ハイスクールECO×D   作:名前のないザックス

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いや、マジすみません。何とか書き上げられました。

GW中にあげたかったんですが、無理でした。失踪はしておりませんので、見ていただけたら嬉しいです


第10話 激戦 

朝、朝食を食べてから幽香さんに呼ばれて俺とマキちゃんは幽香さんのひまわり畑《通称 太陽の畑》に来た。

今日はここで俺とマキちゃんVS幽香さんでガチバトルをする。それにともない、太陽の畑を囲む様にして強力な結界を張ってある。

因みにこの対決を見るためにわざわざ長老樹がこの場所まで来てくれた。結界を張るのも手伝ってくれました、感謝します。

 

「いいわね、本気で来るのよ。さもないと……死ぬわ」

 

最初から羽を生やして空からこちらを見下ろしている幽香さん。

こちらはそれを地面から見上げている、一応今朝のうちにマキちゃんと少し作戦を考えてみた。成功するかは分からないけど、何も考えずに突っ込むよりはいいでしょ。

 

「じゃあ……行くよマキちゃんッ!」

 

「はい!マスターッ!」

 

その掛け声とともに俺の体は光に包まれ、エコガインダーに変身した。マキちゃんは手に偉大な雷と炎を司りし拳(グレートエレキファイヤーグローブ)(以降神器と呼称)展開した。

俺は即座にその場で金色の光を身に纏い飛び立ち、幽香さんに接近戦を仕掛ける。

だがそれをただ見ているだけの幽香さんではなく、弾幕を放ちこちらを近づけさせまいとしてくる。俺はその弾幕の隙間を縫うように飛び、幽香さんに先制パンチを繰り出した。

それを軽々と防ぐと、そこからは格闘戦へと移行した。そんな攻防を繰り広げている時、不意に俺は幽香さんから飛び退くように離れた。

それを疑問に思い幽香さんの動きが止まったその瞬間、雷の槍と炎の槍が幽香さんを貫き、そのまま地上に叩き落とした。その衝撃で幽香さんが落下した当たりに土煙が上がる。

そして俺は地上で先程の槍を投げてくれたマキちゃんに目を向けた。

マキちゃんはマキちゃんで、神器の特訓を行っていた。その中で雷と炎を自在に操れる様になったのだ。そこで、俺が近接戦闘を仕掛け

その間にマキちゃんが攻撃の準備をし、後は何時も一緒に特訓してるので、自ずとタイミングが分かる。他にも神器の使い方はあるのだが、それは今は説明してる暇がない。俺はマキちゃんの隣に降り立ち、土煙が上がっている方に注意を向けながら話をした。

 

「あの程度で倒れる人なら俺たちも苦労しないで済むんだがなぁ」

 

「うん、マスターの言う通りだよ。これで終われば苦労しないね」

 

まそんなことないんだけど、現に幽香さんは土煙が晴れると、まるで問題なしといった風であった。さっき貫いていたはずの体には傷一つない。

 

「なかなかいいわよ今の攻撃は、並みの蝙蝠(悪魔)ならさっきのでやられていたわ」

 

なんと評価までしてくれるのだ、ありがたくて涙が出てくる。幽香さんは肩にかかった砂を払いながら、こちらを見てにこりと笑う。そして先程墜落した時に消していた羽を再度展開する。

 

「今度はこっちから行くわよ、防いでみせなさい」

 

瞬間、俺の隣にいたマキちゃんは幽香さんと一緒にひまわり畑の中に突っ込んでいった。

 

「ッッマキちゃん!!」

 

俺がその場で叫んでも、すでにマキちゃんの姿は見えず、声も聞こえない。しかも周りのひまわりがこちらの行く手を阻むようにしている。おかげでもう二人の姿を完全に見失ってしまった。

 

俺はその場から上に飛びあがり、上から探そうとしたがその時、ひまわりが5~6メートル延びて二人を俺に見つけられないように妨害してきた

 

「幽香さんの能力か……めんどくさい事してくれるな」

 

こうなったら、マキちゃんが何とかこちらに合図を送ってくれるのを待つしかない。頼むよマキちゃん

 

 

 

―――マキside―――

 

『防いでみせなさい』その言葉を聞いた直後マキは幽香から腹を抱え込むようにつかまれながら、そのまま連れ去られ雄輔と分断されてしまった。その時周りのひまわりが徐々に大きくなっていき二人を覆うように伸びって

いった。

 

「くっ!!放してください!!」

 

何とか抵抗しようと蹴りを入れても、まるで意に返さない様子の幽香はある程度雄輔と距離が離れたのか、マキを投げ飛ばした。

マキはその勢いのまま後転して着地とともにある程度距離を取り、幽香を見据えた。

 

「さて、まずは貴女がどこまで力をつけたか見せてもらいましょうか」

 

いつものような優雅な態度で、それでいて余裕はあれど隙はない。何度も見てきた、いわば強者の余裕というやつなんだろう。いままで何度も負けてきた、何度もこの余裕をかき消せなかった。でも今日こそは……

 

「幽香さんのその余裕を、消させてみせます!!」

 

「やってみなさい、マキ」

 

その言葉とともにマキは幽香に向かい駆け出す。あらかじめ神器に溜めておいた雷を片手で幽香めがけて放つ、それを横に少し移動するだけでよける幽香

 

「それを待ってましたよ‼‼」

 

「ッッ!!」

 

そこに合わせてもう片方の手で溜めていた炎を拳に纏わせ、ブローを放つ。脇腹に突き刺さる拳、思わず痛みに顔をゆがめ、動きが止まってしまう。その隙を逃さず相手に攻撃させぬよう、息つく暇も与えぬほどの連打を繰り出す。幽香はこれを腕をクロスし防いだ。

 

(今だ!)

 

幽香が防御に専念しているときに、後ろに飛び退き、空に向かって炎を打ち上げる。ひまわりを突き抜けその場所に火柱を作り出した。

 

「貴女一体何を……まさかっ!」

 

その直後マキの真横に空からエコガインダーが降りてきた、すぐに構えを取り幽香を見据える。

 

「待たせたな」

 

「そこまで待ってないよ、マスター」

 

二人は言葉を交わしながらも、警戒を怠らない。ここからは二対一の戦いだ。

 

「行くぞマキちゃん!合わせろ!」

 

「むしろマスターが私に合わせてよね!」

 

二人は同時に地を蹴り、まずエコガインダーが幽香に大振りながら、鋭い拳を放つ。それを片手でさばきもう片手でエコガインダーの鳩尾に拳を打ち込む幽香。

 

「がはっ・・・中々効く…が、捕まえたぜ!今だマキちゃん!」

 

両手で鳩尾に刺さった拳をつかむ、その時エコガインダーの後ろからマキが飛び出し、雷と炎を纏った拳を幽香の腹部に抉りこむ。後ろに吹き飛び地面を転がる幽香。そのまま奥の方まで転がり見えなくなってしまった。

 

「ハァアアアアァァ……」

 

両手を幽香の転がった方に突き出し力を溜める、緑色の光が収束していき眩い光が両手から漏れる

 

「デリャァアアアアア‼‼」

 

緑色の光弾が軌跡を描きながら、放たれた―――が、

 

「なにぃ!」

 

「嘘ぉ……」

 

ひまわりが光弾の前に立ちふさがり、空へと弾き飛ばしてしまった。すると幽香がひまわり畑から空へと飛ぶのが見えた。飛翔し後を追うエコガインダー、マキも雷をその身に纏い飛翔する。

周りを見渡すが、幽香の姿は確認できない。二人が左右を警戒していると、突然上空から虹色の光がマキを飲み込み、そのまま地面に落下していった。

 

「マキちゃん!!」

 

思わず目をそちらに向ける、その隙にエコガインダーを狙って無数の光弾が豪雨のように降り注ぐ、それに反応し、金色の尾を引きながら光弾を避け、その現況へと向かって行く。

 

「やっと来たわね、待ち草臥れたわよ」

 

「そりゃあ悪かったなぁ、ならさっさと始めようぜ」

 

肩を回し仮面の中で笑みを浮かべながら催促する雄輔。これには少し理由がある。この新エコロジーパワーは自分の力を飛躍的に上昇させるが、その反面体力を著しく消耗するのだ。

最初からこの力を使っているため、表面上は冷静を装っているがすでに体力的には厳しいところに突入している。

 

「待ちなさい、貴方が体力がもう限界なのは分かっているのよ。その状態で私が持久戦を仕掛ければ確実に私の勝ちよ」

 

その言葉に思わず顔をしかめる、それを仮面越しに感じ取ったのか、もしくは元からそのつもりなのか、幽香はとある提案を出してきた

 

「お互いに今出せる全力の攻撃でカタをつけましょう」

 

「分かったよ、それじゃあいくぜ!」

 

その提案をエコガインダーはすぐ吞んだ、両手を体の前で上下に合わし、その手を右腰に寄せ、力を溜める。その手に包まれるように緑色の玉が現れた。

 

「エコロジ—――……」

 

包まれた玉はやがて光の線を溢れさせて、その力を極限まで溜める

 

片や幽香は片手を前に突き出し、掌に虹色の光を凝縮させ、虹の玉を作り出している

 

「マスタ―――……」

 

直後、エコガインダーは幽香に用手を勢いよく突き出して緑の光線を、幽香は虹の光線を。それぞれ相手に向かって打ち出した。

 

「ビィィィィイイイイム!!!」

 

「スパァァァアアク!!!」

 

二人の放った光線はぶつかり、周りの物をすべて吹き飛ばすほどの衝撃波をあたりにまき散らしながら拮抗していた。

 

「くッ、まだだァァアああ!」

 

雄たけびを上げ、ぼろぼろの体に鞭を打ち、さらに力を出すエコガインダー。緑の光線は勢いを増し、相手の光線を上回る大きさで向かって行く。

 

「ふふふ、この程度じゃまだまだよ!」

 

そして幽香は左手を右手の横に持ってきた、すると更にマスタースパークの威力が上がり今度は幽香が押し出し始めた。

 

「うおおぉぉぉ、くそっ!まだか、まだ足りないのかっ!」

 

押されながらエコガインダーが感じたのは力の差、今のままでは勝てないという事実。このまま打ち合っていても押し負けるだろう。

これ以上力が出せないわけではない、だが確実に体の方が持たない。万全の状態でならともかく、体はもう限界を超えている。

 

「ち、チクショー―――!!」

 

すぐ目の前まで光線は迫っていた、そして抵抗もむなしくエコガインダーは光に飲まれてしまった。薄れゆく意識の中雄輔は……笑っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます!

これからも不定期ですが書き上げていくので、何とぞよろしくお願いいたします
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