私たちの話   作:Гарри

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09「“敵”」

 上の娘が六歳の時に、私の書いたものが掲載されている雑誌を読んだ。正確には、私の名前を見つけたので、私の作品だけ見たらしい。読めない漢字も多かっただろうが、何となく書いてあることを察することはできたのだろう。彼女は雑誌を持って母親の部屋にやって来ると、ソファーに座ってゆっくりしていた私の膝に上がり、背中を母親の胸に預けてこう尋ねた。「ねえ、お母さんは戦争に行ったの?」私は簡単に答えた。「行ったわ」彼女はちょっとだけ考え込むと、恐る恐る、特定の答えを期待するような声でもう一つ質問をした。「じゃあ、人を殺したの?」

 

 私は、三つの点でその問い掛けを誇らしく思った。まず、彼女はまともな倫理観を持っている。それから、恐れながらでも真実を知ろうとする意志がある。最後に、私が行った戦争で殺し合っていたのは、同じ人類だと思っている。彼女にとって深海棲艦は奇妙な隣人程度の存在であって、殺し合う相手ではないのだ。そういう時代になった、ということなのだろう。まだ大したことを知らない幼い子供たちが、戦争とは同族同士の殺し合いであると認識している時代というのが誇らしいものなのかどうか、考えてみると謎ではあるが。でも、私たちがあの時代を過去の歴史にしてしまった、ということは誇ってもいい筈だ。

 

 脇の下に手を入れて体を持ち上げ、くるりとこちらに正面を向けさせると、娘は緊張した面持ちで私を見ていた。だから私はできるだけ優しく微笑み、彼女の頭を撫でると「まさか」と答えた。彼女は自分の母親が人殺しでなかったことに、喜んだようだった。

 

 あるいは私は答えるべきでなかったのかもしれない。あるいは私は「ええ、殺したわよ」と言うべきだったのかもしれない。あるいは私は、全く違うことを言うべきだったのかもしれない。今となってはもう遅い。私が嘘を言ったことは変わらない。だから、ああ、そうだ。つまり──娘の危惧は正しかった。残念ながら、あなたのお母さんは人殺しだ。それは戦後、深海棲艦に人権が与えられ、彼女たちが人間として扱われるようになったから、ではない。私は一人、艦娘を殺した。それが真実だ。私のせいで戦死してしまった、なんて話でもない。私が、私の手で、殺した。

 

 これについて、私は免責されている。現行の法律では深海棲艦に対して友好的であっても罪に問われることはない。彼女たちとコミュニケーションを取ることで争いを避けられる、と主張しても、誰もそのことを責めたりしない。何を当たり前のことを、と変な目で見られることはあるかもしれないが、犯罪者を見る目で見られることはない。

 

 昔は違った。もしあなたが深海棲艦との講和の可能性を外で口にしようとするなら、人生を棒に振る覚悟が必要だった。あなたのところにはすぐに官憲からの訪問者が行っただろうし、抵抗すれば身の安全の保証はされなかった。抵抗しなくても無事に帰れない人の方が多かった。そういう時代だった。今とは全く認識が異なっていたのだ。そう、私がその時殺したのは、深海棲艦と手を結ぶことにして軍を脱走した艦娘であり……いわゆる“融和派”と呼ばれたグループの一員だったのである。

 

 古鷹が戦死し、グラーフ・ツェッペリンが祖国に帰った後、私の第二艦隊は長門が臨時の旗艦となって戦闘や遠征以外の任務をこなすようになった。偵察や監視だ。那智と長門、私と響の二組に分かれて、島嶼地帯の島々に密かに設置された監視ポストに引きこもって、艦載機で敵の動きを調べては暗号通信で基地に連絡するのがその内容だった。退屈で、暇な仕事だ。一週間に一度基地に戻るまで、風呂にも入れない。シャワーもない。濡らした手拭いで体を拭くのが精一杯だ。おまけにもし敵がこちらの位置に気付いたら、最優先攻撃目標にされる。敵の目と耳を潰すのは戦争の常道だからだ。そして私たちにはそこから逃げる手立てがない。気付かれたと分かった時には手遅れなのだ。この時私の航空隊に配備されていたのは艦上偵察機が主で、それ以外は艦上戦闘機が少しいるだけだった。念の為に副砲も装備していたが、それ一つで敵艦隊を撃滅できるほど私は強くなかった。響もだ。

 

 私たちはじっとして過ごした。水を飲み、食事をし、時々野外便所に行き、また水を飲み、食事し、転属したいと愚痴を漏らし、長門たちは今頃何をしているだろうかと考え、グラーフが無事にドイツに着いているといいがと話し合った。食事が携帯口糧ばかりで味気ないので、石を投げて二、三羽のほどほどな大きさの鳥を捕まえ、焼いて食べたりもした。以前、似たようなことがあった時に時雨がくれたアドバイスのお陰で、私の作った焼き鳥は響に好評だった。「いいかい」と、時雨は打ち明け話をするように顔を寄せて私に言ったものだ。

 

「鳥を焼く時は必ず、枝を削って作った串を使わなきゃいけない。面倒くさがって鉄串なんか持っていっちゃ全部台無しさ、バーベキューするんじゃないんだから。それから、きちんと味を見ること。鳥のじゃなくて、枝を噛んでその味を確かめるんだ。分かったね? 忘れちゃいけないよ……」

 

 昼も夜も私は偵察機を飛ばし、妖精飛行士の報告を分析して基地に送り続けた。有力な敵の遊撃部隊がこの海域にいることは分かっていたが、具体的な位置はまだ分かっていなかった。私たちの監視・偵察任務はその艦隊を発見する為のものだったのだ。

 

 監視任務に就いてから三週間目、一時帰投の前日に、私と響は別の島にある監視ポストに移動することにした。そっちの方がパラオ泊地に少しだけ近かったのと、いつまでも一つの監視ポストにいると発見される確率がどんどん上がっていくからだ。私たちは宵闇に紛れて移動した。浜に上がり、山の中腹に設置された拠点に転がり込むと、交代で海上を監視した。明け方、航空機の運用が可能になると、ただちに私は偵察機を発艦させて響と二人で休憩を取った。私たちは二人とも、体も心も酷使されて、摩耗しきっていた。

 

 昼頃に目を覚ました私たちは、もう一、二時間もすれば偵察機が帰ってくる時間だと考えた。そこで妖精たちが帰って来る前に、食事の用意をしようかということになった。私はぶつけるのに手頃な石を持ち、大きくて邪魔になる弓と矢だけは置いて監視拠点を出た。少し強い雨が降っていたことを覚えている。空を分厚い雲が覆っていたせいで、世界に青か灰色の薄いフィルターが掛かってしまったかのようだった。その他にも足元がぬかるむことや偵察機の視界が制限されるという欠点はあったが、鳥が無闇に飛び回ることがないという点では、これは好都合とも考えられた。

 

 鳥の姿を探して雨の降る山の中を歩いていると、響が私の腰を軽く叩いた。鳥を見つけたのかと思ったが、彼女は首を振って手振りで伏せるように示した。私はつべこべ言わずに従った。何もなければ泥だらけになって、笑い話で済む。何かあれば? 二度と笑えなくなるかもしれない。私たちは茂みの中で伏せて、息を殺して待った。すると雨が木々や枝葉を叩く音に混じって、がさがさという何かの動く音が聞こえてきた。犬か? 猫か? 猪その他の野生動物だろうか? 砲で片付く相手なら、最悪の場合発砲して始末したら、一目散にパラオ泊地へと逃げればいい。私は心臓の鼓動をやけに大きく感じながら、次にどう動けばいいかを考えた。監視任務の規定では一度でも発砲したら逃げることになっていたから、撤退することに躊躇いはなかった。

 

 伏せてから数分が経ったが、まだ物音は消えなかった。私はここから離れるべきか、それとも静かに身を潜めて、物音の発生源が何処かに行ってしまうのを待つべきか迷った。すると響がそろそろと動き出した。私は焦ったが、彼女の後を追って茂みの中を這いずり進んだ。彼女は邪魔な魚雷発射管を艤装から取り外してから、ぐるりと回り込むように這って行き、ある地点で動きを止めた。私は彼女の横に並んで、茂みの隙間から何が音を立てていたのか確かめた。

 

 そこにいたのは、ノースリーブのセーラー服を着て赤いスカートを履き、明るめの茶髪に白いヘアバンドを身につけた艦娘、軽巡名取だった。すっかり雨に濡れ、温まる為に火を起こそうとしていた。がさがさしていたのは、燃料になりそうなものを探していたようだ。茂みの下になら、まだ雨に濡れていない枯葉や枝が見つかるかもしれないと思ったのだろう。彼女は懐から取り出した固形燃料の助けもあって、じきに火を起こすことができた。彼女は艤装を下ろして火から遠い木の下に置き、濡れた体を温めようとし始めた。私と響は目配せをして、魚雷発射管のところまで戻って装備を回収すると、回り込んだ時と同程度のろのろと後退した。そしてもうこちらの動く音を聞かれずに済むと確信すると、立ち上がって監視ポストに走った。近辺で名取を含む艦隊と連絡が取れなくなったりしていないか、聞く為にだ。

 

 思いつく限りの質問を投げかけたが、答えはどれに対しても芳しくないものだった。それはさっきの彼女が、脱走兵であるということを意味していた。そしてかなりの場合、艦娘で脱走兵であるということは、そのまま深海棲艦融和派であるということだった。私たちは決断を迫られた。道は四つだ。一、名取を射殺し、撤退する。二、名取を捕まえてパラオに連れ帰る。三、名取が何処かに行くまで待つ。四、名取を置いて撤退する。四番は私たちまで内通を疑われかねなかった。その次に穏やかな解決方法である三番は、単純に無理だった。偵察機は間もなく戻ってくる筈だったからだ。名取がまだ島にいるのに戻ってきたら、彼女は私たちの存在に気づく。連絡すればもう少しの間だけ遠くで待機していて貰うことはできただろうが、その間に敵に、特に空母系に見つかったら終わりだ。もし敵機から逃げ切れたとしても、燃料切れで帰ってこれなくなる。

 

 では名取を捕まえるか? 彼女が無線で周囲にいるかもしれない彼女の御同輩その他に支援要請を送るより早く無力化できるか? ここにいるのが長門と那智なら間違いなくできたことだろう。だが、私にはその自信がなかった。

 

 偵察機が戻ってくる前に殺すしかない、と私は考えた。響に彼女の意見を尋ねると、数秒で同等の結論に至った。パラオ泊地にそう連絡すると少し経ってから、仮に名取が脱走兵でなかったとしても、私と響は免責される旨が伝えられた。けれども、そんなことで気が楽になることはなかった。私と魚雷発射管を置いた響は監視所から出発したが、これから艦娘を撃つのだと思うと、どうしても私の意志は鈍りそうになった。その度に私は、名取を生かしておけば自分が死ぬかもしれないのだ、いや、自分だけでなく掛け替えのない戦友である響までもが死んでしまうかもしれないのだと己に言い聞かせて、この恐ろしい行為を正当化しようとした。私たちは降り続く雨の中を無言で進んだが、足取りは重かった。まるで両足ともが鉛になったかのようだった。流石にそんなことはないとは思うが、這って進んだ時の方が早かったかもしれない。

 

 名取はまだ焚き火のところにいた。私たちは彼女の背後から匍匐(ほふく)前進で近づいた。かすかに、ぱちぱちと焚き火の中で何かが爆ぜる音がした。二十メートルほど離れたところで、私は止まった。急に、それ以上近づくと見つかるのではないかという恐怖に襲われたからだ。私の後ろから付いてきていた響はそんなものを感じてはいない様子だったが、心優しい彼女は戦友を置いて行きはしなかった。私は姿勢を膝立ちに変え、木々と草葉の合間に見える名取の背中に向けて副砲を構えたが、どんなに努力しても、撃った弾が目標を貫く光景を思い描くことができず、発砲に踏み切れないでいた。響は小声で私にどうしたのかと尋ねたが、やがて彼女は返事も動きもないことに痺れを切らして、彼女にしては冷静さを欠いた乱暴な動作で前に出ようとした。隠れていた茂みががさりと大きく鳴り、私は咄嗟に伏せた。

 

 名取の背中がびくりと跳ねると、彼女は手元へと置き場を変えていた十四センチ単装砲を素早く右手に掴んで振り返った。左手には湯気の立つステンレス製の蛇腹カップが握られており、大きく呼吸をするとほんの僅かにコーヒーの香りがした。コーヒーを飲んでいたのだ。彼女はコーヒーを飲んでいたのだ。それは、私たちや私たちの友人が基地で一休みをしている時にするのと、全く同一のことのように思えた。ほら、今の今まで彼女はコーヒーを飲んでいたのだ! 私は驚いて、横に転がっている響の肩をぎゅっと握った。そこには生活というものがあった。それも突然現れたのだ。それまで私たちにとって融和派とは身近な存在ではなかった。そういった連中はニュースや新聞で見るものであって、触れ合えそうなほどの距離に近づける相手ではなかったからだ。私たちはそういう人々が実際に存在するということは知っていたが、それが生きている者だと、命ある存在なのだと理解していなかった。この時まで、その存在は純然とした概念でしかなかったのだ。

 

 敵だ、人類の裏切り者だ、深海棲艦の手先に堕ちた融和派の艦娘だ! それが私たちの目と鼻の先にいた。そしてそこでさっきまで落ち着いて、温まって、コーヒーを飲んでいたのだ。私は彼女たちがそういうことをする様子を思い浮かべたことがなかった。そのせいで、何故かそれが奇妙なことのように思えた。コーヒーを飲むなんて! 私たちがやるのと変わらないことをするなんて! しかし、そうしてはいけないという法があるとでも言うのだろうか? 人類を裏切ったとしても、喉が渇くことぐらいあるだろう。当然のことだった。私は最早、ほとんど喜劇を見るかのように面白がり始めていた。私は胸が痛くなるほどの感動と興奮に震えつつ、こう考えていた──名取は空腹になれば食事をし、喉が渇けば飲み物を飲み、眠くなれば寝て、催せば用を足すのだろう。私たちがそうするように。

 

 名取はさっきまでいたところから何歩かこちらへ進んできていたので、私は茂みの中から彼女の目を覗き込むことさえできた。泥で汚れた指で触ったのか、彼女の頬や額には黒い筋がうっすらと付いていた。疲れた顔で、目の下は腫れぼったくなっていた。それが彼女の外見年齢を、十歳も二十歳も引き上げていた。

 

 私は十五歳で海軍に入り、自分の戦争を始めた。この名取と出会った時、私が艦娘になってからはもう二年以上経っていた。それだけの年数を艦娘でいると、人間は戦争という状況に慣れ、その中で生きていく為の精神構造とでも言うべきものを獲得する。近づいてくる敵を前にして、私の中から感情と理性の両方が消えた。伏せたまま副砲を構え直し、名取の腰の辺りに狙いを定めた。私は頭の中で十からのカウントダウンを始めた。それが終わった時、発砲しようと決めていた。名取は音を立てた何かを探しているのか、棒立ちのままだった。さっきとは打って変わって、外すとは思えなかった。私の撃った弾は名取を必ず殺すだろうという確信があった。

 

 四つ目のカウントで、名取は右手で構えていた砲を下ろした。そして自分の度を越した警戒を恥じるように微笑むと、左手に持っていたコーヒーの入ったカップを口元に持って行き、一口すすった。私はそれを見て、そのカップから上る湯気を見て、私も暖かい飲み物が欲しいな、と思ってしまった。雨に濡れて体は冷え切っていたし、喉もやたらと渇いていた。そういうことに気が行くと、途端に私は自分が今、何をしようとしているかを意識してしまった。私は同じ人間を殺そうとしているのだと、私が狙いを定め、私が引き金を引いて、私が殺そうとしているのだ、と。

 

 響と違って、私には比較的選択の自由があった。艦娘になるかどうかは、本人の適性と志願で決まるものだ。私には適性があり、そして志願するかどうかの選択権があった。私の地元は「適性がある女子は全て志願するべし」という気風の土地だったが、それでもそうしたくなければ志願しないという決断をすることもできたのだ。その選択は多くの人々を失望させただろうが、道がなかった訳ではないのだ。だが私は、内心はどうあれ、志願した。あの戦争に参加した。従ってこの時、私は何の迷いもなく発砲するべきだった。遠回しな射殺命令も出ていたのだから、何を恐れる必要もなかったのである。ところが、私は撃つのではなく、何故自分が撃たないでいるのかを考えていた。

 

 私は何度も何度も海に出て戦った。深海棲艦を何隻も沈めた。だから、連中の仲間と言ってもいい存在である融和派や、私たちを裏切って逃げ出した脱走兵を撃つことは筋の通った自然な成り行きだった。私には撃つ権利があり、それはまた同時に義務でもあった。でなければ、艦娘というのが何の為にいるのか、分からなくなるではないか。私は撃つべきだった。撃たなければならなかった。でもそうする代わりに、私は落ち着いて思考を繰り広げていた。目前十数メートルのところに撃つべき相手がいて、こちらは砲を構えていたというのに。それは撃てば当たる距離だった。反撃を受けることなく全てを終わらせることができた。名取は死ぬだろう。彼女の命は私が握っていた。一人の人間の命……そうだ、私の前にいたのは顔のない漠然とした“敵”という概念でもなければ、深海棲艦でもなかった。彼女は人間だった。私は人間の命を奪おうとしていた。人間の命を! 私や響と変わらない人間の命を!

 

 私には、もうそれを戦争の中で起こる普通の出来事として捉えられなくなっていた。これは殺人だ(・・・・・・)、と私は考えた。戦争ではなく、治安の悪い路地裏を歩く不注意な人間を後ろから刺すのと同質のことだと思えた。それは罪だった。拭い去ることのできない大罪だ。私は砲を下ろそうとした。何とか殺さずに生きたまま捕まえる方法を考えようとした。私は彼女を救いたかった。

 

 だがその時、偵察機が戻ってきた。私は妖精たちに連絡し忘れていたのだ。プロペラ音を聞きつけた名取が、大きく体を動かした。その動きに、私の精神ではなく肉体が反応した。十五.五センチ三連装副砲から放たれた一発の砲弾が、名取の胸に当たった。彼女は映画のようにもんどりうって倒れるようなこともなく、かといって後ろに倒れそうになって踏み留まる、ということもなく、ただあっさりとその場所に崩れ落ちた。

 

 「お見事」と響が言った。


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