理想があった、夢があった、希望があった、憧れがあった、執着があった。
現実を知った、絶望を知った、蔑みを知った。
ヒーローが好きだった。
どんなことにも諦めず、人々を守る彼らが好きだった。
弱者を守り、悪を倒す正義が好きだった。
彼らの勇気に、力に、諦めない心に……どうしようもなく憧れた。
自分も将来は彼らと同じような存在になりたいと想った。
だけど、その気持ちは全て過去の物となった……。
周りに否定された。
周りに侮蔑された。
周りに嘲笑された。
憧れの存在に自身の夢を否定された。
ヒーローの中のヒーローに全てを否定された。
ヒーローの自慰的な行為を知った。
ヒーローが弱者を助け、悦に浸ってる心を知った。
自分には力がないから……この社会に絶対的に必要な『力』がないから。
ここで僕は終わった。僕は終わった。僕は終わった。
いや、そもそも始まってすらいないのだから、スタートラインにすら立っていないのだから、終わったと言う表現は可笑しいかもしれない。
だけど、終わったと言う表現の方が正しい。
だって僕は『俺』になったから。
僕は俺になって、俺は自分の正義を信じることにした。
ヒーローの現実を知った、ヒーローに絶望した、ヒーローに蔑みを覚えた。
けど……どうしても諦めはつかなかった。
否定され、否定され、侮辱され、侮蔑され、嘲笑され、嘲笑され……それがどうした?その程度のことで諦るなら、そもそもヒーロー自体目指さない。『力』が無いと知った時点で諦めている……いや、既にヒーローは諦めている……。諦めていないのは自身の
俺は僕の正義の為に……。
俺は正義を目指すんだ。
だからこの力を手に入れたのは運命だったのかもしれない。社会の『力』とは違う、全く別の異質の『力』
これより我は
正義には悪の理不尽を悪には正義の鉄槌を……。
「我は二元を識る者。
我は天から堕ち地を識る。
我は夢から覚め現を識る。
我は正義を識り悪を識る。
天の者よ堕ちろ堕ちろ堕ちろ堕ちろ。
地の者よ昇れ昇れ昇れ昇れ。
さぁ幕上げだ!
その閉じたモノを開き刮目せよ!
我が行う革命を!
世界に終焉が訪れ創造されるこの時を!」
−−終焉と創造の叛逆者−−
さぁ、
俺は緑谷出久、この社会に対する叛逆者なり!!
はい、緑谷君が異能に目覚めるお話です。
この後の彼は色々としてくれるでしょう。
では!