第七話
能力の制限がある程度わかって部屋に戻ることに。
部屋に戻るとそこは雪国だった。じゃねぇや、ベッドの上に服が置いてあった。
「何だこれ。」
見てみると、それはアニメとかでよく見る執事服だった。
「ん?これは…………手紙?」
服と一緒に手紙があった。
「えーっと、何々……
『働くときの服なんだけど、これを着てやるように、とお嬢様が言っていたのであなたのサイズに合わせてつくったわ、これからこれを着てちょうだい。by咲夜』
「マジかよ…少なからず一回着てみたいとは思っていたけど………仕方ない、着るか。」
「うわ、サイズ本当にあってる。咲夜もしかしていつの間にか測られた?いやいやそんなはずは……考えるのをやめよう。まあいいや、もうそろそろ夕食だし、食堂に向かうか。」
〜少年移動中〜
「ホント遠い。あ、道具を使えばいいのでは…疲れるのやだしやっぱりいいか。」
ガチャ
部屋に入るともう部屋にはみんながいて、レミリアが喋りかけてきた。
「あら、桜雅じゃない。服、似合ってるわよ。」
「おうサンキュ。」
「しかし随分遅かったじゃない。何かしてたの?」
「ああ、能力の使い方を調べてたんだよ。」
「そう、それで、収穫はあったの?」
「まあ、少しは、あと、レミリアに渡されたあのスペルカードってやつ作ったぞ。」
「へぇ、いつか見せてもらうわ。」
「ああいいぜ。」
コンコン
「夕食ができました。」
「咲夜だわ。みんな、食べましょう。」
「あ、食器運ぶの手伝うよ。」
「ありがと、ならそこのやつを持って行って。」
「了解。」
で、運び終えて、食べ始める。
喋ってて思ったけどみんな優しいな。運命がどうとかは置いといて、全く経歴も分からない俺を快く受け入れてくれて(強制だったけど)、その上みんな楽しく喋れる。
もし、あんなことがあっても絶対あの悲劇は繰り返さない。あのときの俺は何もできなかった。もし、もしもまた、あんなことが起ったなら絶対みんなを守る。今はまだ弱いかもしれない。でも、ここなら、この力なら、守れるかもしれない、いや、絶対守る。そう決めた。
その日から一ヶ月ほど、たった。
紅魔館の仕事をこなしていくとわかったことがある。
咲夜の家事スキルがすごい。こんだけ広いのにあっという間に終わらせられるとは。
あと、能力の使い方かいも馴染んできた。ここでは戦闘に慣れておかないといけないので、自主練も欠かさずしている。自分でいうのもあれだか、結構強くなれたと思う。美鈴からも言われたし。
そして今、紅魔館の一室で、俺が知っているみんなが、食事をとっていた。
最近、気配を読み取る訓練をちょっとしてみてこの建物の地下に僅かだが気配があった。というか俺が気配の察知能力がないだけだと思うが。
「レミリア。」
「ん、何?」
「お前何か、隠してないか?」
「いきなりどうしたの?」
レミリアは平然としているように振舞っているが、すこし反応した気がする。
「なあ、もう一人ここに住んでるやついるよな?」
「だからなんのこと?」
「隠すなよ。別にお前のことを責めようとしてるわけじゃない。俺はさっき訓練の一環で、気配を感じとりやすくしてたんだよ。すると、すごく僅かだか、気配がした。地下から。」
「…………。」
「お嬢様、もう伝えた方がいいのでは?」
「……そうね。そうよ。私達の他にもう一人住んでいるの。私の妹が。でも、それがどうしたのよ。」
レミリアはすごく焦っている気がする。
「決まっているだろう?会いに行「駄目よ!」え?」
「だから駄目っていってるの!」
「理由は?」
「関係ないわ。私はあなたの主人よ?答える必要はないわ。」
「そうか、なら行く。」
「いい加減になさい。」
「理由をいったら考える。」
「はぁ、わかったわ。危ないからよ。今、あの子は狂気に操られているの。つまり、私のいうことも聞かない。だからずっと地下で過ごしてもらっているのよ。武力でなんとかすることもできるけど、それじゃその場しのぎでしかない。どうすることもできないの。わかったかしら。」
「理由はわかった。でも、それじゃ遠ざけてしまっているじゃねぇか。家族がそんな状態なのに、平然としといられる奴の気がしれないな。」
「ちょっとまって桜雅、お嬢様は毎日妹様に会いに…。」
「咲夜、ありがとう。でも今は口を出さないで。」
「お嬢様……。分かりました。」
「ありがと。桜雅、申し訳ないとは思っているわ、でも、私は無理だった。ねぇ、そこまでいうのなら止めてみなさいよ。私の妹を……フランドール・スカーレットの狂気を。」
「ああ、止めてやるよ。」
しばらく二人の間に口を挟む者はいなかった。
急展開でしたね。すいません。あと補足ですが、別に桜雅もレミリアもお互いに憎んでいるわけではありません。