サウザンドブレイブ日記   作:くるみ

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私が今はまってる勇者と1000の魔王と言うゲームには
ちゃんとタイトル画面に引継ぎ設定があります。

しかしてこのゲームではそうではありませんでした。
では、それによって何が起こるのか。 ぜひその目でお確かめください。


拠点を作りたいです

■月♪日 晴れ

 

そういえば、そろそろ冒険者になるにしてもならないにしても、拠点がほしい。

あとそろそろ蛮族狩りできそうな場所見つけておかないと血のストックを気にしなきゃいけなくなる。

 

ということで、とっても不安だけど拠点になりそうな冒険者の宿を探そうと思います。

 

こうしてみると、色々な冒険者の宿があって目移りしそう。

みんな同じ外見で、同じ中身してて、所属してる冒険者も剣精もほとんど同じだけど

だからこそか、名前はとっても多彩。

 

 

本当に色々………え?

 

 

その宿の名前を見た時、私は声を上げて立ち尽くしてしまった。

それもそのはず。 その名前はあまりにも簡潔で、あまりにもとんでもない名前だったから。

 

え。

 

宿の名前が「え」。

 

すごくおかしい名前だ。 こんな名前をつけるセンスが非常に疑わしい。

何を意味してるのか全くわからないのは、まあそういう名前の宿もたくさんあったから置いておくとしてもこの何にも考えてないを地で行くような名前は一体なんなんだろう。

 

 

そして立ち止まってしまったせいで、日の光が辛くなってきたので

私はその「え」に入ることにした。

 

 

とんでもない名前と違って、宿の中は普通だった。

まあみんな同じ外見で同じ中身だから当然なのかもしれないけど。

 

で、マスターと思われる人が依頼を整理している。

あれが、えとか言う名前をつけた人。 多分、すごく変な人……

 

と思ってたら扉がバタンと開かれ

 

 

「やっほー! q!」

 

 

という声が聞こえてきた。

 

え? q?

私が戸惑っている間に、扉を開けたドワーフの女の人はそのままマスターっぽい人と話をしている。

ということは、あのマスターっぽい人、名前が「q」?

 

まさかそんな名前をつける人がいるなんて信じたくなかったんだけど。

と言うか信じられないんだけど。

 

 

あまりのことに私が固まっていると、ドワーフの女の人が帰っていく。

そして、それを見送ったqと言う名前のマスターが、私に気づいて向かってくる。

 

 

そしてどうしたのかなと聞いてきた。

私は、それに言葉を返せなかった。 頭のなかにえとかqとかが浮かんで消えてとってもわけがわからない。

 

 

 

しばらくして、普通の水を飲んで落ち着いた私は、早速聞いてみた。

なんで、え、なんて名前をつけてしまったのか。

qなんて名前をつけた親は何を考えていたのか。

 

 

「いや、それが……」

 

マスターは、言いにくそうに困った顔をして、こう言った。

 

「機種変更した時に、引き継ぎ機能使う前に名前設定があったから

 名前も引き継ぐからそんな画面出さずに早く引き継がせろと思いながら

 適当な名前を入れたら、後で引き継いだ時名前だけ引き継がれなくてね……

 本当は別の、いい名前があるのに……。

 

 そういえば、その時旧機種に残ってた侘び石10個くらい、なくなってるな……。

 でもいいか、どうせ使わないし……」

 

 

ほとんど何を言ってるかはわからないけど、

店と自分の名前が適当になってしまった哀愁だけはとてもよく伝わってきました。

 

今日はこの日記をまとめるのに疲れたので、部屋を借りてここで寝ることにしました。

よく見たら、普段の倍くらいの量。 確かに、それくらいの衝撃だったけど。

 

 

そういえば拠点、まだ決めてないや。 明日考えよ。




この話は、私のアカウントに発生した実話です。
本当にこの名前をしているので、フレンド機能追加されたら検索して友達になってください。
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