彼の中学生活は暗黒だった。その黒くくすんだ青春を変えるために、彼は努力を重ね、総武高校に進学する。
 しかし、人はそう簡単には変われない。彼は初日から選択を失敗し、彼の高校生活は最悪の幕開けとなる。

 入院先の病院で出会ったあざとい少女、一色いろは。
 ひねくれ、大人びた雰囲気の少年、比企谷八幡。

 現実と向き合い、傷つき、間違え、彼らは何を求めるのか。

 これは、「本物」を探し続けるあざとい後輩とひねくれた先輩の間違いだらけの青春記録である。
 繰り返し言おう。

 この物語は、間違いだらけである、と。










※作者はまごうことなき葉山アンチです。この作品では葉山が結構キツイ目に合いますので、苦手な人はご遠慮ください。
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