ハイスクールD×D 理不尽壊しのリインカーネイション   作:橆諳髃

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あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします‼︎

さて、年初めにこう挨拶はしましたが……今回は去年書けなかった番外編を載せたいと思います。本当は去年のクリスマスに合わせて書きたかったのですが……残念ながら風邪をひいて投稿する事ができず、正月を何日か過ぎた中途半端な今日投稿する形となりました。

誠に申し訳ありません。

さらに今回は、本編にも出てないネタバレ要素が含まれているので、みたくないと思った方は見ない方がいいかもしれません。

そこら辺構わないという方は、そのままお進みください。

それではご覧下さい‼︎


番外編
番外編 多忙なイブと幸せなプレゼント


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校1年の冬……今日もこの日がやって来た。12月24日、聖夜前日。俺の家では……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁさぁ! 今宵からは聖夜前日‼︎ 存分に我に尽くせ颯也‼︎」

 

「ハァッ⁉︎ あんた何言ってんのよ⁉︎ 颯也はあんたの小間使いじゃないんだから‼︎」

 

「確かに颯也は余の小間使いではない。だがどの道颯也は余に尽くす事に変わりない‼︎ ところでオルレアンの魔女よ、その装いは……さては貴様も世俗に毒されたか⁉︎」

 

「なっ⁉︎ こ、これは颯也が少しでも楽できるようにバイトを……」

 

「フフッ、フハハハハハハッ! 全くもって颯也の側にいると飽きんなぁ! まさか世界を滅ぼそうとした魔女が……クッフフフ、ば、バイトでその格好とはなぁ‼︎」

 

「っ/// わ、笑いたいなら勝手に笑うと良いわよ‼︎ 私は颯也のためにこの格好になってるだけなんだから‼︎」

 

「フハハハッ! 存分に笑ってやろうとも‼︎」

 

「うぅっ〜〜〜///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャンヌさんがオジマンディアスに弄られてる……なんとも珍しい事ではあるが、ここまで太陽王が世俗関係で馬鹿笑いしてるとは……

 

(と言ってもこのままじゃジャンヌさんが可哀想だし、もうそろそろ止めるか)

 

「太陽王、もうそろそろジャンヌを弄るのはやめて欲しいかな」

 

「颯也か……なに、普段とは全く違うオルレアンの魔女の装いが珍しいものであったからな。我なりに褒め言葉を送っていたところだ」

 

「褒めてるようには見えなかったんだけど? というか少し酔ってる?」

 

「フンッ、我ともあろう者がこれぐらいで酔うわけが無いであろう?」

 

と言いながら太陽王は口にワインを含む。一方のジャンヌさんの方は、オジマンディアスに笑われて顔を真っ赤にしていた。それは照れではなく羞恥と怒りが混じったような……そんな感じに見えた。

 

(だけどジャンヌさんの今の格好……凄くレアだよなぁ)

 

fg◯のクリイベでジャンヌさんが手違いで子供化した時の格好を元の姿でやっているようなものだ。子供化した時でさえも、そんな軽装で大丈夫だろうか? と思う程だった。それが元の姿になって同じ衣装を着たらどうなると思う? つまり……露出度がデタラメに大きくなったという事で、正直目のやり場に困る。困るんだが……

 

(可愛くて凄く似合ってることは事実なんだよなぁ)

 

という事で……

 

「ジャンヌさん……」

 

「な、何よぉ……颯也まで今の私の姿を馬鹿に「そんな事ないよ」……えっ? きゃっ⁉︎」

 

俺はジャンヌさんを優しく抱きしめる。

 

「そ、颯也?」

 

「今のジャンヌさんの格好、物凄く似合ってるよ。正直目のやり場に困るところはあるんだけど、凄く可愛いよ」

 

「か、かわっ⁉︎///」

 

「うん。それにその格好も俺のためでしょう? なら俺は今のジャンヌさんの格好を馬鹿にする訳がない。むしろ……凄く嬉しいんだ」

 

「颯也……私も貴方にそう言ってもらえて……嬉しい‼︎」

 

ジャンヌさんから抱きしめ返される。それも凄い強さで……。余程嬉しかったんだと思う。そうなんだろうとは思うんだが……

 

(俺さっきまで頭の位置ジャンヌさんの顔と同じ高さにあったはずなのに……またいつのまにかジャンヌさんの胸に挟まれてる)

 

ホント何でだろうなぁ……まぁジャンヌさんが嬉しいのならそれで構わないんだけど? 余程嬉しかったのかいつもの様に後頭部撫で撫でしてくれてるし……

 

「ふふっ♡ やっぱりこうしていると落ち着くわ。初めの頃の私では全く理解出来なかった温かみです。それも貴方のものなら尚更……いえ、貴方以外を抱くなんて例え死んで生まれ変わってもないわね!」

 

いやぁ……死んで生まれ変わったりしたらさすがに……

 

(まぁ貴女を死なせるなんて事……絶対にしないんですけど)

 

「さて……少し、いえ大分したらないけどそろそろバイトの方に行ってくるわ。颯也、クリスマスケーキ楽しみにしてなさいよね‼︎」

 

そう言ってジャンヌさんは元気になってバイトに行った。

 

そして今年のクリスマスなのだが……いつもなら俺がクリスマスのケーキやら料理を振る舞う。だが今年に限って少し予定が変わってしまった。それも家族みんなで出るイベントなものだから、誰かが欠ける訳にもいかず、かといってクリスマスのイベントは毎年恒例なので今年だけやらない訳にもいかない。

 

という事で、今日のイブという日は本来なら昼までには準備をし終えて、後は各自クリスマスまで自由に過ごすはずではあったが、今年に限ってはその自由時間は無くなった。

 

それに俺も今日は仕事……というかボランティア任されてるしな。俺もそろそろ行くか。

 

「じゃあ俺も今日はボランティア任されてるから行くよ。帰りも多分遅くなると思う」

 

「な、何だと⁉︎ なら余の酌を誰が注ぐというのだ⁉︎」

 

「そこは私に任せてくれませんか、太陽王?」

 

オジマンディアスにそう声をかけたのは、綺麗なブロンドの髪をポニーテールにし、上に白のブラウス、下には黒のスキニーパンツを着た少女だった。

 

「ほぅ? 颯也と一緒について来た女魔術師か。しかし貴様に颯也ほどの技量はあるか?」

 

「至らない点がある事は分かっています。でも退屈はさせません!」

 

「言い切ったか……良かろう。余の酌を注ぐ名誉を今日だけ特別に許そう! して、酌を注ぐだけではなかろう?」

 

「はい、太陽王が退屈しない様に場の雰囲気に合わせた音楽も奏でます。この方が」

 

「……えっ?」

 

フィオレさんは太陽王に対して強気の姿勢で答えてた。それに満足した様子の太陽王……なんだけど、急にフィオレさんに振られたアイツは凄く困った表情をしていた。

 

表情としては目を開けてるのか閉じてるのか分からんけど……でもあれ急に振られて相当困ってるよなあの“トリ”。

 

トリ……鳥類の総称であり、例え見た事なくとも取り敢えずあのトリと指差せば皆見てくれる。そして愛護家にいるトリは、翼は生えてはいないが弦の衝撃で少しだけ滑空が出来るそれはもう珍しいトリなのだ。その名はトリスタン……円卓の騎士の1人である‼︎

 

「いやぁ、オジマンディアスの相手をさせてごめんねフィオレさん」

 

「いいえ、良いのよ? 何せ今年はみんな忙しいのだし、朝からこんなにはっちゃけてる太陽王がイレギュラー過ぎるだけなんだから。それに少しでも颯也さんのお役に立ちたいですから」

 

「なら、今回は甘えさせてもらうとするよ。じゃあ太陽王の事任せたよ、フィオレさん。後トリも」

 

「はーい! 行ってらっしゃい♡」

 

「えっ? 私はまだ何も言ってh〈ガチャン〉……悲しい」ポロロン……

 

トリは……いつまで経ってもトリの扱いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから颯也が向かった先は、とある冥界の領地を治める悪魔の所だった。

 

「やぁ颯也、待っていたよ」

 

そこで出迎えたのは、颯也と同じ金髪の青年だった。しかし颯也の持つそれよりも短くそろえ、着ている服も執事服だ。颯也はその青年に案内され、城の中へと入る。そして城の中で出迎えたのは……

 

「颯也! 待っていたわ。今日は急なのに来てくれてありがとう」

 

「気にしなくても良いよ麗花さん。ここは冥界の端っこで都市部に比べれば田舎なのかもしれないけど、悪魔は多いしそれにここは子供の人口も多いからね。毎年プレゼントを配るのも大変だと思う。だから少しでも手伝える事ができるなら俺も嬉しいよ」

 

「そう言ってくれると私も嬉しいわ。特に今年は冥界のクリスマスライブも被ってただでさえ忙しいのに……」

 

「だから気にしないでって」

 

「そうだぞ麗花。颯也だってこう言ってるんだ。もう気にするなよ。というか気にするだけ損ってもんだ」

 

「特務三佐……それはかなり偉そうですよ」

 

「だがガエリオの言は的を射ている。颯也は誰かからの頼み事、特に自分の事を大切に想っている存在からの頼み事は快く引き受ける。だが、確かにガエリオが一言多いのは認めるがね」

 

いつのまにか麗花の側で三人の執事達が待機していた。上のセリフ順からガエリオ、アイン、そしてマクギリスである。因みに麗花が言ったライブというのは、ジャンヌ、エレナ、静謐のハサン改めジール、ニトクリス、そして麗花で結成されたグループの事だ。本来ならばクリスマスの日に麗花達のライブが行われる筈だったのだが、麗花達のグループをプロデュースしているプロデューサー曰く……

 

『フハハハハ‼︎ 今年は客が多く入りそうだ! これでは歌を聴けない客達も大勢出る事だろう! そこで‼︎ 今年はイブの日もライブを開催する‼︎ 異議は認めん‼︎』

 

……とのお達しで今年はイブと当日2回に分けてライブをする事となったのだ。

 

閑話休題

 

「それで、この格好で子供達にクリスマスプレゼントを配りに行く訳じゃないんだろう?」

 

「えぇ。衣装もこちらで用意してるわ。ガエリオ、案内してあげて」

 

「俺がか?」

 

「だってあなた、仮にもうちの執事長でしょ? ただ案内するだけなんだからこれぐらい余裕でしょ?」

 

「だ、だがな……それだったらマクギリスにだってできるだろ?」

 

「生憎私は他の事を仰せつかっていてね。だから颯也の案内は頼むぞ、執事長(笑)」

 

「お、おまっ⁉︎ 最後の嘲笑はなんだ⁉︎」

 

「おっと、そろそろ私も行かなくては! ではお嬢様、先に失礼します」

 

「マクギリスゥ〜ッ‼︎」

 

ガエリオの恨みが篭ったような呼びかけには一切振り向く事はなく、マクギリスは自分の仕事をこなしにいった。

 

「はいはい! いつまでもウダウダ言ってないで早く案内してあげて!」

 

「はぁ〜……分かった。こっちだ、ついて来てくれ」

 

納得はいかないものの、ガエリオは颯也を衣装のある所へ案内した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「メリークリスマース!」

 

「さ、サンタさんだ……父さん母さん! 本物のサンタさんが来たよ‼︎」

 

「まぁまぁ、今年もありがとうございますサンタさん!」

 

「フォッフォッフォッ、悪魔の子供達が幸せに毎日を過ごしてくれれば私も嬉しいというもの。さぁ坊や、これが私からのクリスマスプレゼントだよ。ただし中身は明日になってから開ける事。私と約束できるかな?」

 

「うん! 今日は早く寝て明日起きたら開けるよ‼︎」

 

「よーしよし、良い返事だ。それじゃあ来年も、坊やが良い子にしてたら来るからね」

 

「うん‼︎ ありがとうサンタさん‼︎」

 

「フォッフォッフォッ‼︎ メリークリスマース‼︎」

 

そう言って悪魔の子供がいる家々をまわるサンタクロースがいた。本来なら聖夜を悪魔が祝うのはおかしな事ではあるが……子供達にとってはそれは些細な事で、楽しめたのならそれで構わないのだ。そして冥界の領地を巡るサンタクロースが去った後には、縁を金に彩った黒い飛行機の様なものが金色の粒子をオーロラのように放出しながら空を飛んで行ったと見た人達は口々に言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからまた数時間後……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんた達! 待たせたわね‼︎」

 

「これから聖夜前日、クリスマスイブ特別ライブを開催するわ‼︎」

 

「最初に歌うのは、私達の代表曲」

 

「一度だけの恋なら」

 

「それじゃあ皆! 最初から全開で行くわよ‼︎」

 

「「「イェーーーーイ‼︎」」」

 

ここはとある領地に作られたライブ会場。そこには悪魔だけでなく天使、堕天使、それ以外の種族の者達が歓喜に沸いていた。観客席には空席など1つもなく、彼女達の歌を聴くために集まった観客で溢れかえっていた。

 

しかし、観客の中には彼女達の歌を聴くために集まった者達だけではない。彼女達の歌は楽器の伴奏に合わせて歌われる事は当然ではあるが……その伴奏は録音済みの物を使用するのではない。これも生演奏であり、彼女達のバックには演奏者が堂々演奏している。観客達の中には彼らの演奏を聴きに来る人達もいるのだ。

 

さらに演奏者達も1つのグループで活動している。そのためにここに集まった観客は、彼女達のファン、彼らのファン、どちらとものファンが集まっているのだ。

 

因みにだが……ステージ上にいる彼ら彼女らは全員何らかのお面や被り物で素顔は隠している。そのために、観客達は彼らの素顔を知らない。知らないが……それでも彼らの歌と演奏は自分達の心をグッと引き寄せる。そう、観客達はそれだけで彼らの歌と演奏を聴きたくて、楽しみたくてウズウズするのだ!

 

そして一曲目が終わると、既に観客達のボルテージは最高潮である。

 

「フンッ! アンタ達相変わらず最初から元気ねぇ‼︎ そんなんで最後まで保つと思ってんの⁉︎」

 

「「「イェーーーーイ!」」」

 

「フフフッ、まだまだ元気ね! ならこの調子で次も行くわよ‼︎」

 

「はい、次の曲は……」

 

そんな調子でイブのライブは過ぎていった。

 

そしてこれは余談ではあるが、バックで演奏していたのは颯也、マクギリス、ガエリオ、アイン、アルヴィンの5人である。その5人にも彼女達には負けない程の歓声を浴び、満足しながら演奏していた。

 

その演奏後……

 

「あぁ……今日は疲れたな」

 

何せ麗花さんに頼まれて領地の子供達にクリスマスプレゼントを配り、それが終わってすぐにライブの演奏だ。常人だったら今の時点で死んだ様に眠ってるんだろうけど……

 

「まぁ楽しかったから良いんだけど……でもやっぱり少し疲れたかも」

 

「なら颯也さん、私に癒されてみませんか?」

 

「ん? ジールか……って、そ、その格好は何⁉︎///」

 

「颯也さんから照れた顔を頂きました……やった///」

 

「いやいや! 頂きましたじゃなくて……その格好は……」

 

ジールはサンタさんの衣装を着て俺の目の前に現れた。ただ……それは果たしてサンタと言えるのだろうか? 何せ露出が高すぎる。そして隠す部分にサンタさんの帽子の先についてある様な白いフワフワ? を集めた様な物を着ているに過ぎない……というかあれサンタと言うより羊の仮装にしか見えんくなってきた。

 

「コレですか? 麗花さんから借りました。颯也さんがクリスマスプレゼントを配ってる間に私が頼んで……」

 

「 な、なんで?」

 

「それは……」

 

ジールは女の子特有の仕草、所謂もじもじしながら言い淀んでいた。それでジールは決心したのか、もじもじをやめて俺の事を真っ直ぐに見つめてくる。そして……

 

「その……クリスマスプレゼントに……私がなろうかなと」

 

「えっ? 誰の?」

 

「……颯也さんの」

 

「俺の?」

 

「はい……あの、ダメ……ですか?」

 

瞳をウルウルさせながらそう聞いてくるジールは……正直抱きしめたいと思った。

 

(否! 抱きしめるに決まっているだろう‼︎)

 

俺は何の迷いもなくジールに抱きついて、そしてベットに押し倒す形になった。

 

「へっ? あ、あのあのあの……颯也さん?///」

 

「ごめん……今すっごくジールを抱きしめたい気持ちなんだ。だから……俺が良いまでこのまま抱きついて良いかな?」

 

「そ、そんな事……良いに決まっています。むしろ……ずっとこのまま抱きしめられたいです♡ それに付け加えて、私もあなたの事……ぎゅう〜ってしますね♡」

 

12月24日……颯也は最高のクリスマスイブを過ごし、そして聖夜当日となった。




今回番外編を描いた経緯についてですが……去年のfg◯クリスマスイベントの概念礼装を見て思いつきました。

所々書いた時の思い付きで書き加えているところはあります。

という事で、番外編でしたが、引き続き本編も更新して行くので、どうかよろしくお願いします。
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