本当は怖いモンスターハンターの世界
初推薦です。せめて読む際の参考になれれば良いのですが。
▼ストーリー
魔法や冒険者ギルドと言った王道ファンタジーの世界に突如として現れた、理不尽なまでの強さを秘めた怪物達。
(36行省略されています)
それは大自然の中で生き抜き、弱肉強食の理に従って競い合う異世界に生息する【モンスター】であった。
▼文章、描写などについての紹介など
「モンスターハンターに生息するモンスター達を異世界の人々の視点で見る」
一見すると簡単そうですが、この小説を読むと感じられる「圧倒的な力」は、なるほど凝っているなと思わせます。
版権世界ではなくオリジナル世界(魔法有)にすることで、有名な能力が存在しないが故の「新鮮さ」があるんです。
普段ゲームで見慣れたモンスター達が、異世界の住民達の視点で生き生きと、そして恐怖ですら感じさせる力を見せつける。
世界が違うのだから差が出るのは当然だとしても、チート転生やチートトリップにはない魅力、いや暴力が彼らにはあります。
描写も非常に濃く、1話1話が長いこともあって読み応えも抜群です。
話が進む毎に登場するモンスターの種類が増えていくこともあり、読む人に「あのモンスターが出てくれないかな」と期待を抱かせてくれます。
ただし濃厚かつ長文なだけあって更新は遅めで、過度な期待は作者の負担になるかもしれません。あしからず。
まぁ増える度に「この異世界オワタ(^o^)」が近づくわけだが(苦笑)
▼読む際の注意事項など
タグの通り【残酷の描写】が濃いです。
この小説はモンスターが強すぎ&容赦無さすぎな為、人を殺しまくります。グロテスクな描写が多いです。
沢山の人が死んでも、モンスターサイドから見れば小枝や小石を踏みつけた程度、というのもまた残酷です。
文章力の高さもあって、読んでいて怖気が走る場面も多々あります。(←推薦者から見て)
そして紹介にもあるように、両者の間には圧倒的な実力差が生じています。
未知の存在であるが故に人間側の油断や戸惑いもありますが、トラウマを抱える程に強すぎます。
弱肉強食の残酷さもあってこそ作品が成り立ちますが、グロ描写、一方的な蹂躙物が苦手な方はオススメできません。
▼推薦者から一言
「モンスターハンターの生物達がいかに恐ろしいか」
これが、モンスターハンターの二次小説を書いている身だからこそオススメできる最大の理由です。
圧倒的なモンスターの力と脅威を目の当たりにした時、きっと貴方のモンスターハンターの世界が広がるはず。
▲短縮する
ヤトラ/2015年07月26日(日) 22:47/★ (参考になった:93/ならなかった:6)