大森林〜くさタイプヘイトの俺がくさタイプ一筋になった訳〜   作:ディア

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・アンケート結果
≫アンケート結果、大多数が転生者を受け入れないようですのでキャラ崩壊程度になります。ちなみに読者の皆様が受け入れる数の合計が受け入れない数の5倍以上だった場合転生者になっていました

・回答
≫作者が考えていた転生者はツクシですね。正解した読者の皆様にはツクシマニアの称号をプレゼント……え?いらない?不正解の方は消去法で考えてみると納得すると思います

・消去法で解説
≫ミカンとエリカは種族値とか知らなかったので転生者疑惑から外します
≫となれば残ったマチス、ツクシ、ナツメの3人なんですがマチスは言動が原作より離れているとはいえ実力はそこまでではありませんでしたので外します
≫となると作中未だに明らかになっていないのがツクシとナツメなんですが第15草でツクシが原作からかけ離れた行動をしているシーンが描写されており、一方ナツメは出番すらなく「読み返せばわかります」という作者の発言から矛盾するため消去され、ツクシが転生者となります

・他回答
≫勿論消去法だけでなく、第24草の前書きで「作者が期待していた地方が最下位」と言っていた地方はジョウト地方で、アンケートの中でジョウトに関わりがあるのがミカンとツクシだけになり、ミカンが転生者でないことは明らかなのでツクシが転生者とわかります
≫またTVドラマなどで犯人役の人物が4番目のキャストになるというジンクスもあり、ツクシよりもナツメの方が下なのもそれが理由だったりします
≫他にも前回の前書きで、草よりも虫やエスパーが不遇と記載していたのでそこからツクシとナツメが候補に上がりますね。主人公を転生させた神なら主人公と同じようにアンチしていたタイプの使い手、つまりアンチの対象になりがちなマイナーな虫やエスパーの使い手に転生させるはずですから

・ツクシが転生者の場合
≫ifルートで書くかそもそも書かないかどうか迷っている話で、どちらにせよ本編とは関わりのないようにする
≫とりあえず設定だけ言っておくと【主人公の虫版チートの下ネタ好きの男の娘】ですね。それ以上はifルートを書き上げたらご自身の目でお確かめ下さい

・誤解答
≫当初読者の皆様に一番転生者と思われていたのがナツメ。何故ナツメなんだ?と思ったら作者の別作品【SIX HUNDRED~俺の600族が最強過ぎるんだが~】でナツメがヒロイン候補だったのに対してこっちでは何も描写されなかったから?……前述した通りエスパーがタイプ統一で弱い方って書いたからですねはい
≫ミカンはタイプ統一するには強すぎる上に露骨にヒロインだし、エリカは張力100kgの弓を引けるし、マチスは英語が多くポケスペ要素皆無だったから転生者と疑われても仕方ない

・ミカンが転生者でない理由
≫ミカン転生者疑惑を持っていたのが数名いたので記載。種族値について未知だっただけでなく、タイプ統一するには強すぎるからですね。もしタイプの対象が鋼なだけであとは主人公と同じようにステータスアップしていたら手がつけられなくなり、エリカと同格どころの話ではなくなる。だって鋼タイプって耐性が多いし強いポケモンも多いから……ちなみに英語でヒロインは主人公の恋人ではなく女版主人公という意味らしい

・感想であった出来事
≫木村拓森ってキム○ク……?って主人公の前世の名前か!という風になった作者。作者ですら完全に忘れていたよ!

・作者が考えた最強レジギガス
≫そこの小説とは無関係ですが、一応思いついてしまったので
≫オリジナル技【かんぜんふっき】。これを使用したレジギガスは5ターンの間本来の強さになる(レジギガスの種族値がオール200になる)
≫その間スロースタートの特性は消え、ムラっけに変わる
≫【かんぜんふっき】使用後は技が威力60の特殊技【レジのさばき】に変わり、どのポケモンでも効果抜群となる。
≫【レジのさばき】は物理・特殊どちらかより効果的に与えられる数値で計算する
≫ようするにレジギガス版メガシンカですね。技を1回だけとはいえ使わなければならないという制約がありますがメガレックウザよりも強いと思います


第25草

 買い出しから戻るとそこにはミカンとエリカが俺の財布を持っていた。

 

「お帰りなさいコスモ、財布が無くても買い出しは無事に出来たようで何よりですわ」

 

 そう言ってエリカが俺に財布を手渡す。

 

「ありがとうございます、お姉様」

 

「それで次は何処に行きますの?」

 

 俺が行った町ってクロガネ、ハクタイ、トバリだよな。となると残りのジムはキッサキ、ナギサの二つは後回しでいいとして残りのジムだな。

 

「とりあえず、ミオシティにいこうかと」

 

「ヨスガシティには向かいませんの?」

 

「今向かったところでまだ不在の状態でしょう?」

 

 トバリからハクタイに行く道中、ヨスガジムに向かったのはいいがジムリーダー不在でポケモンバトルは行わずに通り過ぎるだけに終わった。こんなところで原作再現しなくても──と思ったが仕方ないのかもしれない。だってリメイクする前とした後の世界が混合している世界だし。

 

 因みにこの地方で2人も不在にしているジムリーダーに激おこぷんぷん丸になったエリカの顔は女性がしていいものではなかったといっておこう。

 

「それもそうですわね。どうしてシンオウのジムリーダーはこうも代理とか置かないのでしょうか? 私だってジムリーダーの代理が務まる者を置いて留守にしていますのに」

 

 そうだったのか? てっきり代理を置かず無理やり着いてきたのかと思っていたんだが。原作のトキワジムリーダーのサカキは代理を置かずにいたのにそこらへんはしっかりしているんだ。

 

 

 

 そんな雑談をしているとミオシティにたどり着き、とりあえずジムへと向かう。

 

 確か原作だとはがね使いのトウガンがジムリーダーになっているがこの世界でもどうやらそれは同じで早速ジム戦をすることになった。

 

「グハハハハ、どうやらジム用のポケモンでは荷が重すぎるというのは本当らしいな! ヒョウタの言っていた通りだ!」

 

 一体目のドーミラーをリリーラであっさりと倒し、そう告げるとトウガンが次に出してきたのはファイヤーだった。

 

「えっとトウガンさん?」

 

 おいおい、デンジとかオーバーとかいくらかのキャラクターが原因でタイプ統一感の薄いシンオウ地方とはいえトウガンはちゃんとしていたはずだぞ。何故ファイヤーが出てくる? 

 

「こいつはバトルタワーで使っているファイヤーだ。坊主がどれだけやれるか見たくなった以上、付き合ってもらうぞ」

 

 いくらなんでも理不尽過ぎる──と普通なら思っていただろう。

 

 リリーラが覚えている技はじこさいせい、ギガドレイン、がんせきふうじ、ヘドロばくだんの四つでそのうち三つはわざマシンで覚えさせたんだ。ファイヤーはいわタイプに効果抜群、それも4倍ダメージを与えるほどのものであり、ハッキリいって相手にならない。

 

「よしファイヤーにがんせきふうじ!」

 

「甘いっ! おいかぜだ!」

 

 がんせきふうじがファイヤーに直撃するがタスキで耐え切り、その隙にファイヤーがおいかぜをしてすばやさを上げる。

 

「からの、ファイヤーおにびだ!」

 

「がんせきふうじ!」

 

 ファイヤーのおにびがリリーラにあたりやけど状態となる。

 

 こりゃちとまずいか? やけどそのものはそこまで痛手ではない。問題はおいかぜ状態になっていることだ。

 

 おいかぜの効果は一定時間味方のすばやさを倍にするフィールド効果があり、ダブルバトルですばやさ操作で最も使われる一つだが、シングルでも使われるあたり相当強力な技といえる。

 

 すばやさが倍になったから影響は大した事ないなどと言う奴がいるがポケモンバトルにおいてすばやさ操作はかなり重要な役割を果たしているのを存じないだけだ。基本的にゲームではすばやさが高いほど速く行動が出来、その間に攻撃しておくもよし、防御系のステータスを上げて積むことでダメージを抑えることも出来る。素晴らしいこと尽くしだ。

 

 俺もすばやさ操作の為に相手の場をしつげんにして相手のすばやさを下げさせて操作するのをテーマにしたダブルバトルのチームを作ったことがある。しつげんを作り出すにはシルヴァディかくさ御三家、そしてみず御三家がそれぞれくさのちかいとみずのちかいを同時に出すことで相手にしつげん状態にすることが出来るんだが、まあ片方に集中攻撃され上手くいかずコンセプトは失敗に終わったことが多い。とはいえハマった時の強さはかなりのもので、しつげん状態になるとすばやさが1/4になり相手がおいかぜをしたとしても1/2、相手が初手でミスしたら成功したので割と良い戦法だ。

 

 

 

 閑話休題(それはともかく)

 

 すばやさ操作が重要な戦略の一つであり、トウガンはそれを使ってきたとなればこれから先リリーラで他のポケモンを抜くことは難しい──いやチートありきならいけるか? はがねタイプのポケモンは大体鈍足でトリルエースになるポケモンもいる。そいつらならワンチャン抜ける! 

 

「メタグロス、お前の出番だ!」

 

 ……微妙なのが来た。おいかぜで二倍状態のメタグロス、チートありきでパワーアップしたリリーラ、どっちが速いんだ? リリーラのレベルにもよるが、少なくとも今の時点で勝てるとは思わない。

 

「メタグロス、れいとうパンチ!」

 

「リリーラ、がんせきふうじ!」

 

 リリーラの技が遅れ、メタグロスのれいとうパンチがリリーラに直撃し、リリーラが倒れる。

 

「やっぱりか……お疲れ」

 

 リリーラをボールに戻し、そう呟くと共にもう一つのモンスターボールを取り出した。

 

「よし、ロトム出番だよ!」

 

 フシギバナやリーフィアではあまりにも強すぎる。フシギバナは全ステータスが高水準すぎて伝説級でもついていけないし、リーフィアは全体のステータスこそ劣るものの攻撃面に関してはフシギバナを楽に凌ぐ。

 

 ただ蹂躙するくらいであればカットロトムを使って少し実践を積ませようと思った訳だな。

 

 そんな事情で出したんだが──すぐに俺の後ろに隠れてしまう。

 

「えっ?」

 

「ムッ?」

 

 トウガンは当然だが俺も困惑する。だがマチスに渡された時にこのロトムは接触技ができないくらい臆病であることを思い出した。しかし接触技が出来ないほどではあるがポケモンバトルをするのに支障をきたすレベルではないのは知っていたが、元々渡されたポケモンということもあり言うことを聞かないなんて誰が思うだろうか。今の今までロトムを出してこなかったツケを払わせることになるとはな。今度からしっかりと出しておこう。

 

「あー、坊主。そのロトムが出せないのなら別のポケモンを出してくれ。出せないならジムリーダー権限で儂の勝ちということになる」

 

「少々お待ち下さい」

 

 ロトムの方へ振り向くとロトムが不安そうに俺の顔を見つめる。

 

 

 

「ロトム、そんなにバトルをしたくない?」

 

「zi……」

 

「じゃあさ、一発だけでいいから。それでダメだったらボールの中で待機していていいよ」

 

「……zi!」

 

「よし、いこうか。準備完了です!」

 

 そんなこんなでロトムの説得を終えると審判にそう宣言する。

 

「ならば先程と同じ条件に整えます」

 

 そう言って審判が取り出したのはエアームドでトウガンのエリアでおいかぜを使い、加速させる。

 

「では双方始めっ!」

 

「坊主、先程一撃で仕留めるとか言っていたな。その言葉に嘘はないか、試させて貰うぞ!」

 

「勿論! さあいきますよ!」

 

 性格がおくびょうな上に俺の転生特典が入っている以上すばやさ操作されていてもカットロトムがすばやさで負けるはずがない。しかしタスキ*1やチョッキ*2であると耐えられる可能性は十分にある。とはいえメタグロスはミラーコートやメタルバーストは覚えないことを考慮すると──10万ボルトだな。

 

 ロトムがカットロトムになった際に搭載されるリーフストームは確かに威力は高い。しかしそれを放った場合よりもメタグロスへの火力指数は10万ボルトの方が出る上にリーフストームはとくこうが二段階下がってしまうのでそこまで恩恵を得られるわけではない。

 

「ロトム、10万ボルト!」

 

 カットロトムの10万ボルトがメタグロスに直撃し、その場に倒れる。

 

 あれ? タスキやチョッキではない? この程度のロトムなら耐えられると思ったんだが、ロトムが強すぎたのか? いや俺の転生特典だし深く考える必要はないのか? 

 

「やったね、ロトム!」

 

「zi-zi!」

 

 ハイタッチするかのように静電気を流され、モンスターボールへと引っ込む。

 

 

 

「見事だったぞ坊主。そのロトム、精神的にまだ不安定そうに見えたが実践不足なだけのようだな」

 

「よくおわかりで……」

 

「あの手のポケモンは不安になるとパニックを起こす。つまり混乱状態になる。もう少し実践を積めば大成するから大事にするんだぞ」

 

「はい」

 

「おっとそれとこいつを渡そう」

 

 そう言ってトウガンが差し出してきたのはラスターカノンが搭載されたわざマシンだった。

 

 ラスターカノンといえばはがねタイプのとくしゅ技で優秀なんだけど俺が持っていても意味ないんだよな。くさタイプで覚える奴はいるといえばいるがそいつらに限ってぶつりアタッカーだし、ミカンにプレゼントした方が有効活用してくれる。

 

「まあラスターカノンのわざマシンは坊主には必要なさそうだがな。今回は儂の本気を出させた上に打ち負かした褒美に特別にこいつもやろう」

 

 トウガンがわざマシンをもう一つ渡すとその中に搭載されていたのはてっぺき。

 

「ガッハッハ! どうやら満足そうだな。そいつを使うことではがねタイプの如し硬い防御が得られるぞ!」

 

 トウガンの言う通りてっぺきははがねタイプの変化技でぼうぎょが二段階上昇する技だ。ぼうぎょの値で攻撃するボディプレスが出て以降はてっぺきの活躍場面も増えてアーマーガアなんかが良く使っている印象がある。くさタイプだとナットレイが目立つか? まあ今は使わないにせよラスターカノンよりも有効活用出来るので正直こっちの方が嬉しい。

*1
きあいのタスキの略。きあいのタスキを所持しているとHPが満タンのときに一度だけどんなにダメージを受けても1だけ耐えることが出来る

*2
とつげきチョッキの略。所持することで特防の数値を1.5倍にする代わりに変化技を使うことが出来なくなる




・ちなみに
≫レベル50かつ個体値31のメタグロスの無振の実数値が90に対して、コスモのリリーラはこの時点でレベル15でありチート込みで換算すると155になり、おいかぜさえなければメタグロスの方が遅かったという。
≫ちなみにメタグロスが最遅であった場合、67なのでコスモのリリーラの方が速くなり先制しています

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