もしも、百夜優一郎が子供のとき(孤児院に入る前)に吸血鬼に会っていたら 作:ブラッディー・メアリー
夏休みの宿題はもう諦めました、はい(笑)
長らくお待たせして、申し訳ありませんm(_ _)m
前回の後書きなどで、書かせていただきましたクルルが敬語を話すのか、は話すことにさせて頂きました(^O^)
また、少々分かりにくくなりますので、少し補足させて頂きます。ネタバレ等含みますので、次の話で書かせて頂きます*\(^o^)/*
ラクスとレーネに呼ばれて(脅されて?)クレアはサングィネム王城の女王の間の前に来ていた。
「ラクス・ウェルトとレーネ・シムです。クレア・バートンを連れて参りました」
レーネがそう言うと大きな扉が音を立てて開いた。クレアは、その中へ入り暫く歩くと
「クレア・バートンただいま戻りました。女王陛下」
騎士のように膝をつき、頭を垂れながらそう言った。
「ご苦労であった。ついては、事の詳細を聞きたい。お前たちは退がれ」
女王陛下と呼ばれた、見た目幼女の彼女はそう言い周囲の者を下がらせた。
クレア以外の全ての者が居なくなると、女王陛下と呼ばれた女の子は、仰々しい王座から降り、クレアの元に歩み寄った。その時には既にクレアは、顔を上げ立ち上がっていた。
「お帰りを、今か今かと心待ちにしておりました。クレア様」
そう言って、女王陛下と呼ばれた女の子はクレアに膝をついた。さながら、先ほどのクレアの様に。
「ああ、クルルも変わりないようで、何より」
クレアは女王陛下のことをクルルと呼んだ。それは、クルルよりも、クレアの方が立場が上である事を示していた。
「色々とお話ししたいことが御座いますので宜しければ、会議室にでも参りませんか?」
張り付いたような、笑みでクルルはそう言った。
「そうだね。ずっと、立ちっぱなしと言うのも疲れる。防音性に優れた部屋を頼むよ」
そんなクルルの様子に、クレアは引きつった笑みでそう言った。
「心得ております。では、お先に失礼致します」
「ああ」
クルルは女王の間から出て行き使用人に会議室の用意をさせた。クレアは、そのまま城内の浄化室に行き貴族服に着替えた。何故、今まで貴族服で無かったかというと、ラクスとレーネにそのまま、連れて行かれたからだ。どうやら、一刻も早く連れ帰れとクルルの命令だったらしい。丁度、着替え終えた頃に放送で
「クレア・バートン様、女王陛下がお呼びです。至急、第1会議室まで、お越し下さい」
と、呼び出された。
(さてと、いきますか。今回はどんな、小言を言われるのやら)
そう、思いながらクレアは浄化室を後にした。
☆☆☆☆☆☆
「失礼します。クレア・バートン参りました」
ドアをノックして、中にいるであろうクルルに言った。敬語なのは、周りに他の者達がいるからだ。少しすると、扉が開き使用人によって、なかに招き入れられた。中は、何層もの扉により仕切られており、完璧な防音体制が築かれていた。10程だろうか、扉を超えたところにクルルはいた。
「案内ご苦労。お前達は退がれ。この区画には立ち入るな」
そうクルルか厳命すると使用人達は下がり、周囲は静寂に包まれた。
「さて、クレア様……色々と申し上げたいことはあるのですが」
「う、うん」
「今回はそうもいかなくなりました」
何時もなら、「少しは私の仕事、いえ、元はクレア様の仕事をして下さっても宜しいのでは!」とか、「自由に過ごされるのは構いませんが、周りのことも考えてください!」等等怒涛の勢いで言って来るのに、今回は無かったことに嫌な感じがして、クレアは珍しく真面目な顔になった。
「どうした?」
「人間共の中に潜伏している、兵からの情報です。百夜教の人間共が終わりのセラフの第一段階目の実験を成功させた、と。」
「へぇ……それは、確かな情報?」
「はい。同じ様な報告があと3件ほどございます」
「そう……なら、こちらも急がないとね」
「そうですね。……全く人間共は厄介なことをしてくれる」
「まあ、そう言いなさんな。彼らはそれが正しいと思っているんだろう。人間の欲望とは私たちの血への欲求と同じかそれ以上に、それこそ果てのないものなんだから」
「そうですね。だからこそ、禁忌にまで手を出す」
「............」
「............」
「まあ、ここで言っていても仕方ない。早々に準備をするか」
「そうですね。すでに、採血施設は8割がた、完了しています」
「そう。貴族の者達には?」
「まだ、知らせておりません。クレア様に報告してからと思いまして」
「ふむ、では明日にでも貴族会議を開くか」
「分かりました。では、そのように」
「ああ、頼んだよ。報告は以上?」
「はい」
話がひと段落したところで、クルルはクレアに、さて、と言い、何時もの様に語り始めた。
「全く、今回はどこをほっつき歩いてらっしゃったのですか。この様なことが、あったにもかかわらず10日も行方を眩まされるなんて!」
いつも通りガミガミと言い始めたクルルに耳を押さえながら、クレアは困ったような顔をする。
「いや、まず、そのこと自体しらなかったし」
「知らなかったではありません。この国、いえ、我々吸血鬼の頂点に立つお方がその様でどうします!」
クレアがむむぅと唸りながら、ぼそりと呟くと、クルルから怒濤のような返しが来る。
「いや、この国の女王陛下はクルルでしょ」
「それは、建前の話です。実際はクレア様でございましょう!」
「いや、だから、それはクルルに一任しているし」
「そこは、関係ありません。序列の問題です!第一位始祖ともあろうお方がそのように、フラフラと!もっと、御自覚下さい」
クレアは勉強しなさいと母に言われた子供のような顔をして、そっぽを向いた。
「面倒くさい」
「クレア様!」
「ハァァァァァ・・・はいはい、分かったよ。これからは自重します」
「その、長い溜息は何ですか!本当に分かってらっしゃるのですか⁉︎だいたい、クレア様は・・・・・・
クルルの小言はその後3日3晩続いたという。
お前ら、仕事しろよ!というツッコミは無しでお願いしますm(_ _)m
今回は、いつもより長くいきました。
クルルのキャラが崩壊している。
クルルファンの方々すいませんm(_ _)m
感想等ございましたら、お寄せ下さい。
これからも、宜しくお願い致します*\(^o^)/*