東方紅夢想〜Red・Dreams〜   作:漸々夢

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前回のあらすじ〜


フランドールの散歩に付き合う事になった亜衣夢。その酷さは予想通りのもので紅魔館へ戻った時にはボロボロとなっていた。そして入浴にて首に傷が出来ていたのが確認できた。



妖精メイド

ドンッ!!

 

「きゃっ!」

 

「うおっ!」

 

 

亜衣夢が廊下のモップ掛けをしていると角から何者かが出てきて衝突してしまった。両方尻もちをついてしまい腰を打ってしまった。

相手を確認すると少し小さめの女性だった。紫色のショートヘアーでそれ以外は普通のメイドだったが決定的に違うとこがある。

 

羽が背中に生えているのだ。しかし、亜衣夢はそんなことも気にせず土下座の体制に入る。しかし、それよりも先に女性が謝った。

 

 

「あぁ、すみません! ついボーッとしていて…」

 

「あ、ああいえいえこちらもすいません、不注意でした。」

 

 

そう言って片方はペコペコ謝りながらその場から逃げだすようにして向こうへ走っていった。。亜衣夢もその姿が消えるまで同じく頭を下げる。姿が消えたのを確認し、亜衣夢も仕事に戻る。

しかし、亜衣夢には1つ疑問があった。

 

 

「あれ……誰?」

 

 

 

 

 

 

「あんた今っ頃?」

 

 

レミリアの第一声はこの一言だった。自称カバーガラスのハートの亜衣夢にとってはこの一言でも精神にきついダメージを与える。

 

 

「もっと早く気付くものじゃないの? あなたが来てからもう何週間も経ってるのよ?」

 

「いや、そうですけど……」

 

「まぁ、どうせあれでしょ? 作者が書き忘れてt」

「わー!わー!わー! メメタァな話はダメです!」

 

「やかましいわね。」

 

「と、とりあえず教えてくださいよ! あのなんか羽の生えたメイドさんの事を!」

 

 

亜衣夢は必死に、全力を持ってレミリアの発言を阻止しつつ本題に戻した。レミリアはやれやれという顔したかと思えばいきなり咲夜を呼び説明を任せ部屋へ帰っていった。

 

 

「……ご苦労様です本当に。」

 

「……とりあえず説明するわね。それらは『妖精メイド』って言うのよ。」

 

「妖精メイド……?」

 

「そう。うちって広いじゃない?だから従業員を妖精にさせてるのよ。」

 

「何人くらいいるのですか?」

 

「んー…三十人以上はいるはずよ。」

 

「あれ? その割にはあまり会わないような……」

 

「警戒されてるのよ。」

 

「……」

 

 

この時亜衣夢は

(´∵`)

こんな顔になっていた。

 

 

「彼女等はどこにでもいるし、いくらでも湧いてくるからいいのだけど、ちょっと手際が……ね。」

 

 

咲夜は眉間を押さえてひどく悩む。この様子を見て余程なんだなと亜衣夢は確信する。

 

 

「ま、あなたが来てくれてよかったわ。あの子達より余程いいもの。」

 

―これは、素直に喜ぶべきなのか?それとも……まぁいいや。

 

「あ、ありがとうございます教えてくださって。」

 

「いいのよ。それに、知らないままだったら色々あれでしょ? 仲良くするのよ。」

 

「わかりました。」

 

 

こうして二人とも仕事に戻った。亜衣夢は道中に何回か妖精メイドにあったが咲夜の言ったとおり警戒され、心の中の何かが砕けた。

 

 

 

 

 

 

「くっそぅ…そんなに俺怖いのかよ……」

 

 

メンタルをブレイクされた亜衣夢はうじうじしながら廊下の掃除に励んでいた。たまに通りすがる妖精はやはり警戒して近づこうとしなかった。

そうしてるうちに亜衣夢のカバーガラスハートはどんどん砕けていった。

 

 

「く、こんなにも辛いものなのか…」

 

「あ、あのぉ……」

 

 

気付くと亜衣夢のすぐ横に自分とぶつかった妖精メイドがいたのだ。亜衣夢はまた避けられるのではとビクビクしていると、メイドはいきなり頭を下げたのだ。

 

 

「ごめんなさい! あの時私怖くて…逃げるように戻ってしまいました……」

 

「…………へ?」

 

「わざとじゃないんです! ただ、人間って聞くとトラウマが……」

 

―ト、トラウマ? 一体何があったんだよ……

 

「で、ですが! 咲夜さん達から聞いても悪い人ではないと聞いて、私悪いことをしたなと……グスッ」

 

「えぇ!? わわわ、わかりました、大丈夫ですから! 怒ってないから、とりあえず泣かないでください!泣かれたら俺がやらかしてるって思われるから!」

 

「あ、すみません…」

 

「と、とりあえずはまぁ、よろしくお願いします。」

 

「――! はい! こちらこそ! 私、『ロイア・パリミア』と言います。気軽にロイアとお呼びください。」

 

「俺は、知ってるとは思いますけど三紗亜衣夢。亜衣夢でいいですから。」

 

「……グスッ」

 

「えぇえ!? なんでまた泣くのですか!?」

 

「いぇ、ちょっと嬉しくて……すいません……」

 

―……この絵って何も知らない人から見たらヤバ目なやつだよね?……誰も、見てない、よね?

 

 

亜衣夢はそう信じて後ろをチラッと見る。すると、後ろの方で妖精メイドが見ていた。目と目が合いしばらく硬直してしまい、その後逃げ出した。

 

 

―あぁ、また変な誤解を生んでしまったな……

 

 

亜衣夢は小一時間かけてこの誤解を解いたのだった。。

 

 

 

 

 

 

自室にて~

 

 

「あぁ、疲れた……」

 

 

亜衣夢の唯一の至福の時間の昼休み。この時はほぼ誰にも邪魔されることはないから存分に休むことが出来る最高の時間。

 

 

「さぁ、寝るぞ!」

 

 

目覚まし時計を10分後に設定しベッドに入ってわずか五秒。亜衣夢は一瞬にして眠りについた。

 

 

 

 

 

 

―……おぉお? またここですか……ゆか――…………へ?

 

「ワタシは紫様じゃない! 藍様の式、橙(チェン)だ!」

 

 

目の前に現れたのは紫でも藍でもない。猫耳がついて二股に分かれた尾を生やした少女であった。橙はその小さな図体と相反して大きな態度をとっていた。

 

 

―……いつもの方たちは?

 

「ああ!? 貴様!! この方では不満というのか!?」

 

「わざわざ出向いてくれたのだぞ!? もっと感謝しんかいワレ!」

 

 

突如橙の背後に現れた2人の巨大な大男。1人は赤、もう1人は青色の体で頭の先に角が生えていた。それを見て亜衣夢はこいつらを鬼だと判断した。

 

 

「す、すみません。」

 

「こら! びっくりしてるでしょ!? あっち行ってなさい!」

 

『御意』

 

 

そう言って鬼はすたこらと向こうへ走っていった。亜衣夢はその光景を唖然として見ていた。鬼共が消えると橙はコホンと咳払いをして話しはじめた。

 

 

「実はですね、紫様達は忙しいとのことで私が代わりとしてきたのですよ。なんでも、『亜衣夢の体になにか異変があったら言って。』との事でして。」

 

―(異変? マジで何のことだよ。というか俺の体に?)

 

「亜衣夢さん、なにかあった時のためこれを渡しておきます。」

 

 

そう言うと橙は亜衣夢にいつぞやの怪しさ満点の薬を渡した。ラベルには前と同じドクロのマークに追加でDeadと書いてあり悪意を感じた。

 

 

―(うわぁあ、またこれかよ。いちいち怖いんだってパッケージがさあ。)

 

―あ、ありがとうございます?

 

「じゃぁ、要はこれだけなので。さよなら~」

 

―えぇ? いや、まって―――

 

 

 

 

 

「み、味噌汁ぅ!?」

 

 

亜衣夢は明らかおかしい言葉を発してベッドから勢いよく起き上がった。奇鳴が部屋中にに響き渡り正気に戻ると恥ずかしさが込み上げてきてベッドの上で転がり回る。

 

 

(何だよ……味噌汁って。)

 

 

亜衣夢はしぶしぶ仕事に戻ることにした。立ち上がり部屋を見渡すとドアのすぐ前に例の薬が置かれていた。

一息ついて薬を手に取り机の上に置く。

 

 

「さて、行きますか。」

 

 

 

 

 

 

「…………本当に広いなここの風呂は!!」

 

 

亜衣夢は紅魔館の大浴場の掃除をしていた。普通の銭湯を遥かに超えるの広さを誇る浴場を亜衣夢は1人で掃除をするわけなので既に一時間並の時間はかかっている。

 

「てかさぁ、誰が入るわけよ!? そんなにここの人口ってあったっけ?」

 

そう愚痴愚痴いいながらも手を止めることは決してなかった。しばらくしていると後ろの方から何か慌ただしい物音が聞こえてきた。

 

何かと思います一時中断して様子を見に行った。亜衣夢がドアに手をかけようとした瞬間、いきなり開き何かが飛んできた。

 

 

「ど、どいてくださ~い!!」

 

「へ?」

 

 

目の間に来たのは妖精メイドだった。しかしそれはロイアではなく、違うメイドであった。だが、亜衣夢はそれを認識する暇もなく妖精メイドの頭突きをまともに食らってしまった。

 

 

「―――」

 

「きやぁあ! ご、ごめんなさい!! これは違うんです!!」

 

 

亜衣夢は何が起きたか理解できないでいた。ドアを開けようとしたらいきなりメイドが飛び出てきて自分に激突してきた。しかも相手はほぼ無傷。そして何故かみぞおちが痛く先程から吐き気がする。

すると、後ろの方から数名の声が聞こえてきた。

 

 

「あ、あんた何してるの!?」

 

「うわぁ、この人鼻血やばいよ。」

 

「あああ! ごめんなさい!!」

 

「……とりあえず、亜衣夢さんから離れてください。あなたの膝が亜衣夢さんのみぞおちに入っているので。」

 

「え? ……ああ! ごめんなさい!!」

 

 

知らない声が2名。そして聞き覚えのある声が1名。みぞおちの負担は消えたが、それらを誰が特定する前に意識は薄れていく。

 

 

「亜衣夢さん! 大丈夫ですか!? 起きてください!」

 

 

不意に肩を軽く叩かれ意識を取り戻す。ウゥッとうめき声を上げてなんとか起き上がる。

 

 

「ろ、ロイアさん…? 」

 

「よ、よかったです……」

 

「……何が起きたのですか?」

 

~メイド説明中~

 

「……なるほど、つまりあなた達はそのグループで清掃等をしていて、そこの緑の髪の人が浴場からなにか聞こえるって言って先走ったら足をすべらせ……俺に激突したと。」

 

「うぅ、ごめんなさい……」

 

「すいません、こちらの監視不足でした。」

 

「いえ、もう大丈夫ですので。……あれ? あなた達、あの時俺が小一時間かけて説得した人たち?」

 

「ああ! あの時の!」

 

「ええと、確か……誰だっけ?」

「……」

 

「……あんたねぇ。」

「私が改めて紹介します。」

 

「ロイアさん?」

 

「この緑髪のドジっ娘は『カミシャ・アイエン』。赤髪が『レイ・ノーア』。そしてこの青髪の忘れん坊が『スィーフ・トリノイア』。」

「ど、ドジっ娘って何よ!」

 

「忘れん坊……って?」

 

「お前……てか、私の説明わ!?」

 

「レイは特にないのだもの。」

 

「ぐぬぬ……」

 

「とにかく、この人は三紗亜衣夢さん。ここで唯一の人間です。」

 

―ロイアさん、もう少しまともな紹介お願いします。人間って……

 

「よろしくな、亜衣夢。」

 

「こちらこそ、レイさん。」

 

「あ、ちょっといいですかぁ?みしあむさん。」

 

「……それって俺、ですか?カミシャさん。」

 

「はい。」

 

―なんだよその略し方。『みしあむ』って……

 

「1つ、言いたいことがあるのですが……」

 

「はい。」

 

「…………風呂掃除、大丈夫ですか?私のせいでだいぶ血が流れてましたが。」

 

「……」

 

『……』

 

―………………詰んだ╰( º∀º )╯

 

 

 




...気分がのるとすぐ投稿できる...何だろね?

「...」

よし、このまま頑張るぜ!

「...」

...おい、どうした亜衣夢よ。返事をしr誰だお前!

「...ん?ご飯?」

違いますよ!ってか何でここにスィーフさんがいるんですか。

「...あー...間違えちゃった。」

早よ帰ってください!皆心配してますよ!

「あー...?」

あ、ダメだこの人。会話が成立しない。ドッチボールになる。

えー、はい。強制終了です。これからもどうぞよろしくお願いします。

「お願いしま〜す」
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