乾季のパラオで、当てどなく車を走らせる長門。戦地から作家たちにファンレターを送り続けた古鷹。排他的な信仰に生きる響。南ドイツの片田舎出身で騙されやすいグラーフ・ツェッペリン。右腕を失って一線を退いてから変わってしまった那智。矛盾を抱えた刹那主義者の時雨……。
二十年前に終戦、講和を迎えた深海棲艦との戦争に艦娘「加賀」として従軍した著者が、かつての戦友たちの思い出や、記録に埋もれてしまったあの戦争の記憶を物語る回想録。
著者紹介:正規空母 加賀
広島県出身。十五歳から二十五歳の時に終戦を迎えるまで、深海棲艦との戦争に艦娘「加賀」として従軍。南方海域強襲、鉄底海峡攻略、トラック泊地防衛戦、敵性深海棲艦本拠地攻略作戦などに参加。退役後はネットを中心に作家、翻訳家として活動。著書に「船乗りは帰ってきた」(朝潮出版)、「一年間の休暇」「栄光の艦娘空挺隊」(黒潮文庫)他。訳書には、グラーフ・ツェッペリン「Verdammt, wir leben noch 」などがある。
(pixivにも投稿)
(物理書籍版:https://garrythedebris.booth.pm/items/2800245 )
二十年前に終戦、講和を迎えた深海棲艦との戦争に艦娘「加賀」として従軍した著者が、かつての戦友たちの思い出や、記録に埋もれてしまったあの戦争の記憶を物語る回想録。
著者紹介:正規空母 加賀
広島県出身。十五歳から二十五歳の時に終戦を迎えるまで、深海棲艦との戦争に艦娘「加賀」として従軍。南方海域強襲、鉄底海峡攻略、トラック泊地防衛戦、敵性深海棲艦本拠地攻略作戦などに参加。退役後はネットを中心に作家、翻訳家として活動。著書に「船乗りは帰ってきた」(朝潮出版)、「一年間の休暇」「栄光の艦娘空挺隊」(黒潮文庫)他。訳書には、グラーフ・ツェッペリン「
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(物理書籍版:https://garrythedebris.booth.pm/items/2800245 )
01「長い前書き:私」 | |
02「長門型戦艦:長門」 | |
03「戦争の後で」 | |
04「古鷹型重巡:古鷹」 | |
05「手紙」 | |
06「暁型駆逐艦:響」 | |
07「追想」 | |
08「グラーフ・ツェッペリン」 | |
09「“敵”」 | |
10「妙高型重巡:那智」 | |
11「卑怯者」 | |
12「白露型駆逐艦:時雨」 | |
13「短い後書き」 | |
新版発行に寄せての書き下ろし | |
14「笑えない話」 | |
15「陽炎型駆逐艦:不知火」 | |
16「とりとめのない話」 | |
17「人を食った話」 | |
18「最上型重巡:鈴谷」 | |
19「那智が以前使っていた儀礼用ロングブーツがどうしてあんなに上等だったかについての真実」 | |
20「ある八月の出撃」 |