シャンヴリルの黒猫   作:jonah

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15話「スレイプニル (2)」

 その“馬”、魔獣スレイプニルは、食い入るようにじっと3人を――否、アシュレイを見つめていた。スレイプニルと4人を隔てるものは、木製の柵だけ。スレイプニルの後ろ脚には極太の鎖と重そうな鉄球が置いてあったが、そんなもの魔獣の前には僅かな足枷にすらならない、羽毛のようなものだ。

「なんで……あ、貴方、これがどんな存在か分かっているのですか!?」

 クオリが店主に詰め寄るが、店主は飄々と答えた。

「分かってるとも。Dクラスの魔物さ。だが大丈夫。こいつは生まれてすぐ人に育てられたから、襲ったりしない。自分より人の方が強いと思っているからな」

(なるほど)

 どうやらこの店主、全く気づいていないらしい。この“馬”は、魔物でなく魔()で、人語を解す知性を持ったけもの(・・・)であるということに。

(つまり、親元から仔を攫ってきたというわけか。……下衆が)

 当然クオリは気づいているから、真っ赤になって怒鳴ろうとしたが、それは寸でのところで止められた。ユーゼリアが店主に、今にも飛びかからんとする勢いで尋ねたからだ。ずり落ちかけたフードを、アシュレイが止める。クオリが慌てて深く被り直した。

「じゃ、襲ってこないのね!?」

「おう。だが、長年世話してる俺も、いまだヤツに懐かれていない」

(そりゃそうだ)

 誰が格下に懐くものか。そもそも、本能に従う魔の者が、今までこんな閉鎖された空間で暴れださなかっただけで奇跡だ。それも【魔の眷属】ともなれば、彼らが(こうべ)をたれるのは、圧倒的な実力差を持つ相手のみである。

 アシュレイが元・魔ノ者として、目の前の人間に対する内心のイライラを、深呼吸でどうにか処理しようとしている間も、魔獣はじっと彼を見つめていた。

「ヤツが頭を撫でることを許したら、お嬢ちゃんの勝ちだ。兄さんたちも参加権はあるぞ」

「よぅし、じゃ、私から行くわ!」

「ッおい、ちょっと待て!」

 アシュレイが慌てて止めるも、時既に遅し。ユーゼリアは柵の向こう側へいってしまった。

「リアさん!」

 クオリも悲鳴をあげるが、そのとき既にユーゼリアは、スレイプニルの頭に手を伸ばしかけていた。

 

――手ヲ出スナ

 

 びくりと、魔獣が震える。

 

――彼女ヲ襲ッタラ、貴様ヲ殺ス

 

 そのまま、ユーゼリアの手がスレイプニルの頭に触れる――直前、スイッと頭が手をよけた。

 攻撃は、しなかった。

 ユーゼリアは諦めきれないのか、再度手を伸ばすが、全て避けられる。いっそ抱きついてやろうかと身構えた瞬間、ぐいっと後ろに引っ張られた。

「ぐぇっ」

 乙女らしからぬ声を上げると共に、フードを引っ張られたのだの知ると、ユーゼリアは軽く咳き込みながら引っ張った犯人――アシュレイに文句を言おうとした。が、言えなかった。

「いい加減にしろ。危ないだろう」

 アシュレイの目は本気だった。初めて彼に本気で怒られたユーゼリアは呆然としつつも、手を引かれ柵から抜けた。その間、まるで守られるようにして彼に肩を抱かれながら。

 夢心地のまま柵を出たユーゼリアだが、そうさせた張本人の、押し殺した声で、再び現実に戻る。

「いやぁ、残念でしたね。これで兄さん方も駄目でしたら――」

「――店主」

「は、はい!?」

 自分の思惑どおりに事がすすみ、良い気分でべらべらと喋っていた店主も、アシュレイの声に、悲鳴のような声で返事をする。気のせいか殺気の籠もった睨みに、青ざめた。

「……あれは、Dクラスの魔物ではない。あれは【魔の眷属】第六世代、スレイプニル」

「……は?」

「だから、あの馬は魔物じゃない、魔獣だ(・・・)と言っている。それも、よりによって第六世代の」

 ようやく理解し始めたのか、店主の顔色が先のクオリと同様白くなってきた。

「…そ、そんな馬鹿な……だって、あの紫銀の鱗と、灰色のたてがみは…ッ!」

「まあ、分からぬのも無理はない。あれはまだ幼体だからな」

「何!?」

 腕を組んで壁に寄りかかるアシュレイの言葉を、クオリが引き継いだ。

「スレイプニルの最大の特徴は、魔獣特有の単独行動の他に8の眼と8の脚を持つことですが、それは成体の特徴となります。生まれたばかりのスレイプニルには、脚は通常の馬と同様4本しかありません。成体になると、脱皮と共に脚が8本に増えます。それまでは、自分と同種でただ能力的には格下の魔物に擬態して、群に紛れて過ごします。そして偽りの母親に狩りを教わり脱皮して成体となってから、独り立ちし、単独行動をとるようになるのです。

 脱皮するまでは、確かに外見で判断するのは難しいですが…これはなんとも、運がいいのか悪いのか……」

 確かにその通りだが、よくここまで詳細を知っているものだと、少々感心した。

「ば、馬鹿な。なら何故今までこいつは暴れなかったんだ!? そもそも魔獣だっていうことが何故わかる!」

「……それは」

「それはわたしがエルフだからです」

 アシュレイがどうかわそうか思案していたとき、クオリがフードを下ろした。浅葱色の髪を耳にかけ、それを証明する。

「エ、エルフ!?」

「これで信じていただけるでしょうか?」

 店主は惚けたようにクオリを見つめたまま、夢現で頷いた。

 

「しかし、現時点でスレイプニルが人間を敵対視していないと思われるのもまた事実。かの魔獣の撲滅を推奨します」

「問題点がいくつかあるな」

「はい。まず“誰がやるのか”また、“その際出るであろう被害を――」

「ちょ、ちょっと待ってくれ!」

 ボロ儲けをする予定だったはずの“馬”が、とんだ災厄の塊であると知り、店主は混乱状態にあった。

「…何か?」

「お、俺がどれだけの金をこいつにつぎ込んだと…!」

「ならば死ぬか? 妻子と共に、まわりの人間を道連れに?」

 間髪入れずに帰ってきたアシュレイの言葉に、店主がうっと詰まった。クオリが静かに諭した。

「命あっての物種です。暴れる前に正体が分かって良かったと、今は思いましょう」

「……」

 いまだ諦めきれない様子ではあったが、店主は緩慢な動きで渋々、頷いた。

「では話はもとに戻りますが…」

「俺がやろう」

「そうですね」

 その時完全に置いてきぼりを食らっていたユーゼリアが、やっと再起動した。慌てて会話に割り込む。

「ちょ、ちょっと待って! アッシュがやるなんて、危ないわ!」

「だが事は急を弄する。それに、この中では俺が一番適任だろう。唯一の前衛職だからな」

 そう言われるとユーゼリアには何も言い返せなかった。

 確かに、今までおとなしかったが、いつなんの拍子で暴れ出すか分からないのだ。被害を最小に留めるには、剣でバッサリといった方が確実だった。

「……わかった」

 本当はそんな危険なことはしないで欲しいのだが、そうすればこの先何人に被害が及ぶとも限らない。だだをこねてアシュレイに呆れられるのも嫌だった。

 ユーゼリアが口をへの字にしながら了承すると、アシュレイは馬小屋から3人を追い出した。

「クオリ、一応魔法の準備をしておいてほしい。何があるか分からないから」

「分かりました。お気をつけて」

 それに頷いて小屋の中に戻ろうとすると、つとコートの端を引っ張られた。

「アッシュ、あの…その……無理は…しないで」

 ユーゼリアの、何かを耐えているかのような様子と、僅かに震える握りしめた手に一瞬きょとんとすると、アシュレイは微笑を浮かべ、俯いている頭をぽんぽんと撫でた。

「ぁ…」

 覚えのある感覚に顔を上げる、と同時に、髪を今度はぐしゃぐしゃと撫で回された。

「きゃ、ちょっとアッシュ!」

 怒って慌てて手櫛で髪を梳いていると、くすりと笑う声がユーゼリアを更に怒らせた。

「自分でやっておいて笑うなんて――!」

「大丈夫。言っただろう? 独りにはしないさ。すぐ戻る」

 再び優しげに頭を撫でられると、今度こそアシュレイは小屋の中に入った。

 立ち尽くしたユーゼリアに、そっとクオリが寄り添う。まだちょっと乱れているユーゼリアの柔らかな美しい髪を整えながら、クオリは小さく、不安に包まれている銀髪の少女にだけ聞こえる声で言った。

「リアさん、大丈夫です。アッシュさんはお強いですから。わたしなんかより、ずっと。本当ですよ。だから、すぐ帰ってくるに決まってます。だって彼、貴女の護衛なんでしょう?」

「…うん。そうね」

 静かに頷いたユーゼリアは、自分にも何かできるかも知れないと、魔法陣を馬小屋前の空き地に描いて、いつ何が起こっても大丈夫なようにスタンバイした。店主は一番離れたところで壁から頭だけを覗かせて、馬小屋の様子をうかがっていた。

 

――ごくり。

 

 この一帯だけが妙に静かで、後ろの騒がしい市の雑踏が、なんだかユーゼリアには別世界のように感じた。一体誰がこんなところに魔獣がいると考えるだろうか。

 何分たったか分からないが、それはちょうど、彼女たちの緊張が頂点に達した瞬間だった。

――ギイィ...

 重たい音をたてて、馬小屋の扉が開く。

 はっと2人は身構えた。が、すぐあとに見えた人影に、肩の力を抜く。

「アッシュ――…て、きゃああああ!!」

 彼に駆け寄ろうとしたユーゼリアは、何かに気づくとズザザザザともといた場所まで後ずさった。クオリも顔を引きつらせて一歩退く。2人の気持ちを、意外なことに店主が、遥か遠いところから叫んだ。

「なんで生きてんだぁ!!?」

 アシュレイの後ろにはスレイプニルがその頭を(もちろん鎌は避けるようにして)彼の肩にすりよせていた。アシュレイ自身も困ったような顔をしている。

「いやぁ、なんていうか…………懐かれた」

「うそぉぉおお!!?」

 

アシュレイの思いもよらない台詞に棒立ちになった女性2人は、そろそろと視線だけを鋼の馬に向けた。

(まさか、ばれるとは思わなかったな……)

 アシュレイもびっくりだった。

 確かに特別気にして力を抑えていたわけではないが、まさかひと目で見破られるとは思っていなかった。今回は、スレイプニルという種が特に知能が高いということもそれに加担していたのだろう。

 アシュレイが剣を手に柵の中に入ると、スレイプニルはいきなり立ち上がり、首を彼に向かって下げたのだ。紛れもなく魔獣の最敬礼。

『……お前、気がづいていたのか』

 アシュレイが声をかけると、ブルンとひと鳴き。未だ無い瞳は、だが優しく彼のことを見ていた気がした。アシュレイは初めからスレイプニルを殺そうなど考えていなかった。例え魔獣と恐れられる者であっても、生まれたばかりの仔は無力なのだ。そんなときに連れ去られて、こんなに狭く暗いところで鎖に繋がれ育てられたこの仔馬が、アシュレイには哀れでならなかった。ゆえに、転移の魔法でどこかへ送ろうと考えていたのである。

『……そうか。先程は彼女に牙を向かないでくれて感謝する。不意に脅したりして、悪かった』

 ユーゼリアのことだ。スレイプニルはまた優しく嘶いた。

『お前は狩りをしたことがあるか? ……無い、か。ならば自力で覚えてもらうしかあるまい。悪いが、俺ができるのはここから逃がしてやることくらいだ。本能のままに生きろ、我が同胞(はらから)よ』

 

 そのまま馬に手のひらを向け、詠唱にはいろうとした途端。スレイプニルはその頭をアシュレイの手のひらに押し付けた。驚いて詠唱を止めると、仔馬の意志がアシュレイに流れ込む。

『何? 俺についていきたい? 馬鹿を言うな。お前は人形(ヒトガタ)になれないだろう。それとも何か、馬車馬としてでも働くのか?』

 魔獣は基本的にプライドが高い。当たり前だ。強靭な肉体とそれに見合う力を持っているのだから。ゆえに、ここまで言えば諦めるだろうとタカをくくっていたアシュレイだが、それでかまわないという馬の意思に思わず面食らった。

『……お前、わかっているのか。重い馬車を、お前1頭で運ぶんだぞ。首に縄をかけられて、身体を鞭で叩かれて。……本気か?』

――傷ついた貴方も、同族がいることで少しでも傷を癒せれば。

 アシュレイには、スレイプニルがそう言っているように感じた。馬は気づいていたのだ。人と、魔の者の狭間に立ち、苦しんでいたアシュレイのことを。

 これにはさしものアシュレイも叶わなかった。

『……そう、か。なら、共に行ってくれるか、同胞(はらから)よ』

 

 スレイプニルが首を擦り付けてくる。この仕草は、親に甘えているのと酷似していた。本来、魔獣が遣い魔にそんなことをしようものなら、一瞬で首をはねられるだろう。だが、アシュレイはユーゼリアに、人に触れることで、良くも悪くも甘くなった。ユーゼリアのことを格下の魔獣に感謝など、普通しないものである。気づかぬうちに、アシュレイは偽りの優しさを、本物に変えることができたのだ。そして、それを本能的に悟ったスレイプニルの知性の高さにも、感嘆するばかりである。

「兎に角、俺が柵の中に入ったら、こいつが鼻面を押し付けてきたってわけだ」

「私には触れさせてすらくれなかったのに……」

 恨みがましい目で馬の頭を睨むユーゼリアだが、全く相手にされていなかった。

「まあそういうわけで…こいつ、俺らが貰い受けるって形でどうよ?」

「え!? 魔獣よ!?」

「だってもうペットみたいなもんだろう」

「でも……」

 渋るユーゼリアに、クオリが追い討ちをかけた。

「いいんじゃないでしょうか。どういうわけかは分かりませんが、スレイプニルがアッシュさんに懐いているのなら。魔獣は一度懐を見せた相手には決して襲いかかりませんし」

「うぅ…わかったわよ。2人が、そんなに言うのなら……」

 話がまとまりかけたところで、再び空気と化していた店主が割り込んできた。思わずアシュレイの機嫌も悪くなる。今まで美女美少女と話していたのに、いきなり生え際が後退したおっさんが会話に入ってきたのだから、まあ当然といえば当然かもしれない。

「お、おい! あんた、奴を殺すんじゃなかったのか!? 危ないんだろう!?」

「事情が変わったな。ま、もともとこの3人の中の誰かに懐いたら、こいつはタダで譲渡してもらう約束なんだから、あんたには問題ないだろう? 被害を被るのは俺たちなんだから」

「ぐっ」

 奥歯を噛み締め店主は引き下がった。

(やれやれ、諦めの悪い……)

 ふうっとため息をつくと、再び2人の方を向く。

「じゃ、そういうわけで、いいかな。とりあえず馬車と同時に馬もゲットした、ということで」

「もっちろん! これでお金が浮いたわ! ただでさえ6人乗りを買って、ちょっと心もとなかったのよね」

「じゃあ、この先行われるという武闘大会に出ませんか? 賭けが公式にあるそうですよ。勝てば一攫千金も夢じゃありません」

「それはいいわね!」

「期日に間に合えば、選手として登録もできるかもしれません。もし優勝できたら賞金がもらえますよ」

 最後はこちらに顔を向けて、にやりと笑った。「貴方なら勝てるでしょう?」といっている顔だ。そこまで言われれば勝ってやろうじゃないか、という気になる。

「まずは、馬車ね。おじさん、あの馬車買うわ! 150万でいいのよね!」

「……くそッ。もってけ泥棒!」

「ありがたくいただいていきますね」

 るんるんとスキップをしながらギルドに向かうユーゼリア。お金を一旦おろしてくるらしい。

 アシュレイはというと、スレイプニルの背中に早速またがって、高くなった視界に感嘆の声を漏らしていた。おもわず脱力するクオリ。

「中々の景色だな。お前、飛べるのか? ……まだ無理か。ま、仕方ないか。そう落ち込むなよ」

「……魔獣と意思疎通ができるだなんて、規格外ですね。一体何者ですか?」

「なんだろうな。俺が聞きたいよ」

「ちょっ」

 はぐらかされたと思ったクオリが文句を言おうとアシュレイを見上げると、彼はスレイプニルの背にまたがったまま、遠くの空を見つめていた。その横顔に、ほんの僅か、“寂しさ”が宿っているような気がして、クオリは口をつぐむ。

「さてと。ユーゼリアがすぐに来るだろうから、馬車のところに行って待っていよう」

「あ、はい」

 ぶすっとしていた店長をスレイプニルが急かした。頭のその大きな鎌をちらつかせるだけで、情けない声を出しながら店頭にダッシュで戻っていく。思わず吹き出した。

「アッシュさん!」

「ん?」

「わたし、暫くお世話になりますね!」

「おう。よろしく、クオリ」

「はい!」

 なんだかこの2人といると、自分を偽らずにのびのびできると、クオリは思った。

 

 

 

******

 

 

 

 一晩馬車倉庫と馬小屋を借りることになった宿屋にその旨を伝えると、スレイプニルについて随分驚かれた。

「あ、あれが馬車馬かい!? 襲ったりしないんだろうね!」

「問題ない。何もしなければ、な」

「ちょっとアッシュ! 怖いこと言わないの!」

 にやりと笑いながら言うと、慌てたようにユーゼリアがフォローを入れた。アシュレイは腹をバシバシと遠慮なく叩かれ、ちょっと痛がっていた。

「じゃ、行きましょうか。次の目的地はファイザル! 武闘大会へ! 急げば2日目からの試合には間に合うわ。お金稼ぐわよ!」

「それから、新しい仲間に、乾杯」

「よ、よろしくお願いしますっ」

 その晩、クオリは初めて翌日が楽しみで眠りに就けない、という現象に出会った。

(何もかもが、この2人といると新鮮ですね……)

 楽しい旅になりそうだ。ファイザルでは一体何が起きるだろう。

(きっと、アッシュさんがまたすごいことをやらかすんでしょうね)

 想像は尽きなかった。

 

 暁の空に、雲は1つも見えない。

 

 

 

 

 

 宿の天井には降り立った一羽の黒いカラスが、赤い目を朝日に照らされていた。

 

 

 

 

 

 

 

               ――――Chapter.1 “邂逅(かいこう)” 【了】




Chapter1終わっちゃいました。まとめるとたかが15話で終わるんだー…(・3・) アルェー
続いて明日はChapter2に突入ですね。感慨ないなぁ←

ここで調子乗って予告なんてしてみちゃったり。

【次章予告】

 「勝つのよ!」
 「はいはい、お姫さまのおっしゃる通り」


 「実に欲しい。手に入れたい人材だね…」


 「彼は本当にFランカーなんでしょうかねぇ……」


 「ノーア様、彼の消息をつかみました」
 「楽しくなってきたじゃないか…」

  月明かりに照らされた少女は、嗤う。



  目覚める闇
  絡まり始める運命は、兎狩りを合図に産声をあげる

 ――――Chapter.2「武闘大会」



・・・・・・やっべ、超はずかしい////
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