東方紅夢想〜Red・Dreams〜   作:漸々夢

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前回のあらすじ〜


弾幕ごっこを覚え、実戦出来るようになれといわれた亜衣夢。その見本のため咲夜と美鈴が弾幕ごっこをすることになった。両者1歩も引かずスペルカードの対決となった。


踏んだり蹴ったり

「スペルカード!『破山砲!!』」

「スペルカード、『ザ・ワールド』」

 

 

 

両者のスペルカードの激突によりあたりは激しい閃光に包まれた。しばらくしてからやっと姿が見え始めた。その頃には既に決着がついていたのが亜衣夢達には見えた。

 

 

 

「・・・・私の勝ちね、美鈴。」

 

「ぐぬぬ・・・」

 

 

 

その光景は、咲夜が美鈴の懐までに入っておりその喉元にナイフを突き付けていた。地面には数十本のナイフが無造作に散らばっていた。きっと美鈴がはねのけたのだろうと亜衣夢は確信した。

 

 

「終わりよ。」

 

「・・・咲夜さん、何が終わりですって?」

 

「!?くっ……」

 

 

 

なんと美鈴は喉元に突きつけられたナイフをはねのけ、それで咲夜が一瞬怯んだ隙を見逃さず拳を叩き込む。咲夜はそれを能力を使い紙一重でなんとかかわす。

 

 

 

「まだまだ行きますよ!」

 

「それは残念、これでおしまいよ。」

 

「へ?」

 

 

 

咲夜は能力を使った。しかし驚くところはそこでは無い。なぜなら咲夜は時を止めていなく、移動している姿がちゃんと目視で来たから。しかしその動きは常人の出来る動きではなかった。残像が残るほど、超高速で動いていたのだから。

 

亜衣夢が見えたのもその一瞬の姿だけだった。咲夜はその速さのまま美鈴に蹴りかかったその時。

 

 

 

「そこまで、この勝負は咲夜の勝ちよ。流石は私の下僕。」

 

 

その言葉が聞こえた瞬間咲夜は動きを止めた。脚は美鈴の眉間に迫っていておりあと少しでもレミリアが止めるのを遅れようものなら、美鈴はあの蹴りをまともにくらい1発KOだっただろう。

 

 

 

「お褒めのお言葉、ありがとうございます。」

 

「惜しかったわね美鈴。もう少し繰り出しが早かったら咲夜に一撃は当てれたのにね。」

 

「くぅ~悔しい!咲夜さん、次こそは負けませんからね!」

 

「出来るものなら。ね。」

 

「言いましたね!」

 

 

 

 

 

・・・・・・あれ?俺ってまさかイレギュラー?んなわけ無いよね?なんかあちらで盛り上がってはいてもそんな事ないよね? 

 

 

数十分後〜

 

 

 

「よし、それじゃあ本格的に亜衣夢を鍛えていきましょう。」

 

 

でた、何事も無かったかのように始めるこの行為。それはつまり、俺結局忘れられてたんだよな。・・・・やばい、また目から海水が・・・・

 

 

 

「とりあえず美鈴、あなたがやりなさい。」

 

「え?私ですか?」

 

「そう、あなたの能力なら早く上達もさせられるでしょう。」

 

「いや、分かりませんよ。できるかなんて」

「やれ。」

「解りました。」

 

 

あ、美鈴さん。俺と同じ扱いだ。仲間(✽ ゚д゚ ✽)

 

 

「修行は毎日ここに来てやることね。時間は・・・・夜ね。」

 

「ちょっと待ってください。それはここでの仕事が終わった後にここに来てやるということですよね?」

 

「もちろんよ。昼だと私が見れないじゃない。」

 

「それって睡眠時間を削ってやるのですか。」

 

「当たり前。」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・拝啓父上、母上。私の墓場はここになりそうです。

 

 

「それじゃあ早速始めましょう。善は急げってね。」

 

 

 

・・・・・・・・え?

 

 

 

 

その夜、紅魔館周辺に男性の断末魔が度々聞こえたそうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜は明け、次の朝。

 

 

 

 

 

「・・・亜衣夢、起きなさい。五分寝坊よ。」

 

 

 

咲夜の呼びかけで亜衣夢は目が覚めた。どうやら昨日の出来事が相当身体に来たのだろう。さらに睡眠時間も削られているので疲れはほとんど取れていなかった。

 

 

 

・・・・・うげぇ体中筋肉痛や。くっそ痛え。しかも眠い・・・・あと三時間寝かせてくだしゃあ。

 

 

 

しかし亜衣夢のそんな願いは届くはずもなく咲夜に無理矢理ひっべ剥がされた。亜衣夢はしぶしぶ仕事についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は洗濯をしてもらえる?」

 

「あ、解りました。」

 

「やり方はわかるかしら?脱衣所の所に洗濯機があるからそれを使ってちょうだい。そこには籠が2つぐらいあるけど洗濯物は小さい方にあるから。」

 

「りょーかいでーす。」

 

 

 

 

 

 

この時亜衣夢は気づいていなかった。これから起こる地獄のような惨劇に・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、洗うものは、全て

 

 

 

 

『女性』の物なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脱衣所にて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

くそう、やられた!なんと事だ・・・全部女性の着衣ではないか!どうしろと!?

 

 

普通にやるのが一番正しいのだろう。しかし!そのままやってはなんか絵的にやばいよな!変態に間違われても何も言えねぇよな!

 

 

 

 

ここは冷静になるんだ・・・・そうだ、要は見なきゃいいんだ。目を閉じ、心の目で見るんだ!つかむのも一瞬!洗濯機にぶち込むのも一瞬!これを繰り返せば・・・俺の勝ちだァァァァ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、よし、全部入れ終えたぜ・・・・あとは、ボタン押して、完了だぜぇ!」

 

 

 

よっしゃー終わった!あとは、終わるのを待つだけだ・・・・・・あ

 

 

 

亜衣夢が向けた目線の先には腹を抱えて大笑いしているレミリアの姿があったのだ。それを見た瞬間亜衣夢はすべてを悟った。

 

 

 

「・・・・お嬢様・・・いつからそこに・・・・」

 

「フッふふふふ・・・・いつからって、脱衣籠の前でぐるぐるしていた時からよ・・・駄目だ、抑えられないwwwww」

 

「・・・・・・」

今の俺、( ゚д゚ )←こんな顔

 

 

 

ピーピーピー

 

 

「あら、終わったじゃない。ご苦労。」

 

 

 

レミリアは亜衣夢を煽りに煽ってから脱衣所をでた。亜衣夢はしばらくその場から動くことはなかった。放心状態のまま変わらぬ表情、変わらぬ体制でいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晩食〜

 

 

 

「・・・・亜衣夢さん?どうしたのですか?」

 

「エーナンモナイデスヨメーリンサン」

 

「いや、あきらかにおかしくなってるわね。片言だもの。しかもあなたがいま手にとってるのはお手拭き。パンはその横。」

 

「ワカッテマスヨー」

 

 

(・・・・・よし、誰にもバレてない。)

 

「フラン?どうかしたの?」

 

「!?え?いや、なんでもないよ!」

 

「妹様?今なにか隠しました?」

 

「いや、何もないよ!あ、ご馳走さまでした!今日も美味しかったよ!」

 

 

 

そう言い残しフランドールはさっさと出ていった。

 

 

 

「・・・・何だったのでしょうか?」

 

「フランのやることよ。気にしなくていいわ。」

 

「・・・・なにか嫌な予感がします。・・・・あれ?ワイン庫の扉が開いてるわね。」

 

 

 

 

 

 

 

そして時は過ぎ去り夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くっそぉがぁぁ!」

 

「わぁぁ!亜衣夢さん!?どうしたのですか!?」

 

「うるせぇぇぃぃい!こんちくしょうがぁぁ!!」

 

 

 

亜衣夢は半狂半乱状態になり既に修行どころの話ではなかった。もう攻撃は物理のみになり弾幕を出す気配は一切なかった。

 

 

 

 

 

 

 

「亜衣夢、かなり荒れてますけどお嬢様、まさか何かしたりしてませんよね・・・・?」

 

「私はただ亜衣夢がなんの仕事をしていたのか見ただけよ。・・・・プッ」

 

「お嬢様・・・何かしましたね?」

 

「さあね~♪それにちょっといたずらしてみただけ。」

 

「いたずら・・・はぁ。」

 

「でもあれは異常ね。なんか暴れ過ぎじゃない?」

 

「お嬢様がいたずらして怒っているのでは?」

 

「う~ん・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「畜生めー!汚物は消毒だー!」

 

「ちょっと亜衣夢さん!落ち着いてください!言語が滅茶苦茶ですよ!?」

 

「某が知ったことかぁ!」

 

「亜衣夢さん、いい加減落ち着いてくださぁぁい!」

 

『大鵬拳!!』

 

「ギャーーース!!」

 

 

 

美鈴のスペルカードは亜衣夢の顔を確実にとらえた。そのまま美鈴は突き通し、亜衣夢は紅魔館の屋上まで飛ばされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・あ。」

 

「美鈴。早く回収してきなさい。」

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「咲夜さん大変です!亜衣夢さんが起きませーん!なにか顔も赤いし・・・・永琳さんに見せたほうがいいですかー!」

 

「・・・・なるほど。妹様、亜衣夢にワイン飲ませたわね。」

 

「あら、そうなの?あの時そんなことしていたのね。」

 

「はぁぁ、お嬢様も妹様も・・・・・」

 

「咲夜さぁぁん!どうしますかぁー!」

 

「はいはい、ちょっと待ってー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・この感覚は、紫さん。そこにいるのですか?

 

「すいません。紫様は今はいません。」

 

その声は、藍さん。

 

「今日も随分とやられましたね。」

 

ははは、もう言わないで泣いちゃうから。

 

「・・・いいのですか?ここにいても。」

 

良いんですよ。俺は好きでやってるのですから。

 

「・・・あまり無理はなさらぬようにしてください。あ、そうです。これ、渡しておきますね。」

 

 

 

藍は亜衣夢に何かの小瓶を渡した。ラベルにはあきらかに危ないドクロのマークがあり亜衣夢は一瞬受け取ろうか戸惑った。

 

 

 

「言いたいことはわかります。ですが安心してください。のんでも死にはしません。逆に今のあなたには必要なものです。」

 

「そうなのですか?」

 

「はい。」

 

「・・・・まぁ、信じないわけにもいきませんので、いただきます。」

 

「それでは、頑張って下さい。これから何が起きようとも、帰りたいなど言わないでくださいね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・ああ、ここか。

 

 

亜衣夢が目を覚ましたのは分厚いカーテンに閉じ込められ、昼か夜かもわからない紅魔館の自室だった。亜衣夢は現状報告と思い体を起こそうとした瞬間。

 

 

 

「・・・・気持ち悪ぅ!」

 

 

頭の中を直接殴られているかのような頭痛、内臓をえぐり返されたかのような気分の悪さ。さらにめまいと体中(主に頬)の痛み。これらにより亜衣夢は起き上がることができなかった。

 

 

 

「マジかよ・・・・昨日は何があっ・・気持ち悪ぅ!」 

 

 

 

亜衣夢が口を抑えようと手を出すといつの間にか夢でもらったあの小瓶がにぎられていた。

 

 

 

「・・・・・今は藁にでもすがりたいところだしな、飲むか。」    

 

 

 

 

 

 

亜衣夢は心に決めてその怪しげな小瓶から錠剤を取り出して飲み込んだ。すると変化はすぐに起きた。先程までの症状が全て消えたのだ。あまりにも上手く行き過ぎたので少し不安に思っていたが、特に気にしないことにした。

 

 

 

「あ、そうだ。とりあえず咲夜さんに安否を言わないとな。」

 

 

 

 

そう言って亜衣夢は部屋をでた。咲夜から昨日の出来事の全てを聞いて死にたくなったのは言うまでもない事だった。




後書きって...後書きって...なんなんだぁ?(ブロリー調)

「ふざけたこと言ってねぇではよ話進めろや。」

あぁ!? なんだぁ貴様!? 私は摂政だぞ!(?)

「どれの誰が摂政なんだよ。」

うるさいうるさーい! ここは俺の独壇場と言っただろぅ!帰れ!こんちくしょうが!また痛い目に見させるぞ!

「それで逆に大目玉食らったのは誰だっけなー?」

オッフ(^q^)

「えー、馬鹿は置いといて、ここまでご閲覧ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」
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