拙作『ナンダーク・ファンタジー』について

皆さん、初めまして。砂城です。

初めての活動報告になります。あと超長文注意です。

『ナンダーク・ファンタジー』を九月初旬から連載し始めて、早二ヶ月ちょい経過しました。
初の二次創作作品かつハーメルン初心者ですが、掲載当日でお気に入りの数が800、UAが70000を超えていました。
多くの方々に読んでいただけているようで、本当に有り難い限りです。


さて、堅苦しい話はこの辺にしておいて。

本作は「グランブルー・ファンタジー」の二次創作ですが、原作の一編目“蒼の少女編”をなぞる“人形の少女編”が完結し、今現在幕間を更新中になります。
次は原作“暁の空編”を踏襲しつつオリ主によるオリジナルルートを行く“黄金の空編(仮)”になるかというところです。
とまぁそんな区切りのいいタイミングだったので、こうして活動報告を書かせていただいているわけです。

本編で書くことはなく、前書きや後書きなんかで書くには長くなりすぎるだろうということで、こっちに書くことにしました。

本題は『ナンダーク・ファンタジー』という作品を書く中で私が書きたいと思っていること、です。
興味のない方は読まなくても大丈夫です。読んでいればいずれわかるようなことなので。
一応ネタバレになりすぎない程度(伏線張っただけで諸バレしたこと以外)に書いてあるはずです。

以下に記します。



○書きたいと思っていること三つ
 『ナンダーク・ファンタジー』を書く上で、書きたいなぁと思っていることが三つあります。“人形の少女編”で一つが大体書き終わったのと、幕間で色々伏線を出したので書こうかなと思った次第です。
 今後の具体的なネタバレは控えますが、一応ネタバレは含みます。あと作品内で具体的に言うと“表と裏のプロローグ”、“人形の少女編”、“幕間”のネタバレを含みます。ご注意ください。

 さて。ぐだぐだ話していても仕方がないのでさくっと本題に。
 まず一個目は“人形の少女編”で書いちゃったヤツです。


・黒騎士達の仲間になる。
 これは幕間からの流れであるオリ主の騎空団に入って、ということではなく原作本編“蒼の少女編”で暗躍していた黒騎士達の方です。あのほら、ルリアとオルキスって対になったように描かれてますし、カタリナと黒騎士もそれぞれを守るための騎士として傍にいる感じがあって。もちろん初期の黒騎士ではなく、後半の方のという意味合いですが。最終解放後の四アビも似てましたしね。スツルムとドランクはラカムやイオ、という感じではなくどちらかというとロゼッタとオイゲンみたいな風に感じています。仲間に保護者目線入ってるところとかですね。世話のかかるヤツらだと思いながらも一緒に行動する辺り、ラカムとイオよりはそっちかなと。
 とまぁ、そんな感じで考えていった時に。

 じゃあ主人公(グランとジータ)の対になるヤツがいてもいいんじゃね?

 という考えの下生まれたのが、この『ナンダーク・ファンタジー』という作品です。
 ひいてはダナンというキャラクターです。
 なので彼は『ジョブ』という主人公固有なはずの能力を持っていますし、対になるということで性格なども決まっていきました。とはいえポジティブという点でいくとネガティブではないような気がしますが、それはそれ。グラブルをやっていて思ったのですが、主人公やルリア、ビィって甘いんですよね。ヤキモキする瞬間ありません? 私はあります。なのでそこを解消するさっくり殺っちゃう系主人公が出来上がりました。生まれからして夢見がちな主人公とは逆の、自分の弱さを知っているところから始まることになりました。しかし優しさを完全に捨ててしまっては黒騎士達とも仲間になるなんて無理そうなので、人の優しさを知る瞬間が必要だったと。

 そこに現れたのが、ナルメアというわけです。
 彼女は見ず知らずの人を拾ってお世話する優しさを持ち合わせつつ、ダナンを鍛えて強くできるだけの実力を持っています。あと私が一番好きなキャラクター(ここ重要)。
 ということで、立場的にぴったりだったわけですよ。それはもう出すしかないですよね。……ただまぁ気を抜くとメインヒロインにしちゃうんで取り扱い注意なんですが。

 兎も角、そんなこんなで一つ目の書きたかったことにしてこの作品を書くに当たり一番最初に思いついたことである『黒騎士達の仲間になる』という一つを大体書き終えました。
 色々考えてはいましたが、皆さんから読んだ時に自然と彼らの中に溶け込めていたなら、大成功ですね。

 仲間になる上で、まず戦力として役に立つか。
 次にどうやってオルキスと仲良くなるか。
 最後にドランクと友人になれるか。

 みたいなところを意識していった結果が今の状態です。戦力の問題は『ジョブ』があれば唯一無二の活躍ができるのでそこまで意識はしていません。オルキスと仲良くなるのは基本餌づけがメインになっています。とはいえまさかこんなに料理推しのキャラになるとは思ってもみなかったのですが、そこはキャラが勝手に歩いていったので仕方のない部分です。三つ目は元々考えなしで突っ込む系主人公の反対なので、割りと考えて動くタイプにしようとは思っていました。となると大体悪巧みするキャラにはなったので、自然と仲良くなっていけたんじゃないかと思っています。
 スツルムはあれです。個人的な話になりますが、無口とか無表情のキャラクターは無条件で好きになる習性があるんですよね。なので好きではあるのですが、あんまりダナンと関わらせると元々「小説家になろう」で書いていた弊害なのか誰でもヒロイン病を発症してしまう可能性があり、関係は少なめになっているかと思います。ドランクとコンビだからいいな、って思うところがあるんですよねぇ。

 と、一個目はこんなところです。
 一応ダナンの初期コンセプトは主人公の反対なので、
 グランやジータを『太陽』、『王道』、『仲間と力を合わせて窮地を乗り越える』系主人公だとするなら。
 ダナンは『月』、『邪道』、『事前に準備して戦う前に勝つ』系主人公にする予定でした。三つ目は今や影も形もないですね。本人はやりたいと言っていますが、メインストーリーで忙しなく大事に巻き込まれていくので全然できなかったです。
 『太陽』と『月』の違いは彼らの騎空団に出ています。大勢を強く照らすか、少数を照らすかという違いみたいな感じで。実際の大きさも違いますしね。“蒼穹”の騎空団を結成することで数百人規模の騎空団と化したグラン、ジータの騎空団に引き換えダナンの騎空団は他にも何人か考えていますがまだまだ少数の状態です。先々では増えていくでしょうがね。
 この辺はちょっとタイトルとも関係があったりします。『グランブルー』は雄大な青という意味だそうなので『ナンダーク』はプロローグでサブタイトルにしましたが矮小な闇という意味だと思っていただければと思います。対照的になるような感じでと考えていました。

 “人形の少女編”後半からは黒騎士達は暗躍ではなく主人公と共闘する立場になるので、前半部分で大体書きたいところは書いた感じあります。一つ目に関しては。


 では次、二つ目。
 こっちはまだ書いてませんが幕間で伏線のあることです。はっきりとはネタバレしない予定だったのですが、いただいた感想でバレバレだとわかったので明言することにしました。

・十天衆VS十賢者

 ですね。見たい人も多いんじゃないかなぁと思って、と言うか私も読みたかったのですがちょっと検索しても出てこなかったので自分で書くことにしました()。
 これには一つ目でちょろっと言った「主人公達甘ちゃんなんだよなぁ」と思っていたことに繋がってきたりします。特にこれを実現する上で重要なところが、そこだったんですよ。どうも彼らの仲間になるにはなぁという感覚はあって。一部ちゃんと前向きに加入している人ももちろんいますけど。十天衆と違ってヤバいヤツがいるので。
 まぁでも完全に船に乗って旅する仲間になるかどうかは怪しいところですが。
 一応フード好きとかいう適当かつどうでもいい伏線があったりはしましたが、ここで察した人はいないはず。
 なので次の“黄金の空編(仮)”からは十賢者に関するネタバレが含まれます、の注意事項がつきます。フェイトエピは絶対自分で全部見るんだ、という方は申し訳ないですがご遠慮ください。
 こうご期待。ということでさっくり終わりましょう。統べ……。


 最後は言っていいヤツ。

・ゲームより先にイスタルシアに辿り着く。

 です。
 これは書いている中で思いついたヤツなのですが、グラブルは十二神将とか言う干支キャラ達がいて十二年は続くんじゃないかと思われているところがあります。まだ六年目ですよ。半分も辿り着いてないじゃないですか。ストーリー的にはどうなんだろう、と思うところはありますが本編最新話(掲載当時)では「ここからが本番だぜ!」感あったのでまだまだ続くでしょう。少なくともあと六年くらいは。
 今後発売予定のグラブルリリンクでルリアがバリア張ってたようなところが、今の最新話辺りの話に繋がってくるのかなぁと推測しているのですが、兎も角まだまだ続きそうなので。六年もあれば追いつけ追い越せですよ。続かせるにはモチベーションとか色々、ありますけどね。
 とはいえ流石に飽きそうですよね。飽きそうだったらがっつり端折って書きたいとこだけ書くと思われます。……これだけ目標が壮大すぎるんだよなぁ。

 一応原作本編“暁の空編”を通っている次の章、“黄金の空”編が始まるところですが。基本的にはダナンオリジナルルート満載の話になるので。オリキャラも複数出てきますしね。
 もう一つ次の原作本編“星の旅人”編はオーキスと関わりのあるところが多いので原作を踏襲した感じにはなるのかなと思っていますが。ある程度掲載現在で公開されている最新話までは同じ道通る可能性がありそうです。おそらく次は真王のいるアウライ・グランデ空域に乗り込むと思われますが、そこからは多分完全オリルートになっちゃうと思います。

 色々と思いつきで伏線を張ったところもなくはないのですが、とりあえず大まかなヤツは回収していくはず。オリジナル空域とか作って旅をさせつつ途中端折ってイスタルシアに到達するかもしれません。そこは遠い未来の話なので、あんまり固めすぎてもあれかなと思い決め切ってはいませんが。ただの怠惰ではありません。ホントですよ? まぁ端折るにしても長い旅路になるので決め切るのは難しいんです。グラブルはちゃんと考えてるんですかね、やっぱり。まぁそうじゃなきゃ十二年続くゲームを作ろうとは思わんか。
 細かいところは兎も角大きなところは決めていないと続かなさそうですよね。

 “星の旅人”編から先はまだ更新されていないというところと私が勝手に考えたところがあるので大分外れていくはず。
 そこまでお付き合いいただけるか、はたまた私が飽きるかなどは置いておいて、皆様の応援の声がありますと非常にモチベーションが維持できます。


 最後になりましたが。
 今まであまり感想などを催促してこなかったのですが、それにしては多くの方から感想などをいただき本当に嬉しい限りです。誤字脱字報告も、いつもいただきましてありがとうございます。
 さらっと「小説家になろう」で書いていたということを言いましたがその時に作品がぶっ叩かれまくったのがややトラウマになっていて(笑)。名前は変えているのであれなんですが、兎も角作品を投稿した時の読者の方からの反応にビクビクしていたところはあったのです。しかし好意的な感想を思っていたよりも多くいただきました。ありがとうございます。本当に、感謝してもし切れません。あらすじに「お手柔らかに」と書いたのが良かったんでしょうねきっと。有り難いことです。

 そんな皆さんの支えもあって“人形の少女編”を書き終え、もう少ししたら次の章となる“黄金の空編(仮)”が始まります。
 時々言っている「一ヶ月連続更新できる分だけのストック」は残念ながら終わりました。ですがまだ二十はストックがあるはず。なのでもうしばらくはサクサク進みます。
 次に活動報告を書くことがあるかどうかは微妙ですが、今後とも拙作『ナンダーク・ファンタジー』をお楽しみいただければ幸いです。

 長々と失礼しました。


※追記
マジで文字制限ギリギリ。長くなってすみません。


日時:2019年11月20日(水) 23:02

IF:『ゼロから共にイスタルシアへ』について >>

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返信コメント

砂城

〉TAKA 8888さん
原作とは大分違ってますけどね(笑)
楽しんでいただけてるなら良かったです。

しばらくは原作の流れはそのままにする予定なので、今後ともお付き合いいただければと思います。


日時:2019年12月02日(月) 00:35

TAKA 8888

この小説のおかげで読むのが苦痛で、ずっとスキップしていたグラブル のストーリーを知ることができました。これから先も楽しみです。


日時:2019年12月01日(日) 02:14

砂城

〉to9for9さん
一応あります。
まだ構成中ですが、六周年までにはある程度固めて挟み込みたいところですね。……多分次の章も長いので次の幕間辺りでと考えてはいますが六周年には間に合わないかもです。


日時:2019年12月01日(日) 00:25

to9for9

「どうして空は蒼いのか」編の予定は無いですか?


日時:2019年11月30日(土) 03:30



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