ハイスクールECO×D   作:名前のないザックス

14 / 15
14話いえーーーーーい!


皆さん楽しんでください!そして文体安定せずにごめんなさい!

色々と書き方を模索して自分に合ったスタイルを見つけだしますので、もう暫くブレブレ文体にお付き合いください。


それでは今回もゆっくり読んでいってください!



第14話 未来の不安

今日は修行開始から一念記念日。その記念に『巡る幸い亭』で記念パーティーだ。

え?日数が進むのが早い?慣れると月日が流れるのがとても速く感じるんだ。

実際俺にはこれといった珍しいことは起きなかったしね。まぁ、リフィルの店によく行くせいかすっかり常連さんになってしまったが。俺とマキちゃんと幽香さんの三人がね。これが俺に起こった珍しいことかな?前は常連さんって言われるようなことはなかったし………家からあんま出なかったもんね!ガッデム!!

そんなことを思い少しブルーな気分になったが、気分を入れ替えるため周りを見てみるマキちゃんは何故かリフィルと火花を散らしたりしてるし、幽香さんは店のマスターであるアフリト翁と紅茶やコーヒーについて語っている。俺はと言えば、そんなみんなの様子を見ながら紅茶やコーヒーなんかを飲むのがもはや日常だ。

 

「今日の紅茶はなんだかいつもと違いますね、アフリト翁」

 

自分は他の人たちがアフリト翁の事をマスターと呼ぶ中、アフリト翁と呼んでいる。実際にそう呼ぶ人も何人か入るし。何となくだが、アフリト翁の方がしっくりするのだ。

 

「ふっふっふっ、それはそうだろうねぇ。でも、問題は味だろう?どうだい?美味しいかい?」

 

「美味しいですよ?いつもより甘めで、個人的にはこっちが好みですね」

 

いつもアフリト翁が淹れる紅茶は、もう少し苦みや酸味?みたいなのがある。でも今日にはなんだか甘さの方が強めで、こっちの方が子供舌な自分には合っているのだ。

 

「はっはっはっ、良かった良かった。お前さん、年の割にかなり大人びているからねぇ。淹れる紅茶なんかにも迷うよ。お前さんを見ているとたまに、本当はもっと年が行ってるんじゃないか?と思うこともあってねぇ。ゼラードも少しはお前さんを見習ってほしいよ」

 

「ゼラードさんは元が少し大雑把なところがありますからね~」

 

「そういうところをきちんと見ているのを見ると。ますますそこらの中学生には見えないねぇ。まぁ、無理に聞きはしないよ」

 

「………ありがとうございます。アフリト翁」

 

お辞儀してから、紅茶を飲み干す。正直アフリト翁は普通じゃない。キセルを吸いながら軽快に笑い、また幽香さんとの会話に戻ったが、彼の周りにはなぜか紫の煙が漂ってるし、なぜか足組みながら浮いてるし、そして普通の客にもなぜか「マスターだからね」の一言で済まされるし。絶対に普通じゃない。

でも、それは俺も同じで、そんな俺に何も聞かず受け入れてくれるアフリト翁にとても感謝している。

 

「ところで、その紅茶なんだがね」

 

「はい、この紅茶が何か?」

 

「いやぁ、実はその紅茶を淹れたのはね」

 

そう言いながらこちらに近づいてきて、こっそり耳打ちで次の言葉を囁こうとしたマスターに

 

「リフィゴホォ!!」

 

「余計なことを言うな!!アフリト翁!」

 

リフィルは問答無用で飛び蹴りをくらわせた。マスターは床を転がり、派手な音を立てて壁にぶつかる。

 

「やれやれ、青い春真っただ中のものは、気性が激しいねえ」

 

「うるさい!そして違う!!」

 

顔を赤くしながらアフリト翁に吠えるリフィルを見ながら、追加の紅茶を飲んだ。さすがにさっきのは蹴られた音が大きくて何言ってるのか分からなかったが。気にしても仕方ないだろう。

 

「おっと、お祝い用に用意しておいた肉が切れてしまったねぇ。すまないが雄輔君、買いに行ってもらえないかい?」

 

「いいですよ、では少し席を外しますね。マキちゃんと幽香さんは楽しんでてー」

 

そう言いながら残りの紅茶を飲み干して、アフリト翁からお金と買うもののメモを受け取り店を出る。本来なら客の自分に頼まれるのは可笑しいのかもしれないが、前からちょくちょくこういう頼まれごとをしていたので、自分的には違和感はない。それにしっかり報酬もあるから、問題なしなのだ。

 

「じゃあ、お肉を買ってきますかー!」

 

声を出して少し活を入れ、足早に肉屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー買い出し完了!之より帰投します!しかし、その前に余ったお金で自分へのご褒美タイムだ。道すがらにある自販機で飲み物でも買って行こう。因みに、ここの飲み物はかなり個性的なものが売っている。

ゴラコーラや、ヘブシなどの昔ながらの物もあるが、ここ数年で『ユグドラシル』という企業が突然売り上げのトップになった。売ってるものは、オレンジスカッシュ、バナナオーレなど普通の物からドングリスパーキングやマツボックリスカッシュなど、どんな発想してたら売れるんだ?というものも多い。

因みに自分が今買ったのは新発売のピーチエナジーソーダだ。

 

「オレンジあたりと混ぜたら美味しそうだよなぁ」

 

そんなどうでもいいことを考えつつ帰ろうと自販機から歩いていたら、前から何とマキちゃんがやってきた。

 

「おー?マキちゃんどうしたの?」

 

「え、いや、あ、あの、マス、ター?」

 

「そだよー、マスターだよー?どしたん?」

 

「~~~~っっっ!!!!」

 

なんだかおどおどしていたマキちゃんに、取りあえずおふざけ口調で話しかけてみたけれど、急に涙目になって抱き着いてきました。うん、混乱しすぎて冷静になった。声を殺して泣くマキちゃんを取りあえず頭を撫でて落ち着かせる。

 

「どうしたの?マキちゃん?」

 

「ううん、マスターは、この時代のマスターはまだああなってないんだね」

 

「?どうゆうこと?マキちゃん」

 

詳しい事情を聴こうとしたが、不意にマキちゃんが離れていく。ある程度離れたら涙をぬぐい、覚悟を決めたような表情でこちらを見る。

 

「ごめんね、マスター…でも、私はマスターをあんな怪物にはさせたくない!」

 

神器を開放し、こちらに構えをとるマキちゃん。俺の脳はいまだに事態に追いつけていないが、今はとにかく自分の身を守るしかない。こちらも構えを取り、いつでも迎撃できるようにする。

 

「これが終わったら話を聞かせてもらうよ、マキちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーお互い地を蹴り、一瞬で間合いを縮める。雷を纏った拳の雨が降りかかる。それを受け流し、時に受け止めて凌ごうとしたが、やはり素の状態では些か不利だ。

 

(エコロジーパワーを使って少しこっちの有利って感じだな…まだ変身はしなくてもいい!)

 

実際にはこの場で変身して、万が一誰かに見られてしまった時のことを考えて、変身はしないようにしていた。緑のオーラが身を包み、雄輔の身体能力を底上げする。

 

「どうしたマキちゃん!その程度では倒せないって知ってるだろう!!」

 

今度は雄輔が攻める、一発の拳に、力を集中させて、狙い撃つ。マキの体は反応が遅れてしまった。腹部に砲弾のような一撃が放たれた。マキは大きく吹き飛ばされ、地面を転がった。

 

「ま、まだ、まだ負けてないよ、マスター…」

 

強がり、立ち上がるマキ。しかし、マキの体を見れば一目瞭然であった。先ほどの一撃、マキは反応することが出来ずにもろに食らってしまい。立っているのもやっとであった。

 

「マキちゃん…君は一体…」

 

「マスターを……あんな姿にしたくないから…ここで、終わらせなきゃ」

 

そう言うと同時に、体が傾き。倒れこむ。その様子を見て咄嗟に駆け寄る雄輔。そして治療を施しながら考える。雄輔からしたら大変不可解な言葉だ、あんな姿、化け物、一体自分に何が起きて、そして目の前のマキが何を語っているのかの見当がつかない。

 

「俺に一体何があったんだマキちゃん。教えてほしい」

 

「マスター…マスターは、そう遠くない未来で…怪物になったの。すべてを破壊しようとする怪物に」

 

「怪物?」

 

治療を開始されると、マキは大人しくなり、語り始めた。未来、怪物、あまりにも突然の事に雄輔は未だ、理解が出来ていなかったが。兎に角自分が何かやらかしてしまったことだけは察することが出来た。

 

「マキちゃん。そのことについて詳しく…んんっ??」

 

その時、マキの体が徐々に光、消えていく。

 

「あ、時間切れかぁ。結局私何もできなかったなぁ…」

 

その様子を見て、項垂れるマキ。足元から光の粒に変わっていく。

 

「そんなことはないよ。詳しくは分からなかったけど。何か起きることだけは分かった。化け物になんかならないって誓うよ」

 

項垂れたマキに、力強くそう語る雄輔、雄輔のその姿を見ると、何故だかマキは大丈夫な気がしてきた。きっとマスターなら…そう思わせたのだ。

 

「マスター、京都では気を付けて。そこがマスターの、そして未来の分水嶺だよ。」

 

「京都…分かった。後は任せて!」

 

手を握り、再び力強く頷く。もう既に下半身は光に変わっていた。ここにいる時間ももうあとわずかだ。

 

「ありがとうマスター、私。信じてるから。きっとマスターなら」

 

そこまで言って。遂に体全身が光に変わり。空へと昇って行った。

 

「……任せてマキちゃん。絶対に変えてみせる」

 

そう決意する。はっきり言うとまだ少し謎が残っていた。戦った時、なぜか今のマキっちゃんよりも弱かった。未来(仮)のマキちゃん。幽香さんの修行を受けていれば、まだまだ強い気がするが、なぜか力はとても弱かった。

 

「続きは今度会えた時だな」

 

そうして、このことについての追及はやめ、まずは肉をいち早く届けることに考えを切り替えた。正直そこまで時間はかからなかったとはいえ。遅れているのが事実。何を言われ、やらされるかもわかったものではない。荷物を抱え、走って帰った。

京都、怪物になったらしい自分、この先に不安を感じつつも。雄輔はそれを振り払い。今日を楽しもうと決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お店につけば案の定遅れたことを理由に、色々と弄られたのだが、先ほどのことについては一切語らなかった。今日は宴会。重い話題はまた今度と思っての配慮だ…………もっとも次にこの話を幽香などに語るのは、言うタイミングを逃し続け、大分先になってしまうのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued.......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




取りあえずやりたいこととかやったので、次回をどうするか考え中です。一気に原作に行くか、もう少し寄り道してみるか……



それは次回次第!!



今回も読んでくださりありがとうございました。

また次回も是非!

see you next story!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。