もしもベルが、彼の生まれ変わりだったら



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初投稿です。駄文です。


ダンジョン・オラトリアR

これは誰の記憶だろう?

 

{・・・は・・・ない!!}

 

凄く懐かしい記憶

 

 

{俺は、いつも・・だった}

 

大切な記憶

 

 

{お前は・だ。・・・・・は出来る!}

 

誰にも穢せない記憶

 

{若さを大事にするんだ。}

 

{お前ならまだやり直せる。}

 

{ここからは俺の役割だ}

 

英雄と共に異形の姿をし戦っている男の記憶

 

{・・・ク、ありがとう。}

 

英雄と別離しその意思を受け継ぎ戦い続けている記憶

 

 

{生き方も名前も自分で決めればいい、伝説の英雄にそう教わった。}

 

この人は一体誰なのだろう?

 

{待てよ、礼を言わせてくれ}

 

見たこともないはずの街並み

 

{リベリアの仲間で俺だけがアメリカ社会に適応出来なかったのは}

聞いたこともない地名

 

 

{俺だけが人斬りを楽しんでいたからだ!!}

そして男の本性

 

{・・・・に戻る時が来た。}

一体これは、

 

 

・・・ん

 

この記憶は、

 

・・くん

 

誰の記憶なんだろう?

 

 

 

 

 

「ベルくーーーん!!!」

「うわっっ!?」

突然の声に目がさめる

 

「び、びっくりした、急にどうしたんですか、神様?」

そう言って、僕ベル・クラネルは目の前にいる女性に訪ねる。

目の前には、黒髪の百人に聴いたら百人が美少女だと言うであろう少女が、

心配気にこちらを見つめている。

 

「どうしたもなにもないよ。ダンジョンから帰ってきてベッドに横になってると思ったら、君凄いうなされてたんだよ!」

「うなされてた?」

ベルはそう言われ自分の姿を確認し、自分の服が汗塗れになっているのに気がついた。

 

「すみません神様、心配させちゃったみたいで」

「本当だよ!ベル君!何か不安な事あるならボクにいってみてくれ。」

本当に優しい神様だ、そう思うと同時に心配をかけた事に罪悪感を覚える

「本当に大丈夫ですよ神様。」

「本当かい?何なら明日のヘファイストスの所ヴェルフ君とサポーター君との約束断ろうかい?」

そう明日はサポーターのリリルカ・アーデと鍛治師のヴェルフ・クロッゾと共にダンジョンへ行き武器を製作してもらうための素材を取りに行くのだ。

確かに妙な気分だが体調に支障がでるほどではない。

 

「平気ですよ神様。少し夢見が悪かっただけですから。」

「そうかい・・・ならいいけど無理はしないでおくれ。ボクは君に何かあったらいやだよ。」

わかりましたと答えて再び寝床につく

(あれは誰なんだろう?)

再び先の記憶を思いながら

 

 

「ならば仕方がない。ヘスティア、君に戦争遊戯(ウォーゲーム)を申し込もう!」

 

神の集う宮殿にて、そのもち主であるアポロンが叫ぶ。

きっかけは単純な話だったアポロンが自身の眷属であるパルゥムに重傷を負わせたと言い掛かりをつけられたのだ。

「スゲーイジメ」「アポロンやらかしやがった!」

 

周りの神々はそれを聴いて笑い合う

それがただ、ただ不快だった。そして何より

「さあヘスティア、戦争遊戯受けてもらおうか!!」

弱者を嬉々として虐げようとするこの神が許せなかった。

「断る!!断じ「わかりました」ベル君!?」

ベルの一言にヘスティアが叫ぶ。それだけでなく周りも動揺が走る。

だが構わなかった、いい加減我慢の限界だった。

 

「ふむ、今わかったと言ったか」

「はい。」

「戦争遊戯を受けると?」

「構いません。」

アポロンは大袈裟に腕広げる

 

「諸君、戦争遊戯の幕開けだ‼︎」 「「「「イエーーー」」」」

アポロンの宣言に神々が騒ぐ

「まっ、待ってくれ。僕は認めてない‼︎ベル君、早く君も訂正するんだ。」

ヘスティアの悲痛な叫びが響く、だがアポロンは直様それを拒否する。

「残念だが撤回認められない、君のファミリアの団長が受けると言ったんだ今更止められない‼︎」

その宣言にヘスティアその瞳を絶望に染める、自身が最も愛する存在と別れる、その現実が彼女を押し潰す。

「ああ、そうそうありえないとは思うが君たちが勝ったらいくらでも好きな事を命令したまえ、ありえないとは思うがな!!」

「わかりました。」

 

 

ヘスティアにはもうそのやりとりすら耳に届かなかった。そして

 

「行きましょう神様」

ベルのその声を聴いた瞬間その瞳をから涙が零れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは、ヘスティア、アポロン、両ファミリアの戦争遊戯開催します‼︎」

 

戦争遊戯当日、ついに戦いの火蓋が切って落とされた。

ヘスティアファミリアにはベルの他にリリルカ、ヴェルフ、そしてタケミカヅチファミリアからヤマト・命がヘスティアファミリアに改宗してくれた。

だが、それでも

 

「数の差は歴然だな。」

「・・・」

 

アポロンの言葉にヘスティアはなにも言わない

 

戦いが始まり直ぐにでも決着がつく、誰もがそう思っていた

何人かを除いて

 

「どうした、リリ助怖いのか?」

ヴェルフが背後で震えていたリリルカに声をかける

 

「確かに数の差は歴然だし不安だろうが、最初から諦めてたら勝てるものも、?」

 

そこでヴェルフは気付くリリルカが見ている者を。

「リリルカ殿?」

命がリリルカに声をかけ様子を確かめようとしたとき

 

「みんな」

声が響いた

 

「アポロン」

「?」

観覧席で先ほどまで口を閉じていたヘスティアがアポロンの名を呼ぶ

 

「僕は君を許さない」

「ハハッ!」

アポロンは笑い声をあげた

 

「急になにを言いだすかと思えば、恨み言か!下界最後にいられる日の最後の言葉としては「そうじゃない‼︎」?」

ヘスティア様子にアポロンは首を傾げる。

 

「ベル君、ゴメンよ、ボクのせいでゴメンよ。」

ヘスティアは泣いていた涙を止める事が出来なかった。

 

その頃、ロキ・ファミリアのホームである黄昏の館では

「おっしゃー、自分らどっちが勝つか賭けようやー、ちなみにウチは大穴でどチビの眷属に賭けたるー!」

「じゃあ自分はアポロンファミリアに賭けるっスー」「俺もー」「私もー」

 

神の力によって映し出された映像を見て盛り上がっていた。

「ははは、元気だねー」「まったく」

自分達の主神である神と団員達をみて団長であるフィン、福団長であるリヴェリアは相変わらず無駄に騒がしと笑い、ため息をはいた。

そしてその様子を彼女、アイズ・ヴァレンシュタインは観ていた

 

「・・・」

そう彼女は知っていた、彼のことを。

「ベル」

あの少年の真の実力を

 

 

 

「ダメ‼︎早く止めて‼︎」

「ええい、黙れなんなんだ貴様は!?」

「カサンドラ、ほら行くわよ私たちは後衛で援護でしょ」

アポロンファミリアの陣営である城では今問題が起きていた。

 

団員であるカサンドラが団長であるヒュアンキトスに戦争遊戯を棄権する様に進言してきたのだ。

 

当然そんなことは受け入れられるわけがないのだが、彼女はずっと前からこのことを進言していた。

そう戦争遊戯をヘスティアファミリアに挑んだあの日から

 

 

 

 

 

「ベル様」

リリルカが心配気に名前を呼ぶ

「大丈夫だよ、リリ」

数十人はいるであろう敵が来る、そして

 

 

 

 

 

 

 

 

「すぐに終わるから」

 

アポロンファミリアはキレた

 

 

 

 

 

「なんなんだ・・・」

 

会場は静まっていた

 

 

「いったいどうしたと言うのだ‼︎」

 

 

聞こえてくるのは

 

「ギャー‼︎」 「助けてくれー‼︎」「し、死にたくない‼︎」

 

アポロンの叫びと眷属達の悲鳴それから

 

ザシュ‼︎ザン‼︎ズバッ‼︎ズバババ‼︎

全てを切り裂く斬撃の音だけだった

 

前衛の敵を僅か数分で無力化させベルは城の前に辿り着いた

 

 

 

(でかい城だ)

 

目の前の城をみて思いながらベルは刀をしまう。

 

そしてその空いた手でベルは城を掴み

 

 

 

 

「オオォォォー‼︎」

 

空中高くに投げ飛ばした

 

「「「「「「はぁぁァァァァーー‼︎⁇」」」」」」

そしてすぐに飛び上がり

「ウォォォーー‼︎」

 

刀で城の壁を切り裂き

 

「ぁぁ?」

 

中にいた三人を斬った

 

「なっなっなっ」

アポロン開いた口を閉じることができずただ嗚咽をもらす

 

「しゅ、終了ォォォー‼︎‼︎」

いち早く正気を取り戻した司会が叫ぶ、此処に戦争遊戯決着した。

 

 

 

 

 

「さて、確か僕らが勝ったら何でも言うことを聞くでしたよね?」

 

ベルがアポロンに問いただす。

 

「ヒィ、ヒィィィィー待て、待ってくれ!だ、誰か誰かいないかー‼︎」

 

自身の眷属達に助けを求めるが誰も答えない。全員命に別状はないとはいえ

もう冒険者としてはやっていけないほどの傷を負ったのだから

 

「僕の望みは一つだけです」

 

 

彼はゆっくり刀を振り上げ

 

 

 

 

 

 

 

「 大人しく俺に斬られろ‼︎」

刀を振り下ろした

 

 

 

しかしその刃は、

 

 

 

「ベル君もういい!」

アポロンの首元で止まった

 

「ぁ・・神様」

ベルの瞳から殺意が消える

 

「アポロン、君のファミリア財産を没収、ファミリア解散、オラリオからお前を永久追放、それが僕らの要求だ!二度とベル君の前に姿を見せるな!!」

 

 

その日からオラリオで新たな伝説が生まれた

 

その伝説の名は『切り裂き・ベル』の伝説

 

 

 




続き考えてません。誰か書いてください!


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