは主に北大西洋で回遊しているというニシオンデンザメを内臓と頭を取り除いて漁師小屋で吊るし数ヶ月常温熟成させ、更に燻製処理した所謂鮫の干物である。

 

 それは洗浄処理も殆どされていない鮫を熟成乾燥させただけの物とも言えるが、元々魚類でありながらも鮫やエイというのは体内にアンモニアが蓄積されており、熟成させた場合漂う臭気は腐敗臭の類では無くアンモニアの強烈な匂いがするというブツと言うか最早食品の匂いですら無い為臭い。

 

 その臭気とも呼べる物はガスクロマトグラフィー式臭気測定では堂々の四桁超えの数値と言われ、かのシュールストレミングに迫る匂いがすると言うが、匂いの質が食品と言うか発酵系では無く、アンモニアを元とする、要するにトイレットを想起させちゃう系である為数値よりも更にインパクトがあり、一部マニアからは『北欧3大臭い食品』とまで称されるある意味隠れた逸品である。

 

 

「お゛……お゛ふっ、えっと(潜水棲姫)君、これ……どうやって食べるの、かな?」

 

「ん、これに乗せて食って」

 

 

 差し出されたのはライ麦パンをスライスした物、それにヒョイヒョイとサイコロ状に刻まれたブツが盛られ、"ん"と言う一声と共に差し出される。

 

 それを受け取ろうとしたが何故か避けられ、再び"ん"と眼前に差し出される。

 

 ここに至って謎臭い未知の食品を食す段になって、そのペースを他人が握るという危険性。

 

 たかがアーン如きと言われそうだが目の前にあるのはパンの上に乗っかったシュールストレミングばりの爆弾なのである、少しでも扱いを間違え用法容量を間違えてしまうと色々がエンドしてしまう危険性もあったりするのだ。

 

 

 暫くプルプルして固まる髭眼帯はフと思い出す、締め出された大広間の内側に貼り付けられていたあの紙。

 

 

『入室する際はお風呂の後で!』

 

 

 そうか、そういう事かと納得した瞬間無情にも口へ捻じ込まれるライ麦パン。

 

 ホタテともイカとも言えそうなモチッとした食感に続き爆発するアレな匂い、純粋にあの場所で嗅いだ事のあるアレを更に凝縮した匂いというかもう臭過ぎる。

 

 

「ガハッ!? オ゛オ゛オ゛オ゛!!」

 

 

 バタバタと暴れようとするがガッチリ肩を掴まれ逃げる事は適わない。

 

 何せ見た目ちょっと白いだけの不思議少女な彼女であるが、それでも立派な姫級の深海棲艦である、たかがヒョロ助がジタバタしようが逃げられる筈が無いのである。

 

 取り敢えず一口だけ齧り不思議ちゃんをタップして脱出を図る、最早嗅覚どころか味覚さえおかしな事になりつつも吐くだけはしまいと感情を切り捨て、非常事態の為影法師モードで対抗しようと試み咀嚼を開始する。

 

 滅私で事を成す為、今まで潜ってきた数々の地獄を思い出し、ただ生き残る為に死力を尽くす、今テーブルに居るのは大坂鎮守府の司令長官でも海軍中将でも無い、数々の修羅場と血の海を渡ってきた一匹の獣であった。

 

 

「ねぇ……扶桑(戦艦棲姫)、このパンに鮒寿司塗って、私の刺身とハウカットル乗せたらこれ……どう?」

 

「あっ……なる程、熟成された魚と発酵した魚の風味を優しくハウカットルの香りが包み込み、それが混ざり合って織り成す味のハーモニー、流石(空母棲鬼)さん、食に掛ける情熱は流石です」

 

 

 悪魔の組み合わせが誕生した瞬間である。

 

 

 そして影法師の心がポッキリ折れた瞬間でもあった。

 

 

 そんな色々ポッキリした髭眼帯の肩を優しく叩く手があり、それにプルプルと雨に打たれた子犬の様に振り向くと、優しい聖母の様な笑みを浮かべる朔夜(防空棲姫)の姿。

 

 

「テイトク、私はキビヤックを用意してみたの、丸ごと一頭物だから皆で仲良く分け合って食べましょうか」

 

 

 

 こうして数々のカオスが繰り広げられた花見からお泊り会の一日は、深海勢の心温まるハートフルな深海流手料理に舌鼓を打ちつつ終了となり、暫く異臭が漂う髭眼帯が周りの者からナチュラルに避けられるという小さな不幸が訪れたものの、其々はより関係性を深めて大坂鎮守府を強固な存在へとしていくのであった。

 

 

 




 誤字脱字あるかも知れません、チェックはしていますが、もしその辺り確認された方は、お手数で無ければお知らせ下さい。

 また、拙作に於ける裏の話、今後の展開等はこっそりと活動報告に記載しております、お暇な方はそちらも見て頂けたらと思います。


それではどうか宜しくお願い致します。

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