西暦20xx年
世界各国が核兵器を所有するようになると、
『使えない兵器』でありながら『現状最強の兵器』でもあるそれは抑止力以上の効力を発揮しなくなった。
ゆえに世界は、火縄銃がゲベール銃の登場によって価値を失ったように、核兵器よりも強力な、『第四の兵器』の開発をーーー全くの手探りの状態でアテがあるわけでもないがーーー望んだ。
そんな中20xy年、日本がまったく斬新な戦闘兵器を発表する。
『人形機動海上砲』、通称『艦娘』。
擬装と呼ばれる二次大戦以前かその頃の戦闘船舶をオマージュしたような武器を軽々担ぎ上げ、海上を自在に走り回るその兵器には、
通常兵器……物理による攻撃が全く通用しなかった。無論、核兵器も同様にである。
しかもそれを操るのは外観が女性の何か。
それも、この時デビューしたコードネーム『扶桑』と呼ばれる艦娘は、高校生にも満たぬ少女の成りであった。
物理兵器の通用しない艦娘は、地球上の全ての兵器を玩具と化し世界の軍事バランスを一気に白紙に戻す。各国軍事は艦娘をいかにして産み出すかを中心に回るようになり、当然日本はそれを秘匿した。
20xz年、各国が艦娘の情報を全く持たぬ間、世界の軍事バランスの頂点に立った日本が4体目の艦娘『五十鈴』の開発に成功したとき、情報がリークされ
とうとうその正体は明らかになった。
『艦娘』の正体は生身の女性であり、そしてその武装の正体とは、二次大戦で使用された兵器の怨念の類いが具現かされたものであったのだ。
開発国日本も最初は全く偶然作り合わせたものであったが、
その製造過程……『怨念を受け入れられる器(シャーマン的な意味合いで)を見つけ、それに怨念を寄り付かせる』が明らかになると、各国もこぞって建造を開始。
ドイツが『プリンツオイゲン』、イタリアが『ローマ』開発に成功。
が、かつて世界の軍事の頂点にあったアメリカを初めとして、連合国は全くもって艦娘を作ることができなかった。
そしてそれから数年後の20ab年。
旧連合国、枢軸国関係なく、世界に同時に謎の生命体が攻撃を仕掛ける。
彼らもまた通常兵器による攻撃を受けない者たちで、
『艦娘』を持たない国はことごとく滅亡の一途を辿ることになった。
皮肉にも生き残ったのは旧枢軸国のみ。
僅かに存続した世界を未知の生命体『深海棲艦』から守るために、
『艦娘』が立ち向かう。
そしてその中には、
かつて未完だった大和級戦艦『三河』の姿があった。
世界各国が核兵器を所有するようになると、
『使えない兵器』でありながら『現状最強の兵器』でもあるそれは抑止力以上の効力を発揮しなくなった。
ゆえに世界は、火縄銃がゲベール銃の登場によって価値を失ったように、核兵器よりも強力な、『第四の兵器』の開発をーーー全くの手探りの状態でアテがあるわけでもないがーーー望んだ。
そんな中20xy年、日本がまったく斬新な戦闘兵器を発表する。
『人形機動海上砲』、通称『艦娘』。
擬装と呼ばれる二次大戦以前かその頃の戦闘船舶をオマージュしたような武器を軽々担ぎ上げ、海上を自在に走り回るその兵器には、
通常兵器……物理による攻撃が全く通用しなかった。無論、核兵器も同様にである。
しかもそれを操るのは外観が女性の何か。
それも、この時デビューしたコードネーム『扶桑』と呼ばれる艦娘は、高校生にも満たぬ少女の成りであった。
物理兵器の通用しない艦娘は、地球上の全ての兵器を玩具と化し世界の軍事バランスを一気に白紙に戻す。各国軍事は艦娘をいかにして産み出すかを中心に回るようになり、当然日本はそれを秘匿した。
20xz年、各国が艦娘の情報を全く持たぬ間、世界の軍事バランスの頂点に立った日本が4体目の艦娘『五十鈴』の開発に成功したとき、情報がリークされ
とうとうその正体は明らかになった。
『艦娘』の正体は生身の女性であり、そしてその武装の正体とは、二次大戦で使用された兵器の怨念の類いが具現かされたものであったのだ。
開発国日本も最初は全く偶然作り合わせたものであったが、
その製造過程……『怨念を受け入れられる器(シャーマン的な意味合いで)を見つけ、それに怨念を寄り付かせる』が明らかになると、各国もこぞって建造を開始。
ドイツが『プリンツオイゲン』、イタリアが『ローマ』開発に成功。
が、かつて世界の軍事の頂点にあったアメリカを初めとして、連合国は全くもって艦娘を作ることができなかった。
そしてそれから数年後の20ab年。
旧連合国、枢軸国関係なく、世界に同時に謎の生命体が攻撃を仕掛ける。
彼らもまた通常兵器による攻撃を受けない者たちで、
『艦娘』を持たない国はことごとく滅亡の一途を辿ることになった。
皮肉にも生き残ったのは旧枢軸国のみ。
僅かに存続した世界を未知の生命体『深海棲艦』から守るために、
『艦娘』が立ち向かう。
そしてその中には、
かつて未完だった大和級戦艦『三河』の姿があった。