推薦作品:おくるもの 現代 / ホラー
以前、葬儀屋さんから「やっぱり心霊現象はある」という話を聞いたことがあり、その言葉がずっと心に残っています。本作は、まさにそんな葬儀屋を生業とする「私」が、職業柄経験した様々な不思議な出来事を全四... (全文表示)
以前、葬儀屋さんから「やっぱり心霊現象はある」という話を聞いたことがあり、その言葉がずっと心に残っています。本作は、まさにそんな葬儀屋を生業とする「私」が、職業柄経験した様々な不思議な出来事を全四話の掌編を通して語る作品です。 創作として描かれる物語なのか、それとも現実に起こり得る現象なのか――そのはっきりしない曖昧さが、怖さを一層募らせます。葬儀という人の生死に関わる場所で働く方が語る言葉だからこそ、余計にぞっとさせられるのかもしれません。皆さんは、この「創作なのか本当なのかわからない怖さ」について、どう感じますか?▼読む際の注意事項など割と怖いです。夜中にトイレに行けなくなるかもしれません。
推薦:浪 麗雷(漬物石頭) 評価:★ (Good:12/Bad:1)
推薦作品:Q. もしも1981年11月1日の夜が物凄く寒かったら ハリー・ポッター
この物語は、まさにタイトル通り「もしも1981年11月1日の夜が物凄く寒かったら」というIFです。大筋としては、原作より寒くなった事で赤子のハリーに生命の危機が生じ、それに呼応するかのように1/... (全文表示)
この物語は、まさにタイトル通り「もしも1981年11月1日の夜が物凄く寒かったら」というIFです。大筋としては、原作より寒くなった事で赤子のハリーに生命の危機が生じ、それに呼応するかのように1/8ヴォルデモートの意識が目覚めて、生死を見知らぬ赤子と共有している事を本能的に察した記憶喪失のトムが不承不承世話を焼く、といった感じです。この二次創作の素晴らしい点は、この手の二次創作に有りがちな「ハリーやヴォルデモートなど登場人物の性格や描写が原作と大幅に乖離している」訳ではない事です。トム・マールヴォロ・リドルは手段さえ有れば赤子より知っている子供を殺害する事を平気で考えますし、自身を軽んじられれば激しく怒ります。ハリー・ポッターは魔法の天才で分別の付いた子供などではなく、年相応にクソガキで頭が足りません。それでいて、トムは唯一自分を認知し会話するハリーの為に、ダーズリー達の嫌がらせへの対処法を授け、魔法史の宿題に早めに手をつけるよう促します。ハリーは幼い頃から一緒に居る存在に名を与え、それが自身の両親を殺した相手と察しながらも友達のように扱います。それらの細かい描写はまるでハリー・ポッター原作を読んでいるような雰囲気を感じさせてくれます。他にも、プライドの高さを覗かせながら、ダーズリー達の扱いや幼児期の発言を覚えていないハリーにショックを受けるなど子育てに悩むトムや、親の愛を知らず両親を奪い去った相手が近くに居るという実感を持たないハリーを待ち受ける「みぞのかがみ」等、二次創作ならではの楽しみもあります。▼読む際の注意事項など所謂「ハリー愛され」ものでは全くありません。また「ツンデレヴォルデモート」「原作より優秀なハリー」の需要に合致しているとも思いません。
推薦:キムチムチ 評価:★ (Good:4/Bad:0)
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