ハイスクールECO×D   作:名前のないザックス

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投稿遅くなりすいませんでした!!
今回が今年最後の投稿になります。
これからも何卒よろしくお願い致します!

それでは今回も、ゆっくり読んでいってね!


l第9話 日常と明日への不安

ここは駒王町のとある森の中、そこでは二人の男女が戦っていた。女性の方は肩で息をしながらもなんとか男の攻撃を受け流していた。一方男の方は相手に攻撃の隙を与えないように、続けて連撃を繰り出していた。

傍から見ればいじめの現場のように見えるかもしれないが、決してそんなことはなく、この二人はただ組み手をしているだけである。不意に女性の方が口を開いた。

 

「相変わらず容赦がないね、マス…タァ!!」

 

掛け声と同時に相手の攻撃を流しつつその勢いを利用して顔面に肘を打つ、男にとっては予想外だったのかその攻撃に反応が一瞬遅れた。

 

(これは確実に決まるッッッ‼‼)

 

そう確信していたのだろう、彼女の顔には笑みが浮かんでいた。しかし彼女は失念していた、今目の前にいる人物は、少々常軌を逸していることを。

 

(これは予想外だったなぁ…まさかこんな形でカウンターを打たれるとは…)

 

男は自分の顔面に勢いよく迫る肘を見ながら呑気なことを考えていた、全く焦らずに現状を確認し始める。先程男は女性の顔を狙い右の拳を放った、しかしその拳は流されお返しに肘を撃ち込まれようとしていた。今から顔に空いている左手をもってきても多分間に合わない、そう考えると男の判断は早かった。男は避けるのではなくあえて、あえて自分からその肘に向かって頭突きを繰り出した、到底人が人を打つときに聞こえるはずのない鈍い音があたりに響いた。

 

「「いったぁぁぁ~~」」

 

二人そろって後ろに倒れ女性は肘を、男性はおでこをさすっている。

 

「マスター頭固すぎだよ~」

 

「そういうマキちゃんも肘打ち勢いありすぎでしょ!頭われるかと思ったよ」

 

そう言うと二人ともため息をつきながら、大の字になって寝ていた。

 

「今回は引き分けだね」

 

「はぁ~でもマスターは今回身体強化してなかったんでしょ?もしされてたら私の負けだったよ」

 

「まぁ、この組手は俺が強化なしでどこまでやれるかを測るためでもあったからね」

 

二人してそんな話をしていると不意に上空から声が響いた。

 

「雄輔もマキもなかなか様になってきてるじゃない」

 

二人が声のしたを見るといつもの日傘をさした幽香が空から降りてきた。

 

「今日はそろそろ終わりにして、もう帰りましょうか」

 

その言葉を聞くと、二人は即座に立ち上がり服についた埃を払うと幽香と一緒に自宅へと帰っていった。

 

 

 

 

―――料理中―――

 

「マキちゃんの神器の特性ってどんな感じなの?」

 

唐突にそう聞かれたマキちゃんは少し驚いたようだった、今にして思えばマキちゃんの神器は知っているけれどその特性は全く知らないのだ

 

「そういえばマスターはまだ見た事なかったんだっけ?これが私の神器、偉大なる雷と炎を司る籠手(グレート・エレキ・ファイヤー・グローブ)だよ」

 

そう言うと包丁を握っているマキちゃんの手が一瞬輝いた後、その手は既にグローブに包まれていた

 

「へーこれがねぇ、見た感じは穴あきグローブみたいな感じかな」

 

先ほど俺が言った通り、見た目は穴あきグローブ。配色は深紅と黄色だ。

 

「でもさ、どんなことができるの?」

 

そう言うとマキちゃんは、フフフっと怪しく笑うと片手をIHに向けて

 

「見ててマスター、これがこの神器の力だよ!」

 

かざしていた手から雷が走る、すると何もしていないのにIHが勝手に起動したのだ。

 

「・・・・・えっ?」

 

「ふふん、この神器は電気と炎を自由自在に操ることが出来るんだよ!」

 

そう自慢げに語るマキちゃん、それよりも俺はこんなことに神器を使ってもいいのかという疑問が浮かんできたが、マキちゃんの笑顔見てたらどうでもよくなったぜ!

 

「へ~便利な神器だね。戦闘にも使えるし、日常生活でも役に立つ」

 

「でしょでしょ!もしもの時はこのマキちゃんにまっかせなさーい!」

 

凄く・・・どや顔です。俺が褒めると、むふーという効果音が聞こえてきそうだった。それでこちらに胸を張っているのだ、大きな│メ《・》│ロ《・》│ン《・》が揺れていた。

因みに俺はむねは大きくても小さくてもどちらでもオッケーだ。関係ないし興味もないって?そりゃすまなかった。そんなことを二人で話していると、不意に後ろから幽香さんが抱き着いてきた。

 

「二人して何話してるのかしら」

 

「ちょっと急に抱き着かないでくださいよ幽香さん。今包丁使ってるんですから」

 

みんなは料理してる人に急に抱きつくなよ、割と危ないから。本当に指切りかねないから。

 

「あらごめんなさい、それで?なんの話をしていたの?」

 

口では謝りつつも背中に抱き着いて離れない幽香さん......まあもう慣れたけど。その状況にため息をつきつつも幽香さんの質問に答える

 

「マキちゃんの神器についてきてたんですよ、実際に見たことなかったし」

 

「あらそうだったの?」

 

理由?単純に見る機会がなかっただけだよ。

 

「まあこれでマキの神器についてもわかったでしょ。ところで今日の夕飯は何かしら」

 

「贔屓にしているお肉屋さんからもらった黒毛和牛のステーキです。」

 

あのお肉屋さん本当に謎、この前なんか普通の鶏肉買ったらサービスとして七面鳥を貰ったし……マジであの肉屋何なんだ……そして今回は牛肉買ったら黒毛和牛、まぁこっちとしては良いことばかりだし、問題なし!因みに俺は料理出来るからね?それにこっちには秘密兵器、クック〇ッドがあるからね。

 

「随分と豪勢ねぇ……ま、それじゃあ早く夕食にしましょう。もうお腹ペコペコよ」

 

「はいはい、それじゃあ食べましょうか。あっ、マキちゃんそこのお皿取って」

 

「はい、マスター。これでいいよね」

 

そうして3人で夕食をとり、夜もふけてきた頃、一人部屋で自主鍛錬をしているところに幽香さんが入ってきた。

 

「ノックくらいしてくださいよ」

 

「あら、ごめんなさい。でも今更こんなこと気にするような仲じゃないでしょ?」

 

一切悪びれた様子のない幽香さん、まあ確かに今更な気もするが、親しき仲にも礼儀ありだろうに……ほんと、今更だな、幽香さんはそんなこと気にする人じゃなかったや。

 

「それで何の用ですか?」

 

そう言うと幽香さんはいたずらっ子のような笑みを浮かべて、今ことを言ってきた。

 

「明日は、マキと二人で私に挑みなさい。もちろん全力でよ」

 

正直この言葉に俺は驚いた、いつもはこんなことは言わず唐突に言ってくるのが基本なのに、今日に限ってなぜこんなことを言ってくるのか。そんなことを考えていると

 

「それと私も、全力を出していくわ……この意味、分かるわよね」

 

そんなこと言いながら獰猛な笑みを浮かべる幽香さん。そのとき俺は明日の鍛錬は、今までで一番ヤバい鍛錬になると予想していた、しかし実際は、俺のその予想も軽々と超えることになる……いや、後々にはもっと面倒なことにも繋がるのだが、この時の俺には到底予想など出来ていないのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued......

 

 

 

 

 

 

 

 




今回も読んでいただきありがとうございます!

来年もよろしくお願いします!

皆様、良いお年をお迎えください!

それではまた次回!

see you next story!!!!!




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