サウザンドブレイブ日記   作:くるみ

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今の状態で霧の街を開放すると貧しくて技能もない奴が
大量にカシュカーンに入り込んで移民問題とジプシー問題が大量発生します。

で、それを危惧する組織と早く開放することを求める組織とで揉めに揉めており
計画は遅々として進んでいません。

前者の組織は、なんとしても技能と生活の手段をと言う方針で色々やっています。
これもその一環です。

さて、この話までは主人公の掘り下げと主人公に親近感を持ってもらうことを目的とする日記回です。
なお現時点では【まだ】グレイシア島に守りの剣はないです。


冒険者になりたいです

○月!日 曇りのち晴れ

 

船に乗ってようやくグレイシア島、スタルトの街につきました!

吐き気もしません! 守りの剣はないみたいです!

 

はじめて人族の街を見て回れます!

 

談笑して歩いている通行人、果物や肉とかを売ってる露店、

霧の街にないものがいっぱいあります。

 

いつも殺気が溢れている霧の街と違って、街の中は活気が溢れていて

みんなが楽しそうにしています。 ……遊んでる子供たちも。

わたしも、こういうところで生まれていればよかったのになあ。

ここで生まれてたら、生き残るために吸血鬼になんかならずに済んだのになあ。

 

 

いけないいけない。 日記を書くと弱気になっちゃう。

これからここで色々できるんだから、わたしも楽しんでいいんだよね?

 

 

楽しいこと、書こう。

せっかく楽しくいられる場所に来たんだから。

 

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○月$日 曇り

 

さて、二突射撃を覚えるには先立つものが必要です。

ガメルとか、コネクションとか。

 

そもそもわたしの場合、人間じゃないから実績も必要なんだよね?

絶対無害だって言い張るための実績が必要なんだよね?

 

 

わたしには、特にできることはない。

後付の力で、それなりに戦えるけどそれしかできない。

 

だから、必然的に戦闘が必要な傭兵か、冒険者か。 どっちかにならなきゃいけない。

 

ここにはいっぱい冒険者の宿があるみたい。

なんか剣精とか言うのがたくさんいて、その剣精の力を高めるために持ち主が

たいてい自分の冒険者の宿を持っているらしい。

 

だから、たくさんの冒険者ギルドがある。 そして、みんな競争してる。

ならきっとこの中のどれかひとつくらいは、わたしを受け入れてくれる。

 

明日はそんな場所を探そう。

 

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○月@日 曇り

 

それにしても色々な冒険者の宿があってぜんぜん覚えきれない。

名前が同じものさえある。 活動してないところもいっぱいあってよくわかんない。

 

見栄えもほとんど同じだからさらにわかんない。

 

いくつか、中を覗いてみたけど同じ人が2人くらい別々の冒険者パーティで食事してた。

あの人たちは掛け持ちなのかな? 掛け持ちって辛そうな気がするけど大丈夫なのかな?

 

と思ったら冒険に行っちゃった。

 

で、その人達の後ろ姿を見送って、次の冒険者ギルドをのぞき見してみたんだけど、

さっき冒険に行ったパーティのうち二人が別のパーティ組んで報告してたの!

 

さっきの人たちは一体なんだったの? それとも、わたしの目がおかしいのかな?

ちょっとよくわからないから、色々人を見て回ってみようと思う。




みんな同じ冒険者カードを持ってるから同じ人が別のギルドで
同時にパーティ組んで冒険してるように見えます。
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