FGOで学園恋愛ゲーム   作:トマトルテ
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19話:我が麗しき父への叛逆

 いつだってその背中に憧れてきた。

 父上の大きな背中に。

 

 色んなもんを全部背負っても、毅然と立ち続ける姿は美しかった。

 この人ならどんな重荷だって簡単に背負ってみせる。

 オレだけじゃない。他の円卓の奴らだってそう思ってた。

 

 でも、違った。どんなに完璧な存在に見えても完全なものなんてない。

 平然と立っているように見えても、軽いはずがなかった。

 大きく見える背中は本当は小さくて、いつ壊れてもおかしくないものだ。

 

 それでもなお、弱みを見せることなく立ち続ける。

 だから、その姿は美しかったんだ。

 強い人間が背負い続けているなら美しくはない。そいつは当然のことだ。

 

 本当は小さくてか弱い存在が、弱さを押し隠して全てを背負うから美しかったんだ。

 憧れは尊敬に変わった。そして、今までよりも強く父上を継ぎたいと思った。

 あの美しい存在に自分もなりたいと。

 

 何よりも、あの背中にかかる重みを―――

 

 

 

 

 

「少しでも……父上の背中にかかる重責を軽くしてあげたかった。代わりになってあげたかった」

 

 思い出す。どうして頑なに父上の跡を継ぎたいと願ったのか。

 オレはあの人にかかる重圧を肩代わりしたかった。

 肩の荷を下ろしてもらうために跡を継ぎたかったんだ。

 

『そっか……』

「オレは父上に楽してもらいたくて継ぎたかったんだな……」

 

 大きく息を吐いて脱力する。

 なんだ。こんな理由で固執してたんだな、オレ。

 

『アルトリアさんはきっとそれを知ってたんだね』

「なんだよ。まだ隠居するには早いって言いたいのか?」

『そうじゃなくて、モードレッドにとっては跡を継ぐことが目標になってるからじゃないの?』

 

 口に手を当てて考え込む仕草を見せる。

 一体、何が言いたいんだ立香の奴は?

 

『モードレッドは王様になって何がしたいの?』

「何ってそりゃ…そりゃあ……」

 

 何がしたいのかと言われて答えに詰まる。

 勿論父上を越える。でも具体的に聞かれると答えられない。

 

『アルトリアさんは関係なく、自分が王になってしたいことは?』

 

 そんなオレの心を見透かしたように重ねて尋ねられる。

 父上に関係ないこと? そんなもん、そんなもん……。

 

「思いつかねえ……」

『やっぱり』

 

 父上に関わらないことなんて一つも思い浮かばない。

 改めて自覚する。自分にとっての父上の重さを。

 父上のいないオレなんて考えられない。

 でも、もし父上が王じゃなかったら、オレは王を目指していたいのか?

 

『どんな王様になりたいの? 名君? 暗君? それとも暴君?』

「……そうか。オレは王になって何をするかを考えてないんだな」

『うん。君は王になることが最終目的になっている。その先がない』

 

 ハッキリと告げられる。

 王になることは終わりじゃない。本当はそこからが始まりだ。

 なのにそれを考えていなかった。

 父上を継ぐことばかりに意識がいって、その先を見ていない。

 きっと父上はそのことを気づかせたかったんだ。

 

「ああクソ…! やることもやりたいことも決まってないんじゃ、父上以上の名君どころか、暴君にもなれねえ」

 

 これなら暗君の方がマシだ。

 今のオレは結局何もかもブチ壊して、一つも生み出さずに終わるのが関の山だろう。

 

「やっぱオレって王に向いてねーのな……」

 

 なんだか全部アホらしくなって体をベッドに投げ出す。

 もしかすると、生まれた時点で王になれる奴ってのは、決まってるのかもしれない。

 所詮オレは将が無理して王の器を埋めようとしてるだけだ。

 王の王たる器を持ってる奴には及ばない。

 無理なのかな……父上を越えるなんて。

 

『向いてる向いてないは分からないけど』

「あぁ?」

『君が王を目指すのなら俺は第一の臣下になるよ』

 

 足元で立香が跪く。まるで王に仕える騎士のように。

 

「お、おい、何してんだよ?」

『毎回言ってるけど、俺はずっと君の味方だ』

「……暴君になってめちゃくちゃにするかもしんねーぞ?」

『暴君だろうが暗君だろうが、俺が味方をするのは君だけだ。それは決して変わらない』

 

 真っすぐな青い瞳を見つめる。

 嘘なんてない。きっと死んでもこの言葉を守る。

 立香はそう思える瞳をしている。

 

 

『我が王、モードレッド。ここに永遠の忠誠を誓います』

 

 

 誓いの言葉と共にオレの手を取り、小さな口づけが送られる。

 普段なら恥ずかしくなって振り払う所だ。

 でも、今回ばかりはそうもいかねえ。

 

「……二言はないな?」

『全てはあなたのために。盾となり、剣となり、あなたを守ろう。この命続く限り』

「そうか。ならばオレは卿の王であろう。卿の魂が朽ち果てるその瞬間まで」

『ありがたきお言葉』

 

 深々と頭を下げ、忠誠を誓う立香。

 それに対してオレも人生で一番の真剣さをもって答える。

 王と騎士が交わす契約。

 決して汚されることなく、破れることのない不滅の誓い。

 その言の葉を、心に深く深く刻みつける。

 

「………で、いつまでふざけた態度をとってんだ?」

『酷いな。俺はどこまでも真剣だって言うのに』

「いきなりこんなことしてきておいて、良く言えるぜ」

 

 たく、緊張から解き放たれたような、ニヤけた顔しといてよく言うぜ。

 まあ、真剣だって言うのだけは認めてやるけどさ。

 

「でも、まあ……これで方針は決まったな」

『え? 解決するようなこと話したっけ?』

「オレは父上に楽して欲しいんだ。一番の想いはこれだ。でも、越えたいってのも嘘じゃない」

 

 順当に継ぐだけ継いで、父上に引退してもらうだけで良かった。

 それでも、父上を越えたいっていう気持ちが無いわけじゃない。

 両方を叶えるにはどうしたらいいのか。

 今までの苦悩が馬鹿みたいに、すんなりと答えが出た。

 訳分けんねえ答えかもしんねえけど、オレにはこれしかない。

 

「決めたぜ。オレは―――叛逆する!」

『へ?』

 

 我が麗しき父への叛逆の始まりだ。

 

 

 

 

 

「父上ーッ! いるかぁーッ!?」

「帰ってきたと思ったらいきなりなんだ?」

 

 久々に帰る家の空気を懐かしむこともなく、モードレッドはアルトリアさんの下に躍り出る。

 アルトリアさんは怪訝そうに、モードレッドを一瞥した後に俺を見る。

 そして、ほんの少しだけ唇の端を釣り上げて見せるのだった。

 

「まあいい。それよりも答えは見つけられたのか?」

 

 視線をモードレッドに戻し問いかける。

 

「ああ…。オレはどんな王になりたいか、王になって何をするかを考えてなかった」

「ほぉ。どうやら無意味に遊んでいただけではないようだな」

「当たり前だ」

 

 カリバーンを抜こうとして、迷走していたことは黙っておこう。

 

「それで、気づいたのなら少しは考えたのだろうな?」

 

 重要なのはそこだとばかりに、指で机をトントンと叩くアルトリアさん。

 確かにそこが話しの肝になるのだが、俺は何も聞いていない。

 一体モードレッドはどんな答えを出したのだろうか。

 

「いいや、考えてないぜ!」

 

 堂々とした宣言に、さしものアルトリアさんも目を見開く。

 俺も思わず口をポカンと開けてしまう。

 

『な、なんで考えてないの? というか考えたから来たんじゃ』

「うるせーな。今のオレじゃどんなに考えても答えは出ねえ。そう思ったんだよ」

 

 あっけからんとした態度で語る彼女に思わず目を押さえてしまう。

 こんなことなら、ここに来る前にちゃんと話してくればよかった。

 そう思うがもう遅い。

 

「……そんな答えで私が納得すると思ってるのか? こんなことでは私の跡など―――」

「いいや、跡は継がねえ」

『え…?』

 

 さらに予想外の言葉にマヌケな声を上げてしまう。

 そんな俺とは反対にアルトリアさんは静かにモードレッドを見据える。

 

「……理由を聞こう」

「オレは父上を重責から解放したかった。だから、さっさと隠居してもらおうとしてた」

「私はまだまだ現役だ。いらん世話だ」

 

 憮然とした態度で否定する。

 だが、その表情は少しばかり嬉しそうだった。

 

「分かってるよ。でも、同時にあなたを越えたいとも思ってた」

 

 モードレッドの表情が寂しそうな、それでいて逞しいものに変わる。

 

「だからあなたの真似をしようとしてきた。でも、真似をするだけじゃ越えられない」

「そうだな。今のお前が私を越えるなど夢のまた夢だ」

「だから、オレは……あなたから離れないといけないんだ」

「なに…?」

 

 決意を込めた表情に、アルトリアさんが初めて動揺を見せる。

 かくいう俺も、父親大好きっ娘のモードレッドが、父上から離れるという事実に驚愕している。

 

「あなたから離れないと、オレはあなたに自分の存在意義をすがってしまう。

 どんな王になりたいかも、どんな風に生きたいかも、全部あなたを通して見てしまう。

 だから離れる。そうしないと何も新しいものなんて見つけられない」

 

 彼女はずっとアーサー王という存在に依存してきた。

 良い面もあったし、悪い面もあっただろう。

 だが、アーサー王なくしてモードレッドという存在はあり得ない。

 そう思い込んできた。

 

「あなたが居なくてもオレは生きていける。オレはオレだ。

 オレがオレとして生きて行けば、そのうち目指すべき理想も見えてくる。

 だから、オレは。アーサー王に―――叛逆する!」

 

 これは確固たる自分という存在を見つけ出すための叛逆だ。

 言わば親離れの儀式のようなもの。

 

「オレは独立する。そんでもってあなたの功績を越える。

 で、ブリテンを吸収合併して隠居させてやるよ!」

 

 屈託ない顔でモードレッドが笑う。

 父上を越える。父上を重責から解放する。

 その両方を叶え、さらに自分が目指すべき理想を見つけるために独立する。

 それが彼女が書いた反逆への序章だった。

 

「……クッ。これはまた大きく出たな」

「おう。夢と目標はデカくないとな」

「随分と変わったな。いや、変えられたと言うべきか?」

 

 面白そうに小さく笑いながらチラリと目を向けられる。

 だが、次の瞬間にはその表情は一変する。

 

「しかし、ブリテンに仇なすのならば―――今ここで消さねばな」

 

 残虐な表情が露わになり、その手にロンゴミニアドが握られる。

 肌が、魂が感じ取る。俺達を排除するのだと。

 ブリテンの守護者として情け容赦なく。

 

『モードレッドは俺が守る!』

 

 だから、俺はモードレッドの前に立つ。

 剣として敵を薙ぎ払うことはできずとも、盾となり守ることはできる。

 俺は彼女を守る騎士なのだから。

 

「おい! 退けって! お前じゃ話にならねえよ!」

『分かってる。でも守らないという選択肢はない』

 

 モードレッドは慌てて俺を退けようとするが、関係ない。

 前に立たないといけないんだ。誰でもない自分のために。

 

「フ、若いな。だが、覚えておくがいい。無謀を勇気とは呼ばん」

 

 そんな俺の姿を冷たい目で見降ろすアルトリアさん。

 濃厚な殺意が叩きつけられる。脳裏に明確に自分が死ぬ姿を描くほどに。

 分かっている。何の役にも立てない。むしろ足を引っ張るだけだ。

 でも、それでも、俺はモードレッドを守りたいんだ。

 

『無謀で結構。守りたい人が傷つくのを指をくわえて見ているなんて俺にはできない』

「立香、それはオレのセリフだ。臣下を見捨てるなんざ王のすることじゃねえよ」

「ほぉ、二人で来るか?」

 

 モードレッドが乱暴に俺を押して横に並び立つ。

 どちらも相手を守りたい。なら、こうなるのは必然なのだろう。

 お互いがお互いを守る。肩を並べて困難に立ち向かっていく。

 今までも、そしてこれからも。

 

「……全く。どうして私の周りには無茶ばかりする奴が多いのか」

 

 突如として気の抜けた声が零れる。

 

「勝てもしない大英雄に立ち向かったり、眠りもせずに看護を続けたり……こっちの身にもなって欲しいものだ」

『えーと……戦わないんですか?』

「こけおどしだ。ちょっとした騎士王ジョークだ、許せ」

『ええ……』

「なんだよ……まあ、よく考えたら父上なら真正面からかかって来いって言うよな」

 

 緊張していた反動からどっと力が抜ける。

 俺の覚悟は何だったのだろうか……。

 

「なんだ? そちらが戦いたいのなら構わんぞ。娘が欲しくば私を倒していけとでも言おうか?」

「な、なな何言ってんだよ!?」

「むしろ、最初はそちらの話かと思っていたぞ。あのドラ娘が彼氏を作ってきたのだと」

 

 先程までの殺気はどこへやら。

 ニヤニヤと笑いながら俺達をからかってくる。

 チラリとモードレッドの方を見ると、俺と同じように顔を真っ赤していた。

 

「モードレッド卿よ。よくぞ私の期待(・・)を裏切らなかったな。褒めて遣わすぞ」

「き、期待ってどっちの意味で言ってるんだよ!?」

「さてな。ところで、孫はいつ頃作るつもりだ? 流石に卒業までは待つのだぞ」

 

 その手の話題を振ってきて、モードレッドを言葉攻めにするアルトリアさん。

 モードレッドの方は元々そういった方面には弱いので、見る見るうちに形成が不利になる。

 

「ち、父上の卑怯者ーッ!!」

 

 そして、勝ち目はないことを理解し逃亡を図るのだった。

 俺の手を引っ掴んで。

 

「駆け落ちでもするか? それでも構わんぞ」

「うるせー! 後でちゃんと帰ってくるからなッ!」

『あの…その…幸せにします!』

「お前も変なこと言ってんじゃねーよ!?」

 

 ベシベシと叩かれながら俺達は部屋を出て行く。

 そして、部屋にはアルトリアさん一人だけとなる。

 

「まだまだ、子どもだと思っていたが……いやはや、雛が巣立つのは予想よりも早いものだな。

 フン、やるだけやってみるがいい。跡を継ごうが反逆しようが私のやることは変わらん。

 高き壁としてあやつの前に立ちふさがるだけだ……親としてな」

 

 彼女は一人、寂しそうな、それでいて嬉しいような顔を浮かべて笑うのだった。

 籠から飛び立った鳥は、どこまで高く羽ばたけるのかと想像して。

 

 

 

 

 

 外に逃げ出して数十分。

 恥ずかしさのあまり、がむしゃらに走っていたモードレッドが遂に足を止めた。

 初めてモードレッドが、自分の秘密を打ち明けてくれた公園の前で。

 

「はぁ…はぁ…あっちい……」

『はい、タオル』

「おう、サンキュー」

 

 持っていたタオルを手渡し、俺は自販機にジュースを買いに行く。

 そして、二人分を買い木陰のベンチに座る彼女に手渡す。

 

『あの日以来だね、ここは』

「そうだな」

 

 夏特有の強い風が吹き抜けていく。

 その風を黙って感じながら二人でジュースを飲む。

 あの日から随分と変わったものだ。

 ただの友達だったのが今では恋人だ。

 

『モードレッド』

「あん?」

『好きだよ』

「ブフゥッ!?」

 

 素直な気持ちを告げると何故かジュースを吐き出される。

 ゲホゲホと咳き込むモードレッドの背中を擦ってあげるとギロリと睨まれる。

 

「お前なぁ……そういう言葉はもっと雰囲気とかあるだろ?」

『言いたいことも自由に言えないなんて不便だと思わない?』

「質問に質問で返すなって! たく、もう……ホント、どうしようもない奴だな」

 

 どうしようもない奴。

 そんな罵倒を口にしていると言うに彼女の表情はどこか柔らかかった。

 

『叛逆の騎士には、これぐらいどうしようもない奴の方が似合うでしょ?』

「自分で自慢げに言うんじゃねーよ」

 

 ペシリと小さく肩を叩かれる。

 ちょっとした痛みが何故だか今は嬉しくて笑ってしまう。

 これが惚れた弱みというやつだろうか?

 

「……こっから新しい生き方が始まるんだな。お前は……ずっと一緒に居てくれるんだよな?」

『もちろん。第一の臣下だからね』

「そっか。そうだな……オレが王でお前が臣下ねぇ」

『何か嫌な点でもある?』

 

 いたずらっぽく尋ねてみるが、真面目に首を振られてしまう。

 どうやら彼女は真剣に話したいみたいだ。

 

「王と臣下の関係はそれでいい。……その、オレって独立を目指すじゃん」

『それがどうしたの?』

「いや、オレってもう性別隠す必要なくなるよな?」

『……そうなるね』

 

 思わぬところで生まれたメリットに今更ながらに気づく。

 これが一石二鳥という奴だろうか。

 

「それでさ……お前はどっちの方がいい?」

 

 このまま男として生きていくか。

 それとも女に戻って生きていくか。

 俺にとって望む答えは簡単だ。

 

『どっちでもいいかな。モードレッドはモードレッドだ』

 

 男だろうが女だろうが関係ない。

 俺はモードレッドという人間が好きだ。

 この気持ちは決して嘘じゃない。

 

「どっちつかずだな。はっきりしろよ」

『君を愛してるよ。男でも女でも』

「お、お前なぁ…」

 

 恥ずかしそうにしながらも、嬉しさを隠せずにニヤニヤとするモードレッド。

 そんな姿を愛おしく感じながら顔を近づける。

 

『まあ、どっちかを選べって言われたら結婚できる方が良いかな』

「け、結婚て、気が早すぎだ―――」

 

 唇を奪い去る。

 涙をためた瞳でモードレッドが抗議してくるが離さない。

 しばらく経ち、抵抗がなくなったところで唇を離す。

 

『一生離すつもりはないよ』

 

 それだけ告げて返事を待つ。

 頬を染め、潤んだ目を逸らして彼女はそっぽを向く。

 怒らせてしまったかと少し焦るが、こちらが口を開く前に彼女が口を開いてくれる。

 

「わかったよ。女としてのオレは……お前のもんだ、一生な」

 

 照れくさそうに告げ、今度はモードレッドの方から顔を近づけてくる。

 

「その代わり、お前も一生オレのもんだ。浮気したら……殺すからな?」

 

 若干病んだような瞳で、俺の首筋に歯形を一つつける。

 それはまるで自分ものだと主張するマーキングのようで、心の底から彼女に所有されたような気分になった。

 

『肝に銘じておくよ』

「分かったならいい。……よし、オレも言わねーとな」

 

 覚悟を決めた顔で大きく息を吐き、彼女は真っ赤な顔で告げる。

 

 

 

「あ、愛してるぜ……ダ、ダーリン」

 

 

 

 俺の理性はその一言で見事に粉砕されたのだった。

 




モードレッド√完結です!
FGOで学園恋愛ゲームはここで一区切りにさせていただきます。
しばらくのんびりして書きたくなったら何かを投稿します。
因みにこれの続編ならアストルフォ√です。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


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