願いの果てに   作:あああ

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間もなく時刻だ。

今回も楽しませて貰おう。


始まりの日

始まる、、、、

 

いや、もうすでに始まっている

 

劇が、楽しい楽しい劇が始まる。

 

~序曲 ・逃亡~

俺は逃げている。

ただただ逃げる。(((・・;)

 

ヤバイんです。

逃げなきゃいけないんです。

 

逃げないで立ち向かえと?

 

そんな勇気も気力も力も心もありません。

本当はあるけれど、今は使ってはいけません。

 

だから、兎に角逃げる。

 

少しでも走る速度を落とせば、

聴こえてくる

 

『ねぇ、逃げないでよ。

何で?ねぇ何で?何で貴方は私から逃げるの?ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇねぇねぇねぇねぇ

何で何で何で何で何で何で?

待ってよ、待ってよ。』

 

元々は俺がいけなかったんだ。

あんなことを言ったから、だが、今謝っても仕方がない。

今はただただ逃げるのみ

 

今ならばオリンピック陸上競技の人達よりも速く走れている気がする。

 

唯逃げる

 

ここから1秒でも速く逃げる

 

そして、この世界からも逃げる

 

 

 

「こんな感じだったんだよ。だからさぁ、女神のマリィちゃん!

この通り、だから逃がしてくれないかな?」

 

「それが難しいんですよぉ

貴方の力が弱すぎて強すぎて逃がすことができないのです」

 

何故、矛盾しているのかは教えられないが、どうやら彼は逃げられないらしい。

 

 

今、故郷では戦争が起きていた。

一方的な戦いで、こちらはもう壊滅状態。

だが、彼はその事実を受け入れられなかった。

 

何故、何故俺達が負けなければいけないのだ

 

こう思ってしまった。

 

そして、怒りのあまりたまたま眼に入った敵の女の兵士に向かって

 

「おい、貧乳」

 

 

この一言だけで充分だった。

 

彼女の顔を見た瞬間

 

逃げ出した(((^^;)

 

あれに捕まれば命は無い。

 

だから逃げ出した

 

だが、俺は石につまずいてしまった。

絶望が身を襲う。

 

(もう、ダメだ)

 

その時、彼は願った。

 

『死神よ、どうか俺に近付いてくれるな。

俺はまだ生きたいんだ。

お前から逃げるのは面倒なんだ。

お願いします。死神よ、こっちに来ないで』

 

 

瞬間、彼の身体は輝き、彼の身体と魂は何故か神の座でのんびりとお茶を飲む女神のいる空間に飛んできてしまった。

 

目の前の女神に事情を言うが、逃がしてくれない。

女神はパソコンを弄っている。

女神はお茶を飲んでいる。

女神は、、、、、

女神、、、、、、

女神は、、、、、、、、、

女神、

めが

。。。。。。。。。

 

 

逃して

 

 

 

彼の心は逃げたい一心だ。

 

そして、彼の心は限界を迎え、狂い始める

 

曲が流れる

 

幻想交響曲、レクイエム

 

皆死んじゃえ

 

大丈夫だよ、僕が死んだ人たちのために、

歌うから

 

聴こえる、聴こえてくる

魂を呑み込む最悪の曲だ。

 

彼の心は狂う

 

そして、世界が消えた。

 

 

「まぁ、貴方の逃げ方だとこんかんじになっちゃうんですよ。

だから、逃がすことは難しいのです」

 

彼は、女神にこのあと起こる未来をパソコンで見せてもらっていた。

 

結果、唯の人外だった。

そして、パソコンの映像と違う方法で彼は逃げ出した。

 

 

 

 

~間奏 ・改変~

 

女神から逃げる。

とても困難な事だ。

何故俺は女神にも追いかけられているんだろうか。

 

だが、捕まえに来るのならば逃げるのみ

 

どれだけ逃げただろうか。

 

辺りは星。

こうとしか言えない

 

星ばかり

 

綺麗だけど、退屈しちゃうなぁ

 

「そうかい?」

 

突然に声を掛けられて振り向く

空間が歪んでいき、いつの間にか現れる

 

不気味だった

 

「私としては、とても落ち着くいい場所として此処を気に入っているのですがね」

 

男は言う

 

「何があれば貴方の逃亡は終わりますかな?」

 

男はきっと分かっていながら言っているんだろう

 

「なんだろうな。

唯、この何度も味わっている。そういう感覚から俺は逃げたかった。」

 

「既に知っている。

その領域から逃げ出したい」

 

「そう、俺は逃げたかった。つまらなくてつまらなくて」

 

「フフッフハハッッハハハハハハハハ!!

そうかいそうかい。大丈夫だよ、知っている。

退屈したくないならばこの法則を作っている神でも殺すかい?」

 

いいなぁそれ

あぁ、それは名案だ。

 

お前の考えは、

 

  ー最高だよー

 

 

男が今度は皮肉を言う。

 

「君は、そうだねぇ、

誰にも負けることができない者

皮肉な名前だけれど、お似合いだろう」

 

あぁ、本当にな。

早速だが、俺の願いを聴いて欲しい

 

 

渇望する。

あぁ、誰か、誰でもいい。

私の身も魂も全てを、滅ぼして欲しい。

誰にも殺すことが出来ない私を殺して欲しい。

 

 

改変しよう。

いや、もう改変されている。

我が身はもうすでに逃げていない

さぁ、序曲は終わり、長い間奏も終わった。

 

メーンの曲はまだ先だが、盛り上げるためにこちらとしても頑張らせて貰おう。

さぁ、神よ、貴様に告げよう!

狂いの喜びを味あわせたまへ!

 

 

ー形成ー

 

Yetzirah―

ここに神の子 顕現せり

Vere filius Dei erat iste

 

 

 

聖約・運命の神槍

Longinuslanze Testament!!

 

 

Amen!!

 

 

 

 

邪魔であった理の神は今日この日、虐殺された

 

まだだ

まだ終わらない。

終わらせない。

終わることなどこの身がなど許さない。

最後まで、終わることなどない。

止まらない。

もうすでに始まっている。

聴いておくれよ、最高の舞台での演奏だ。

故に途中で終わることなどもっての他。

俺が望む終わりでなければ認めはしない。

 

 

何を呆けておる。

 

そちらは次の曲を演奏しなければいけないのだ。

 

間違ってでもつまらなくしないでおくれよ。

 

 

外側にいる神たちよ。

 

必ず、必ず殺す。

 

つまらないのだ、故に我を楽しませろ

 

今宵、喜劇は幕が下ろされ、

狂喜劇と言う名の幕が上がる。

 

狂うほどの願いを、聞き届けて欲しい。

 

 

Imperium

~指揮が始まる~

 

Album deviation ut in flore puella

~狂い咲く曲を貴女へ~

 

 

女神よ、貴女の事は殺さずに、邪魔な者だけ殺しましょう。

このつまらない日々に幕を閉じるために、貴女の力、少し借ります。

 

~能力付加~

 

「仕方がありませんね。彼が貴方を変えたのならば、もうすでに後戻りは出来ない。聴こえる、聴こえてくる。狂うような願いの曲が。あぁ、この日を私は喜ぶべきなのでしょうか。悲しむべきなのでしょうか。

ですが、最後まで聴かせて貰いましょう。

期待していますよ。

さぁ、転生の時間です。

貴方の力を制御するための、最高の器です。

私からの贈り物。

存分に使ってください。

それでは、この箱から三枚の札を」

 

ー分かっている。有り難く使わせてもらうよー

 

そう言って、彼は三枚の輝く札を引いた。

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