めっちゃ可愛いショタが行くハイスクールL×G   作:ロック大佐

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 どうも、皆様初めまして。ロック大佐です。
 ハールメンで投稿するのは初めてなので、生暖かい視線で見守っ(下し)てください。
 ちなみに主人公は少しギャグキャラ気質なので注意です。


旧校舎のあ、悪魔たん……
挨拶とQ&Aとプロローグと……


 神は死んだ。ついでに猫も死んだ。オマケで国務大臣の毛根も死んだ。

 そして俺も死んだのだー!死因は謎。とにかく死んだ。

 死亡した、命を失った、お亡くなりになった、はずなんだけど……。

 

兵藤母

「イッセー!そろそろ起きなさい!」

イッセー

「わかってるってば!」

兵藤母

「一麻も早く起きなさい、今日から二年生になるんだからね!」

 

 現世よ、私は帰ってきた!

 実際は現世……つまり三次元じゃなくて二次元世界にいるわけだけど。

 何故俺がここにいるのかよくわからん。これが初見殺しってやつか?

 本当に……何故俺は皆の憧れる二次元(ハイスクールD×D)の世界にいるんだろうか?しかも何故か主人公と家族やし。

 さっき扉を少し開けて覗いてみたらイッセーのお母さんっぽい人もいたし……とりあえず自分の部屋から出よう。

 ……ちらりと部屋の扉を見ると『兵藤(ひょうどう)一麻(かずま)の部屋』と書かれていた。ご丁重にルビまで振られてますわ。

 そうかそうか、俺はそういう名前なんだな。さっきイッセーの母っぽい人が呼んでたのが俺の名前かな?となんとなく思ってたから驚きはないです。

 そして違和感もあんまりない。まあ前世の記憶が曖昧だからかもしれないけど。

 そう、前世の自分の名前が思い出せない。前世の親の顔が思い出せない。

 でも死んだことは覚えてる。死因はわからずじまいだけど。

 

一麻

「とりあえず、変な所はないかを確認しに行くか……」

 

 とにかく寝起きなので顔を洗おう。そう思って洗面台に行く……なんで洗面台の場所がわかったんだ?俺。

 洗面台に向かっている最中に都合良く姿見鏡(縦長のあれ)があったので自分の姿を覗いてみる。そして驚いた。

 ショタだ!どこからどう見てもショタだ!超絶めちゃんこ可愛いショタがおるぞ!やっべ涎垂れそう。というかちっちゃい!身長が低いっすね!?だがそれがいい。

 口元を拭う仕草をすると鏡の中のショタも同じ動作をする。やっぱりショタ=俺なのね。

 目つきとか口元とかがかなりいやらしい感じになってるけど女を知ったショタって感じでエロいな。

 そうだ、せっかくめっちゃ可愛いショタになれたんだからあれをやってみるか。

 そう思って姿勢と表情を正常にすると如何にも無垢で純粋そうなショタっ子が現れた。

 よし、この可愛さならいける。絶対いけるって。というわけでせーの!

 

一麻

「お兄ちゃん、いつもお疲れ様!はい、ご褒美のなでなでー♪えへへ!」

 

 ……うん、今晩のおかずは決定ですね。俺はショタだって可愛ければ食っちまう人間だぜ?今は俺自身がショタになってるけどね。

 しかし俺ってかなり演技が上手いな。新特技、ゲットだぜ!まあ元からゲットしてた可能性もあるけど……でも記憶を失ってるっぽいからゲットしてないも同然っしょ。(適当)

 そんなことを考えていたら突然後ろからビタァァァン!という音がなった。

 何事!?と思って後ろを見てみるとそこには……。

 

兵藤父

「ふぇへへへへ……ショタっ子万歳……」

兵藤母

「………………(ゴミを見るような目)」

 

 鼻血を出しながらうつ伏せに倒れている兵藤父であろう男性。

 そしてその男性をとても冷たい眼差しで見つめている兵藤母であろう女性がいた。

 特に兵藤母の目の冷たさがヤバイ。コカビエルがまだコキュートスに行ってないどころか登場すらまだなのに凍り付きそうなぐらいヤヴァイ。

 とにかく兵藤父はせっかくの初登場にも関わらず、即退場となるのは徹底的に明らか。

 俺にできるのは祈ることだけだ。安らかに眠れ、父よ……アーメン。

 

 

 

 

~そんなこんなで数十分後~

 

 

 

 

 朝食を食べていると、両親の私室からやつれた父とツヤツヤな母の姿が!

 父がやつれるのはわかる。でもなんで母がツヤツヤしてるんですかね?(すっとぼけ)

 一体この数十分の間にナニが行われていたのか……。

 しかし、それを気にしている場合ではない。

 何故なら意味深な両親よりも不可解な存在が目の前にいるからだ。

 

イッセー

「はむはむ、むしゃむしゃ……」

 

 そう、我らがハーレム王の兵藤(ひょうどう)一誠(いっせい)。主人公様である。

 原作よりも食い意地が張ってるような気もするが、気にする点はそこじゃない。

 

一麻

「もしもし、イッセーさんですか?」

イッセー

「むぐむぐ、ゴクンッどうした?」

一麻

「突然ですか質問です。貴方は僕ちゃんに何て呼ばれたいですか?」

イッセー

「そうだな……やっぱり()()()()()、かな?」

 

 皆さん、聞きました?お兄ちゃんではなくお姉ちゃんと呼んでほしいそうだ。

 勘の良い皆様ならおわかりいただけたと思われるが、一応説明しておく。

 そう、この世界の一誠は()()である。これは嘘偽りのない真実である。

 まさかあのエロの化身でありハーレム王でもある一誠が女体化(TS)状態になるとは……いや、確か二次創作では少し見かけたような気がするし、実は意外ではないのか?

 というかどうでもいいことだけ前世の記憶が消えてないんだな、なんでやねん。

 

イッセー

「しかし突然どうしたんだ?もしかして遂に俺を受け入れる気になったか!?」

一麻

「なんのこと?」

イッセー

「とぼけちゃってぇ……俺がお前を愛しているのは知ってるだろ?」

一麻

「僕はそんなの知らないよう?」

イッセー

「ならその身体に教えてやるからちょっとお姉さんの部屋にイこうぜ?」

一麻

「一人で逝ってこい」

イッセー

「甘え声ショタからの毒舌ショタ……ハアハア」

 

 しかもこのイッセー、原作以上に変態である。

 どうしてこうなってるんだろう……もしかして異性の姉弟がいるせいなのかな。

 これじゃライザーのことを強く言えなくなってしまっているんだが……大丈夫か?

 まあ、何とかなるだろうからへーきへーき。(楽観視)

 

イッセー

「ハアハア……ハッ!?やっべぇ!このままだと遅刻しちまう!!」

一麻

「マジで!?急がないと!初日で遅刻なんて伝説ものだよ!?」

 

 時間はへーきじゃなかった。

 遅刻するかもしれない時間に登校開始ってある意味王道だよね。

 実際やる側からしたら大変だけど。

 

一麻

「ところで、学園の名前ってなんて言ったっけ?」

イッセー

「駒王学園だ!急ぐぞ!」

 

 やっぱり駒王学園かー……違ってたら逆に驚いたよ。

 やばいね、このままだとイッセーがトラウマを植えつけられてしまう。

 いや、駒王学園に入学しなくても狙われるかも知れへんけど。

 それはさておき、イッセーがTSしたということは多分レイナーレもTSしてると思うんだ。

 つまり何が言いたいかっていうと……。

 「彼氏ができたよ!やったねイッセー!」→「彼氏に殺された」→「男怖い超怖い近寄りたくない」→「男の中でも弟は唯一の癒し」→「結婚しよ」→「弟が思いに応えてくれない」→「もう弟以外の男なんて考えられないのに」→「そうだ、弟を殺して永遠に俺のものに」→「念願の弟を手に入れたぞ!」→「大爆笑!」→「大金持ち!」→「END」

 ……なんてことになりかねない。冗談抜きでやばい。

 今のイッセーの性格を考えるとマジで弟殺害ルートに突入しかねない。やばい。

 せっかく死んだと思ったら生きてたんだからまた死ぬなんて御免だ。

 ……いや、待てよ?確か原作では同級生に松田と元浜という男の友達がいたはずだ。

 こいつらにケアしてもらえばいいんじゃね?最悪の場合には彼氏(犠牲)になってもらう形で。

 あの二人は確か性犯罪者予備軍レベルの変態だが悪人では一応なかったはず。

 よっしゃあ!これで問題は大解決だぜ!これで今夜は、安心して熟睡できるようになったな……。

 

イッセー

「……突然嬉しそうになったな、どうした?」

一麻

「ん?いや、新しい友達ができるかなって♪」

イッセー

「ぐはぁ!可愛いぜ……」

 

 イッセー……もとい姉さんがショタ萌えの犠牲になったが無視☆

 松田!元浜!姉ちゃんを彼女にするなら早い者勝ちだぞ!

 はーっはっはっはっはっはっは!

 

 

 

 

~教室~

 

 

 

 

 バカヤロー!!松田ぁぁ!何故女体化してるぅ!?ふざけるなぁぁぁぁ!!

 完全に予想外だぜ。まさか元浜くんも女体化してるなんて、何気に眼鏡っ子じゃん。

 早速変態四天王なんて呼ばれてるし……四天王?あれ、三人組じゃないの?

 ……ああ、俺も混じってるのか。俺は変態じゃなくて変態紳士なんだけどね。

 ちなみに好物は下着である。そういう意味ではおっぱいもケツも好きだ。

 それはさておき、ここへくる途中でリアス先輩にクリソツな女性を発見した。

 主人公でさえTSの餌食となってるのにTSしてないなんて……メインヒロインだからかな。

 なにこれ、俺はエロゲの主人公か何か?お姉ちゃんの代わりにハーレム築けと?

 無理、俺は悪魔になる気はないし。だとすると異種族間での子作りになっちゃうよ。

 そうしたら問題発生か~ら~の~?面倒くさい祭り開催なのは目に見えてる。

 これは人外達となるべく接点は持たないようにしないと……。

 

イッセー

「綺麗な女性だったな……お近付きになりたいぜ!」

一麻

「百合ホモなの?」

イッセー

「安心しろ、心は弟一筋だからな!」

一麻

「わあ、嬉しいよお姉ちゃん!」

イッセー

「ブーーッ!は、鼻血が……!!」

 

 姉上は犠牲になったのだ、僕ちんの悪戯心の犠牲にな。

 でも主人公が仲良くしたいってのはちっと問題かも?主人公っていえば主人公補正であらゆる望みが叶っちゃう場合が多いし。小さい望みは叶わないことが多いけど。

 友人付き合い程度なら大丈夫やろか?でもそこまで接近したら神器に気付きそうやな……。

 俺は授業中もそんなことばかり考えていた。こればっかりは自分の人生に関わる大事なことだから見逃してほしいよ。

 なお、怒られたもよう。周りの女子はぼーっとしてる一麻くん可愛い♡とか言ってたけどね。

 このショタコンどもめ!純粋無垢で甘えん坊なショタの演技をして萌え殺してくれようか!

 そんな考えが浮かんだ瞬間と授業時間が終わるのは同時だった。

 

一麻

「ぬわあああああ疲れたもおおおおおおおおん!!」

 

 そう叫んだ瞬間、松田と元浜がガタッと立ち上がった。

 シットダウン!いくら美少女化したからって攻略する気はない!

 

松田

「あー暇だなー誰か背負ってあげたいなー(チラ見)」

元浜

「王子様抱っこで家まで送るからさ、お尻を触らせてくれないか?」

一麻

「喜んで……なんて言うとでも思ってるんですかね?このセクハラ猿」

 

 女の子だからって男の子にセクハラしていい理由にはならんよな。

 てなわけで上げてから落とすように罵倒してさしあげると涙を流して喜んでた。

 その様子が気持ち悪いので周りにいる女子生徒の皆さんに成敗に協力してもらおう。

 

一麻

「この変態二人を成敗してくれたら好きな呼び方で呼んであげちゃうよ☆」

松田&元浜

「ちょ、おま……」

 

 哀れ、ショタからのお姉様呼びの為にリンチにされましたとさ。やったぜ。

 うふふ……え?このサドがって?僕はどっちかっていうとマゾです。でもサドもいけるよ。

 さて、変態ショタコン娘を楽に成敗できたとはいえ、参加者全員にお姉様呼びするのは流石に骨が折れました。

 ショタコンがこんなにも多いとは知らなかったよ……自分で自分が怖いわぁ。

 ちなみに姉さんは参加してなかった。きっと次はないってやつだろう……多分。

 

イッセー

「さて、そろそろ帰るか?一麻」

一麻

「さり気なく変態二人はいなかったことにしたね?というわけで帰ろうそうしよう」

 

 俺は姉さんと手を繋いで教室を出た。そしてそのまま進み、上履きをしまって運動靴を履いてから校門を抜けて帰った。

 ぶっちゃけ、ここまで細かく書かなくてもいい気がするけどね。

 帰り道を歩いている最中に僕はイッセーの横顔を見つめる。

 

一麻

「………………」

イッセー

「ん?どうしたんだ?」

 

 やっぱり美人だよなぁ……まあ原作の方も外見は良かったからね。

 そりゃ女体化したら美少女になるでしょうな。でもいずれは堕天使に殺されるんだよな……。

 それは漫画だからこそ平然としていられた。でも今の俺にとっては現実だ。

 だから、イッセーが殺されないように俺が殺しておく!

 ……間違えた、殺されないように努力してみますかねっと。

 ふぅ、ついシリアスへの拒否反応が出ちゃったよ。失敗失敗☆

 俺はシリアスよりもギャグの方が好きだからなぁ……。

 

一麻

「……イッセー姉ちゃん」

イッセー

「なにその呼び方いいなそれ!」

一麻

「……彼氏ができたら教えてね?」

イッセー

「なにぃ!?そ、それはお姉ちゃんをどこぞの男なんかに取られたくないということか!?」

一麻

「そうとも言う……かもしれない」

イッセー

「やだ、今日の一麻めっちゃ素直で可愛いじゃんか!後でなでなでさせてくれよな!」

一麻

「あんまり調子に乗ってると潰しちゃうぞ♡」

イッセー

「何を!?」

 

 さーて、ショタちゃん頑張っちゃうぞー!

 ……真面目にやるとは一言も言ってないけどな!




 これはプロローグに過ぎない……つまり次回からは主人公も遠慮なしではっちゃける……ということ……!!
 というわけで、こんな小説でよろしければ、どうぞご愛読くださいませ。

 以下、Q&Aのコーナー(一部軽いネタバレ注意)

Q:原作はどこまで知ってるの?
A:漫画とアニメと二次創作しか知りません。

Q:ストーリーはどこまで予定してる?
A:今のところディオドラ編まではやりたい。

Q:主人公は悪魔になるの?それとも天使になるの?
A:なるかどうかは未定ですが、主人公はなりたくないようです。

Q:主人公はどれくらい強くなるの?
A:少なくとも肉体的には最弱を貫きます。

Q:主人公の神器は出すの?
A:出します。そして能力も既に決まってます。

Q:主人公の身長ってどれくらい?
A:小猫以上アーシア未満。

Q:主人公ってどのくらい可愛いの?
A:相手がレズだろうと何であろうとショタコンに目覚めさせるぐらい。

Q:原作キャラの死はありますか?
A:ほぼないですが、原作で死んだキャラなどに例外がいるかもしれません。

Q:ヒロインは決まってるの?
A:女性キャラと男の娘キャラ全員かな。(笑)

Q:松田と元浜はヒロインなの?
A:サブヒロインじゃないかな?ノリで出したのでまだ未定です。

Q:女性キャラのTS、つまり男体化はありますか?
A:ありません。

Q:主人公が真面目になる時ってあるの?
A:ほぼありません。ふざけることに命を賭けます。

Q:シリアスは?
A:粉砕するもの。

Q:ギャグは?
A:作り出すもの。

Q:主人公女子に人気っすね。
A:最初は恥ずかしがっていたようですが、今は開き直ってるみたいです。

Q:あのキャラを女体化してヒロインの一員にして!
A:要検証。男の娘になる可能性がありますが、それでもよろしいですか?

Q:あのキャラを男の娘化してヒロインの一員にして!
A:要検証。ただの女体化に収まる可能性があるが、それでもよろしいか?

Q:主人公は俺の婿。
A:イッセー「一麻が欲しければ、俺を倒してからにするんだな!」

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