もしも、百夜優一郎が子供のとき(孤児院に入る前)に吸血鬼に会っていたら   作:ブラッディー・メアリー

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はじめまして!
ブラッディー・メアリーと申します♪( ´▽`)
楽しんでいただけたら幸いです(〃ω〃)

文章の編集をしました。内容はあまり変わりません(2019/03/27)

最近、大幅に文章の変更をしています。
「少年は」「クレアは」等から始まるサブタイトルの話は変更済みです。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。


少年は女性に会う

白い雪が降り続ける中、小さな少年が眼下に広がる街並みを見下ろしていた。

彼の顔や体には多数の暴力の痕跡があり、親からの暴力を伺わせる。

 

「あの、クソ親父! ってぇ! 何が悪魔の子だ! ふざけんな!」

 

ひとしきり叫んで疲れたのか、彼はそのまま座り込んだ。彼は裸足で何も履いていなかった。

 

「ハックション!」

 

まだ雪も降り続ける真冬だ。彼は寒さで震えていた。このままでは凍傷になるのも時間の問題だろう。その時

彼の背後から、突然声がした。

 

「こんな所で何してるの?」

 

若い、女性の声だった。心底、大人に嫌気がさしていた彼は、振り返ることなく返した。

 

「何だっていいだろ。うるせぇよ!」

 

彼女は、困った様な顔をして答えた。

 

「でも、そのままだと君、指とか腐って落ちるよ?人間は脆い生き物なんだから」

 

今まで他人から気遣われることの無かった彼は、その言葉に驚いた。

まるで、自分は人間ではないかのような言葉に、不審に思いながらも返した。

 

「何で、あんたがそんな心配するんだよ」

 

彼女は少し目を丸くして、自問するようにうつむいた。

 

「ふむ?なんでだろ?そんなこと、考えたこともないなぁ。それで、君はどうしてこんな所にいるのかな?」

 

彼女はまるで、心でも読めるかのようにそう言った。

答える様子のない彼に、困ったような顔をした彼女は、じゃあ、と彼の名前を聞いた。

 

「ねぇ、君の名前は?」

「何であんたに言わなきゃならない」

 

彼女は微笑んでダメ? と聞いて来た。

 

「……。天音優一郎だ」

「天音優一郎君だね。私の名前はクレア。クレア・バートン」

「クレア……。」

「そ、クレア。いい名前でしょ?」

 

おちゃらけたようにそう言う彼女に聞こえていないように、無言で返した優一朗は、ふと気になったように、クレアに問いかけた。

 

「あんたは、帰らなくていいのかよ?」

「え?あー、いーのいーの♪ちゃーんと置き手紙も残して来たし」

 

優一郎は眉にシワを寄せて、暫く考えていた。

 

「あっそ」

「……で、最初の質問に戻るけど、此処で何してるの?」

「あんた、しつけぇな。……はぁ、家から出てきたんだ」

 

なかなか去らないクレアを追い払うのを諦めたのか、優一郎は投げやりに答えた。

 

「どうして? 喧嘩でもした?」

「そんなんじゃねぇよ」

 

諦めたような表情で優一朗はそう答えた。

そんな表情の優一朗にクレアは何か思うところがあったのか、心配そうな顔で優一朗に尋ねた。

 

「……そう。……大丈夫?」

「まあな。いつもの事だし」

 

その事にまた驚きつつも、クレアは優一郎に変わらず声をかけた。

 

「そうなの……。良かったら傷口見せてくれる? 簡単な手当ぐらいならできるから」

「いい。どうせまた、すぐ新しいのができる」

「まあ、そうかもしれないけどね。してもしなくても、同じなら、してもいいよね! ほら、手、だして」

 

ぐいぐいと、引っ張る力を振り払った。

 

「いいって、いってんだ……ろ……」

 

その拍子に優一郎は初めてクレアの顔を見た。

長い銀色の髪を自由にたなびかせ、赤い瞳をした、この世のものとは思えないほど美しく整った顔の女性。いきなり目に飛び込んで来た光景に優一朗はみとれるように呆然とした。

クレアはこの隙にちゃっちゃと手当てをすませた。

やっと優一郎の脳が動き出した時には、全てが終わった後だった。

 

 




初めて書きました。二次創作です。基本、これ位の長さで、短いです。まだまだ、若輩者ゆえ読みにくいかと思いますが、暖かい目で見守って頂ければ幸いですm(_ _)m
誤字、脱字、感想やアドバイスなど頂ければ嬉しいです!
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