いつか、本当の闘いのようなものを見るのが、私の夢であり、叶わない夢だった。



その私が、「叶う側」になった話。



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こんにちは。桜咲でございます。
祝アニメ化!ということで、今回はそれを祝っての記念短編を書きました。
※オリ主視点
※何故か主人公達は出ない
※一話のペルキア戦前から始まります。


SERVAMP 〜雪時雨〜

 

 

私の名前は「雪村 楓」。とある高校に通う、高校三年生。来年で高校を卒業し、就職か進学かに行く歳である。

趣味はアクションライトノベルを見ること。あの白熱したのが堪らなく好きで、いつか間近でみたいと叶わない夢を抱いている。

そう、映画のスクリーンでは物足りなくなった時代、そうリアル的なものがないかなと、希望のない夢を抱いているが…こんな馬鹿な夢を抱くのは、私くらいであろう。

さて、話を戻して。

身長179㎝で体重57㎏くらい。正確な数字はわからないが、60近くかなーという感覚である。よく皆からモデル体型と言われているが、はっきり言ってモデルより太り過ぎだと私は思う。

髪は腰まで届くロング。目は母親譲りの黄金色で、これが私のチャーミングポイントだ。正直言って、私はこの眼が気に入っている。

部活はもう引退しており、今こうして、寄り道をしながら家に帰っている。親は単身赴任であまり家にいないので、実質一人暮らしというのが正しい。

……そういえば、朝にいつも食べるヨーグルトが切れていたのを思い出した。少し先にコンビニがあるので、買っていくことにしようか。

 

 

 

 

 

そろそろ人が多くなってきた時間帯。私は冷えているヨーグルトを一週間分買って、人を避けながら歩く。

…まだ家からは遠いので、少し考えながら歩いてもいいだろう。

今日は砂月が宿題を忘れていた。私に「宿題見せて〜!」と縋ってきた時は、自分の力でやれと突っ張ってやりたかった。しかし教えながら付き合ってやるのは私の甘さなのだろうかはわからない。

文月先生が、今日は図書委員がST後集まりがあると言って、伊藤さんが何か喚いていた。恐らく、早く帰れると思ったからであろう。哀れとは思わない。

加賀美さんが、昨日は吸血鬼を見たと皆に言いふらしていた。それを信じるものは少数である。

………吸血鬼。

 

そう、この吸血鬼こそが、さっき言っていた夢であり、叶わない夢である。

 

 

 

私達の街には、吸血鬼が住んでいるという噂が広がっている。

何処が根本なのかもわからないこの噂に信憑性はないので、信じるものは少ない。

そう、"少ない"のだ。私みたいなのが消えないと、この噂を信じるものは"いない"と言い切れるであろう。

私は、吸血鬼がいると『信じているかもしれない』。

私の叶わない夢を、叶えてくれるかもしれないという、本当に叶わない夢を抱くこの噂。

実際、夢がなかったらこの噂は信じていなかった。吸血鬼がいるなんて馬鹿馬鹿しいと、笑い飛ばしていた。

しかし、見てみたい。

もしかしたら吸血鬼は、私の夢を、叶えてくれるかも。

………なんて。何を考えているんだ。

吸血鬼なんて…いるかもしれないだ。本当にいるかは、限らない。

 

「ああ…馬鹿だな。私」

 

信号が赤になる。

それと同時に、人々の足は反射的に足を止める。

私も、その波にのる。

………今日は、星が綺麗だ。

 

 

また少し、寄り道をしようか。

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

「どォもどォも!学生諸君!」

 

私の直ぐ横で、誰かがそう騒いだ。

隣に視線を移せば、そこには。

 

「くだらない道すがらァ〜ボクのショーでも見ていかないかいっ?」

 

白いスーツを着た、いかにも変な人。

しかし、その手品の腕前は中々である。

その変な人の手品で、人々は足を止め、その手品に夢中になる。

…………手品は凄いが、残念ながら興味がない。それに、早く家に帰りたい。

それは隣にいた子も同じで、連れの人に帰ると言った。………私も帰ろう。そう方向転換した時だ。

突然、肩を掴まれた。

私とその子が振り返ると、そこにはさっきまで手品をしていた変な人が、私達の肩を掴んでいた。

その人は言う。

 

「さァまず問題です!彼らがボクに止められた理由はなんでしょォか!

 

①ボクを無視したから

②ボクの前を横切ったから

③ボクのお腹が空いたから

④ボクを無視したから」

 

なんで無視したを二回…。

それを言い終わった後、その人の手に力が込められる。

そしてその人の顔が、酷く歪んだのも。

ヤバイ。

直感的にそう感じた私は、咄嗟に。

 

「答えは〜?

 

 

 

 

全部だボゲェッッ!!」

 

「黙れやこの変態がァ!!」

 

「ぶげらっ!?」

 

思わず彼の息子を蹴り上げてしまった。

そのおかげで隣にいた子は、ちょっと首から少量の血を流しているだけで、大きな傷ではない。

………………なんか、ヤバかったか?

 

「………………………………

 

 

 

 

 

ナァニすんだこのアマァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!??」

 

変な人がこちらを殺す勢いで突っ込んで…殺す勢いはマズイ!

ここは逃げるしかない。と私は信号の方へと向かおうとする。

だがそれよりも、あの人が速かった。

 

「にィがさなァいよォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!」

 

「きゃっ!」

 

迅速に私を組み倒し、刃を向ける。

背後越しでも気づく。こいつは、私を殺す気だ。冗談じゃなくて。

 

「このボクに恥をかかせたことォォ!!後悔させてやるよォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

 

 

 

 

観る側ではない、「やる側」

私は今日、その恐怖を知り。

 

 

 

興奮を、覚える。

 

 

 

 

 

これが、戦い。

 

これがーーーーー死の、恐怖。

 

 

 

 

 

 

 

 

その刃が私の首筋に刺さるまで。

 

 

 

 

 

もう、一秒もない。

 

 

 

 





はいここまで!
続きは気が向いたら連載しようかと思います。
改めて。

SERVAMP アニメ化おめでとうございます!待っていた甲斐がありました!
漫画共々、応援します!本当に、心からお祝い申し上げます!
それでは、評価コメント共々お待ちしています。
SERVAMPに興味を持ってくれる方が増えたら、私は嬉しいです!
それでは、失礼します。

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