ハリー・ポッターと帝王のホムンクルス
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推薦一覧(4件)
ハリポタ小説史上最高傑作
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
産まれた時点で既に『詰んでいる』人生。
主人公ダリア・マルフォイは『例のあの人』に作られた人工生命体だったが、闇の帝王の消滅により、本来の予定と大きく変わり温かい家族のもとで育てられた。
自身の存在意義や異常性に悩みながらも家族と親友という確かな幸福を感じる日々はしかし、絶望的なまでに袋小路となっていた…
原作では薄氷の上を渡るように、蜘蛛の糸を辿るが如くか細い幸運のうえに行き着いたマルフォイ家の平穏。
(6行省略されています)
闇の帝王の復活が既定路線でもある二次小説において、マルフォイ家主人公モノはとても難しい題目ですが、光陣営へのヘイトのかけ方や、そんな中でも人数は少ないながらも複雑な背景を持つ主人公の真の優しさを理解している友人との交流など、とても見応えある文章に仕上がっており感情移入して読み耽ってしまいました。
他作を例題に挙げるのは憚られますが、あの『野望の少女』に勝るとも劣らない素晴らしい作品と太鼓判を押せます。
作者様には是非とも完結まで執筆頂きたいと思い、応援の意味を込めて推薦させて頂くとともに、お願いですからダリアにとってのハッピーエンドに導いてあげて欲しいと平にお願いします。
▼読む際の注意事項など
光陣営、とりわけダン爺とハリーに対してはヘイトが向けられますので、それらが苦手なオーソドックスな二次小説がお好みの方は戸惑うかもしれませんのでご注意ください。
ただ、読んで絶対に損はしないと思います。
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shinkyu10/2024年02月21日(水) 00:05/★ (参考になった:3/ならなかった:4)
「マルフォイ」はお嫌いですか?
▼ストーリーについての紹介(多分に個人的な意見、見解を含みます)
嫌われ者、ドラコ·マルフォイ。
純血の名家の筆頭、マルフォイ家に生まれた1人息子。
プラチナブロンドの髪と、純血以外を見下す薄笑いが顔に張り付いた、イヤなヤツ。
彼のイメージは、だいたいその様なものでしょう。
(20行省略されています)
「ハリー·ポッターと呪いの子」にも勿論登場し、やはりハリーを嫌うものの、息子思いの良い父親、という評価を受ける彼。
しかし私は、彼を「イヤなヤツ」、「嫌われ者」だとは思っていません。
ハリー、ロン、ハーマイオニーだけではなく、多くの人に対して実に様々な嫌がらせをしてきた彼。
しかし、彼は何故そんな事をしたのでしょうか?
マルフォイだから。スリザリンだから。悪役だから..........
...本当にそうでしょうか?
そんな理由だけで、全てを片付けてしまって良いのでしょうか?
マルフォイ=イヤなヤツ、という短絡的な等式を作ってしまって良いのでしょうか?
もう少し、「相手の立場に立って」、考えてみませんか?
死喰い人の上に立つ者として、闇の帝王その人が生み出した、闇の帝王の血を持つ人造人間。
これは、「嫌われ者一家」マルフォイ家に迎え入れられ、「ダリア·マルフォイ」と名付けられた少女を中心に描かれる、
嫌われ者と、「ヒトならざるもの」を取り巻く、残酷な世界と運命と、真実の物語...
▼読む際の注意事項など
様々な人物の視点が切り替わりながらストーリーが展開されていきます。
基本的にはスリザリンサイドの人間によって話が進みます。
他3寮(主にグリフィンドール、ハリーやロン)や教師陣(主にダンブルドア校長)から根拠の無い敵意を向けらたりします。
↑なので、ハリーやロンが好きな方々は、読み進めて行くとちょっと辛い(場合によっては嫌いになる)かもしれません。
話の中心は「ダリア·マルフォイ」です。これ重要!(念のため)
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矢見/2019年02月18日(月) 21:58/★ (参考になった:8/ならなかった:9)
苛酷な運命との戦い。
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
かつてヴォルデモートが自らの血を使い創造したホムンクルス。ヴォルデモートの右腕となるはずだった彼女ですが、ヴォルデモートが倒れたことにより、マルフォイ家の娘として育てられます。
そんな彼女が、自らの存在意義に苦悩しながらも、友情を育み、決められた運命から抜けださんとする物語です。
▼読む際の注意事項など
主人公の立場上、ハリーやダンブルドアといった原作のハリーサイドキャラの多くから理不尽な敵意を向けられることが多々あります。それは仕方ないし決してハリーたちが悪い、ということはないのですが、どうしてもイラッとくる人も多いでしょう。ハリーやロンが好きな方にはつらいかもしれません。
バンドリーマーV/2018年06月08日(金) 00:27/★ (参考になった:19/ならなかった:3)
決めつけられた人生って嫌じゃん?
▼文章、ストーリー、描写などについての紹介など
お辞儀野郎ことヴォルデモートに、死食人の上に立たせるために作られた少女が、ヴォルデモートが力を失ったことにより、闇√から平穏エンドへと逸れていくお話です。
自分が人間ではないこと、お辞儀野郎に作られた存在であることなどに対する葛藤を、とても上手に表現していて、読みごたえがあり、時折訪れる安息回に癒されます。
(2行省略されています)
▼読む際の注意事項など
原作キャラ(特にハリーとかハリーとかハリーとか)が読んでいてマジ〇ねよ、って思うほどうざいです。
原作キャラがマジで大好きで、そういうのが許せないかたは注意、とても注意。
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鋭利な刃/2018年08月06日(月) 13:26/★ (参考になった:34/ならなかった:8)